著者
池田 貴裕
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:1349838X)
巻号頁・発行日
vol.98, no.10, pp.555-557, 2014-10-01

High directional LED lighting has been developed as a parallel light source as a hologram reconstruction. High visibility can be obtained to have the light intensity distribution of the rectangular pseudo-parallel light using an expanded image from the emitter of the light source. It is possible to telecentric lighting by multi-dots pattern formation using a pseudo-parallel light. High stage effects can be obtained by linear pattern formation by oblique irradiation of pseudo-parallel light. It is useful as a safety aided by the linear pattern formation by the refractive optical element and a pseudoparallel light. High directional pattern formation LED lighting are beginning to be put to practical use in the industry various fields such as inspection, stage, building, road, safety, art, sightseeing, communication, laboratory and so on.
著者
渡邊 祐紀 赤林 朗 池田 智子 富田 真紀子 渡辺 直紀 甲斐 一郎
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.111-119, 2000-09-13
被引用文献数
3

高齢化社会を迎えつつある現在、医療現場における高齢者の治療法決定への参加のあり方は、早急に検討するべき課題となっている。本研究では、心肺蘇生法(CPR)を取り上げ、寿命があと2、3ヵ月の末期癌の入院患者において、CPR施行の決定者、CPR施行の希望、患者本人の意向と家族や周囲の者の意見が異なった際の対応等について、中・高齢者(50歳以上)を対象に面接による意識調査を行い、CPR施行について意思決定の過程を考察した。調査は1999年5月〜6月に都内A寺において行われ、110名より有効回答が得られた。解析の結果、患者自身による治療法決定の考え方(自己決定)が中・高齢者の間に浸透していることが明らかになり、CPR施行を希望しないという回答者が多数を占めた。また、決定者間で意見に不一致が見られた場合には、必ずしも患者本人の意向を優先しなくてもよいとする傾向や、おかれた状況が患者本人か家族であるかによって、回答内容が変化する傾向も明らかになった。
著者
池田 彩夏 小林 哲生 板倉 昭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.412, pp.89-94, 2013-01-17

オノマトペとは、音、動き、質感など様々な感覚表現を表す言葉であるが、その一部に複数の感覚に由来するものが存在する。例えば、「ざらざら」は視覚と触覚の両方のイメージを喚起するが、このことを幼児も大人と同じように理解できるかはよくわかっていない。本研究では、視触覚表現を表すオノマトペを対象に、日本人4歳児がオノマトペの示す視覚表現及び触覚表現をどの程度理解しているかをクロスモーダルマッチング法を用いて検討した。その結果、4歳児はオノマトペと視覚及び触覚のマッチング課題に成功し、両課題に正答する幼児も多かった。また課題成績は対象年齢内でも月齢とともに上昇し、その個人差は幼児の語彙力や母親の言語入力との関連を示した。これらの結果から、4歳児はオノマトペの示す視触覚表現とそのクロスモーダルな表現をすでに理解しているが、この時期にそれらの理解をより精緻なものに向上させていることが示唆された。
著者
池田 哲郎
出版者
日本英学史学会
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
vol.1983, no.15, pp.195-215, 1982

Darwin's &ldquo;Origin of Species&rdquo; was introduced into Japan for the first time by Morse, Edward Sylvester, an American professor of biology in Tokyo University, Dept. of Scienece in 1879; twenty years after the publication of the original.<BR>Morse gave publicity to various fields of society like a university extension. His lectures in Tokyo University was published in Japanese after six years by his student Isikawa Tiyomatu.<BR>Since then in conseqence of the Darwin's views adopted by most Japanese scientist and which will ultimately, as in every other case, be followed by Japanese intelligentsia who are not scientific.<BR>I am going to write a brief history of Darwinism in Japan for last one hundred years, 1 st translation, books, essays, both natural and social sides.<BR>Bibliography of Darwinism in Japan is added as an appendix.
著者
池田 哲郎
出版者
Historical Society of English Studies in Japan
雑誌
英学史研究 (ISSN:03869490)
巻号頁・発行日
no.15, pp.195-215, 1982

Darwin's "Origin of Species" was introduced into Japan for the first time by Morse, Edward Sylvester, an American professor of biology in Tokyo University, Dept. of Scienece in 1879; twenty years after the publication of the original.<BR>Morse gave publicity to various fields of society like a university extension. His lectures in Tokyo University was published in Japanese after six years by his student Isikawa Tiyomatu.<BR>Since then in conseqence of the Darwin's views adopted by most Japanese scientist and which will ultimately, as in every other case, be followed by Japanese intelligentsia who are not scientific.<BR>I am going to write a brief history of Darwinism in Japan for last one hundred years, 1 st translation, books, essays, both natural and social sides.<BR>Bibliography of Darwinism in Japan is added as an appendix.
著者
益岡 了 池田 岳史 川合 康央
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.48, pp.370-371, 2001-10-15

