出版者
家族史研究会

特集 『熊本評論」の女たち鷹野つぎさん 隅谷しげ子『熊本評論』をめぐって 原雪江木村駒子 石原通子松尾静枝・金子トクへの手紙など 犬童美子守田有秋「九州の婦人よ」をよむ[I] 石原通子『熊本評論』抄(女人篇)
著者
石黒 武彦 安西 弘行
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.530-533, 1988-07-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
15
被引用文献数
1
著者
織田 政紀 内山 雅普
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.16, no.7, pp.331-336, 2016 (Released:2019-02-01)
参考文献数
22
被引用文献数
2 1

角層は皮膚最外層に存在する薄い膜であり,皮膚を健常に保つ役割を果たす。角層中の細胞間脂質は,角層細胞間隙に,皮表に対して平行に展開されたラメラ構造を形成することで保湿バリア機能を発揮する。高含水α-ゲル製剤化技術は,細胞間脂質の主成分であるセラミドを用いて,肌上に細胞間脂質と同じ構造の膜を形成させるために開発された。本稿では,保湿スキンケア化粧品の観点から,最近の角層細胞間脂質研究動向を交えながら,本製剤化技術についてレビューする。
著者
水澤 英洋
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.101, no.3, pp.669-674, 2012 (Released:2013-04-11)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1
著者
山神 眞一 石川 雄一 境 英俊 藤原 章司 阿部 純也 宮本 賢作 長野 智香
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.13-23, 2005-03-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
30

A study was conducted to investigate the influence of kendo exercise on the bone mineral density in male and female university kendo athletes. The subjects were 45 male university kendo athletes and 23 female university kendo athletes. They had an average kendo experience of 13.2 years and 10.0 years. Measurements were performed using an AOS100 (ALOKA Corp.). We measured the speed of sound (SOS), transmission index (TI), and osteo sonoassessment index (OSI). The mean values of SOS, TI, and OSI in male and female university kendo athletes were higher than in the same aged control group and the peak bone mass aged control group.The values of the left heel were significantly higher than that of the right heel in bone mineral density. Body weight was significantly related to bone mineral density in male and female university kendo athletes. These results suggest that regular kendo exercise during youth is effective for the increase in bone mineral density.
著者
大橋 正洋
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.217-222, 2000-07-01 (Released:2010-02-25)
参考文献数
3
著者
國友 宏渉 江上 いすず
出版者
学校法人滝川学園 名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.139-145, 2001-04-01 (Released:2019-07-01)

健康な男女大学生を対象に,CXD (Computed X-ray absorptiometry)法および超音波(Ultrasound method: US法)法を用いて骨密度を測定し,異なる2つの測定法による評価値の比較・検討を行った.また,両評価値と身体属性や運動歴との関連についても分析を行った.その結果,CXD法およびUS法によって得られた骨密度指標ΣGS/DとStiffnessによる評価結果は必ずしも一致せず,両者の間に相関関係は認められなかった.その原因の一つとして,測定部位の特性が骨密度に反映されるということが考えられる.つまり,外的ストレスの影響を多く受けると考えられる踵骨骨密度(US法)と,影響が少ないと思われる,第2中手骨骨密度(CXD法)では,一定の条件下で比較することは困難であるといえる.また,体格や運動歴と骨密度との関係においても,体重荷重や運動による機械的ストレスが多く加わる踵骨との間にのみ相関関係が認められた.一方,第2中手骨骨密度に関しては,外的ストレスによる影響の個人差が小さいことから,今後食生活や遺伝との関連について分析していくことにしたい.
著者
重藤 敦嗣 Erinna Nindi Nurasti Anton Sugiarto 戸川 真 熊沢 賢二
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.502-506, 2017-10-15 (Released:2017-10-27)
参考文献数
15

収穫時の熟度が異なるバニラを作成し,熟度がバニラの香気に与える影響について検討し,以下の結果を得た. (1)完熟豆は未熟豆よりもスイートな香調が強く,酸臭や枯草臭が弱く,これらの香調に対応する部分としてAEDA法を用いて,バニリン,2-メトキシフェノール,イソ吉草酸,3-メチル-2,4-ノナンジオンを推定した. (2)バニリンは熟度による香気の差にとりわけ大きく寄与していたが,熟度の違いはバニリン生成に関わる酵素群の活性,および加水分解活性の強さに大きく影響する可能性を推察した.
著者
田口 玄一
出版者
一般社団法人 品質工学会
雑誌
品質工学 (ISSN:2189633X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.3-7, 1997-02-01 (Released:2016-12-24)
被引用文献数
1

ln order to define Signal-to-Noise Ratio as a measure of functionality in all engineering fields where we have to deal with waves, we need some mathematical methods to handle complex numbers, The basic mathematics to use Hermitian form expansion are explained in this article.
著者
佐藤 光雄 高橋 正嗣
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.1-6, 1968-11-29 (Released:2010-06-28)
参考文献数
9

