著者
萩谷 昌己
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.778-781, 2018-08-15

2018年6月の「第16回未来投資会議において示された大学入学共通テストに「情報I」の試験を入れる方針に賛同します」と題する本会の提言の意図に関して解説する.特に,この提言が決してIT産業のためだけではなくて,日本社会全体の発展を意図したものであることを述べる.そして,高等学校の情報科の現状について述べるとともに,大学入学共通テストに「情報I」を入れるためには,大学の多くの専門分野が情報科の素養を求める状況が不可欠であることを指摘する.最後に,一般情報教育および専門基礎教育の中の情報教育を体系化し,高校の情報科との連続性を明確にする必要性について説く.特に,応用情報学の体系化について述べる.
著者
東野 輝夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.829, 2018-08-15

近年,囲碁や将棋のプログラムがプロ棋士を破り,AIやビッグデータ技術が社会全体に浸透し,計算機ユーザでない一般人にも「情報学」が身近な学問になってきている.また,「情報科目」を2025年1月から大学入試に追加する方針が表明され,米国では情報分野の学生数が急増し,日本でも情報関連学部が新設されてきている.科研費の配分件数も増加し,主要研究分野の1つになってきている.近年の情報学は「メタサイエンス」としての位置づけが大きく,情報学の基礎研究をベースにした新たな研究分野が誕生している.5年後,10年後に新たにどのような研究会が誕生し,研究発表がなされているのか,なかなか興味深い時代になってきた.
著者
富田 真雄 新宮 徹朗 冨士谷 憲徳 古川 宏
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.921-926, 1965-08-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
25

The proton magnetic resonance spectra of N-methylcoclaurine type bases were examined and assignment of the alkoxyl groups and aromatic protons was presented. Correlations of the Chemical shifts with stereochemistry of the molecule were discussed.
著者
重松 洋子 下田 満哉 吉武 清晴 筬島 豊
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.309-315, 1991-04-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
13
被引用文献数
1

緑茶の香気特性を解明することを目的として,評価用語に対して専門の官能検査員がもっている匂いイメージを明らかにするとともに,品質の異なる60種の緑茶の香りを専門の官能検査員により評価し,得られた官能評価結果を数量化理論第3類ならびにクラスター分析により解析した.(1) マイナス要因とされる匂い用語についてはパネリスト間にその匂いイメージに関して若干のバラツキが認められたが,プラス要因の用語についてはイメージが良好に一致していることが明らかとなった.(2) 数量化理論第3類の第1,第2軸上で“おおい香”,“返り香”が特徴的な玉露,“茶の香り”,“新鮮香”,“みる芽香”に優れた上級煎茶,マイナス要因の“こわば臭”,“木茎臭”,“むれ臭”,“いちょう香”,“青臭”,“異臭”などを含む中・下級煎茶を特徴付けることができた.(3) 全情報の80%を要約した数量化理論第3類の第1~第3軸のスコアーを用いてクラスター分析を行なった結果,供試緑茶を匂い特性に基づいて8群に分類することができた.
著者
谷 武幸 窪田 祐一
出版者
日本原価計算研究学会
雑誌
原価計算研究
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.107-118, 2012

M&A後に,買収企業は被買収企業にマネジメントコントロール・パッケージとしての管理会計システムを導入することがある。新たな戦略の実施には組織変革を必要とし,このために管理会計システムが役立つ可能性がある。本研究は,京セラミタのアメーバ経営導入のケースにより,戦略実施や組織統合に対する管理会計システム導入の有効性を明らかにしたい。

1 1 1 1 OA 松屋筆記

著者
小山田与清
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻50-52,
著者
津田博幸著
出版者
森話社
巻号頁・発行日
2014
著者
須﨑 純一 出口 翔理
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.1-10, 2018 (Released:2018-01-20)
参考文献数
12

現在,道路計測においてレーザの利用が進んでいるが,車両や歩行者等でデータに欠損が生じ,従来手法による位置合わせが困難となる場合がある.そこで本研究では,二段階の処理から構成される,欠損に頑健な位置合わせ手法を提案する.第一段階では,鉛直平面の法線の角度分布等を利用して,回転量や平行移動量を補正する.第二段階では従来の代表的な手法で,良好な初期値の下で高精度の位置合わせを実現できるIterative Closest Point (ICP)法を適用する.地上light detection and ranging (LiDAR)で取得し,部分的に欠損させたデータに対して検証した結果,道路線形の形状や勾配に関係なく,提案手法は欠損に対して頑健に位置合わせできると判明した.
著者
Taku Sugawa Takaaki Murakami Daisuke Yabe Riko Kashima Makiko Tatsumi Shinobu Ooshima Erina Joo Keiko Wada Atsushi Yoshizawa Toshihiko Masui Yuji Nakamoto Yuki Yamauchi Yuzo Kodama Yoshiki Iemura Masahito Ogura Akihiro Yasoda Nobuya Inagaki
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
pp.1173-18, (Released:2018-08-10)
参考文献数
22

