著者
大城 淳一 国吉 孝夫 盛島 浩明 照喜名 重順 城間 健治 新垣 聰 東恩納 厚 新垣 民樹 浦崎 政仁 佐久川 廣 金城 福則 斎藤 厚 Ohshiro Junichi Kuniyoshi Takao Morishima Hiroaki Terukina Shigeyoshi Shiroma Kenji Arakaki Satoshi Higashionna Atsushi Arakaki Tamiki Urasaki Masahito Sakugawa Hiroshi Kinjo Fukunori Saito Atsushi 琉球大学医学部第一内科
出版者
琉球大学医学部
雑誌
琉球大学医学会雑誌 : 医学部紀要 = Ryukyu medical journal (ISSN:02891530)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.28-34, 1989

Sulfasalazine and corticosteroids have been used for the treatment of ulcerative colitis. Recently, it is investigated to use metronidazole for treatment of ulcerative colitis. We tried to use metronidazole for three patients with ulcerative colitis , to whom neither sulfasalazine nor corticosteroids were effective. In case 1 the patient was 37-year-old female,to whom conticosteroids had been ineffective. After treatment by metronidazole together with corticosteroids, the symptoms were improved. In case 2 the patient was 74-year-old female, who had relapsed during treatment with sulfasalazine. Treatment with metronidazole alone resulted in the remission of disease. In case 3 the patient was 32-yearold female, to whom the treatment with sulfasalazine and corticosteroids enema had been ineffecitve. By use of metronidazole together with sulfasalazine, she had remission. It seems that metronidazole is useful for the treatment of ulcerative colitis, especially in patients who did not respond to other drugs.
著者
金子 隆一
出版者
一般社団法人日本統計学会
雑誌
日本統計学会誌 (ISSN:03895602)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.345-377, 2001-12
著者
金子 清俊 天野 甲子穂 窪田 公子 細川 彰
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.248-252, 1968
被引用文献数
1

某産婦人科医院で分娩した新生児の耳から計8匹のクサニクバエ幼虫を得た.この耳蝿症の報告は1945年以来, 本邦での初めての記録である.1)患者が生後1日目の新生児で, 記録としては最年少者である点注目に価する.2)クサニクバエParasarcophaga harpaxを原因とする蝿症は世界で最初である.3)蝿幼虫の侵入経路としては, 新生児の外耳道にあつた凝血または羊水に誘引されたクサニクバエが幼虫を産出したものと想像する.
著者
大野 邦夫 金子 哲也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.117, pp.9-16, 1996-11-22

キーストローク・レベル・モデルは、Xerox PARCで開発された計算機への入力操作に関する評価モデルである。このモデルは、ユーザインタフェースを評価するために用いられているが、操作時間を対象とすることから、稼働工数の算定に用いることができると思われる。ここではこのモデルを用いて、イメージ、文字、表、図形を構成要素とする文書の電子化に要する時間を算出する方法を述べ、その簡単な適用例を紹介する。従来、この種の作業の評価は、実測による以外に方法が無く、その場合も、操作者のスキルや疲労などにより影響され、客観性に乏しかった。その点、本手法は客観的なデータとなり得るため、費用対効果の検討のようなトレードオフを生じる場合の検討に於いて有効な手段になる。Keystroke Level Model, which was developed by Xerox PARC, is a generalized model for evaluating computer-human interfaces. The model can be applied to evaluate the work load for the development of digital document contents, becaus it estimates the duration of certain tasks. This paper describes an evaluation example of the digital document which is composed of text, tables, graphics, and/or image information. The result proves the effectiveness of the model especially in the case of the cost vs. effect trade-off situations.
著者
金子 毅
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.520-539, 2005-03-31

本稿は、日本の高度成長の形成という問題を、「安全第一(safety-first)」という近代的スローガンの実践と、雇用という状況が生み出す権力関係との関連に基づき、そこで育まれる言説の構築という観点から検討するものである。労務管理を目的に導入された「安全」理念の定着に当たっては労使間での葛藤が存在しており、それはとりわけ「殉職」という死の意味付けを争点としていた。労働災害という異常な死は労使間の権力関係によって規定され、その際、企業戦略として適用されたのが、殉職を自己判断がもたらしたリスクの結果と見なす労働省の提示する「安全」理念であった。これにより当初不確定な死は正当な労災という「殉職」として位置付けられるとともに、被災現場の記憶すら去勢された数値化、記号化された「無化された死」として処理される。そして、企業が設立した菩提寺での葬儀を経て、晴れて「殉職」と公認された人々は、さらに企業主催の「殉職者慰霊」において企業の永続性を保障する「祖先」としての地位を付与されることになった。そうした言説の虚構性を見抜いた労働者たちは、雇用者による「安全」実践のシステムを逆利用した対抗的な言説を編み出すことで、労組の戦術を展開するが、相次ぐ合理化はその活動を先細らせ、構成員自体を企業に従順な「企業戦士」へと変貌させた。昭和40年代に入ると当初、対抗のシンボルと目されていた「殉職者慰霊」へ代表者の参加が見られるようになったことは、労組内部にこのような本質的な変化が生じた証である。このことから、労使間のポリティクスが企業、あるいはそれを操る国家の論理に回収された点が指摘されよう。それはまさしく成長神話の暗部が取り払われ、安全神話として確立した瞬間でもあった。言い換えれば、企業理念を縁取り、高度成長という時代のけん引役を果たした「安全」の唱導は、国策による国民統合の一つの手段であったと見なされよう。
著者
坂口 けさみ 大平 雅美 芳賀 亜紀子 島田 三恵子 徳武 千足 湯本 敦子 金井 誠 市川 元基 馬場 淳 上條 陽子 楊箸 隆哉 中村 友彦 近藤 里栄
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

