著者
山田 哲 山城 迪 佐々木 正和 荒木 修一
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. B, 電力・エネルギー部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. B, A publication of Power and Energy Society (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.123, no.8, pp.1011-1017, 2003-08-01
被引用文献数
12 8 11

Various models for the equivalent circuit of EDLC (Electric Double Layer Capacitor) have been presented so far. The multi-stage connection of RC circuit is a representative model to simulate the EDLC's charge-discharge characteristic. However, since high energy density type EDLC for electric power storage has the electrostatic capacity of thousands F, the phenomenon of being almost uninfluential for the case of conventional capacitor appears in an actual measurement notably. To overcome this difficulty, we develop an equivalent circuit model using a nonlinear model that considers the voltage dependency of the electrostatic capacity in this paper. After various simulations and comparison with experimental results, we confirmed the effectiveness of the proposed model.
著者
荒木 望 帆足 勇希 小西 康夫 満渕 邦彦 石垣 博行
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.131, no.4, pp.736-741, 2011-04-01
被引用文献数
1

This paper proposed an active finger recognition method using Bayesian filter in order to control a myoelectric hand. We have previously proposed a finger joint angle estimation method based on measured surface electromyography (EMG) signals and a linear model. However, when we estimate 2 or more finger angles by this estimation method, the estimation angle of the inactive finger is not accurate. This is caused by interference of surface EMG signal. To solve this interference problem, we proposed active finger recognition method from the amplitude spectrum of surface EMG signal using Bayesian filter. To confirm the effectiveness of this recognition method, we developed a myoelectric hand simulator that implements proposed recognition algorithm and carried out real-time recognition experiment.
著者
荒木 哲郎 池原 悟 塚原 信幸
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.109-110, 1993-09-27

漢字OCRやWP(ワードプロセッサー)さらには音声認識装置などの入力装置を用いて計算機入力を行った日本語文には、一般に誤字、脱落及び挿入誤りが含まれるために、これらの誤りを自動的に検出し正しい日本語文に訂正する技術が必要となる。これまでに、日本語の誤字を対象に単語解析プログラムを用いた誤字検出法並びに1重マルコフモデルによる訂正方法がありまた、日本語文節内の連続した脱落、挿入誤りに対して、m重マルコフ連鎖確率を用いて誤り位置の検出並びに正しい日本語文に訂正するアルゴリズムが提案されている。本論文では、更に、誤字に対しても誤り位置の検出並びに訂正が行えるように、そのアルゴリズムを拡張する方法を示す。さらにその有効性を確認するために、1文字並びに2文字の置換誤りを埋め込んだ新聞記事400文節を用いて、文節内の誤り位置を検出し、訂正する実験を行う。
著者
荒木 哲郎 池原 悟 土橋 潤也 堂元一頼
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.61, pp.9-16, 1993-07-09
被引用文献数
2

2重マルコフモデルを用いた日本語誤字の誤り訂正法を、マルコフモデルを適用する位置に着目して分類すると、検出された誤り音節または、漢字かな文字に限定してマルコフモデルを一回適用する方法(局所法)と、誤り音節または漢字かな文字を含む文字列全体に適用する方法(全域法)があり、前者は後者に比べて少ない処哩時間で行える特徴がある。これまでに局所法については、文節並びに単語境界で検出された音節、漢字かな文字の誤りを訂正する問題に対して、誤り位置に応じて順方向、中間、逆方向タイプの2重マルコフモデルを適用する方法の有効性が報告されている[9]。本論文では、全域法の誤り訂正能力を定量的に評価し、局所法との比較を行う。全域法においては、三つのマルコフ連鎖確率がそれぞれ中心的な役割を果たすことに着目して、これらのマルコフ連鎖確率を単独に用いて誤り訂正を行う三つのタイプの局所法について、文節境界における誤り文字の位置(文節の先頭誤り、2番目及び3番目以降)に関する誤り訂正の評価を行い、全域法と局所法の比較を行う。新聞記事77日分の統計データを用いて、順方向、逆方向並びに中間タイプの2重マルコフ連鎖確率を求め、日本語音節文及び漢字かな交じり文の2000箇所の誤りに対して、局所法と全域法による誤り訂正実験を行った。その結果、()全域法では、順方向タイプの2重マルコフモデルが、常に他のタイプよりも優っていること、また ()全域法は局所法よりも優っていることなどがわかった。This paper investigates two methods to correct erroneous syllables and kanji-kana characters located at the boundaries of "bunsetsu" using three types of 2nd-order Markov model, called as forward, backward and middle type respectively. One is called the local method which is to correct erroneous characters using Markov model only once. The other is the global method which is to correct erroneous syllables and kanji-kana characters by applying Markov model to all the string of syllables and of kannji-kana characters. According to the experiment using 70 issues of a daily Japanese newspaper, the following results was obtained. 1. In the case of global method, the method to correct erroneous syllables and kanji-kana characters using Markov model of foward type is always superior to that of the other types. 2. The capability of error correction using the global method is always superior to that of the local method.
著者
池野 旬 島田 周平 荒木 茂 池上 甲一 半澤 和夫 児玉谷 史朗 上田 元 高根 務 武内 進一
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

