著者
宮田 篤人 岩橋 直人 槫松 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.520, pp.87-92, 2001-12-13

本稿では, 人との自然な言語コミュニケーションの基盤となる相互信念を, ロボットが発話理解過程を通して学習する方法について述べる.本方法では, 相互信念は, 複数の信念と, 各信念が人と共有されている確信の強さを示す重み付けによって, 表現される.学習される相互信念は, 音韻, 語彙, 文法, 行動コンテキストの影響, およびその他の非言語的な信念からなる.実験により, はじめは簡単な言語知識しか持たないアームロボットが人と言語と行動を介したインタラクションを通して相互信念を学習し, 断片的であいまいな発話を状況に応じた相互信念を用いて適切に理解して行動できるようになることを示す.本方法は, 人とロボットのインタラクションにおいて, 言語処理と身体性を反映した認知処理の融合を実現しており, より自然なコミュニケーションの実現のための新しいフレームワークを提供するものと考えている.
著者
岡村 俊亮 椋本 介士 和田 忠浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.242, pp.119-124, 2012-10-10

船舶衝突警報システムは,船舶が,岸壁或いは他の船舶に異常接近した際に警報を発し,操舵者に衝突回避を促すシステムである.本稿では,WSN(Wireless Sensor Network)端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)測定機能を利用した小型船向けの安価な衝突警報システムを提案する.また,動的に変化する対象物との距離を,RSSI系列から漸近的に推定するためのアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムを用いた衝突警報システムの性能は,水上実験結果から得られた電波伝搬モデルに基づくシミュレーションにより評価される.
著者
山口 裕史 寺地 重巡 高橋 文穂 奈倉 理一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.573, pp.63-65, 2005-01-14

地球環境観測として人工衛星を用いた観測の重要性が認識されてきた.人工衛星による観測では, 観測対象を広く, 長期的にかつグローバルに観測でき, 人工衛星が搭載する高分解能カメラにより, 三次元情報を抽出することが出来る.本稿では, 多方向撮像による複数枚のステレオ画像から三次元解析を行う手法として, 不可視領域を少なく, 対応点検出精度の向上を図るとともに, 雑音が存在する場合での三次元情報抽出の精度向上について検討をする.
著者
堀 敦史 石川 裕 Nolte Jorg 原田 浩 古田 敦 佐藤 忠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.94, no.383, pp.25-32, 1994-12-08

超並列OSにおけるプロセス間通信では,仮想記憶管理機構の技法を用いたプロセス間共有メモリによるプロセス間通信の高速化技法を必ずしも使えないことや,プロセスのスケジューリングに注意しないと効率的なプロセス間通信が実現できないなどといった,逐次マシンのOSとは異なる側面を持っている.本稿では,超並列OS上での効率的なプロセス間通信を実現するために、"buddy"と"alternate"というに種類のプロセスグループを提案する.Buddyプロセスグループはパイプライン処理,alternateプロセスグループはプロセス間共有モメリを可能とする.同時に,alternateプロセスグループを用いたスケーラブルな並列デバッガ実行モデルの提案も併せておこなう.
著者
田中 圭介 西野 哲朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション
巻号頁・発行日
vol.94, no.26, pp.51-60, 1994-04-27

否定数限定回路とは,回路中で使用できるNOTゲートの個数をlog(n+1)に制限した組合せ回路である.本稿では,n変数を反転する否定数限定回路(反転回路)の複雑さについて考察する.本研究以前に知られている反転回路のサイズの最良の上界は,O(n^2(logn)^2)である.本稿ではまず,この上界をO(n(logn)^2)に改良できることを示す.次に,反転回路のサイズと深さに関してそれぞれ,5n+3log(n+1)-6および4log(n+1)+2の下界を示す.さらに,n変数を反転する否定数限定回路にある種の制約を加え,その回路サイズが超線形下界をもつような二つの特殊な場合を紹介する.
著者
秋山 一宜 藤井 邦浩 金内 正臣 渡辺 稔也 高橋 和秀 谷川 延広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.706, pp.1-6, 2003-03-07
被引用文献数
13

