1 0 0 0 OA 女八人

著者
松崎天民 著
出版者
磯部甲陽堂
巻号頁・発行日
1913
著者
奥 忠武
出版者
日本食品照射研究協議会
雑誌
食品照射 (ISSN:03871975)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1-2, pp.1-4, 1985-09-30 (Released:2011-07-04)
参考文献数
9

魚貝類のエキスは濃縮され,その一部は調味液として利用されているが,いわゆる魚臭という点で問題がある。とくに赤身魚肉は特有の臭をもつものが多い。魚臭は主に揮発性化合物に起因すると考えられている。また,フィシュミールでは,製造時に濃縮のための加熱に長時間を要するといわれる。魚貝肉エキスの味は,微量成分のアミノ酸,核酸,低級有機酸,塩類などによるといわれている。魚肉や畜肉に10kGy(Mrad)の高い線量の照射処理を行った場合には,異臭が生ずることはすでに多数の報告があり,最近総説も出されている。本報告では,マイワシエキスに2.5kGyまでの低線量照射を行った場合のエキスの風味と微量成分の変化について,非照射の場合と比較した。その結果について報告する。
著者
鳩山 由紀夫
出版者
The Operations Research Society of Japan
雑誌
日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌 (ISSN:04534514)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.106-122, 1979 (Released:2017-06-27)
被引用文献数
1 1

本論文はDerman(1963)によって導入されたマルコフ型劣化を伴なう機械の保全問題の拡張である。拡張は系が閉じたループをなしていること、取替でなく修理問題であること、及び複数の修理施設をもつことに見られる。即ち、系は、有限個の劣化の状態をもち劣化の進行がマルコフ鎖で記述される単一の稼動機械と、同一機能をもつ有限個の予備機械、及び修理の種類毎に異なる複数の修理施設とからなる。各時点において、稼動機械を修理すべきか否かを決定することが問題となるが、その決定の際に、稼動機械の劣化の程度、修理がなされるときに要求される修理の種類、更に各修理施設で修理中の機械の数が情報として与えられる。修理がなされるときには、機械は修理の種類に対応した修理施設に直わに送られ、修理が開始され、同時に予備機械の一つが新たに稼動を開始する。修理時間は修理施設に依存する幾何分布に従うものとし、修理後は新晶同様の状態に戻ると仮定する。予備機械の用意が間に合わないときには、一つの機械の修理が終了する迄稼動は休止せざるを得ず、この間ペナルティが課せられる。その他のコストとしては、作動費用、材料費及び労賃を考慮している。以上のモデルを設定し、割引率を考慮した総期待費用、乃至は平均期待費用を最小とする最適保全政策が如何なる形となるかを考察する。ここで、修理の種類を固定したとき、稼動機械の劣化がある限界を越えたときのみ修理を施し、又稼動機械の劣化の状態を固定したとき、修理の種類がある限界を越えないときのみ修理を施すという二次元のコントロールリミットポリシーを提案し、緩やかな条件の下で最適政策がこの形となることを示す。次にコスト等を一般化し、更に保全員が各修理施設に一人づつの場合にも同様の議論がなされることを確認し、最後に解法に触れている。
著者
三宅 康博 永谷 幸則 吉田 光宏 林崎 規託 荻津 透 大西 純一 鳥養 映子
出版者
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2017-05-31

透過ミュオン顕微鏡に用いる超低速ミュオンに厚い試料への透過能をもたせるための再加速装置である5MeVミュオンサイクロトロンが完成した。本年度、サイクロトロンの主磁石を作成するとともに、サーチコイルを用いた超精密(10(-5)精度)かつ高勾配(10%/cm)の磁場を計測可能な3次元磁場測定装置を開発し、これらを用いて精密磁場測定、磁場計算と磁極調整(シミング)をくりかえし、目標とする最大0.5T強度で10(-5)精度の等時性磁場の形成に成功した。磁場測定装置の開発では、低膨張ガラス立方体にコイルを巻き、超低ドリフトアンプ、24bitADC、14bitロータリーエンコーダー、FPGA処理装置を組み合わせ、必要な精度を得た。また、サイクロトロンに高安定な108MHzと324MHzの電磁波(RF)を供給する発振器、プリアンプ、パワーアンプ等も開発した。GPS原子時計に同期した源発信をPLLにより上記周波数に変換し、複素変調器、複素復調器、ADC、DACとFPGAを組み合わせたフルデジタルなRF制御系の開発も進めた。並行して、透過ミュオン顕微鏡に用いる超伝導対物レンズの超伝導コイルのヘリウム冷却・起動試験を実施し、目論見通りの磁場(最高4.2T)分布が得られる事を確認した。また、ミュオン回折実験のデーター解析も進めた。
著者
安田 俊隆 正木 和好 柏木 隆史
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.994-1000, 1992-11-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
26
被引用文献数
21 37