東南部アフリカの農村においては、多様な生業が同時並行的に展開されて、究極的な目的である安定的な食糧確保が目指されてきた。1980年代以降の国家の政治・経済・行政改革に伴うマクロ・レベルの社会経済変動に対して、生計戦略を変容させながら農村世帯は巧みに対応してきた。本研究では、主として農村での実態調査に基づき、多様な生計戦略と食糧確保の方策、ならびにそれらの背景にある規定要因について、実証的に分析した。成果の内容は、数冊の単行書(和文)、英文論文等として公表している。
著者
荒木 兵一郎
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1994

精神障害者の自立生活と居住環境との関係について、一昨年度はグループホーム居住者を含む在宅精神障害者を、昨年度は自立度が最も低い入院患者と救護施設等の入所者を対象としたが、本年度はそれらと比較するため自立度が高い健常者(学生等38名、高齢者向け住宅居住者76名)を対象に同一の面接アンケート調査と行動観察調査を実施した。調査内容は、当該対象者の基本属性としてのとしての家族構成、障害程度、問題行動や特殊行動の種類と状況、日常生活動作能力(ADL)、生活歴(職歴、入院歴など)などをみたのち、各種の日常生活行為について、これに係わる空間構成との関係をみている。日常生活行為としては、就寝、食事、だんらん、接客、排泄、入浴、家事、および近隣や友人との交流状況や就労状況などについて、その自立度または介護度を3段階の評価基準を設定して尋ねている。平均自立度は想定通り、健常者・学生>高齢者向け住宅居住者>グループホーム居住者>外来患者>救護施設等入所者>入院患者(とくに高齢精神障害者)の順である。しかし健常者だからといっても満点の人はなく、それぞれの生活部面でそれぞれが役割分担したり、社会資源で補なったり、手抜きしたりしている。自分の意思で手抜きしたりするのはいいが、自立や社会参加をしたくても、それが心身の障害によってできない人たちの問題が改めて提起される。とくに高齢精神障害者の場合には、病院や施設内で無為無欲の状況に陥り、ただ死を待つような状況さえもが見られる。これに対応する環境整備の充実を痛感している。
著者
荒木 翔太 松田 香穂里 中島 汐理 元永 愛菜 中村 修
出版者
長崎大学
雑誌
地域環境研究 : 環境教育研究マネジメントセンター年報 (ISSN:1883373X)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.63-67, 2011-05-31

In this report, we aimed to clarify the activity and the role that Nagasaki University Environmental Studies Faculty developed in local area through group activities for a long time. From the result of the research, we found that students are deeply involved in environmental activities in local area through their group activities, working coactively with many entities in the area. Through these group activities and entity activities, we found that students are not only learning something that they can acquire at lecture room, but also playing a role of local contribution of this faculty.
著者
荒木 龍太郎 石井 望 岡村 真寿美
出版者
活水女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

儒教偏重を脱却する新しい漢文教科書を作るため,多数の資料を蒐集した。広く世界の常識的事物を平易に叙述した漢文を教材として採用した。特に長崎は日本・アジア・西洋の交点として重要な場所であり,長崎関聯漢文には異文化接触的題材が多いので利用した。これらに注解を加えて今年度出版助成を申請する準備を整えた。
著者
菅 弘之 入部 玄太郎 毛利 聡 荒木 淳一 實金 健
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