IPサービスの提供においては、ユーザ嗜好に合わせたサービス仕様の提供、ユーザによる柔軟なサービス仕様の変更、サービス要求頻度増加等に伴うハードウェア投資コストの抑制が求められる。本稿では、IPサービスを実現するためのフ゜ラットフォームとして、サービス仕様をパーソナライズ化し、容易に拡張することを可能とした分散データ駆動型アーキテクチャについて提案し、本アーキテクチャの内部処理方式を検討した結果を示す。また、本アーキテクチャに基づいたサービス例として、広告配信サービスを示す。
著者
柏野 邦夫 中臺 一博 木下 智義 田中 英彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.1751-1761, 1996-11-25
被引用文献数
70

音楽演奏の音響信号を対象として演奏情報を認識する試みとしては,従来自動採譜の研究が行われているが,複数種類の楽器音を含む音楽演奏を対象とする場合には,認識処理の有効性は極めて限られていた.そこで本論文では,複数種類の楽器音を含む音楽演奏の認識を音楽情景分析の問題としてとらえ,その解決を図る.ここで音楽情景分析とは,音楽演奏の音響信号から,単音や和音などの音楽演奏情報を記号表現として抽出することを指す.本論文ではまず,音楽情景分析を実現する上では情報統合の技術が不可欠であるとの認識から,ベイジアンネットワークによる情報統合の機構を備えた音楽情景分析の処理モデルOPTIMAを提案する.次に,特に単音の認識に的を絞って,提案する情報統合機構の有効性を示す.
著者
尾田 政臣 赤松 茂 深町 映夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.288-297, 1996-02-25
被引用文献数
16

好みの顔といった感性的に表現された顔を明確な視覚的イメージとして想起するのは難しい. しかし, 課題として与えられた顔イメージを描いたり言語的に報告することは難しくとも, 提示された顔画像が自分のイメージに合っているか判定することは容易である. 視覚的にイメージ化しにくい対象であっても, イメージは確かに存在する. 筆者らは画像データベースの中から, 好みの顔のイメージのように検索当初にはあいまいな検索対象を効率良く検索させる方法について検討してきた. 画像データとして線画の顔画像を用い, 好みの顔などを検索させる実験を行い, その方法論的正しさを明らかにした. そこで本論文では顔画像データとして顔写真を用いた場合の方法について検討する. 写真をデータとする場合の最大の難しさは, 何を検索の手掛りにするかである. 主観的な印象をラベルとして各画像に付与する方法や物理的な形状の特徴を用いる方法が考えられる. しかし, いずれの方法においてもデータベースの構築は手作業を伴う大変な作業となる. そこで, 特徴表現に対する手作業の必要ない方法であり, 顔の認識の手法としてその有効性が確かめられているKL展開を採用することとした. 本論文では, KL展開が好みの顔といったあいまいな顔イメージに基づく顔画像検索に対しても有効に働くことを明らかにする.
著者
玉井 輝雄 林 保 沢田 精二 中村 卓 大崎 博志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-II, エレクトロニクス, II-電子素子・応用 (ISSN:09151907)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.537-545, 1996-11-25
被引用文献数
8

機構デバイスの接触信頼性の観点から,酸化されやすく,広く接触部材料として用いられている銅(Cu)に着目して,その接触面に生ずる酸化皮膜の成長を,室温から573K (300℃)までの温度範囲で詳細に調べた.酸化時間,酸化温度,および酸化皮膜の厚さの3者の関係から酸化皮膜の成長則を求めた.その結果,373K (100℃)付近を境として,それより低温度領域では,酸化の初期には2乗則で,中期以降は順次に3乗則,4乗則となることが明らかとなった.これに対して,上記温度以上の高温度領域では,酸化の初期は直線則で,中期以降は順次2乗則,3乗則となることが認められた.また,この温度を境として活性化エネルギー等の酸化の定数が変化することが判明し,酸化反応の機構が異なることを考察した.更に,上記の低温度領域では皮膜の成長が低いので,接触抵抗に及ぼす酸化皮膜の影響は低く,この温度を超えると皮膜が著しく成長し,接触抵抗への酸化皮膜の影響は著しく増大する.また,室温における酸化皮膜の成長と高温度における酸化皮膜の成長の比較から,高温酸化における加速率を求めた.
著者
苗村 健 柳澤 健之 金子 正秀 原島 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.95, no.503, pp.49-56, 1996-02-01
被引用文献数
36

