著者
住田 裕子 森 敏昭
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.40-53, 2019-03-30 (Released:2019-12-14)
参考文献数
24
被引用文献数
3 3

本研究では,小学校の算数科授業において個々の児童の深い概念理解を促すペア学習中の相互作用プロセスについて検討した。まず,小学4, 5年生の児童を算数問題解決のペア学習中になされた発話の種類に基づいて「自己中心性タイプ」「他者視点取得タイプ」「協調タイプ」の3タイプに分類した上で,ルール評価アプローチを援用したプレテストとポストテスト課題における平均得点を比較した。その結果,発話のタイプによって解決方略変容の生起に有意な差が見られ,調節的発話の発現を特徴とする協調タイプ群の児童が課題に対してより適応的な方略をとるようになり,調節的発話の生起が相互作用の効果を促進させることが示唆された。次に,それぞれのタイプ群の発話の推移を分析し,共同注意の観点に基づいて分類した3種類の発話(誘導的・未追跡的・追跡的)から次の3種類の発話(誘導的・未追跡的・追跡的)への推移確率を比較した。その結果,協調タイプ群は追跡的発話から追跡的発話への推移が他の2群に比べて有意に多く,相互作用プロセスにおいて追跡的発話の循環が概念理解を促すことが示唆された。
著者
森 勇一
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.43-61, 2020-04-01 (Released:2020-04-25)
参考文献数
56

本研究は,遺跡から発見された昆虫化石を用いて先史~歴史時代の人々がどのような環境下でどのように生活していたか,また遺跡から見つかった昆虫から古代の人々が何を食べ,どんな仕事を行っていたか考察したものである.縄文時代中期の埼玉県デーノタメ遺跡では,ヒトが植栽した果樹や畑作物などを加害する食植性昆虫を多産した.当時の人々が自然植生を作り変え,集落の周りに有用植物を植栽していたと考えられる.中世の愛知県清洲城下町遺跡からコクゾウムシ・ノコギリヒラタムシなど貯穀性昆虫を多産する遺構が確認され,その周辺に穀物貯蔵施設が存在したことが示された.岐阜県宮ノ前遺跡における晩氷期の昆虫群集を調べ,植物化石で推定された古環境と昆虫化石で得られた古環境にタイムラグがあることを明らかにした.平安時代の山形県馳上遺跡からウルシに絡めとられた昆虫が見つかり,これが厳冬期にのみ成虫が現れるニッポンガガンボダマシと同定された.この結果,当時の人々が冬季に漆塗り作業を行っていたことが示された.縄文時代中・後期の青森県最花遺跡および同県富ノ沢(2)遺跡の土器片から2点の幼虫圧痕が検出され,1点がキマワリ,もう1点がカミキリムシの仲間と同定された.両者とも土器製作現場に生息することがないため,ヒトが食材など何らかの目的をもって採集したものであるとした.青森県三内丸山遺跡(縄文時代前期)のニワトコ種子集積層から見つかったサナギがショウジョウバエと同定されたことから,この種子集積層は酒造りに利用されたものと推定した.天明3(1783)年の浅間泥流に襲われた群馬県町遺跡より穀物にまぎれたゴミムシダマシが確認され,ゴミムシダマシが貯穀害虫であったことが示された.
著者
山森 邦夫
出版者
日本水産工学会
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.121-126, 1992 (Released:2011-02-03)
著者
森野 博文 小泉 朋子 三浦 孝典 福田 俊昭 柴田 高
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.9, pp.1017-1022, 2013-09-01 (Released:2013-09-01)
参考文献数
16
被引用文献数
2 1

Noroviruses are one of the most important causes of acute gastroenteritis throughout the world. The aim of this study is to evaluate the efficacy of a chlorine dioxide gas-generating gel (ClO2 gel, 60 g) against feline calicivirus (FCV), a norovirus surrogate, in the wet state on glass dishes in a test sink (43 cm long, 75 cm wide, and 29 cm deep). The ClO2 gel permits sustained release of gaseous ClO2 (1.7 mg/h at 25°C), and was placed in one corner of the test sink. The glass dishes containing FCV suspension were placed at three positions in the test sink. We demonstrated that FCV was inactivated within 5h (>2 or >3 log10 reductions at three positions, n=20) in the test sink where the ClO2 gel was placed. These small quantities of ClO2 gel might be a useful tool for reducing the risk of infection by norovirus in wet environments such as kitchens and bathrooms under optimal condition.
著者
森田 美里
出版者
日本フランス語フランス文学会
雑誌
フランス語フランス文学研究 (ISSN:04254929)
巻号頁・発行日
vol.106, pp.159-174, 2015-03-25 (Released:2017-03-30)

