著者
宮重 昂 多和 田敦 鈴木 良一
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
金属表面技術 (ISSN:00260614)
巻号頁・発行日
vol.20, no.12, pp.602-608, 1969-12-20 (Released:2009-10-30)
参考文献数
9

Surface treatment was conducted on aluminum alloy, ADC 12, by chemical tin plating, electroless nickel plating, electroless nickel plating (hardening), molybdenum disulfide coating on zinc phosphating, and hard anodizing; and on aluminum alloy, ADC 7, by hard anodizing. Then, the surfaces of above treated alloys were combined with steels, FC 15, S 15C, and S 15C (hardening), and subjected to wear tests to study the effects of surface treatment.The results obtained were summarized as follows:(1) Hard anodizing showed the most remarkable effect and electroless nickel plating (hardening) showed the second.(2) The treatment by hard anodizing was easier to conduct on ADC 7 than on ADC 12, and the wear resistance after treatment was higher in the former than in the latter. It was found that the hardness of the surface treated by electroless nickel plating was increased by heat treatment and its wear resistance was also improved. However, little effects were shown by soft and thin films such as treated by molybdenum disulfide coating and chemical tin plating.(3) When 3 kinds of steel materials, FC 15, S 15C, and S 15C (hardening), were combined with surface treated aluminum alloys, the tendency to toward wear resistance was nearly the same.

1 0 0 0 OA 信府統記

著者
[鈴木重武, 三井弘篤 編]
出版者
吟天社
巻号頁・発行日
vol.巻6, 1884
著者
田中 秀征 鈴木 亮
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.325, pp.100-102, 2009-12

・政治主導を貫けば、民主党政権は大丈夫・小沢さんの影響力は、細川政権の時より圧倒的に強い・内需拡大策にボランティア活用と景観投資を
著者
鈴木 久雄
出版者
社団法人 日本腎臓学会
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.37, no.10, pp.534-542, 1995 (Released:2011-07-04)
参考文献数
30
被引用文献数
1

This study investigated the effects of exercise intensity on renal hemodynamics. Three healthy male subjects underwent exercise tests on a bicycle ergometer at 7 different work loads for 15 min. The indicators of exercise intensity employed in this study were the percentage of maximal oxygen uptake (%VO2max) and percentage of ventilatory threshold (%VT). As renal clearence parameters, para-aminohippurate clearance (CPAH) and inulin clearance (CIN) were measured by the continuousinfusion technique. Indicators of renal hemodynamics during exercise were the percentage of CPAH, CIN and filtration fraction (FF) at rest. Plasma norepinephrine (NE), plasma epinephrine (E) and plasma renin activity (PRA) were measured. The best regression models between renal clearance parameters and exercise intensity were selected using Akaike's information criterion (AIC). 1) The renal clearance parameters used during exercise were %CPAH, which determined the cubic regression model and %CIN, which determined the quadratic regression model as the exercise intensity increased using AIC. 2) The percentage of maximal oxygen uptake at the onset of decrease in %CPAH and %CIN were 35 and 49%VO2max, respectively, while %CPAH and %CIN began to decrease at 75 and 105% VT, respectively. Intensity of exercise at the onset of increase in %FF was 49%V02max or 106%VT. 3) The renal clearance parameters during exercise decreased linearly as NE, E and PRA increased. The increase in NE contributed mainly to a change in renal clearances shown by multiple regression analysis. The above results suggest that the relationship among renal plasma flow (RPF), glomerular filtration rate (GFR) and exercise intensity were demonstrated by the cubic regression model and quadratic regression model using AIC, respectively. Glomerular filtration rate and FF were main tained at the resting levels during aerobic exercise.
著者
小栗 友紀 角田 鉄人 加来 裕人 堀川 美津代 稲井 誠 黒田 英莉 鈴木 真也 田中 正己 伊藤 卓也 高橋 滋
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, 2014