我々は丸ごと心臓における総Caハンドリング量を推定する方法を考案し、正常心のCa動態を明らかにしてきた。不全心においては、筋小胞体から漏れ出たCaが収縮に関与せずに興奮収縮連関に用いられる酸素消費量だけを増加させる(無駄サイクル)ため、従来我々が用いていた方法では、総Caハンドリング量を推定することはできなかった。そこで、我々はこのような無駄サイクルをもつ不全心の総Caハンドリング量を推定する方法を考案し、三種類の不全心に適応して、その方法の是非を検討した。1.ナノモル単位のリアノジンを冠血流に投与すると、左心室のCaハンドリング消費量は減少せずに収縮性が低下する。リアノジン投与後の無駄サイクルは、筋小胞体を介して収縮に関与するCa量の約1.4倍と推定された。2.我々はCa過負荷不全心を作成した。左心室収縮性は40%に減少し、Caハンドリングに費やされる酸素消費量は30%に減少した。しかし、収縮性の酸素コストに変化はなかった。このCa過負荷不全心では筋小胞体を介するCaハンドリング量が増加していることが明らかとなった。そして、無駄サイクルが増加しているか、正常時に比べてトロポニン結合Ca量が左心室収縮性に反映されなくなっている(Caリアクティビティの低下)か、その両方であるかの可能性が示唆された。3.虚血後再灌流心(スタンド心)では収縮性が低下し、収縮性の酸素コストは2倍であった。筋小胞体を介するCaハンドリング量は減少しており、無駄サイクルとCaリアクティビティ関係から、Caハンドリングに費やされる酸素消費量は収縮性の増加を伴わず浪費される方向にシフトしていることが明らかとなった。これらの結果から、我々が考案した新しい方法は無駄サイクルをもつ不全心にも適応可能であることが示唆された。
著者
酒井 潔 水元 修治 田中 昭一 荒木 重雄
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.63-68, 1969-01-01

従来,卵巣の内分泌能をみるのに,尿中に排泄される性ホルモンを定量する方法が広く行われてきた.しかし,より直接的に卵巣の内分泌能をみるには,血中のホルモン動態をしらべるのがよい,我々は,^3H-estradiolを人間に静注し.その血中よりの経時的減少から.Taitのtwo-compartment modelに従つてestra-diolのmetaboloc clearance rateを測定した.対象は月経整順な成熟婦人6名であり,いずれも黄体期と考えられた.^3H-estradiol(20.3μCi/μg)ethanol溶液10μCiを生理食塩水で稀釈し,対象に静注した.その後経時的に採決し,血漿10mlをとつて放射能測定の材料とした.これをetherで抽出し,非結合型^3H-estradiolのみをcolumn cgromatographyで分離し.liquid scintillation spectrophotometerにより放射能を測定した.^3H-estradiolの血中濃度を時間の経過に従つて片対数グラフ上にとると.注射直後より約30分までの急激な減少とそれ以後の比較的なだらかな減少との2相性の直線をなすことがわかつた.従つて.これに対してTaitのtwo-compartment modelを適用してestradiolmetabolic clearance rateや生体poolの大きさなどの計算を行つた.その結果,estradiolのmetabolic clearance rateは697-1065l/日,平均856l/日であり,inner poolの大きさは17.9-35.7l,平均25.2l,またinner pool outer poolをあわせた生体内poolの大きさは41.8-69.0l,平均56.5lという値が得られた
著者
名西 憓之 荒木 努 山口 智広 金子 昌充 WANG Ke 城川 潤二郎
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

DERI法(DropletEliminationbyRadicalbeamIrradiation)を用いた高品質厚膜InN結晶成長技術を基盤として、InN系材料をベースとした電子・光デバイス実現へ向けたInNおよびInGaN混晶材料の結晶成長高品質化技術、厚膜化技術、ラジカルモニタリングによる組成制御技術、Mgドーピングによるp型伝導制御技術、InGaN系ヘテロ・ナノ構造作製技術、デバイス作製基盤要素技術の開発を実施した。
著者
森下 陽平 荒木 純道 細川 嘉史 齊藤 典昭 倉科 隆 松澤 昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス (ISSN:13452827)
巻号頁・発行日
vol.90, no.12, pp.903-912, 2007-12-01
参考文献数
15
被引用文献数
11

本論文では,ダイレクトサンプリングミクサ(DSM)の広帯域化の手法を提案する.DSMを縦並列に構成することにより,単一の初段アンプで伝達関数の高次化を実現する.更に,高次化された伝達関数に対し,減衰極設計を提案する.また,トランスコンダクタンスアンプ(TA)の出力コンダクタンスと寄生容量が縦並列構成の利得の低下をもたらすことを示し,次にその利得低下を改善する手法を提案する.提案方式の有効性を確認する目的で測定評価を行ったので報告する.
著者
石井 仁 荒木 弘安 東郷 敬一郎
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

