著者
遠藤隆吉 著
出版者
巣園学舎出版部
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1941
著者
坂井 駿太 遠藤 朋実 藤井 威生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.399, pp.123-127, 2014-01-16

無線センサネットワークにおける情報収集手法の一つとして,筆者らは観測情報を無線通信における物理量パラメータにマッピングする周波数変換を用いたデータ収集手法を提案している.観測情報を直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)におけるサブキャリア番号に直接変換することで,端末が多数存在する場合でもパケット変換方式を用いた手法に比べて高速にデータ収集することが出来る.しかし,これまで提案していた方式では,各端末の識別に時間スロットを割り当てて時分割で伝送していたため,同時に使用できる端末数が時間タイムスロット数に依存していた.本稿では,端末の識別に周波数ホッピングのパターンを用いることで,時分割で送信していた従来手法に比べて多くの端末から同時にデータ収集することが出来るようになることを示す.
著者
遠藤 秀紀 木村 順平 押尾 龍夫 STAFFORD Brian J. RERKAMNUAYCHOKE Worawut 西田 隆雄 佐々木 基樹 林田 明子 林 良博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.65, no.11, pp.1179-1183, 2003-11-25
被引用文献数
5 12

ホオアカカオナガリス(Dremomys rufigenis)について,マレーシア(半島部)集団,ベトナム(南部)・ラオス集団,タイ(北部)集団の頭蓋骨標本を用い,地理的変異と機能形態学的適応を骨計測学的に検討した.その結果,南部集団は北部の二集団より基本的にサイズが大きかった.プロポーション値の検討から,マレーシア集団では内臓頭蓋が吻尾方向に長く,ベトナム・ラオス集団とタイ集団では眼窩の距離が短いことが明らかになった.マレーシア集団の長い鼻部と側方に向いた眼窩は地上性・食虫性により適応し,眼窩が吻側に向くことで他の二集団で強化される両眼視はより樹上性・果実食性適応の程度が高いことが示唆された.一方,主成分分析の結果から,マレーシア集団とほかの二集団は明確に区別され,この頭蓋形態の集団間の変異には,クラ地峡による生物地理学的隔離が影響していることが推測された.
著者
福与 徳文 田中 秀明 合崎 英男 遠藤 和子 小泉 健
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.115-120,a2, 2007-02-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
10

デルファイ法を用いて農村資源管理の将来を予測するとともに, その影響の大きさと対策の有効性を評価した。20年後には農地面積は現在の474万haから413万haに減少し, 農業水路は現在の40万kmの3割に当たる12万kmが管理困難に陥るという結果を得た。また, 耕作放棄増加による影響としては, 畦畔・法面の崩壊による土砂崩壊や洪水被害の発生が最も危ぶまれ, 管理困難水路増加の影響としては, 土砂小枝の堆積による湛水被害の増加や灌漑排水への支障が最も危ぶまれる。また, 対策としてはハード整備にあわせた保全管理体制の構築や保全管理に対する公的助成の拡大などの有効性が高いと評価された。
著者
遠藤 薫
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.390-405,499*, 1993-03-31
被引用文献数
1 1

本稿の目的は、時代の転換が叫ばれ、将来を見きわめにくいとされる現代社会に関して、その理解枠組を提示することにある。ただし、いかに著しい変容が指摘されようと、今日は昨日の続きである。そこでわれわれは、「現代」を生成する動態しての「近代」を再検討するところから始める。「近代」を規定してきたのは「機械」を経由した「普遍的真理」への指向といえる。が、これは自己解体へ通じるパラドックスを秘めている。「現代」は、この矛盾から生じた社会動態の一つの帰結であり、同時に過程である。本稿から導出されるこの認識から、今後更に精密に展開されるべき議論の基盤となる視点を提示する。
著者
遠藤 薫
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.390-405,499*, 1993-03-31
被引用文献数
1 1