<p> アブラムシの中には鮮やかな体色をもつものも多く,その体色表現にポリケタイド系色素が深く関わっていることが分かってきた.そして当研究室では,これまでにイタドリに寄生するユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola,黄色)から黄色色素furanaphin<sup>1)</sup>を,セイタカアワダチソウに寄生するセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(Uroleucon nigrotuberculatum,赤色)から赤色色素uroleuconaphin A<sub>1</sub>, B<sub>1</sub>,<sup>2)</sup>黄色色素xanthouroleuconaphin<sup>3)</sup>を,ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda,緑色)から緑色色素viridaphin A<sub>1</sub> glucoside<sup>4,5)</sup>を単離し構造決定した.その他,megouraphin glucoside A, Bやuroleuconaphin A<sub>2a,b</sub>, B<sub>2a,b</sub>の構造決定も行った (Fig. 1).一方,これら色素はポリケタイドであることから,生物活性も期待された.実際,</p><p>Fig. 1</p><p>ヒト前骨髄性白血病細胞 (HL-60)に対する細胞毒性試験を行ったところ,furanaphinのIC<sub>50</sub>は25 mM,uroleuconaphin A<sub>1</sub>では30 mM,uroleuconaphin B<sub>1</sub>が10 mM,viridaphin A<sub>1</sub> glucosideが23 mMと,弱いながらも細胞毒性を示した.このように当研究室ではアブラムシのもつ色素成分に注目して研究してきたが,今回は無色透明のアブラムシCryptomyzus sp.について調べた.当然のこととして,色素は存在しないと考えられるが,それに代わる何らかの化合物の存在を期待した.</p><p>1. 構造決定</p><p>1-a. 抽出と単離</p><p> Cryptomyzus sp.はヤブサンザシ(Ribes fasciculatum)の葉裏にひっそりと目立たず寄生している無色で透明感のあるアブラムシである.体長わずか0.5-1 mmの極小な昆虫であることから,テントウムシなどの捕食昆虫にとっては極めて発見しにくいものと思われる.このアブラムシを刷毛で掃き集め,エーテル中で潰して成分を抽出した.このエーテル抽出物を順相及び逆相クロマトグラフィーを繰り返し,4種の無色結晶cryptolactone A<sub>1 </sub>(1), A<sub>2 </sub>(2)(A<sub>1 </sub>: A<sub>2</sub> = 6.2:1)およびcryptolactone B<sub>1 </sub>(3), B<sub>2 </sub>(4) (B<sub>1 </sub>: B<sub>2</sub> = 4.7:1)を得た (Fig. 2).当然ながら着色成分は一切得られなかった.</p><p>Fig. 2</p><p>1-b. Cryptolactone A<sub>1</sub> (1)およびA<sub>2 </sub>(2)の構造</p><p> Cryptolactone A<sub>1 </sub>(1)の分子式はCI-HRMSよりC<sub>18</sub>H<sub>30</sub>O<sub>4</sub>と決定した.またIRスペクトルから水酸基 (3407 cm<sup>-1</sup>),カルボニル基 (1712 cm<sup>-1</sup>)の吸収が観測された.<sup>13</sup>C-NMRより18個の炭素シグナルが観測され,DEPTより1個のメチル基 [d<sub>C</sub>/d<sub>H</sub> 14.1/0.88],11個のメチレン基 [d<sub>C</sub>/d<sub>H</sub> 29.9/2.34 and 2.41, 41.5/1.75 and 1.82, 48.8/2.53 and 2.66, 43.6/2.43, 23.6/1.57, および 22.6, 29.1, 29.2, 29.3, 29.4, 31.8/1.26-1.32],4個のメチン基 [d<sub>C</sub>/d<sub>H</sub> 121.4/6.03, 145.2/6.89, 74.8/4.74, 63.7/4.39],2個のカルボニル炭素 [d<sub>C</sub> 164.2 and 212.2] の存在を確認した.またこれらデータから2個のオキシメチン基 [d<sub>C</sub>/d<sub>H</sub> 74.8/4.74, 63.7/4.39],2個のオレフィン炭素 [d<sub>C</sub>/d<sub>H</sub> 121.4/6.03, 145.2/6.89]の存在も確認できた.最終的にHMBC実験の詳細な検討により,化合物1はb-ヒドロキシケトン構造を側鎖にも</p><p>(View PDFfor the rest of the abstract.)</p>
著者
西村 太一 堀川 美津代 加来 裕人 角田 鉄人 西井 健 前川 春賀 稲井 誠 伊藤 卓也 鈴木 真也 島津 光明 竹林 純 八木 康行
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.PosterP-51, 2013