1. ひげを先端から約1/2のところで切断すると, 18時間後には傷口は表皮によって完全におおわれ, 中心血管の切り口も血塊栓によってふさがれてしまう。2. 切断後5日目になると, 切断端付近の表皮下間隙の大半を領していた血塊と, 上記の血塊栓は次第に吸収され, これらの部分は結合組織由来の細胞によって占められる.この細胞群が再生芽とみなされる。3. 平滑筋層の再生は主として再生芽細胞の平滑筋細胞への分化によって起り, これに既存の平滑筋細胞の分裂が一部あずかっている.4. 中心血管の再生は, 既存の内皮細胞の分裂増加によらず, 再生芽細胞の内皮細胞への分化にもとづくものと考えられるが, 今後なお検討の要がある.5. 再生部の表皮に終末球が出現する時期は切断の10日目以後であり, 25日目には再生部の組織構造が正常部のそれとほぼ等しくなる.再生部の伸長速度は1日あたり平均0.06mmであった.6. 本種では, 再生部付近の表皮はもちろん, 結合組織にも分裂像が明らかに認められる.
著者
越智 秀明
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2017-04-26

本年度は、前年度に注目した18世紀ヨーロッパにおけるポーランド・リトアニア共和国(以下、ポーランド)を対象とした言論の研究を進めるべく、まずはヴォルテールのポーランド論を検討した。ポーランド国内においてカトリックによる反動的不寛容が蔓延していたことは、ヴォルテールの関心をひくきっかけではあったが、それだけに止まらず、ポーランド分割を複数の複雑な文脈の中で捉えていることがわかった。特にポーランドの状況には、国内における王政派と共和派の対立、ロシアやスウェーデン、デンマーク、プロイセンといった所謂「北方」諸国の台頭やオスマントルコ帝国の弱体化といった国際パワーバランスの変化が大きく関わっていると捉えている。以上の研究をまとめたものを、2020年度政治思想学会大会自由論題報告において報告する予定である。また、この研究と並行して、当時のポーランドを左右しえた言論状況を検討すべく、共和派の言論(ルソー、マブリ)、バール連盟関係著作(ヴィエルホルスキ、パッツ)、ポーランドをフランスの身近な存在にした諸著作(コワイエ、ダルジャンソン)、直接政治の現場にたった王の諸著作(エカチェリーナ、フリードリヒ、スタニスワフ=アウグスト)、ポーランド啓蒙の著作(スタニスワフ・レシチニスキ、コナルスキ)などの著作の検討を始めた。このうち、ある程度進展している共和派の言論とバール連盟関係著作に関する研究については、2020年度社会思想史学会研究大会で報告する予定である。博士論文の完成には至っていないが、以上の研究を進め、まとめていく予定である。
著者
黄 啓徳 田中 齊太郎 泉 唯史 森谷 敏夫
出版者
日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)
雑誌
理学療法学Supplement Vol.37 Suppl. No.2 (第45回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.F4P2297, 2010 (Released:2010-05-25)

