著者
井口 亮 水山 克 頼末 武史 藤田 喜久
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ:日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.28-33, 2019-02-28 (Released:2019-03-23)
参考文献数
23

In the submarine caves of the Ryukyu Islands, the existence of many non-described species has been indicated in field surveys. To estimate the magnitude of biodiversity in the submarine caves, application of genetic analyses would provide a promising approach. Genetic analysis by DNA barcoding based on mitochondrial cytochrome c oxidase subunit I (COI) is informative for the study of submarine caves because the data of COI region have been accumulated in many marine animals. Also, in order to understand the formation process of communities of submarine caves, population genetic approaches would be useful to evaluate the connectivity patterns among submarine caves which are not continuously distributed along the Ryukyu Islands. In addition, utilization of high-throughput sequencing technology (e.g., environmental DNA (eDNA) analysis) would be also powerful for the ecological studies of submarine caves of the Ryukyu Islands. We discuss the current situation of genetic analyses in the submarine caves of the Ryukyu Islands and propose the prospects of genetic analyses for future studies.
著者
岡西 政典 藤田 喜久
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ:日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.22-27, 2019-02-28 (Released:2019-03-23)
参考文献数
18

Ophiuroidea is the largest class of echinoderms and can be found in a great variety of marine habitats such as: in interstices in sponges and hard corals; on muddy ground; infaunally buried in sediments; under rocks; and on the surfaces of various animals such as soft corals. Very few species, however, have been recorded from submarine caves and only one anchialine endemic species, Amphicutis stygobita Pomory, Carpenter & Winter, 2011 is known from Bernier Cave, Bahamas, and three undescribed species were inferred by molecular phylogenetic analysis based on the specimens collected from Mexico. During the course of benthic faunal surveys in three submarine caves of the Ryukyu Islands, southwestern Japan, at 2016 to 2018, 19 ophiuroid species in of 13 genera from 8 families were recorded.
著者
岩佐 一 吉田 祐子 鈴鴨 よしみ
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.151-160, 2019-03-15 (Released:2019-03-26)
参考文献数
38

目的 食生活は,生物・心理・社会・文化的存在としての人の満足感と密接に結びついており,食生活に関する満足度の評価には多面的な尺度が必要である。本研究では,日本全国に居住する地域高齢者を対象とした標本調査を行い,鈴鴨他(2001)の「食事関連QOL尺度」(18項目版)とその短縮版における計量心理学的特性を検討した。まず,①18項目版の因子構造の確認を行い,その結果をもとに,②短縮版を作成した。次いで,18項目版・短縮版における,③信頼性,④性差ならびに年齢差,⑤妥当性の検証を行った。方法 日本全国に在住する地域高齢者(60~84歳)1,200人を無作為抽出して郵送調査を行い,849人から回答を得た(参加割合70.8%)。このうち,「食事関連QOL尺度」18項目に欠損の無い者780人(男性367人,女性413人)を分析の対象とした。「食事関連QOL尺度」(5件法,18項目),外部基準変数(主観的幸福感,食満足感,食欲,食事の制限,咀嚼,共食の回数,惣菜・インスタント食品の利用頻度,食に関する情報収集,食品摂取多様性),基本属性(居住形態,教育歴,経済状態自己評価,有償労働,健康度自己評価,生活機能,生活習慣病,飲酒,喫煙)を分析に用いた。結果 確証的因子分析を行ったところ,適合度は許容範囲であり,先行研究で報告された4因子解が再現された(『Ⅰ食事の楽しみ』,『Ⅱ食事の充足感』,『Ⅲ食事環境』,『Ⅳ食の多様性』)。8項目を選出し短縮版を作成した。「食事関連QOL尺度」得点(18項目),各下位尺度得点(因子Ⅰ~Ⅳ),短縮版得点(8項目)におけるα係数はそれぞれ,0.94,0.86,0.89,0.77,0.72,0.90であった。「食事関連QOL尺度」得点,各下位尺度得点,短縮版得点をそれぞれ従属変数として2要因分散分析(性別:2水準,年齢:5水準)を行ったところ,すべての変数において,女性のほうが男性よりも得点が高かった。一方,年齢差は認められなかった。総菜の利用頻度において有意な相関は認められなかったほかは,外部基準変数との間に概ね中等度以上の相関が認められた。結論 地域高齢者を対象として,「食事関連QOL尺度」(18項目版)とその短縮版の信頼性・妥当性を確認した。今後は,健康アウトカムを外部基準として「食事関連QOL尺度」の関連要因,予測妥当性の検証を行うことが課題である。
著者
柁原 宏 高久 元 藤田 喜久 角井 敬知
出版者
日本動物分類学会
雑誌
タクサ:日本動物分類学会誌 (ISSN:13422367)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.1-2, 2019-02-28 (Released:2019-03-23)

Although the 2018 symposium of the Japanese Society of Systematic Zoology, entitled ‘Recent progress and future potential in faunal studies of the submarine caves in the Ryukyu Islands’ was scheduled to be held on the occasion of the 89th annual meeting of the Zoological Society of Japan in Hokkaido, it was unfortunately canceled due to the earthquake ‘2018 Hokkaido Eastern Iburi Earthquake’. However, the five interesting articles were given by the special invited authors: 1) Yoshihisa Fujita ‘The fauna of decapod crustaceans in submarine caves of the Ryukyu Islands, with special reference to environmental factors in the caves’, 2) Yuji Ise ‘Preliminary report of submarine cave sponges in Shimoji Island, Miyako Islands, Okinawa’, 3) Mitchitaka Shimomura ‘Review of recent taxonomic studies of peracarid crustaceans in submarine and anchialine caves of the Ryukyu Islands’, 4) Masanori Okanishi and Yoshihisa Fujita ‘Ophiuroids from submarine caves of the Ryukyu Islands, Japan’, and 5) Akira Iguchi, Masaru Mizuyama, Takefumi Yorisue and Yoshihisa Fujita ‘Current situation and future issues of DNA studies of submarine caves of the Ryukyu Islands’. In this paper, we introduce the purpose and the contents of this special issue.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1790, pp.50-53, 2015-05-11