The delayed diagnosis of insulinoma remains a clinical issue. One of the main causes of such a delay is hypoglycemia unawareness. A 53-year-old woman fell unconscious during postprandial exercises. Flash glucose monitoring (FGM) systems revealed glucose profiles with fasting hypoglycemia, which facilitated the clinical diagnosis of insulinoma even though she was unaware of her hypoglycemia. The preoperative comparison of the blood glucose values provided by FGM with those obtained from capillary blood were consistent. Thus, FGM may have potential utility in revealing the presence of insulinoma-induced hypoglycemia.
著者
牧野 幸志 Koshi MAKINO
雑誌
経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.19-36, 2012-02

本研究は,青年期における恋愛と性行動に関する調査研究である。本研究では,まず,現代青年の浮気経験,性経験を明らかにする。その後,浮気経験者への調査により,浮気関係,浮気行動の内容を明らかにする。被験者は,大学生・短大生400 名(男性195 名,女性205 名,平均年齢19.09歳)であった。そのうち,浮気経験者は52 名(男性22 名,女性30 名)であった。調査の結果,現代青年において浮気経験率は全体の13.0%,恋愛経験者における浮気経験率は17.4%であった。性差はみられなかった。また,性経験率は全体で40.5%であった。浮気行動を分析したところ,浮気関係では性的な関係を持つものが多く,浮気相手は同年齢が多かった。浮気の主な理由は,男性では「性的欲求を満たすため」が多く,女性では「相手の魅力」が多かった。浮気回数は,男女ともに1,2 回が多く,浮気が終わった理由は,女性では「恋人への罪悪感」が最も多かった。

1 1 1 1 OA 大鏡 6巻

出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.[6], 1600
著者
合屋 十四秋 寺本 圭輔 松井 敦典 下永田 修二 土居 陽治郎 モラン ケビン
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学・創作編 (ISSN:18845150)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.35-46, 2011-03-01

The causes of drowning must dictate especially what we teach, content, and to a lesser degree, how we teach. Therefore, an project was conducted among Japanese university students in order to explore the relationship between swimming competency, students estimates of their competency, and their perception of the risk of drowning. Sixty five males and 48 females university physical education students enrolled at three institutions were the subjects of the study. The questionnaire consisted of a) perception of their ability, b) perception of their ability to perform these in open water and c) their perception of risk in five specific scenarios. Practical tests consist of seven aquatic skills. No significant differences were found in actual swimming-related abilities between male and female students, although more females than males did not complete the tests of: dive entry into pool (female 23%; male 11%), surface dive to 2m (female 33%; male 19%), and 100m swim on back (female 28%; male 9%). Similarly, no differences were found in self-estimated swimming abilities by gender. More females than males estimated higher risk of drowning for each of the 5 drowning scenarios that students were asked to estimate the personal degree of risk. This study found that male students tend to underestimate the potential dangers in the risk of drowning.
著者
永井 絢子
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.161, pp.31-41, 2015 (Released:2017-08-26)
参考文献数
20

本研究は,シンハラ語母語話者日本語学習者の作文に見られる主な助詞の誤用傾向と「ガ」「ヲ」の使用状況を示すとともに,先行研究であまり注目されてこなかった「ガ」に注目して誤用の要因を考察した。作文を小テスト得点から3群に分けて分析した結果最も誤用率が高かったのは中位群の「ガ」であった。「ヲ」の誤用率は3群とも低く,「対象」用法が安定して使用されていたが,「ニ」「デ」の誤用の大半は「ニ」と「デ」の混同であった。「ガ」の誤用のうち「×ガ→○ヲ」(「ガ」が誤り,「ヲ」が正しい)は3群とも約8割を占め,その多くは絶対他動詞を取っていた。その要因として,シンハラ語の格標示の影響で「ガ」と「ヲ」の区別に注意が向きにくいこと,意志性の低い他動詞の目的語に「ガ」を選択している可能性が考えられた。「×ガ→○ヲ」は運用上の大きな問題であり,指導において「ガ」「ヲ」をより重視する必要があることが示唆された。