<p> アブラムシの中には色鮮やかな体色をしているものがあり,その体色はポリケタイド系色素由来であることが明らかとなってきた.これら色素の役割として,保護色を構成する要素であることが考えられる.さらにポリケタイドであることから,アブラムシ自身の生体防御物質である可能性が考えられたが,その実験的証拠はなかった.しかし,最近の我々の研究で非常に興味深いデータが得られた.すなわち,エンドウヒゲナガアブラムシから単離された赤色色素uroleuconaphin類 (1-4) をアブラムシに感染能力のある昆虫病原菌二種,不完全菌(Lecanicillium sp.)と昆虫疫病菌(Conidiobolus obscurus)に対して成長阻害活性試験を行ったところ,配糖体 1, 2では活性が無いものの,アグリコン 3, 4では活性を有することがわかった<sup>1)</sup>.アグリコン 3, 4は, 死亡したアブラムシ(感染死)から単離できることから,自らを犠牲にして病原菌の増殖をおさえていることが示唆された (Fig. 1). </p><p> </p><p>Fig.1</p><p> </p><p> 当研究室ではこれまでに、ユキヤナギアブラムシから黄色色素furanaphin (5)<sup>2)</sup>, エンドウヒゲナガアブラムシとソラマメヒゲナガアブラムシからは黄色色素megouraphin glucoside A (6)<sup>3)</sup>, キョウチクトウアブラムシから黄色色素6-hydroxymusizin (7)<sup>2)</sup>,セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシからは上記の色素1-4の他に黄色色素xanthouroleuconaphin (8)<sup>4)</sup>, さらにその配糖体 9と, 7の配糖体10を単離してきた (Fig. 2). </p><p> </p><p> </p><p>Fig.2</p><p> しかし,これらの色素について詳細な生物活性は調べきれていない.サンプル量の確保が難しいことが原因となっている.今回我々はアブラムシ色素のもつ生物学的意味を解明することを目標として,色素の生物活性を多面的に評価することを計画した.また,先に述べたように糖部分の有無で活性に差があることから,他の色素も同様のことが考えられるので,その点についても活性比較を行うことを念頭に,これら色素の大量合成を目標にした.今回合成した色素について,抗菌活性試験,細胞毒性試験,抗酸化能試験,昆虫疫病菌に対する成長阻害活性試験を行ったので報告する.</p><p>1. BF<sub>3</sub>•2AcOHを用いたFries転位</p><p> 先ず,5, 6の合成を計画し,その出発原料として12を選んだ. 12をHWE反応により炭素鎖伸長した後に,脱保護,環化によりアセテート16を合成した.一方,7, 8の合成のために13を出発原料としてフェニルスルホン18に変換後,19とのMichael付加,加水分解,環化により20とし,続く脱離反応によりナフトール体へと導き,フェノール性水酸基をアセチル基で保護してアセテート21を得た (Scheme 1).</p><p> </p><p> </p><p>Scheme 1</p><p> </p><p> 次に16, 21に対してBF<sub>3</sub>•OEt<sub>2</sub>存在下でのFries転位を試み,22,</p><p>(View PDFfor the rest of the abstract.)</p>
著者
鈴木 桂水
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.409, pp.114-117, 2009-03

●取材協力合同会社めぐみ TEL0859-38-2107鳥取県米子市目久美町97-3トトリコ豚の出荷は現時点で1カ月に1度。事前予約での購入になる。金平さんが育てたトトリコ豚以外の豚(三元豚、バークシャー種)の購入は光栄精肉(TEL0853-21-3465)の今岡清さんまで。三元豚(850〜1250円/1kg)、黒豚(1800〜2000円/1kg)で、半頭(50〜55kg)売りのみ対応。 豚肉人気が続いて久しい。
著者
早川 和一 鈴木 信雄 細井 信造
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

