著者
アブディラー アグス バニ 橋本 直己 高橋 裕樹 中嶋 正之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.201, pp.73-80, 2001-07-12

従来は, 高価なグラフィクスワークステーションが主体であったコンテンツ制作の分野においても, 高性能かつ安価になった, パーソナルコンピュータが使用されるようになり, それを百台規模で結合した, PCクラスターは今後有望な映像制作システムとなると考えられる.本報告では, オープンソースであるLINUXおよびBMRTを組み合わせて, 安価なCG映像制作のためのシステムを紹介する.特に4台のPCを同時に使用して, 9枚のテスト画像およびアニメーションテストデータに対して, 高速にレンダリング処理を行った効果について述べる.特に, 画像を2×2, 4×2, 4×3, 4×4に分割した場合の4台のPCによるクラスターを用いた分割レンダリング処理時間の比較結果について示し, PCクラスターがCGプロダクションに有効であることを示す.
著者
久保田 創一 安永 正幸 前田 幹夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.99, pp.37-42, 2001-05-22
被引用文献数
1

通信・放送機構(TAO)では、平成11年10月より、YRP(横須賀リサーチパーク)内に横須賀ITSリサーチセンター(ITS-RC)を設立しITS情報通信システムの実現に必要な技術の研究開発を進めている。本プロジェクトは、ITSにおける路車間通信システムの構築に必要な3種の技術課題を選定している。本稿では、当リサーチセンターが進めている本研究開発プロジェクトの内容およびこれまでの研究成果について概説する。
著者
鈴木 雅之 玉手 慎也 荒川 薫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.461, pp.101-105, 2009-02-26
被引用文献数
1

近年,ヒトの感性を考慮した工学的システムの研究が注目されている.しかし,現在の感性工学における感性評価は,アンケートなどの個人による主観的評価に基づくものが主であり,これでは評価が曖昧なものとなってしまう.そこで,人間の生体信号などを用い,客観的な評価を行うことが要求される.本稿では,感性に関する客観的評価指標として脳波を用い,文章の黙読時における精神的負荷の評価を行った.解析はα波及びβ波の含有率と主成分分析に基づくものである.この結果,文を構成する文字の大きさと表示媒体により,黙読時の覚醒や精神的負荷には差異が生じることが明らかとなった.
著者
村上 研二 前川 裕治 泉田 正則 木下 浩二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.210, pp.101-106, 2003-07-18
参考文献数
6

直線や円などの画像構成要素(プリミティブ)を抽出する手法としてHough変換が知られている.筆者等は先に,このHough変換の投票配列の次元数を少なくすることで高速にプリミティブを抽出できる「ローカル極座標を用いたプリミティブの抽出法」を提案した.しかしながらこの方法には,「プリミティブの抽出速度が,画像に含まれる雑音の位置と量に影響を受ける」という性質(この性質を「雑音依存性」と呼ぶ)があり,これが実際にこの方法を利用する際の問題となっていた.そこで本橋では,この雑音依存性に対する解決策を提案する.提案する方法は,ローカル極の原点付近にウィンドウを設定し,このウィンドウ内の演算でローカル極設定の可否を判断するというもので,簡便な方法であるにも拘わらず高い効果を発揮することを種々の実験結果から明らかにしている.
著者
小路 朋也 井上 勇樹 舩曵 信生 中西 透 籠谷 裕人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.286, pp.105-108, 2008-11-06
被引用文献数
1

近年,計算機資源利用の効率化,システム管理の容易化などの利点から,サーバ構築に仮想化技術が用いられている.また,仮想サーバを用いたサーバクラスタシステムの構築手法も提案されている.本稿では,仮想化技術を用いた安全でスケーラブルなWebサーバシステムを提案する.提案システムでは,プラットフォームおよびシステム内データ通信路の安全性を確保するため,SSL認証による各Webサーバホストの正当性検証と暗号化通信を実現する.また,システム管理を容易とするために,システム管理ツールの採用により,OS,Webサーバなど実行環境の自動更新機能を実現する.システム管理ツールPuppet,システム監視・管理ライブラリRuby SNMP,仮想マシンモニタXenを用いて提案システムの実装を行った.本システムの評価実験の結果,短時間でWebサーバシステムの拡張が可能であることが明らとなった.
著者
張 欣 嘉戸 誠司 上原 淳 佐藤 広明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.230, pp.15-21, 2001-07-19
被引用文献数
1