2次元画像符号化技術の標準化が進んだ今日、さらに高度な臨場感の実現へ向け、3次元画像通信の研究に寄せられる期待は大きい。将来の3次元画像通信では、様々な表示方式に対応できる中立的な手法による3次元画像の記述が必要である。本稿では、光線情報に着目した3次元画像の中立的記述法として提案されている光線空間の概念に基づき、その効率的記述法について検討する。まず、光線の伝搬に伴う変化がないと仮定することによって、5次元光線空間を4次元に射影して伝送することが可能であることを示す。そして、具体的な射影方法として、平面記録、円筒言己録、球面記録の3通りの方法を定式化し、それぞれの比較を行なう。
著者
田村 武志 宮本 貴朗 傍島 邦穂 小島 篤博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.156, pp.93-98, 1998-06-26
被引用文献数
5

パソコンを利用した低コストで簡易なマルチメディア遠隔講義システムを構築した。このシステムは、講師像の他に、ビデオ、プレゼンテーションソフト(PowerPoint)による文字・図表の表示、手書き文字、書画カメラによる実物提示ができるものである。また、講義中に講師が各メディアの切り替えを一つの操作画面で簡単にできる操作環境ソフトを開発した。このソフトを実装することによりマルチメディアを駆使した効果的な講義ができるようになった。
著者
横井 公紀 青山 幹雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.449, pp.347-352, 2011-02-24

現在,個人の情報発信,個人間のコミュニティ形成のツールとしてSNS (Social Network Service)の利用が拡大している.しかし,各SNSが基礎とするソーシャルグラフの構造は異なる.SNS間でソーシャルグラフの相互運用性が保証されないため,異なるSNSにまたがるユーザ間の関係構築,ソーシャルアプリケーション開発が困難である.本稿では,Web上の人物とその間の関係を表現するモデルである FOAF (Friend Of A Friend)に基づき,複数のソーシャルグラフの構造の差異を吸収するための統一ソーシャルグラフモデルGSGM(General Social Graph Model)を提案する.GSGMでは,FOAFの人物間の関係構造モデルをSNSのユーザ間のモデル化に適用し,異なるSNSのユーザとその間の関係を統一的に表現する.GSGMにより,異なる構造のソーシャルグラフを持つSNS間で相互運用可能なソーシャルグラフを実現する.Facebook, TwitterなどのSNSに適用し,GSGMの有効性を評価する.
著者
CHEN Chien-Ming KU Wei-Chi
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
IEICE transactions on communications (ISSN:09168516)
巻号頁・発行日
vol.85, no.11, pp.2519-2521, 2002-11-01
被引用文献数
26

Recently, Lin et al. addressed two weaknesses of a new strong-password authentication scheme, the SAS protocol, and then proposed an improved one called the OSPA (Optimal Strong-Password Authentication) protocol. However, we find that both the OSPA protocol and the SAS protocol are vulnerable to the stolen-verifier attack.
著者
江島 一樹 梅林 健太 水谷 克也 河野 隆二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.28, pp.41-48, 2001-04-20
被引用文献数
16 5

新しい形のスペクトル拡散システムとして、Ultra Wide Bandwidth-Impulse Radio(UWB-IR)が高速無線通信方式として注目され始めている。ここでは、そのなかでもTH(Time Hopping)方式について注目し、その他局間干渉を低減するために、M-aryの考えを用いて多値化して、伝送速度を落すことなく他局間干渉が低減できる方式を提案する。この提案方式について計算機シミュレーションを行ない、E_b/N_oでBERを比較した所、BERが10^<-3>の時、3.125Mbpsで1ユーザの時約3dB、30ユーザの時約4dBの利得が得られた。
著者
神尾 広幸 松浦 博 正井 康之 新田 恒雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.8, pp.1429-1437, 1994-08-25
被引用文献数
31