【目的】 高齢社会が進む昨今、高齢者がADLやQOLを保ち続けるためには、機能的自立度を維持・向上することが、不可欠である。特に、歩行能力は機能的自立度の大きな要因となっており、例えば、歩行速度の改善により、死亡率が改善することが報告されている(Hardy et al. 2007)。また、高齢者における歩行制限は、転倒・骨折、寝たきり、認知症などの問題に関連し、ADL低下(Guralink JM.1995)などの予測因子になる。このことから、高齢者の歩行能力の維持・向上は大きな課題といえよう。 近年、筋力が低下した高齢者や糖尿病などの疾患保有者に対する運動療法として、筋電気刺激(以下EMS)が着目されている。EMSの特徴は、運動弱者に対しても、弱い強度で、選択的に速筋線維を動員する(Hamada et al. 2003)ことで、筋肥大を引き起こす可能性が示唆されている。 本研究では、通所リハビリテーション(以下デイケア)を利用する高齢者に対し継続的にEMSを行い、機能的自立度、特に歩行能力に及ぼす影響を検証することを目的とした。【方法】 実験参加者は当院併設のデイケア施設の利用者のうち、10m以上の歩行が可能な18名(mean ± SE, age = 76.3 ± 1.9 yr, 介護度 = 1.9 ± 0.2 )とし、EMS群10名(通常のデイケアプログラムに加えて、EMSを行う群)とCON群8名(通常のデイケアプログラムのみを行う群)にランダムに振り分けた。EMS群は1日20分週3回のEMSを下肢4箇所(大腿四頭筋、ハムストリングス、前脛骨筋、下腿三頭筋)に対して8週間行った。 EMS群、CON群とも8週間の実験期間の前後に、10m歩行テスト(通常歩行の歩行速度・歩調・歩幅)、チェアスタンドテスト(5回の立ち上がり)、関節可動域(膝関節屈曲角度・股関節屈曲角度)、握力、ファンクショナルリーチテスト、ステッピング、開眼片脚立位、膝伸展筋力の体力テストを行い、機能的自立度を評価した。【説明と同意】 本研究に対しては、実験計画書を当院倫理委員会に提出、承認を得た。また、実験参加者に対しては口頭および文章にて本研究の趣旨、研究内容、期間等を説明し、同意書にて署名をし、本研究の同意を得た。【結果】 EMS群では、10m歩行テスト中の歩行速度、歩幅、歩調、チェアスタンドテスト、膝関節屈曲角度、股関節屈曲角度、握力、ステッピングについて、実験後の体力テストにおいて、実験前に比べ、有意に上昇した(p<0.05)。また、それ以外の項目に関しては、有意な変化は見られなかった。 一方、CON群は、すべての項目について、有意な変化は見られなかった。【考察】 本実験では、EMS群においてのみ、歩行速度の有意な増加が確認された。歩行速度=歩幅×歩調で表されることをふまえると、歩行速度の増加は、歩幅、歩調の両方の増加によるものであると示唆された。また、歩幅の増加は、チェアスタンドテストで表される筋パワーの増大と関節可動域の改善によるものと示唆される。一方、歩調の増加は、ステッピングによって表される敏捷性の改善によるものと示唆される。 このことにより、通常のデイケアのプログラムにEMS20分を週3回・8週間付加することにより、歩行速度を中心とした機能的自立度の改善の可能性が示された。【理学療法学研究としての意義】 本実験では、通常のデイケアプログラムのみを行った群では、実験前後の変化が確認されなかった。このことは、通常のデイケアプログラムのみを8週間行うことにより、機能的自立度が維持されることを示唆している。だが、電気刺激を短期間(8週間)付加することにより、機能的自立度の維持だけではなく、一部の機能において向上することが認められた。 脳血管疾患、転倒・骨折、関節症、認知症などの理由で、通常の運動療法では、機能的自立度の改善に必要な運動強度に達しない高齢者は少なからず存在する。そのような高齢者に対してEMSは、能動的な運動療法が困難な高齢者に対しても、今後非常に有用な手段になると考えられる。
著者
赤間 仁志
雑誌
夏のプログラミング・シンポジウム2018 「プログラミングとオートマトン」
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1-4, 2019-01-11

身近なものを使って計算ができることを発見するのは,常に新鮮な驚きと喜びをもた らすものである.本論文では,株式会社タカラトミーが販売する鉄道模型であるプラレール を用いることで論理回路を構成できることを示し,基本的な論理ゲートや半加算器などの実 例を交えて,プラレールを用いた論理回路の性質を紹介する. 先行研究にて,プラレールと LEGO ブロックを組み合わせて論理計算を行う手法がすでに 発表されている.しかし,LEGO ブロックの部品は豊富な種類があり,LEGO ブロックの みで論理計算を行う装置もすでに構成されている.本発表では,純粋にプラレールの部品だ けでも論理回路を構成できることを示す.
著者
井上 智洋
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料 (ISSN:24365556)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.AGI-001, pp.03, 2015-12-15 (Released:2021-09-16)

I discuss how the emergence of artificial general intelligence (AGI) affects economic growth, employment, and income distribution. If AGI substitutes perfectly for human labor, the AK-type economy will occur. In the economy, the rate of economic growth gets higher over the years, the employment rate and the labor share approach 0%, and the capital share approaches 100%. I propose that basic income can contribute to the well-being of the laborer who have no capital.