超音波断続負荷型疲労試験機を製作して様々な強度レベル材料についてのギガ(10^9)サイクル域までのS-N曲線を取得し,その結果を回転曲げ,引張-圧縮といった一般的な試験機で得られた疲労特性との差異を検討することで,この試験法が疲労強度の迅速決定に威力を発揮することを確認した.超音波を連続ではなく断続的に負荷させる理由は,超音波域といった高周波数で変形を繰返した際の内部摩擦による材料の発熱を防止するためであり,試験片の温度上昇を生じさせない負荷-休止時間の組み合わせであれば10^7回以上の高サイクル域の疲労特性には影響が無いことを確認し,負荷と停止時間をそれぞれ30ms,70msとすることで以下の様々な試験を実施した.焼入れ後に高温焼戻しを施したS35CおよびSNCM439につきギガサイクルまでのP-S-N線図を求めた.応力レベルを10種類とし,1応力あたり15本,計150本の試験片を用いて得られた結果は,日本材料学会あるいは金属材料技術研究所から出版されている10^7サイクルまでの疲労強度データ集の結果と極めて良い一致が得られた.また,耐久限が存在せず10^7サイクル以上でも疲労強度が低下する高強度材の一例として,マルエージング鋼についての10^9サイクルまでのS-N曲線を求めた.10^7サイクルまでは表面を破壊の起点としたが,それ以上の繰返し数では内部の介在物を起点とするものに移行する.材料製造工程の改善を通して介在物の寸法を微細化すると長寿命域の疲労強度改善が得られるなど,通常の試験機では数年が必要である実験結果が短時間に求まり,材料開発へ応用すると極めて有効な手法になることが確認された.また,軸受け鋼SUJ2や浸炭処理を施した肌焼き鋼SCr220,SNCM420についても,また,切欠き試験片でも適用可能であることを確認し,超音波断続負荷法が超高サイクル域の疲労強度迅決定法として極めて有用であることを明らかにした.
著者
荒木 仁子 篠崎 理恵子 堀川 博朗 降矢 熒
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.1020-1020, 1983-09-25

東京女子医科大学学会第253回例会 昭和58年5月19日 東京女子医科大学本部講堂
著者
谷崎 勝朗 周藤 真康 貴谷 光 荒木 洋行
出版者
岡山大学医学部附属環境病態研究施設, 岡山大学医学部附属病院三朝分院
雑誌
環境病態研報告 (ISSN:09133771)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.6-13, 1989-07

1988年1月より12月までの1年間に当院へ入院した慢性呼吸器疾患患者62例を対象に,背景因子,臨床的特徴および温泉療法の臨床効果について検討を加えた。1.対象62例のうちわけは,気管支喘息49例,瀰漫性汎細気管支炎4例,肺気腫4例,アレルギー性肉芽腫性血管炎3例,肺結核,気管支拡張症各1例であった。2.これら62症例のうち,温泉療法を受けた症例は41例(66.1%)であった。3.温泉療法を受けた症例の地域分布では,鳥取県からの入院症例32例では14例(43.8%)であり,同様に岡山県からの入院症例17例では15例(88.2%),その他の県からの入院症例13例では12例(92.3%)であった。4.温泉療法の臨床効果は,気管支喘息では33例中著効12例,有効15例,やや有効5例,無効1例で,明らかな有効例は27例(81.9%)であった。また温泉療法は瀰漫性汎細気管支炎,アレルギー性肉芽腫性血管炎などに対しても有効であった。Backgrounds, immpnological characteristics and clinical effects of spa therapy were examined in patients with chronic respiratory disease admitted at Misasa Branch Hospital in 1988. 1. Sixty two patients with chronic respiratory disease comprised 49 patients with brohchial asthma, 4 with diffuse panbronchiolitis, 4 with pulmonary emphysema, 3 with allergic granulomatous angitis, each 1 with lung tuberculosis and with bronchiectasia. 2. Forty one patients (66.1%) out of the 62 cases had spa therapy. 3. Out of 32 patients coming from Tottori prefecture, 14 cases (43.8%) received spa therapy. On the other hand, spa therapy was carried out for 15 cases (88.2%) out of the 17 cases from Okayama prefecture, and for 12 cases (92.3%) out of the 13 cases from the other prefectures (long distant areas). 4. Spa therapy was effective in 27 cases (81.9%) out of the 33 patients with bronchial asthma. Spa therapy also effective for patients with diffuse panbronchiolitis, and allergic granulomatous angitis.