本論文では,音声入出力を中心としたマルチモーダル対話システムMultiksDialについて述べる.このシステムは,入力手段に音声認識装置とタッチパネル,出力手段に音声規則合成装置とディスプレイを備え,入出力の双方をマルチモーダル化していることが特長である.また補助入力手段に光電センサを使用し,ユーザの状況を検知しながら操作ガイダンスを提示することによって,スムーズな対話を実現している.MultiksDial上に情報案内システムを構築し,ユーザインタフェースの操作性を評価する.入力手段の比較実験結果から,直接指示可能な音声入力は,階層的な指示を必要とするタッチ入力よりも速く操作を完了できること,また初心者では,操作ガイダンスを合成音声で提示することにより,スムーズな対話が行えることを示す.これらの事実から,対話チャネルのマルチモーダル化は,ユーザとシステムとの対話をより効率よく行うのに有効であることが確認された.
著者
坂本 比呂志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.96, no.7, pp.501-506, 2013-07-01

データをどれだけ小さくできるかという根源的な問いは,現在もデータ圧縮の主要テーマであり統けている.一方で,データ圧縮は時代とともに新しい価値を獲得してきた.例えば,文字列データを圧縮することで高速検索する理論が1990年代に提案され,様々な分野で活用されている.そして現代は,圧縮しなければならない巨大なデータ,圧縮データに高速アクセスするための理論,それを実現するハードウェアの全てがそろっている.そこで,文字列圧縮について解説し,初学者の道標としたい.
著者
パブロ サンチャゴ エンリケ コナント 池内 克史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.47, pp.53-60, 1999-05-13
参考文献数
8

ロボット組み立て作業のためのビジュアルフィードバック戦略を生成する手法について述べる。モデルから与えられる動作の許容範囲とタスクの分析から得られるセンサーの不確定領域の大きさに基づいて、視覚と力覚を選択的に使用するメカニズムを提案する。視覚と力覚の選択は操作物体と環境物体との接触を認識する能力に基づいて決定される。この戦略により成功確率を最大化するセンシング方式が決定出来る。
著者
和歌崎 修平 北越 大輔 鈴木 雅人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.11, pp.2716-2727, 2013-11-01

複数の確率変数間の依存関係を視覚的に表現可能な確率モデルの一つであるベイジアンネット(Bayesian Network: BN)は,その結合構造を活用した確率推論が可能であり,データマイニングや意思決定システム等,多様な分野への適用例が報告されている.本論文では,BNの結合構造簡略化処理によって計算量抑制と推論精度向上を実現した上で,精度保証処理を通じて利用者の要求に応じた信頼性の高い推論値を出力可能な近似確率推論アルゴリズムExtended-LBPCを提案した.確率的,構造的な特徴を有する複数のBNを対象に計算機実験を実施し,既存アルゴリズムとの比較を通して提案アルゴリズムの基本的特性,及び推論性能について評価する.
著者
小澤 賢司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.333, pp.83-88, 2008-11-27
被引用文献数
11

音を聴取した際に知覚する臨場感は,録音再生の対象となる音によって,またその録音再生系の特性によって異なる.本報告では,それぞれをコンテンツ臨場感とシステム臨場感と称し,基本特性を実験的に検討した結果を紹介する.シェッフェの一対比較法による聴取実験の結果,音源が移動する音などについてコンテンツ臨場感が高いことが示された.また,システム臨場感については,良好な音像定位が得られることが高臨場感に必須であることが示された.さらに,コンテンツ臨場感とシステム臨場感を比較した結果から,両者は同等に重要であることが示された.その他に,視覚情報や再生音圧レベルが臨場感に及ぼす影響についても検討したので紹介する.