近年, ミリ波・準ミリ波において, 加入者用高速無線アクセスシステムの実用化が盛んに行われている。FWA子局アンテナを室内に設置した場合, 親局との通信は窓ガラス越しに行われる場合が多いと思われる。そこで, この装置に用いられるミリ波・準ミリ波帯(22GHz〜33GHz)の電波に対してガラスがどのような影響を与えるかを実験的に検証する。
著者
村田 和義 中野 有紀子 榎本 美香 有本 泰子 朝 康博 佐川 浩彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.610, pp.25-30, 2007-03-16

マルチモーダルコミュニケーションでは,音声,ジェスチャ,オブジェクト操作など異なるモダリティーの振る舞いが同時にかつ適切なタイミングで生じている.本研究では特にテレビパソコン操作時におけるマルチモーダル対話型ヘルプエージェントに注目する.まずWizard-of-Oz法を用いて利用者-ヘルプエージェント間の対話例を収集し,対話的なヘルプエージェントでは利用者の状態の確認とそれに伴う補助的な説明が行われることを示す.さらに利用者-エージェント間の対話状態を予測するための確率モデルをベイジアンネットワークにより構築し,ヘルプエージェントが補助的な説明を行う最適なタイミングの予測を行う.
著者
坂下 牧子 北坂 孝幸 森 健策 末永 康仁 縄野 繁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.461, pp.35-42, 2008-01-18
被引用文献数
1

本稿では,異なる4時相において撮影されたCT像から膵臓領域を抽出する手法を提案する.初めに,各CT像に対してメディアンフィルタによる平滑化処理を施した後,非剛体レジストレーションにより4時相のCT像の位置を合わせる.次に早期相像と晩期相像から2次元濃度値ヒストグラムを,また,非造影像から1次元濃度値ヒストグラムを作成し,これらのヒストグラムから膵臓領域に対応するCT値分布を推定する.そしてマハラノビス距離を用いて各画素にラベルを割り当て,膵臓候補領域を粗抽出する.さらに,膵臓領域は,候補領域内の膵臓以外の領域との境界領域に比べてCT値の分散が低いことを利相し,分散情報を用いた領域拡張により膵臓に対応する領域を相出する.提案手法を4時相腹部3次元CT像21例に対して適用した結果,10例において良好な抽出結果が得られたが,8例においては,抽出された膵臓領域の一部に過抽出および抽出不足が存在した.
著者
中西 洋喜 加藤 治久 渡辺 敏暢 石上 玄也 西牧 洋一 丸木 武志 吉田 和哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.654, pp.45-51, 2002-02-15

流星は,彗星を起源とする塵が大気圏に突入して発光する現象であり,この塵には生命の起源となった有機物が含まれている可能性が示唆されている.本論文では,しし座流星群をはじめとする様々な流星群を,大気圏外から観測を行い,イメージおよび分光データを取得する小型衛星,LEOLEO(Leonid-Meteor Observer in Low Earth Orbit)-IIを提案する.本衛星には,I.I. CCDカメラ及び分光器が搭載される.これにより地上からでは大気の影響で観測が極めて困難であった,流星の紫外線領域での分光観測が可能となり,これまで得ることができなかった貴重なデータを得ることが期待できる.
著者
矢内 浩文 森 太香夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.419, pp.1-6, 2005-11-12

人間が生成するランダムシンボル系列のデータを分析し, そこに見られる興味深い性質を発見した.シンボル列としては0から9の数字と, 日本語のかなのうち「あかさたなはまやらわ」の10文字を用いた.生成手段としては口頭とと横一列に並んだキーの2種類を用いた.かなを用いたランダム系列生成実験では, かなの発生頻度が五十音図の順に減少する傾向が見られた.数字の場合にはそのような傾向は見られずほぼ一様な分布が観察された.日常の日本語使用でのかなの発生頻度がほぼ五十音図に対して減少傾向があることと対比すると興味深い結果である.生成手段については, キーボードで中央付近の数字が多く発生する傾向が観察された-被験者の主観報告にはそのような偏向はなかったにもかかわらず.
著者
小林 一 臼木 秀樹 白石 謙 土屋 博男 元吉 真 義家 敏正 石崎 敏孝 櫻井 良憲 永井 泰樹 高久 圭二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.2, pp.57-62, 2003-04-03