本稿の目的は、時代の転換が叫ばれ、将来を見きわめにくいとされる現代社会に関して、その理解枠組を提示することにある。ただし、いかに著しい変容が指摘されようと、今日は昨日の続きである。そこでわれわれは、「現代」を生成する動態しての「近代」を再検討するところから始める。「近代」を規定してきたのは「機械」を経由した「普遍的真理」への指向といえる。が、これは自己解体へ通じるパラドックスを秘めている。「現代」は、この矛盾から生じた社会動態の一つの帰結であり、同時に過程である。本稿から導出されるこの認識から、今後更に精密に展開されるべき議論の基盤となる視点を提示する。

1 0 0 0 OA お知らせ

著者
遠藤 一佳 広報委員会 福村 知昭
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.14-15, 2013-07

速水格先生のご逝去を悼んで/東京大学大学院理学系研究科・博士学位取得者一覧/人事異動報告/東京大学理学部オープンキャンパス2013は2日間開催/あとがき
著者
遠藤 章 沖 雄一 三浦 太一 神田 征夫 近藤 健次郎
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.210-218, 1997-03-30 (Released:2009-03-31)
参考文献数
35

現在,各国において種々の大強度高エネルギー加速器施設の建設計画が進められており,加速器を利用して得られる様々な放射線を用いた研究が,今後ますます盛んになることが予想される。大型加速器施設では,加速器の運転に伴い発生する高エネルギー放射線と,それにより生成される放射化物などに対する安全対策が重要になるが,原子炉施設とは異なる加速器施設特有の問題もある。本稿では,その一つである高エネルギー加速器施設における放射化と,それに基づく内部被ばくの問題について,加速器施設の安全管理の経験から得られた知見を中心に紹介する。
著者
岩瀬 亮 鈴木 茂樹 中 貴俊 山田 雅之 遠藤 守 宮崎 慎也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.242, pp.59-62, 2007-09-27

著者らの研究グループではこれまでに解経路探索に基づく知恵の輪の難易度の定量的評価を行ってきた.この研究では知恵の輪の解経路から特徴量を算出し難易度を求め,さらに被験者実験との比較を行い妥当性を検証した.既存の知恵の輪のデザイン手法の多くは試作を重ねるという方法で経験や勘によるところが大きい.そこで,解経路と難易度の関連性に基づく難易度を考慮した知恵の輪デザイン手法を提案する.これは一方の知恵の輪と難易度を考慮した解経路を作成し,その解経路を辿ることにより求められる軌跡からもう一方の知恵の輪を作成するという手法である.
著者
村本 由紀子 遠藤 由美
出版者
The Japanese Society of Social Psychology
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.213-233, 2015

This micro-ethnographic research focuses on a traditional custom on Toshi Island, in Japan. When first-born sons on the island graduate from junior high school, they form a small group of <i>neya-ko</i> (quasi-brothers) and sleep over at the house of their <i>neya-oya</i> (quasi-parents) every night until they reach the age of 26. They maintain the quasi-family relationship and help each other all their lives. Why does the <i>neya</i> custom still continue on this island, while most similar customs have already disappeared in other parts of Japan? To answer this question, we conducted participant observations and unstructured interviews. The results suggest that the ecological environment of the island has exerted an important influence on the <i>neya</i> custom. In spite of recent drastic social and economic changes in the islanders' lives, the <i>neya</i> custom still plays a key role in building sustainability in the community. Based on these findings, we discuss how the multi-layered environments of the island interact with this specific custom that has been fostered through the years.
著者
岩田康宏 浦正広 中貴俊 遠藤守 山田雅之 宮崎慎也 田村浩一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.667-669, 2012-03-06