Cette etude a pour objectif de determiner la fonction d'un son produit avec la langue sur les points d'articulation alveolaire ou dental sans flux respiratoire, dans le discours de locuteurs francophones natifs. Le <<shitauchi>> pourrait se traduire litteralement par <<petit claquement de langue>>. Dans la communication entre Japonais et Francais, il est cause de malentendus et de quiproquos du fait qu'en japonais il marque principalement l'agacement. Neanmoins, il n'a jamais fait l'objet d'etude dans ce contexte car il est considere comme une simple emission buccale que, par ailleurs, les Francais ne percoivent pas. Nous avons sollicite des Francais pour l'execution de trois taches : d'abord, raconter un recit ; ensuite, indiquer un chemin ; enfin, observer des sequences televisuelles comme une interview d'artiste, un debat politique, etc. Ces recherches permettent de formuler trois hypotheses majeures : 1) en francais, il y a congruence entre le shitauchi et Les marques du travail de formulation (Candea 2000), 2) fonctionnellement, il s'agit d'attirer l'attention sur soi ou sur son propos, 3) les emplois concernent le traitement de l'information ou de l'expression, le changement de sujet ou de niveau du discours, l'amorcage de l'information, la prise de parole ou une manifestation de l'agacement du locuteur.
著者
森 達哉
出版者
日本セキュリティ・マネジメント学会
雑誌
日本セキュリティ・マネジメント学会誌 (ISSN:13436619)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.3-15, 2020 (Released:2020-03-15)
参考文献数
34

機械学習とセキュリティは異なる分野で独立に発展してきた技術である.各技術の有用性と社会的重要性が高まるにつれ,両者を融合したクロスオーバーの領域が盛んに研究されるようになった.それらの研究は(A) 「機械学習を用いた防御技術」,(B) 「機械学習を用いた攻撃技術」,(C) 「機械学習アルゴリズムに対する攻撃・防御技術」の3 つのテーマに大別することができる.(A) は比較的古くから研究がなされてきているが,(B) と (C) は比較的新しい研究領域であり,攻撃技術を対象とすることに大きな特徴がある.本稿では特に (B) と (C),すなわち機械学習と「オフェンシブセキュリティ」に関わる研究領域に焦点を当て,各領域の概略と具体的な研究事例を解説する.
著者
辰巳 直也 森勢 将雅 片寄 晴弘
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.17, pp.1-6, 2010-03-05
参考文献数
8

Vocaloid 「初音ミク」 の発売以来,歌唱合成に対する注目が高まりつつある.Vocaloid では,メロディーと歌詞を入力することにより歌声を生成できる.また,表情パラメタを調整することにより様々な表情を付与することができる.しかし,より人間らしい歌声にするには,表情パラメタの調整を細かく設定することが必要なため,非常に煩雑で時間がかかる.本研究では,あらかじめ,特定の歌唱者 (GACKT) の歌い方にみられるビブラートやポルタメントといった音量,音高等の特徴を表情パラメタとして抽出しておき,それらを Vocaloid の出力に付加することで,より,当該の歌唱者らしい歌い方を実現するような GACKT レゾネータの開発を目指す.Since the release of Vocaloid "Hatsune Miku," voice synthesizing applications have been known to the public people. Vocaloid generates vocal melodies, from the given lyrics and melodies, and provides users with the interfaces for adjusting parameters for expression control. However, setting parameters for elaborating natural expressiveness requires complicated operations. This paper introduces a vocal resonator that makes the vocal melodies more natural by copying the characteristics of a professional singer's (GACKT) singing.
著者
横山 真弓 坂田 宏志 森光 由樹 藤木 大介 室山 泰之
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.65-71, 2008 (Released:2008-07-16)
参考文献数
7
被引用文献数
5

兵庫県におけるツキノワグマの保護管理計画について,計画目標の達成状況と施策の効果を評価するモニタリングの現状と課題を報告する.実施しているモニタリングは,被害防止に直結する項目と生息状況の把握に必要となる項目を優先しており,個体数推定は行っていない.計画を施行した2003年から5年間に捕獲されたツキノワグマについては,学習放獣することを基本とし,総捕獲数(121頭)の86%(104頭)を学習放獣した.放獣後は,行動監視を徹底し,不要な捕殺を避ける一方,再被害を確認した場合には,速やかに次の対策に移行する措置をとった.これらの出没対応によって,個体数の減少に一定の歯止めをかけることができたと考えられる.学習放獣の効果を上げるためには,放獣と同時に誘引物の徹底管理や追い払いの対策を行うことが必要であるが,それぞれ対策上の課題が山積しており十分ではない.追い払いや学習放獣の手法改善,誘引物管理の普及啓発などについて,より効果的な方法を実施していく必要がある.県境を越えた広域管理については新たな枠組みづくりを近隣府県や国と検討していくことが必要である.これらの課題に取り組みながら,科学的データに基づく対応を浸透させていくことが被害防止と個体群の保全につながると考えている.
著者
山口 哲生 家敷 拓弥 森田 健敬 澤江 義則
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.77, no.7, pp.464-468, 2022-07-05 (Released:2022-07-05)
参考文献数
16