しかし、90年代に入りバブルが崩壊すると、街の勢いがなくなっていく。景気低迷だけでなく、産業構造の変化も歌舞伎町に影響を与えた。ビデオが普及し、映画館に足を運ぶ人が減少。演歌の人気低迷も歌舞伎町にやってくる人を減らす要因となった。
著者
今井 正司 今井 千鶴子
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.1098-1104, 2011-12-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
17

本論では,Wellsが開発したメタ認知療法(Metacognitive Therapy:MCT)の理論的背景とその技法について概観した.はじめに,MCTの中核的な理論である自己調節実行(Self-Regulatory Executive Function:S-REF)モデルについて論じた.S-REFモデルは,メタシステム(metasystem unit),下位処理ユニット(low-level processing unit),S-REFユニット(S-REF unit)で構成されており,すべての感情障害に関連してみられる認知注意症候群(Cognitive Attention Syndrome:CAS)と呼ばれる非適応的な認知処理様式について説明するモデルである.CASへの主要な介入としては,メタ認知的信念を変容させる方法と,注意の柔軟性を向上させる方法がある.メタ認知的信念に介入する方法については,全般性不安障害の患者さんを例に,「心配の内容」ではなく「心配の機能」に着目する必要があることを論じた.注意の柔軟性に介入する方法としては,注意訓練(Attention Training:ATT)の理論的背景とその技法について,S-REFモデルを用いて論じた.最後に,MCTの効果的な適用とその基礎モデルの発展に関して考察がなされた.
著者
小川 竜平 真鍋 厚史 中山 貞男 小口 勝司
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.118-127, 1994-04-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
18

カルシウム (Ca) とリン (P) の吸収, 排泄ならびに実験的骨粗鬆症の骨代謝に対するシュウ酸 (OA) , 酒石酸 (TA) の影響をWistar系雌性ラットを用いて検討した.1または3%のOAあるいはTAを含む飲料水を1~3週間自由に摂取させCa, Pの糞中, 尿中排泄量を測定した.OAおよびTAともCaの糞中排泄をいずれの摂取期間においても明らかに増加させた.Pの糞中排泄もOAおよびTA摂取により増加あるいは増加傾向を示した.一方, CaおよびPの尿中排泄には明らかな変化は認められなかった.すなわちOAおよびTAはCa, Pの腸管からの吸収阻害により糞中排泄を増加させたと考えられる.卵巣摘出 (OVX) による実験的骨粗鬆症に対する影響は, 1%OA (OVX・OA) , 1%TA (OVX・TA) を6カ月間自由摂取させ検討した.大腿骨と脛骨の灰分重量と乾燥重量の比は灰分重量の減少によってShamに比較しOVX, OVX・OA, OVX・TAにおいても低下したが, 3群問に差は認められなかった.大腿骨, 脛骨のCaはOVXで減少を示し, OVX・OAとOVX・TAではこの減少が著明に促進された.骨中PはOVXで有意な減少を示さなかったが, OVX・OAとOVX・TAではSham, OVXに比べて減少を示した.組織学的にはOVX・OA, OVX・TAで脛骨骨幹端部の骨梁の減少および単位骨量の減少を認めた.以上の結果より, OAとTAは腸管からのCaとPの吸収を阻害し骨粗鬆症を悪化させる可能性が示唆された.

1 1 1 1 OA 救民妙薬

著者
穂積甫庵
出版者
茨城多左衛門
巻号頁・発行日
1693
著者
棚橋 亜矢子 デュアー 貴子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.215, 2014 (Released:2014-07-10)

目的 コーヒーが初めて日本に入ってきた安政2年から159年後の今、コーヒーは世界中で市民権を得た飲物となってきている。しかし、コーヒー飲用には年齢によって差が見られ、コーヒーを苦手とする若者も多い。そこで、本調査においては、女子学生のコーヒー嗜好を官能評価によって調査すると共に、コーヒーの飲用実態についても調査することを目的とした。方法 女子学生400名を対象にコーヒー飲用に関するアンケート調査を行った。また女子学生20名を対象にクローズドパネル法にて官能評価を実施した。インスタントコーヒーと、これと同様の味わいに調整した豆からドリップ抽出したコーヒーの比較は3点識別嗜好試験、豆を浅煎、中煎、深煎してドリップ抽出したコーヒーの嗜好性は順位法によって判定した。データ処理にはSPSSを用い、コーヒー嗜好の比較及び3点識別嗜好試験はχ2検定、順位法はノンパラメトリック検定を行った。結果 女子学生の多くは日常、緑茶を好んで飲用し、コーヒーの嗜好性は低い現状であった。コーヒーが嫌いと回答する割合も24.1%であった。よく飲用するコーヒーは、インスタントコーヒー、外出時食後、缶コーヒーの順であり、54.3%がミルクと砂糖を入れたコーヒーを好む傾向であった。また、女子学生の90.5%がコーヒー摂取によって何らかの効能があると考えており、眠気解消やリラックスしたい時に意識的にコーヒーを飲用していた。嗜好としては深煎ドリップコーヒーを好む傾向がみられた。