著者
高橋 孝治
出版者
日中社会学会
雑誌
21世紀東アジア社会学 (ISSN:18830862)
巻号頁・発行日
vol.2019, no.10, pp.149-165, 2019-08-31 (Released:2019-12-04)
参考文献数
43

中国的少数民族之一、彝族的婚姻习惯法至今被认为 “在彝族血缘等级制度和意识形态的庇护下,彝族实行严格的本族内婚、家支外婚、等级内婚、姑舅表优先婚等,这些牢不可破的婚姻法则历经数千年不变”。但是,住在不同的地方的彝族的习惯也不同。所以,本文是住在云南省的各彝族按住在的地方分类,考察各个地方彝族的婚姻习惯法的。 本文指摘“彝族实行严格的本族内婚、家支外婚、等级内婚、姑舅表优先婚”的认识不对,要认为“彝族的婚姻习惯法有本族内婚、家支外婚、等级内婚、姑舅表优先婚的倾向。
著者
高橋 伸夫
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.245-270, 2011

<p>『赤門マネジメント・レビュー』創刊10周年記念「トップダウンロード賞」(有料論文部門)をいただいた拙稿「英文論文のススメ」にまつわる下積み時代のエピソードから始まる連載の第1回。ウェーバーの「鉄の檻」が実はパーソンズの誤英訳で、本当は「殻」の意味だったことを知り、そのイメージが自分の下積み時代の記憶と重なって想像力をかきたてられ、「殻」概念を企業経営の視角として敷衍してみようと企図するまでを描く。</p>
著者
土屋 昭夫 相澤 直孝 佐藤 邦広 高橋 姿
出版者
日本口腔・咽頭科学会
雑誌
口腔・咽頭科 (ISSN:09175105)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.173-177, 2012 (Released:2012-08-25)
参考文献数
20

線維素性唾液管炎は, 唾液腺導管内に線維素塊が形成されて導管の閉塞をきたし, 反復性に唾液腺腫脹をきたす疾患である. 腫脹時に唾液腺を圧迫すると, 導管から多数の好酸球を含む線維素塊の排出を認める. アレルギー性疾患を合併することが多く, そのため発症の原因としてアレルギーの関与が考えられている.今回われわれは, 反復する耳下部腫脹を主訴に当科を受診し, 線維素性唾液管炎と診断された3例を経験したので報告する. 3例ともにアレルギー疾患の合併があり, 2例ではステノン管からの排出物に好酸球を認めた. 全例で抗アレルギー剤の効果を認めたが, 1例を除き症状は残存しており, ステロイド治療の追加を検討している.
著者
高橋 暁
出版者
Architectural Institute of Japan
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.74, no.642, pp.1945-1950, 2009

This paper aims at analyzing the conceptual interactions and the integrated application of the following three UNESCO's International Conventions in culture through examples in Cambodia, Bosnia-Herzegovina, Afghanistan, and Iraq: 1. Convention for the Protection of Cultural Property in the Event of Armed Conflict and its 1<sup>st</sup> Protocol (1954) and 2<sup>nd</sup> Protocol (1999), 2. Convention on the Means of Prohibiting and Preventing the Illicit Import, Export, and Transfer of Ownership of Cultural Property (1970), 3. Convention for the Protection of the World Cultural and Natural Heritage (1972).
著者
高橋 厚史 生田 竜也 伊藤 洋平 張 興 藤井 丕夫
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.225, 2009

T字一体型ナノセンサを用いて、カップスタック型カーボンナノファイバー(CSCNF)の熱伝導率計測を行った。CSCNFは底の無いコップを積み重ねた構造をしている。カップ間結合はファンデルワールス力による弱い結合であると考えられ、この結合が熱輸送を支配していると考えられる。実験から得られた熱伝導率は、ファンデルワールス力による弱い結合から推定される値よりはるかに大きな値となり、長距離の弾道的熱伝導が行われていると考えられる。
著者
中島 和希 高橋 琢哉
出版者
日本基礎理学療法学会
雑誌
日本基礎理学療法学雑誌 (ISSN:21860742)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.37-45, 2021-03-08 (Released:2021-03-09)