水試料中のPAH,NPAH類を対象にHPLC/蛍光検出法,HPLC/化学発光検出法を用いた超高感度分析法を開発し,前者を用いて日本海及び周辺海域のPAH汚染の現状を明らかにした。また,PAH水酸化体とPAHキノン体の酵母two-hybrid法を用いた内分泌かく乱作用とキンギョ鱗培養システムに及ぼす影響に関連があり,作用を示す化合物との間に構造活性相関があることを明らかにした。
著者
早川 和一 鈴木 信雄 大嶋 雄治
出版者
金沢大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

重油汚染による魚の奇形発生の機構を調べるために、様々なバイオアッセイ系を用いて解析した。その結果、毒物の本体は、水酸化した多環芳香族炭化水素類であり、メダカの胚発生において致死作用があり、ウロコの骨芽細胞及び破骨細胞の活性に影響を与えた。さらに解毒タンパク質の候補になり得る物質を見出すことができた。
著者
鈴木 潔
出版者
日本政治学会
雑誌
年報政治学 (ISSN:05494192)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.1_47-1_69, 2018

<p>地方自治法96条1項には, 自治体議会の議決事項の1つとして, 自治体が当事者である不服申立て, 訴えの提起, 和解などが規定されている。自治体が法的紛争の当事者として訴訟を提起したり和解をしたりすることは原則として首長の判断だけでは行えず, 議会の議決が必要である。それでは, 自治体議員は何をもって訴訟方針の是非を判断しているのだろうか。いわゆる与党会派議員は 「紛争発生は相手方住民・事業者の無理解によるもの」 として首長を擁護する討論に終始し, 野党会派議員は 「紛争発生は行政の失態である」 として首長を非難する討論を繰り返しているのだろうか。本稿では, 「攻撃防御」, 「行政監視」, 「民意反映」, 「政策評価」 という4つのフレームに基づき, 日田市サテライト訴訟および国立市景観訴訟における市議会での質疑・討論を分析した。その結果, 質疑・討論の内容が相手方の主張を一方的に批判し, 行政当局の主張を徹底的に擁護する攻撃防御フレーム一辺倒のものでは必ずしもなく, 行政監視, 民意反映, 政策評価といった各フレームから多角的な論点が提示されていることが明らかとなった。</p>
著者
鈴木 信太朗 今野 徳男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.59, pp.13-18, 1994
被引用文献数
2

The technique of the character recognition is utilized in the various fields. However, in the field of the broadcasting, it is seldom generally used. This is to need a super computer or the hardware of the image processing exclusive use when doing a character recognition of the animation. Using a personal computer there this time, it developed the system which dose a character recognition and the various processing which accompanies it.
著者
青山 幹雄 村瀬 珠美 鈴木 香予 中道 上
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.3018-3029, 2009-12-15

形式概念分析に基づき,複数ステークホルダが提起するゴールを階層的に構造化するためのゴールラティスモデルと,それを用いたゴール整合方法を提案する.ステークホルダのゴール,サブゴールに対し属性に基づき半順序構造をゴールラティスとして生成し,ゴールを階層的に構造化する.提案方法に基づき,あるステークホルダ群の共通ゴールやあるゴール群を満たすサブゴール群の抽出などを視覚的に分析する方法を提案する.抽出したゴール群の妥当性評価尺度としてゴール拡散率とゴール縮約率を定義した.提案方法を大型スーパーマーケットのセルフレジシステムへ適用し,提案方法の妥当性と効果を示す.This article proposes a method of structuring and reconciling goals among multiple stakeholders based on the FCA (Formal Concept Analysis), and demonstrates the effectiveness of the proposed method by applying the method to the requirements acquisition of self-checkout systems in supermarkets. We propose the goal lattice model which is a semantic extension of FCA, a formalism based on the lattice theory, to model goals. With the goal lattice, the method enables to identify the relations among goals, sub-goals and stakeholders, and structure the goals independently required by multiple stakeholders, and reduce the complexity of the goals and their dependencies by reconciliation.
著者
オットー ハロー 鈴木 彰雄
出版者
日本比較法研究所
雑誌
比較法雑誌 (ISSN:00104116)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.117-141, 2016-06-30