すべり摩擦は,二つの物体が互いに接触し,すべることによって生じる力学現象である.我々の生活のほぼすべてに関係しているといっても過言ではないくらい,身のまわりのさまざまなところに現れる.ダヴィンチ(L. da Vinci)以降,500年以上にわたって膨大な量の実験結果が蓄積され,エンジニアリングでの活用がなされてきた.すべり摩擦に関する学問分野は,トライボロジーと呼ばれる.トライボロジーでは,機械システムにおける金属間の摩擦や摩耗,潤滑に関する研究を中心に,さまざまな取り組みが行われている.また,物理学や高分子科学,地球科学などにおいても,金属,セラミクス,炭素材料,プラスチック,岩石などの幅広い物質群に対して,摩擦の素過程から定常的挙動,過渡的ふるまいに至るまで,実験,理論,数値解析を用いた研究が進められている.とりわけ,摩擦係数のすべり速度依存性は,多くの物質において,古典的な摩擦法則であるクーロン–アモントン(Coulomb–Amontons)則からの逸脱が明らかになってきた.素過程を色濃く反映し,かつシステムのダイナミクスを左右する重要な特性であるため,近年,多くの研究が行われている.しかしながら,我々が知る限り,すべての実験はすべり速度が小さい低速条件でのみ行われており,高速条件における理解が不足していた.ここで,低速,高速とは,一体何に対してであろうか? 今回着目するのは,摩擦が起こる材料(固体)の弾性波速度である.空気中の音波(縦波)とは異なり,固体には,S波(横波),P波(縦波),レイリー(Rayleigh)波(表面波)など複数の弾性波が存在し,それぞれが異なる伝播速度をもつ.それらよりも速くすべらせる“超音速”では,どういった現象が見られるのであろうか?しかしながら,超音速条件におけるすべり摩擦の実験は,典型的な摩擦材料である金属では容易ではない.なぜなら,金属の弾性波速度は,その中で最も小さなレイリー波速度ですら10 km/s程度と極めて大きく,同程度あるいはそれ以上のすべり速度を実現するのが困難であるからである.それでは,一体どうすれば超音速すべり摩擦を実行できるのか? そこで登場するのが,ソフトマターの一つであり,金属のそれと比べて圧倒的に小さな弾性波速度をもつゲルである.本研究では,弾性波速度のうちレイリー波速度とS波速度が小さく,かつ壊れにくいシリコーンゲル(以下ゲル)を用いることで,“音速の壁”を突破することに成功した.そのうえで,摩擦係数のすべり速度依存性を調べたところ,S波速度を超えるとともに摩擦係数が急激に上昇することが分かった.また,ゲル表面の変形形状や内部応力分布が,S波速度以上で質的に変化した.さらに,動弾性理論をもとに定常状態における解析解の導出を試みたところ,摩擦を採り入れた形で解析解を求めることができ,その解析解によって実験結果をある程度説明することができた.思い付きで始めた研究であったが,超音速すべり摩擦という新しい分野を切り拓くことができた.しかしながら,慣性の効果を考慮した弾性流体潤滑理論の構築や,境界による弾性波の反射を採り入れた解析,定常状態の安定性に関する議論など,実験結果を説明するための理論的アプローチがまだまだ不足している.現象の解明を目指した,さらなる研究が必要である.

22 0 0 0 OA ヒトの高温適応

著者
森本 武利
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.13-18, 2001 (Released:2002-10-16)
参考文献数
14

ヒトの環境適応について低温環境と高温環境への適応について比較し,同時にヒトの進化過程における環境温との関係から考察した.ヒトの耐暑反応と耐寒反応を比較すると,ヒトは高温環境に比して低温環境により適応していると考えられる.過去の地球環境の変化と人類の進化の過程もこの低温への適応を支持するものであり,地球温暖化に対する人類の適応を考える場合,この視点が重要である.すなわち生理的な調節反応による高温環境への適応には限界があり,しかも現在の生活様式を維持しようとるとすると,冷暖房により環境温を生理的適応能の範囲内に調節するか,新たな高温適応能を遺伝的に獲得するかのいずれかが必要となる.前者の場合は大量のエネルギー消費を必要とし,地球の温暖化をさらに加速する可能性がある.一方後者の場合には,気候変動の速度と人類の遺伝子レベルによる適応能獲得の速度が問題となろう.