動画の評価基準の1つとして,物語の展開が挙げられる.しかしこれは一般に視聴後に抱く印象であり,既存の動画検索やレコメンドにおいては考慮されていない.そこで本研究では,視聴者が気に入った物語の展開と類似した展開の動画をレコメンドするサービスを提案する.タイムラインでコメント投稿が可能な動画共有サイトを対象として,動画に対して寄せられたコメントを解析する事で,動画の盛り上がりと感情の推移を抽出する.これにより物語の展開を導出する.これを様々な動画に適用する事で,同じ特徴を持つ動画同士を結びつけ,視聴者が指定した動画に類似する展開の動画をレコメンドする.
著者
中里 真帆子 遠藤 壮平 冨田 寛 吉村 功
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.98, no.7, pp.1140-1153,1255, 1995-07-20 (Released:2010-10-22)
参考文献数
18
被引用文献数
2 2

正常人461名に対して3対の部位の電気味覚閾値を電気味覚計 (TR-06, リオン株式会社) のワイドレンジで1人の検者が測定した. 年齢区分間で多重比較を行ったところ, 加齢により鼓索神経領域と舌咽神経領域では60代より, 大錐体神経領域では70代より閾値が有意に上昇していた. 性差は10代後半で有意に女性の閾値が低下していた. どの部位でも女性の方が閾値が低い傾向があった. 左右差は, 大体6dB以内であった. 部位差は, 軟口蓋の閾値は常に舌尖や舌根より高かった. 舌尖と舌根の閾値はほとんど差がなかったが, 10代後半では, 舌尖の閾値の方が舌根より有意に低かった. 非喫煙者に比べて喫煙者では, 30代, 40代では軟口蓋の閾値が有意に低下していた.

1 0 0 0 OA 本草弁疑 5巻

著者
遠藤元理
出版者
瀧庄三郎
巻号頁・発行日
vol.[1], 1681
著者
嶋田 和孝 楠本 章裕 横山 貴彦 遠藤 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.110, pp.25-30, 2012-06-22
被引用文献数
1

複数人談話を対象とし,談話中の盛り上がり箇所を検出する手法について提案する.対話の盛り上がりを推定できれば,ユーザ心理の把握や,それに基づく詳細な対話状態の理解などが可能になる.提案手法では,言語的特徴の他に,笑いという状態に着目する.対話に現れる笑いを外部からの発話や行動に対して発生したものか,自発的な笑いかに分類する.また,笑いの大きさを3段階に分けて,特徴とする.これらの笑い特徴と,bag-of-wordsや時間的特徴,その他の言語的特徴などを組み合わせて,分類器に適用する.実験では,5分程度の複数人対話のデータを10セット用意し,提案手法で評価した.実験結果より,bag-of-wordsのみによる分類器と比較して,笑い特徴を利用した提案手法の有効性が確認された.
著者
岡田 清己 遠藤 克則 野垣 譲二 川田 望 吉田 利夫 佐藤 安男 森田 博人 熊谷 振作 北島 清彰 岸本 孝
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.77, no.6, pp.1000-1005, 1986
被引用文献数
1

過去12年半にわたり経験した腎外傷(皮下損傷)122例を集計し,その即時手術の適応に関し検討を加えた.外傷度分類は腎挫傷,軽度腎裂傷,高度腎裂傷,腎断裂傷,腎茎部損傷に分類した.これは術前の臨床症状と画像診断にて分類した群と,術中の手術所見を合わせて分類した群とを比較すると約4分の1は誤謬を生じていた.今後画像診断学の進歩により診断率は高まるものと期待している.今回の臨床的検討より次のことが要約される.腎挫傷は待期療法が選択される.軽度腎裂傷も手術の必要はなく,待期療法で観察することが望ましい.高度腎裂傷の場合,待期療法では腎感染が増悪し,腎障害が進行し,手術の時期を逸してしまうことがある.そのため,即時手術が必要である.腎断裂傷,腎茎部損傷は待期的に観察せずに即時手術を行うべきである.特に重要なことは,高度腎裂傷との診断が得られたら,即時手術を行うことである.