「人間の尊厳」(基本法1条1項)は人(Person)の本質的メルクマールであるから,自律的な死の決断を尊厳ある死の決断と同視することはできない。尊厳ある死を問題にする場合に考慮すべきことは,適切な死の看取りである[以上Ⅰ]。 自殺幇助の不可罰性が生命保護の保障人にも当てはまるか否かについて議論がある。その保障人的地位は自殺者の自己答責的な決意にその限界を見出す。保障人的地位といえども,保護されるべき者に対する「後見人としての地位」を基礎づけるものではないからである[以上Ⅱ]。 自殺関与と要求による殺人の区別について,判例と一部の文献は,部分的に修正された行為支配説を拠り所とする。たしかに,自分自身を殺すことと自分を殺させることは同じでないが,オランダやベルギーで積極的な臨死介助が拡大的に認められている現状には問題がある[以上Ⅲ]。 自殺を決意した者の自由答責性について,「免責による解決」と「同意による解決」が主張されているが,前者の見解には問題がある。法的な意味では答責的に行為するが,判断力ないし理解力が損なわれている者の自殺は,法共同体の連帯的な救助によって阻止されるべき事故である。自由答責的になされたとはいえない自殺を事故(刑法323a条)と解釈し,救助行為の必要性と期待可能性によってその可罰性を限定するべきである。そのために,自殺は刑法323c条の意味で事故であるということを法文で明確にすることが望ましい[以上Ⅳ]。 近年の議論は,組織化された自殺幇助の問題に集中しているが,営利的な自殺幇助を刑法によって禁止することは必ずしも得策ではない。自殺の介助は「生への介助」と「死にぎわの介助」を意味するべきもので,「死への介助」であってはならない。医師らは今日,合法的な臨死介助の可能性を手にしているので,緩和医療とホスピス医療を拡張するという方向を目指すべきである[以上Ⅴ]。
著者
前鼻 啓史 渡 正 伊藤 真紀 鈴木 宏哉 渡邉 貴裕
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.290_3, 2018

<p> 2020東京パラリンピックのレガシーにより、著しく障害者スポーツに関するニーズが高まることが予想される。したがって、量的普及の後に期待される質的な充実や多様なニーズに対応できる基盤を如何に構築していくかという課題がある。2012ロンドンパラリンピックを契機に同様の課題を抱え、かつ先進的な経験と知見を有する英国の障害者スポーツに関する事例は、日本にとって有益な情報を提供してくれるものと考えられる。そこで、本研究は英国エヴァートンフットボールクラブにおける障害者サッカーの包括的な取り組みについて明らかにすることを目的とした。英国にてクラブの代表者へインタビュー調査を実施するとともにクラブの活動資料を収集し調査内容を質的に分析した。調査の結果、多様なニーズに対応した多種目の障害者サッカーチームを組織しているとともに、地域の特別支援団体と提携し、毎年千人程度の障害のある子どもや大人を対象としたサッカーや身体活動の機会を提供するマルチスポーツプログラムを有していることが明らかとなった。今後は本研究で得られた知見やノウハウをもとに、次世代型パラスポーツモデルの拠点形成に関する取り組みへと繋げていきたい。</p>
著者
鈴木 秀樹 小池 翔太
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-42, 2021

<p>教室内でオンライン会議を行い,更にブレイクアウトルーム機能を使ってグループ分けすることにより,少人数での話し合い活動をすることを試みた。結果,対面での場合と遜色ない話し合い活動を実現することができ,通常の教室での話し合いよりも積極的になる児童が見られた。オンラインだと「緊張しない」こと,誰かが発言を始めたら自然と他の子は聞き手に回るので,発言が入り混じっていないこと等の理由が予見された。また,学習者用デジタル教科書の画面を共有して編集していくことが話し合いをスムーズに進めることに有効であることも観察できた。</p>
著者
鈴木 敬夫
出版者
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
雑誌
札幌学院法学 = Sapporo Gakuin law review (ISSN:09100121)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.57-88, 2019-03-25