22 0 0 0 OA 不思議累々

著者
森川 雅博
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.71, no.10, pp.661, 2016-10-05 (Released:2017-04-21)

巻頭言不思議累々
著者
日高 佑紀 森 大樹 吉 赫哲 川上 茂樹 一川 暢宏 有薗 幸司
出版者
大学等環境安全協議会
雑誌
環境と安全 (ISSN:18844375)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.27-34, 2014-03-31 (Released:2014-05-16)
参考文献数
23

パーソナルケア製品に頻用されている合成香料は、脂溶性が高く、生体内に高濃度で濃縮されることが憂慮される。しかし、これらの環境汚染状況や生体影響への情報は少ない。今回、合成香料のうち、多環ムスク化合物である6-acetyl-1,1,2,4,4,7-hexamethyltetraline (AHTN) 及び1,3,4,6,7,8-hexahydoro-4,6,6,7,8-hexam ethylcyclopenta-γ-2-benzopyran (HHCB) 並びにHHCB の代謝物HHCB-lactone、さらに[1,2,3,4,5,6,7,8- octahydro-2,3,8,8,-tetramethylnaphtalen-2yl]ethan-1-one (OTNE) の下水処理場における挙動とその動態につ いて調査した。その結果、下水処理施設の流入水においてAHTN 2.3 µg/L、HHCB 4.8 µg/L、HHCB-lactone 1.2 µg/L、OTNE 5.4 µg/Lが検出され、放流水では、AHTN 0.7 µg/L、HHCB 0.9 µg/L、HHCB-lactone 0.9 µg/L、 OTNE 0.7 µg/Lの濃度で検出された。下水汚泥においてはAHTN 2.1~9.3 mg/kg、HHCB 3.9~11.7 mg/kg、HHCB-lactone 1.8~3.4 mg/kg、OTNE 2.0~9.3 mg/kgの範囲で検出された。下水汚泥の各処理過程においては、AHTN、HHCB及びOTNEが活性汚泥中で濃度が低下するのに対し、HHCB-lactoneは下水処理過程を通して濃 度の大きな変動は見られなかった。さらに、下水処理場からの多環ムスク化合物の環境への排出量は、流入量の約60 %が放流水及び下水汚泥として環境中へ放出されること、下水処理過程での分解消失率は流入量の除去率は40 %弱であることが判明した。
著者
金塚 陽一 稲岡 万喜子 中澤 謙介 浅野 史織 森 泉 山口 滋紀
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.795-798, 2020 (Released:2020-11-27)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

37歳男性.頭痛でブロムワレリル尿素(Bromvalerylurea,以下BUと略記)を最大2,400 mg/日,11年間内服継続し歩行困難で入院した.皮疹,るいそう,認知機能,知能,注意機能低下,筋力低下,下肢振動覚低下あり.頭部MRIでびまん性脳萎縮,末梢神経伝導検査で神経伝導速度,活動電位低下を呈した.血中BU検出,ブロム高値で慢性BU中毒と診断した.BU服薬中止,補液で神経症状,皮疹は軽快し,末梢神経伝導検査所見も改善した.慢性BU中毒の末梢神経障害例の既報告は少なく,今回既報告例を交え報告する.
著者
中村 大輝 田村 智哉 小林 誠 永田 さくら 大森 一磨 大野 俊一 堀田 晃毅 松浦 拓也
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
科学教育研究 (ISSN:03864553)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.215-233, 2020 (Released:2021-02-05)
参考文献数
65

This study aims to determine the expected effect size of intervention studies in science lessons through meta-analysis. Intervention studies were collected from education-center websites in every Japanese prefecture to calculate the average effect size and examine the moderation effect. The results of the quantitative analysis showed that the mean effect size of multi-valued items was g=0.594 [0.557, 0.630] (k=626, N=9122). The moderator analysis revealed relatively low effect sizes for learning in the geology domain, and differences in effect size for various types of academic indicators. In addition, we provided basic statistics to help determine the sample size needed for future studies.

22 0 0 0 OA 芸用解剖学

著者
森鴎外 (林太郎) , 久米桂一郎 選
出版者
画報社
巻号頁・発行日
vol.骨論之部, 1903