The central nervous system injury such as stroke can severely cause the motor paralysis. Although the approach of the rehabilitative training is developed, many patients still face the restrictions in their daily living after rehabilitation. Thereby, a new compound with strong potential to enhance motor function recovery with rehabilitation is an unmet medical needs. We focus on the one of glutamate receptors, AMPA (α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4-isoxazolepropionic acid) receptor, which plays an important role in learning and memory. Here, we found a novel small low molecular compound, edonerpic-maleic acid edonerpic MA), facilitated experience-dependent synaptic AMPA receptor delivery in barrel cortex and dramatically accelerated motor function recovery after brain damage in rodent model. Furthermore, edonerpic MA enhanced the upper limb function recovery of macaque monkeys with the internal capsule hemorrhage. Currently, a phase 2 clinical trial is being conducted to verify the efficacy of edonerpic MA in stroke patients and has attracted global attention.
著者
高橋 しのぶ
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.145-154, 2010

経済協力開発機構(OECD)は世界最大のシンクタンクとして,他の国際機関に先駆けて,充実したオンライン・ライブラリー・サービスを提供している。このたび,OECD iLibraryという名称で一新したオンライン・ライブラリーと,統計データベースOECD.Statの効果的な使い方を,OECD東京センターに寄せられた質問を例に挙げながら示すとともに,実際にご購読いただいている日本とアジアの大学でOECDのデータベースがどのように受け止められ,利用されているかを紹介する。
著者
柴山 真琴 ビアルケ(當山) 千咲 高橋 登 池上 摩希子
出版者
大妻女子大学人間生活文化研究所
雑誌
人間生活文化研究
巻号頁・発行日
vol.2019, no.29, pp.236-256, 2019

<p> 本研究では,小学校高学年児の国際児が,親の支援を受けながら現地校と補習校の宿題を遂行する過程で,どのような家族間調整がなされているのかを独日国際家族の事例に基づいて検討した.日本人母親が記録した約4 年間の日誌記録を「生態学的システム」の修正モデルを分析枠組みにして,家族間の調整過程を具体的に分析した結果,次の3 点が明らかになった.第一に,父母間では,対象児の学年に拘らず,自分が母語とする言語の宿題を支援する言語別役割分担を基本とする支援パターンが形成されていた.第二に,この言語別役割分担は,宿題をめぐる親子間調整の基本単位ともなっていた.現地校宿題をめぐる父子間調整は円滑に進んでいたが,補習校宿題をめぐる母子間調整では対立が頻発していた.第三に,対象児は,自分と活動(宿題遂行)との間に不具合が生じた時に,自らの環境認知に基づいて親に働きかけたり自らの行動を変化させたりする調整を行っていた.対象児の調整過程では,「役割期待」「時間展望」「目標構造」という3 つの軸が参照されていたと考えられる.</p>
著者
高橋 究
出版者
日本沙漠学会
雑誌
沙漠研究 (ISSN:09176985)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.66-72, 2018-09-30 (Released:2018-11-13)
参考文献数
24

5-アミノレブリン酸(ALA)は,ヘムやクロロフィルといった,エネルギー生産など生物の根幹機能を担う重要な分子であるテトラピロール化合物の代謝系における出発物質で,生物に普遍的に存在する,生命の根源物質とも称される天然アミノ酸である.生体におけるALAの生理作用は,農業分野で見出されたのち,医学・ヘルスケア分野においても多彩で加速度的な応用がなされており,当該分野へのALAの応用について概説する.
著者
高橋 直樹 荒井 章司
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩鉱 (ISSN:09149783)
巻号頁・発行日
vol.89, no.3, pp.101-114, 1994-03-05 (Released:2008-03-18)
参考文献数
26