ダッタンそばに含まれるルチンの分解酵素について,普通そばと比較しながら検討を行った.(1) ダッタンそば粉および普通そば粉のルチン含量は,HPLC分析により,それぞれ1470mg/100g, 14.2mg/10Ogであった.ダッタンそば粉に加水することにより,その大部分のルチンが急速にケルセチンに分解されたが,普通そば粉では殆どルチンの分解はみられなかった.(2) ダッタンそば粉おおび普通そば粉の抽出液について,ルチン分解活性を比較したところ,普通そばがタンパク1mg当たり0.09Uであったのに対し,ダッタンそばはタンパク1mg当たり61Uと約680倍も強い活性を示した.(3) ダッタンそば粉および普通そば粉の抽出液について,ルチンに構造の類似したケルシトリン,ナリンギンに対する分解活性およびβ-グルコシダーゼ活性, α-ラムノシダーゼ活性を測定したところ,ケルシトリン,ナリンギンには分解活性を示さず,またβ-グルコシダーゼ活性, α-ラムノシダーゼも非常に弱かった.(4) ダッタンそばのルチン分解酵素について,熱,pH,タンパク変性剤の影響をみたところ. 70℃以上,pH3以下, pH7以上で急速にルチン分解活性を失い,タンパク変性剤によっても活性の低下がみられた.
著者
木村 雄二郎
出版者
關西大学經済學會
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1-2, pp.127-145, 1963-06-20
著者
大森 英哉
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.664-668, 2020 (Released:2020-12-01)
参考文献数
5

肩こりや腰痛は日本人の国民病といえるほど多くの患者がいる. この中には心身のストレス関連症を合併している筋筋膜性疼痛症候群の患者層も相当数いる. 近年, トリガーポイントの概念が単なるこりの点としてではなく, 筋膜に存在する過敏化した侵害受容器であることが知られてきた. トリガーポイントが多数存在して活動的となっている筋膜は, 超音波ガイド下に肥厚し白く重積して映し出される. この筋膜を注射液ではがす筋膜リリースは筋筋膜性疼痛に有効性が高く, 心身症を背景とした身体感覚の過敏性が高い場合や逆に感覚鈍麻になった症例への応用も期待できる. 心身医療での活用のために筋膜リリースの基本手技について概説する.
著者
孫 金勝 石川 芳治 白木 克繁 若原 妙子 内山 佳美
出版者
公益社団法人 砂防学会
雑誌
砂防学会誌 (ISSN:02868385)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.15-24, 2020-05-15 (Released:2021-05-17)
参考文献数
30

This study elucidates effects of various conservation works on soil erosion at the Dodaira beech forest of the Tanzawa Mountains using USLE, where forest floor vegetation has declined because of deer feeding. We applied soil erosion prevention work of four types: untreated (control), wooden horizontal step, coconut fiber net cover, and bamboo fiber net cover. Then we observed soil erosion amounts for 10-11 years. During the first year of soil erosion prevention work, the soil erosion amount in the treated plots was less than in the control plots. Although the vegetation was restored, litter had accumulated. Soil erosion was reduced at the control plots that had been installed outside of the vegetation protection fence. The effects of soil erosion reduction reached their limit after 10-11 years. The increased forest floor coverage led to reduction of soil erosion inside of the vegetation protection fence, even for the control plots. At the wooden horizontal step works, the soil erosion increased in the final year at the outside of the protection fence despite of the recovery of vegetation. Results show that the soil erosion amount at the wooden horizontal step works can be larger than that expected from the effects of vegetation coverage restoration. Soil erosion amounts during the last year for coconut and bamboo fiber net covering works installed at the steep slope of the outside of the protection fence surpassed those measured during the first year. This fact illustrates the time limitations of the effects of the coconut and bamboo fiber net. It also suggests that the coconut and bamboo fiber cover works installed at the steeper slope of the inside of the protection fence or at the gentle slope have reduced soil erosion for more than 10 years.
著者
棚次 正和
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1998