SRAMに対して、平地、高地、地下でのフィールド試験から、ソフトエラーの主要因である高エネルギー中性子、熱中性子、α線の寄与の割合を求めた。その結果、0.18μm 8M SRAMでは、熱中性子起因が全体の3/4、高エネルギー中性子起因が1/4、α線起因は無視できることがわかった。また、原子炉での熱中性子照射実験の結果、熱中性子起因ソフトエラーは、対策によって数100分の1にできることがわかった。最後に、これからの本格的なネットワーク社会におけるソフトエラー問題について展望する。
著者
日吉 久礎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.317, pp.65-72, 2004-09-10

多次元空間上に与えられたデータを補間する際,データ点に間するvoronoi図を利用する補間法を自然近傍補間という.自然近傍補間公式としてよく知られているSibsonの補間公式は,いくつかの円上で滑らかでないことが知られている.より高い連続性を持つ自然近傍補間公式の列が,Hiyoshi-Sugiharaによって提案されたが,補間を計算するアルゴリズムが明らかにされていなかった.本研究では,Hiyoshi-Sugiharaの補間公式の計算アルゴリズムを提案する.また,Hiyoshi-Sugiharaの補間公式列の極限が,データ点のDelaunay三角形分割をメッシュとする線形三角要素に一致することを示す.
著者
松井 進
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.254, pp.21-29, 2010-10-21

アドホックネットワーク技術の研究は1970年代に米国国防関係で開始された.1997年にはIETF MANET WGで標準化活動が開始され,現在,標準化の一歩手前まできている.また,メッシュネットワークの標準化もIEEE802.11sで行われており,これについても,標準化が見えてきている.一方,アドホック/メッシュネットワークの実用化に向けての実証実験も行われている.主な,適用先は,イベント監視システム,災害対応システム,農地監視システムなどである.更に,実システムへの適用も始まっている.アドホックネットワークの実システム適用に向けた課題として,通信の信頼性向上や,マルチホップ時のスループット低下防止等が上げられるが,これらについても,無線品質を考慮したルーティング方式や,複数チャネル使用等の技術開発が進んでおり,解決のめどがたってきている.最近,アドホックネットワークの新たな適用先として,スマートメータや車車間通信等が注目されている.スマートメータについては,限られたリソースを前提に,500-1,000程度のメータからなる大規模アドホックネットワークを構築する必要がある.これについては,このような環境を想定した新たな標準を作るため,IETF ROLL WGが設立され,RPLというルーティング方式が議論されている.また,車車間通信については,エリアに向けたマルチホップ通信を行うGeoCastルーティングが必要であり,是についても,いくつかの提案がなされている.スマートメータや車車間通信では,500-1,000台規模のアドホックネットワークが構築する必要があり,隠れ端末問題が今まで以上に顕在化してくると考えられる.これについては,TDMA方式の導入が検討されているが,実用化に向けては,まだ,課題が多いと考えられる.
著者
益田 昭彦 夏目 武 中村 國臣 小野寺 勝重 原田 文明 堤 晴雄 小渋 弘明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.542, pp.7-14, 2002-12-13

2002年のIEC総会は中国北京市で開催され、TC56(ディペンダビリティ)の会議も同地で10月28日から11月1日まで行われた。今回、日本から7名が参加したため、これまでより充実した討議を行うことができた。特記すべきはIEC62309のリユース電子部品の信頼性に関する規格の討議が初めて行われたことで、環境問題、特に資源循環型社会の構築に寄与する案件である。SAG(戦略諮問会議)でも、ディペンダビリティの対象範囲を狭義の信頼性から安全性へ、さらに環境へと広げることが容認された。リユースに関する規格はその尖兵的役割を担っているため、各国の関心を集めた。他の案件の大部分は審議継続または定期的見直しであるが、改版するにあたり、現状を鑑みて大幅な改訂を行っているものもかなりある。開催国である中国はWTOへの加入を契機に国際規格への関心が高まり、この総会への肩入れには多大なものがあった。
著者
宇津 圭祐 石井 啓之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.206, pp.97-102, 2009-09-17