We focused FTP( : French Toast Picnic) 2000,2001 : Automobile Festival at Kanaz Forest of Creation in Fukui by view point of design for cultural activities or local community promotion.FTP was managed by volunteer group of community with small operating expenses. They introduced e-mail communication between their rooms, offices and portable telephones for rapid contact and decisionmaking.As they succeeded in their closer conection, efficiency work and management Automobile Festival.We made inspection goodwill of entrants in time rally game toward that event.
著者
池田 光男 久住 亜津沙 小浜 朋子 篠田 博之
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.113-124, 2003-06-01
被引用文献数
24

高齢者の視覚をシミュレートし、若齢者が高齢者の見る世界を体験するために開発された白内障擬似体験ゴーグルを取り上げ、色票がどのように見えるかを3種類の実験によって検討した。このゴーグルはかずみと色の2種類のフィルターから構成されている。実験1は、ゴーグルありとなしで同じ色に見える色票対の決定であるが、彩度の高い色票はゴーグル着用によって彩度が落ちることが示された。実験2は、JIS標準色票のシートの上でその色の領域を決定するもので、ゴーグルありでは全ての色において色領域が狭くなることが示された。実験3は、無彩色の参照刺激と同じ明るさになる色票の輝度を測定するもので、ゴーグルありでは、なしより高い輝度が必要であることが示された。以上の実験結果で共通して示されたことは、全ての色票において見えの彩度が低下することであったが、その原因は、かすみフィルターによって環境からの白色光が眼内に入り、色票の網膜像の上にかぶさることと推測した。それを確かめる混色実験をし、環境光の照度を上げると色票の彩度は全ての色票において低下することを示した。
著者
竹井 仁 池田 由美 岩崎 健次 柳澤 健
出版者
日本保健科学学会
雑誌
東京保健科学学会誌 (ISSN:13443844)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.97-102, 1998-12-18

目的:活動時心拍指数(以下BABI)から算出される、運動課題の難易度が最も低い歩行速度と、歩行距離1mあたりの酸素摂取量(以下Ed)から算出される最適歩行速度との間に関係があるかを検討した。方法:対象は健常男姓11名。運動課題は200m連続歩行とし、1周30mの8字型歩行路を用いた。運動課題の難易度は、被験者に任意に決定させた5種類の歩行速度とした。結果:BABIと歩行速度(以下V)は、BABI=0.0177V^2-2.5073V+148.188の二次方程式となった。BABIの最小値が55.7[beats]のとき、Vは73.7[m・min^<-1>]であった。一方、1分間あたりの酸素摂取量(以下Et)とVとはEt=6.194+0.001V^2の一次方程式となり、Et式の両辺をVで除すことでEd=6.194/V+0.001Vが得られた。Edの最小値が0.158[mlO_2・m^<-1>・kg^<-1>]のとき、Vは75.0[m・min^<-1>]となった。結論:Edが最小値となるときのVは最適歩行速度を示す。結果から、BABIの最小値から算出したVは、Edから算出した最適歩行速度に相当することが示唆された。
著者
浦嶋 泰文 須賀 有子 福永 亜矢子 池田 順一 堀 兼明
出版者
農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター
雑誌
近畿中国四国農業研究センター研究報告 (ISSN:13471244)
巻号頁・発行日
no.1, pp.61-75, 2002-03
被引用文献数
3

施用する全窒素量が等しくなるように有機物(イナワラ牛糞堆肥とオガクズ豚糞堆肥)および化成肥料を連用した圃場(連用区)と有機物および化成肥料連用を中断した圃場(残効区)においてダイコンを栽培し,有機物施用がダイコンの品質成分に与える影響を検討した。1 ダイコンの生育は連用区では資材投入量の多い区で優れた。また同一施用量ではマルチ区の生育が勝った。2 ダイコンの葉色は,連用区および残効区とも資材の施用量が多いほど濃く,同一施用量ではマルチ区の葉色が濃かった。3 ダイコン根部の硝酸態窒素,イソチオシアネート,アスコルビン酸等の含量は,有機物施用,化学肥料施用に関わらず,根重と相関があり,根重が小さいほど,これらの含量が高かった。以上より,投入窒素量が同一の場合,ダイコンの内部品質成分含量は有機物あるいは化学肥料間で一定の傾向は認められず,有機物連用区で有意に高い含量ではなかった。
著者
三宅 正夫 眞鍋 佳嗣 浦西 友樹 池田 聖 千原 國宏
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.3-14, 2012-03-01

近年,カラーユニバーサルデザインの概念のもと,色弱者のための研究や製品の開発が盛んである.しかし,視覚障がい者,特に全盲の人が利用できるものは少ない.視覚障がい者の自立生活と社会参加を促すには,身につける衣類の色と模様に関しても自ら認識できることが重要である.本論文では,衣類の色と模様に関する情報を組み合わせて音声出力するシステムを提案する.色認識では,PCCS表色系にカテゴリカルカラーの概念を取り入れて,簡潔な色の出力表現を行い,全盲の人が理解しやすいように工夫した.また,大域的な色の把握のために,カメラで撮影した画像を色空間でクラスタリングし,限られた少数の色数での出力を可能とした.模様認識では,衣類によくあらわれる縦縞,横縞,チェックを主たる模様とし,これ以外の模様は,無地か無地でないかの認識を可能とした.評価実験により,本システムの出力結果の妥当性を確認した.また評価実験の結果を踏まえて,認識精度向上のための対策について考察した.