博士論文
著者
萱場四郎 著
出版者
萱場製作所
巻号頁・発行日
vol.第2篇, 1938
著者
Wenyu Ma Wenquan Cao Yixin Tong Bangning Zhang
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE Electronics Express (ISSN:13492543)
巻号頁・発行日
vol.19, no.13, pp.20220184, 2022-07-10 (Released:2022-07-10)
参考文献数
31
被引用文献数
2

A slot antenna array backed by substrate integrated waveguide (SIW) cavity with high gain, wideband and low sidelobe levels (SLLs) is proposed in this letter. Four 2×2 slots antenna elements based on SIW cavity are used as the radiation structure. A broadband SIW corporate-feed network is equipped on the bottom layer to feed antenna array. Due to the broadband characteristics of antenna element and feed network, antenna array with wide band is obtained. Then, through the dislocation distribution of antenna elements, the SLLs of antenna array can get greatly reduced. A prototype has been fabricated using standard PCB process, and measured for verification. As for the measurement results, the impedance bandwidth below -10dB is from 18.2GHz to 21.7GHz (17.5%). The maximum gain is 17.4dBi at 20.5GHz. Most importantly, the SLLs of both E- and H-plane are all lower than -15dB in the working band.
著者
萱場四郎 著
出版者
萱場製作所
巻号頁・発行日
vol.第2篇, 1938

1 0 0 0 OA 英語箋階梯

著者
阿部櫟斎 著
出版者
巻号頁・発行日
1867
著者
岡崎 仁昭 長嶋 孝夫 佐藤 英智 平田 大介
出版者
自治医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

【目的】スタチン類はHMG-CoA還元酵素抑制によるコレステロール低下作用以外にも様々な多面的効果(pleiotropic effect)を持ち、近年、免疫抑制作用を有することが注目されている。我々はスタチン類の免疫抑制作用の機序をアポトーシス誘導作用の観点から研究を進め、脂溶性スタチンのフルバスタチンは活性化T細胞と培養RA滑膜細胞に対してアポトーシス誘導能を有し、その機序としてprotein prenylation阻害に基づくことを見出した。今回はスタチン類がループスモデルマウス(MRL-lpr/lpr)に対して治療効果を示すか否かを検討した。【結果】既に自己免疫病を発症している生後4か月齢のMRL-lpr/lprマウス計60匹をコントロール群、フルバスタチン投与群(10mg/kg)、副腎皮質ステロイド投与群(10mg/kg)の3群に分け、週3回腹腔内継続投与した。(1)投与開始4か月後の生存率:コントロール(C)群(50%)、フルバスタチン(F)投与群(55%)、副腎皮質ステロイド(S)投与群(90%)(2)尿所見:C群1.3±0.4、F群0.4±0.2、S群0.6±0.2(3)血清抗ds-DNA抗体価(EU):C群62.9±24.9、F群178.6±88.6、S群17.7±5.3(4)血清INF-γ(ng/ml):C群45.1±12.7、F群34.4±5.7、S群16.0±3.9【考察】今回のフルバスタチン投与実験(投与量と期間)では蛋白尿減少作用を認めたが、長期的生存率は上昇させなかった。血清抗ds-DNA抗体価はフルバスタチン投与群では逆に上昇傾向であった。スタチンには薬剤誘発性ループスの症例報告もあり、全身性エリテマトーデス(SLE)患者に投与する場合には注意を要すると考えられた。【臨床への応用】リウマチ膠原病患者は動脈硬化を合併しやすいことが報告されている。スタチン類がその抗動脈硬化作用に加えて、免疫調節作用をも有していれば、リウマチ膠原病に対する新たな治療薬となり得ることが期待される。