Large amounts of basalt gravels are associated with serpentinite gravels in the Senhata Formation of the Miura Group (uppermost Miocene) in the Boso Peninsula, central Japan. The basaltic rocks possibly constitute a presumed mafic-ultramafic complex (“Fudoiwa serpentinite mass”) in the Tokyo Bay area, which belongs to the Circum-Izu Massif Serpentine Belt. They are slightly altered and have phenocrysts of olivine±clinopyroxene±plagioclase; they are sometimes picritic. Chromian spinel is common both as euhedral inclusions in olivine and as microphenocrysts, and clinopyroxene is often titanaugite. Bulk rock chemistry indicates that intraplate alkali basalts are dominant in the Senhata basalt gravels. Relic chromian spinel chemistry also suggests that the alkali basalts and the picritic basalts are of intraplate magma origin. The close association of intraplate basalts with the Fudoiwa serpentinites may be compatible with the presence of Ti-rich wehrlitic cumulates and Ti-rich metasomatites in the Fudoiwa mass reported by Arai et al. (1990). In the Circum-Izu Massif Serpentine Belt, alkali basalts tend to be associated with small-scale serpentinite masses, and tholeiitic ones, with large-scale masses.
著者
杉浦 智基 高橋 慧智 市川 昊平 飯田 元
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2021-IOT-53, no.18, pp.1-6, 2021-05-06

ネットワーク通信において,最適な通信経路はアプリケーションの特性に応じて変化する.VoIP をはじめとする遅延時間に性能が大きく左右されるものは遅延が少ない経路が最適であり,ファイル通信を伴うものは高帯域幅を確保できる経路が最適であると言える.一方で既存のルーティングプロトコルはこれを考慮しない.本研究では SRv6 を用い,アプリケーションの特性とネットワークの通信状況に応じた動的な経路制御手法を提案した.また,仮想マシンを用いた実験環境に提案システムを適用し,その有効性を確認した.
著者
高橋 B. 徹
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 = Bulletin of Jissen Women's University Faculty of Human Life Sciences (ISSN:24336645)
巻号頁・発行日
no.58, pp.31-40, 2021-03-19

大学生は研究活動を通じて問題解決能力や批判的思考力を身につけることができる。研究活動には専門知識や研究プロセスのスキルが必要になる.しかし,研究初心者は研究プロセスを理解していないことが多い.特に研究プロセスにおける問題発見の重要さを理解していない.本稿では,研究プロセスと問題発見の重要さを理解させるためのPBL を提案する.これは,学習者の研究プロセスの進行を支援しながら進めることで,学習者が研究プロセススキルを身につけることを目的としている。学習者は目標と現状を考えるためにカードソート法を用いる.問題発見にはなぜなぜ分析シートを使用する。解決策の策定には、問題解決マトリックスシートを使用する.評価の設定にはカードソート法を用いる.その結果、実験参加者の86%が研究活動を理解することができた。また、目標と現状の設定や解決策の策定に失敗することを抑えることができた.また、実験参加者は問題発見の意義についても理解した.一方で、問題発見すること自体や評価方法の設定には失敗している.
著者
前田 学 守屋 智枝 高橋 智子 脇田 賢治
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.330-334, 2014-08-01 (Released:2014-10-09)
参考文献数
11

65 歳,男性 (無職) 。ツーバイフォー築 10~11 年の居間床中央に 2013 年 6 月初旬から 3 カ月用カートリッジ交換後の電池式殺虫剤 (ピレスロイド系) を必要時に作動させた。同月下旬昼,腋窩に浮腫性紅斑が出現し,翌日未明,身体痛,1 分間意識消失,下痢・脱糞のため,翌朝 3 時,当院救急部に搬送された。 各種検査で異常がなかったため,一時帰宅した。同室で朝 6 時過ぎに同様の意識消失が出現し,7 時過ぎに再度救急部に搬送・入院した。同日 16 時,皮膚科診察時,全身に蕁麻疹様紅斑が出現し,手足の冷感と著明なチアノーゼと共に 3 回目の発作 (収縮期血圧 95 mmHg) が出現した。皮疹は初診の翌日に寛解し,救急搬送時からの肝機能異常は著明に改善したが,CRP は一時的に 4.76 mg/dl 上昇後,入院 4 日で検査値もほぼ正常化し,退院した。ピレスロイド剤は,中毒症状出現時,軽症では全身倦怠感や筋攣縮,運動失調,中等度症では興奮,手足の振戦,唾液分泌過多,重症では間代性痙攣,呼吸困難,失禁の出現が報告されているので,今回の発作はてんかんや食物アレルギーおよび末梢循環不全や冷え性の既往なく,各種検査でも直接的な原因の見当らないことより,密閉した居間で使用した電池式殺虫剤による中毒を疑った。