正期産母子に対する分娩直後のカンガルーケアの実態について、全国の産科医療機関を対象に質問紙調査を実施した。カンガルーケアは全国の約70%の施設で導入されていたが、実施方法や実施の基準は施設によってそれぞれ異なっていた。そこで、カンガルーケアを安全にかつ快適に実施するための指標を得ることを目的に、カンガルーケア中の児の安全性について呼吸・循環機能から検討するとともに、快適性について児の自律神経機能を用いて解析した。カンガルーケア中、児の呼吸機能や循環機能は安定しており、カンガルーケアの児の安全性が確認された。またカンガルーケアが児にとって快適であるかどうかは、母親の分娩経過の影響を強く受けていることが明らかとなった。
著者
中本 進一 金 英
出版者
埼玉大学国際交流センター
雑誌
国際交流センター紀要 (ISSN:18816479)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-14, 2009-03

2009ニュース報道は国際関係を反映しつつ、刻々と変化する。本稿では、2008年北京オリンピック開催のプレイベントとして行われた聖火リレーに関する一連の報道を取り上げた。チベット暴動における中国政府の姿勢に対し各国からの批判があったことを受け、報道の公平性に批判的アプローチを選択した。主たる研究フィールドとして、ネットニュースを選定し、特に善光寺関連を中心に聖火リレーの表象分析、リレー全般に関する妨害者報道の日中比較、さらには日本語報道における批判的ディスコース分析の3面からの分析を試みた。これらの分析により、日中関係の不明瞭さやそれを反映する報道における相対性の欠如が明らかとなった。
著者
金 昌龍 渡部 和彦
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.369-379, 2003-08-01
参考文献数
24
被引用文献数
2 2

本研究は,太極拳を実施している中・高齢者34名を対象に太極拳の実践が立位姿勢保持に関するバランス機能にいかなる効果をもたらすかについて,イクイテストシステムの分析によりその関連性について調べた。その結果,以下の知見が得られた。1.太極拳の実践は短期間ではその効果は現れにくいが,継続的な実践によって,中。高齢者のバランス機能の能力を向上させ,あるいは機能低下を遅延させる可能性が示唆された。2.水平移動を伴う外乱刺激に対する身体応答の速さは,太極拳の実践によってその機能の向上が期待できるという可能性が示された。3.脚の伸展筋力は太極拳を長期間実践することにより,ある程度の衰えを防ぐ可能性が示されたが,脚筋力とバランス機能との間には相関関係が認められなかった。4.太極拳を長時間継続することはヒトのバランス機能の向上に貢献できる可能性を示した。静的バランス機能より動的なバランス機能への貢献の可能性が示された。
著者
浜口 斉周 道家 守 金子 浩之 井上 誠喜
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.217, pp.95-98, 2008-09-18

TVML (TV program Making Language)とTVML Playerのインタラクティブ再生機能を用いて,キーボードでCG(コンピュータグラフィックス)キャラクタをリアルタイム動作させる"アドリブシステム"を開発した.アドリブシステムはリアルタイムで制御されるため,番組出演者と臨機応変に掛け合いをさせることができる.また,スクリプトベースなので制作現場で直接動作・演出を編集・加工することができる.さらに,声優の声を入力としてリアルタイムにCGキャラクタのリップシンクが可能である.ノートパソコン1台で動作するためコンパクトで,番組制作現場で使いやすいシステムとなっている.
著者
許 金泉 武藤 睦治 付 列東
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.68, no.672, pp.1259-1265, 2002-08-25
被引用文献数
1 7

The theoretical solution of a concentrated force on the free surface of a coating material is deduced by introducing the infinite series mirror points of the load point and applying the Dirichlet's uniqueness theorem. In this study, the two dimensional solution is deduced in details by using the infinite series of the Goursat's stress function corresponding to every mirror point. It is found that the stress function corresponding to a higher order mirror point can be determined from that corresponding to a lower one, therefore, all the stress functions can be determined from that corresponding to the first order mirror point which is in fact the stress function for concentrated forces on the free surface of a semi-infinite body. It is also found that the contribution of the stress function to stress distribution decreases as the increasing of the corresponding order of the mirror point. It is confirmed that only the stress functions corresponding to the first several mirror points have an influence on the accuracy of theoretical solution. This theoretical solution can be expected to be very useful in evaluating the strength of coating materials or other surface modificated materials.
著者
金盛 友孝 松居 辰則 岡本 敏雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.340, pp.25-32, 1997-10-24
被引用文献数
1 2

学校では毎年、教師の数や教室の数を考慮しながら、カリキュラムで定められた各教科を1週間で行なうための時間割を作成している。時間割には様々な制約があるため、これらを満たしながら時間割を作成することは、教師に負荷を課すことになる。本研究では、制約条件が多くなると一般解が求まらないという問題点に対して、遺伝的アルゴリズムのコード化を工夫することにより理論的に制約を満足させ、ある程度解が収束した際にユーザとの対話を行なうことで、満足度の高い解を生成する手法を提案する。
著者
金子 昌信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.91, no.6, pp.451-456, 2008-06-01

ユークリッドの「原論」にある素因数分解の一意性や素数の無限性から話を始め,オイラーによる素数の無限性の証明からゼータ関数へと進む.素数がどのくらいたくさんあるか,その分布,それらとゼータ関数との関係について述べ,リーマン予想についても触れる.そのほか特定の形をした素数や完全数,また素数を平方数の和で表すことなどについて,幾つかの定理や予想を紹介する.