アドホックネットワークにおいて,ネットワーク全体に情報を配信する方式として,フラッディングが用いられている.しかし,過剰なフラッディングの使用は,大量の冗長パケットが発生しネットワークに多大な負荷を与える.冗長パケット送信の削減と負荷の低減のため,多くの方式が提案されてきた.しかし,ノードの負荷状況を考慮し,高いメッセージ到達率を確保しつつ,冗長な再ブロードキャストの削減を実現している方式は数少ない.我々は以前よりノードのMAC送信キュー情報に基づき,再ブロードキャストの実行可否を判断する効率的フラッディング方式を複数提案している.本稿では,このうちノードの負荷状況により動的に再ブロードキャスト確率を設定する,Load-aware Dynamic Probabilistic Flooding(LDPF)に焦点を当てる.そして.ネットワークシミュレーションによる性能評価を行い,有効性を示している.
著者
中島 真央 渡邊 実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.415, pp.49-52, 2008-01-10
被引用文献数
13

近年,高速な再構成と大容量のコンテキストの実現を目指して,ホロゲラムメモリを使用した光再構成型ゲートアレイが開発されている.その中で,我々は光再構成型ゲートアレイのVLSI内部から回路情報を保持するための静的メモリを除き,代わりにコンテキスト情報を読み取るフォトダイオードをメモリとしても使用するダイナミック光再構成型ゲートアレイの開発を行っている.本稿では,このダイナミック光再構成型ゲートアレイの高速再構成の性能評価を行った試験結果について報告する.
著者
ナ・バンチャン プリム 藤井 俊彰 谷本 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.517, pp.1-4, 2002-12-10
被引用文献数
4

我々はリアルタイムの画像光線空間データ獲得とその処理を行うシステム、「自由視点テレビ」を提案する。このシステムを用いて、ユーザはリアルタイムに実世界で視点を移動するかの如く自由に視点を変更することができる。この手法は実画像を元に視点修正を行う光線空間法を基本としており、我々の試作システムでは一直線上に配置した16台のCCDカメラを使用してこれを実現している。補間は光線空間データ補間フィルタリングを基本に行っている。我々の試作システムは民生機のみの使用であるが、処理速度と画質の双方において良好な結果が得られている。
著者
吉田 辰巳 大竹 清敬 山本 和英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.200, pp.59-64, 2002-07-09

現在入手可能なツールと言語資源を用いて中国語形態素解析を行った場合にどの程度の精度が得られるかを報告する.解析ツールにサポートベクトルマシン(SVM)を用いたYamCha,ならびにコスト最小法に基づく形態素解析器としてMOZを用いた.中国語コーパスとしては,最も一般的なPenn Chinese Treebank(10万語)を使用した.これらを組み合わせて,形態素解析実験を行った.この結果,YamChaによる形態素解析精度は約88%でMOZよりも4%以上高いが,実用的には計算時間に問題があることが分った.また,より大きなタグ付きコーパスとして人民日報タグ付きコーパス(110万語)を用いて解析実験を行ったところ,YamCha,MOZそれぞれの解析精度は92%,89%となった.
著者
落合 友四郎 レオンハード ウルフ ナチェル ホセ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.113, pp.25-27, 2008-06-20

不可視装置(透明マント)とは、光をうまく迂回させて、中にある物体を見えなくする技術であり、いわゆるハリーポッターの透明マントのことである。今回、左手系メタマテリアル(負の屈折率をもつマテリアル)を用いて、等方性媒質において完全な不可視装置(透明マント)を理論的に設計した。この設計においては、完全な不可視性を実現でき、時間遅れと反射の両方をゼロにすることができる。
著者
松村 常夫 遠藤 乾市 木村 秀明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.91, pp.35-40, 1999-05-27

市販単四電池1本で停電時に5時間の通話が可能なISDN用のカードサイズONU(世界最小電力&電カサイズ)のプロトクイプを開発した。本ONUは50Mbit/s STM-PDS システムに適用するもので、最先端の1V級動作モジュール/デバイスを搭載している。これらモジュール/デバイスの搭載と共に、サービス対応部をプラグ形式で共通処理部と接続する構成法, 高精度モジュール設計法の適用により、本ONUは3.3V版の従来型ONUに比べ、1/8の低電力化(150mW), 1/6の小型化(59cc;カード搭載対象部)が可能であることが確認された。