In critiquing the legal system of the Third Reich, German legal scholar Gustav Radbruch (1878-1949) posited "conflict of positive law" (gesetzliches Unrecht)* as a key characteristic of the Nazi government. However, this "conflict of positive law" may, in fact, may be related to the concept of "legal certainty" (Rechtssicherheit) that Radbruch himself advocated, and furthermore, Radbruch may bear some of the theoretical responsibility for its incorporation by his protégé Erik Wolf (1902-1977) into the law-disregarding Nazi regime. On the whole, this essay inquires into the particulars of the legal positivist position that Radbruch upheld. In his magnum opus Rechtsphilosophie (Philosophy of Law, 1932), Radbruch argued that a judge that should be "the servant of legal certainty" rather than "the servant of justice," and strengthened the foundations of legal positivism, which asserts that "the law is the law." According to Radbruch, "Justice is the second great task of the law, while the most immediate one is legal certainty, peace, and order... We despise the person who preaches in a sense contrary to his conviction, but we respect the judge who does not permit himself to be diverted from his loyalty to the law by his conflicting sense of the right." This clearly represents the naturalistic and positivistic tendencies, and the Neo-Kantian axiomatic tendency, in judicial methodology. However, in Germany after its defeat in World War I, the ideological values and ideals advanced by Neo-Kantianism did not provide a viable path to regaining ethnic pride. Julius Binder (1870-1939), whose ideas were originally rooted in Neo-Kantianism, was quick to change his position to the Neo-Hegelian philosophy of law in 1933 when the Nazis came to power, and stated that "the spirit of the German people is the concrete and universal foundation of the German state and its laws." The criminal law scholar Erik Wolf was one of those influenced by this mode of thought. Wolf clearly discarded the Neo-Kantianism that he inherited from his teacher Radbruch, interpreting the criminal offender as a type of person who harms the interests of "the people's community," and arguing that whether or not to impose punishment should be based on the value judgments of the people's community. For him the sole standard for Richtiges Recht ("true law"), that is, the actual law governing the state, was the Nazi law of the Third Reich. Furthermore, he regarded judges, who Radbruch saw as "the servants of legal certainty," as the "plenipotentiary of the people's community" (Beauftragter der Volksgemeinschaft), which must unquestionably support the Nazi rule of law. At a time when freedom of thought and expression were severely restricted, Radbruch wrote numerous essays opposing the Nazi regime. Among them was Cicero in German: On Johann von Schwarzenbergs Translation of De Officiis 〔On Duties〕(Cicero deutsch: Zu Johann von Schwarzenbergs Officien–Übersetzung, 1942), Which contains the following passage: "A tyrant, or a mad dog on the rampage: He who kills them is to be praised and honored." Cicero was supporting the assassination of the tyrannical Caesars, and Radbruch cited this viewpoint in this essay, while Wolf welcomed the rise of the dictator Hitler. What role did relativist theory play in the works of these three men?研究ノート
著者
鈴木 庸夫 高橋 弘志 梅津 和夫
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1995

現在、突然死の死因のうち半数強が心臓疾患によるものであり、その中でも半数以上は冠動脈硬化症による虚血性心疾患である。そこで、平成7年度から3年間に、主としてイヌを用いて虚血性心疾患のモデルを作成し、致死的不整脈の発生機構と超早期心筋梗塞の証明法を見出す目的で本研究を行った。平成7年度及び8年度では、イヌの虚血性心疾患のモデルを用いた実験で心室細動は冠動脈結紮後15〜30分の間で最も誘発され易くなり、その後は徐々に誘発され難くなることが明らかになった。またルクソールファストブルー染色法の改良法では、虚血後15〜30分位のものでも虚血部位の収縮帯が証明され、この方法を用いると心筋梗塞後15〜30分でもその証明が可能で、突然死の心筋梗塞の診断に有用であることが判明した。これらのことをふまえて、平成9年度は突然死の解剖例で死因が明確にされなかった、いわゆる原因不明の突然死の例で、ルクソールファストブルー染色法の改良法を用いて組織染色を行ったところ、そのうちのほとんどで死因が虚血性心疾患であることが明らかにされた。