著者
小川 幸男
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.161-165, 1985-01-20 (Released:2010-12-13)
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
宮原 誠
出版者
一般社団法人 日本画像学会
雑誌
日本画像学会誌 (ISSN:13444425)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.159-165, 2008-06-10 (Released:2008-06-13)
参考文献数
6
被引用文献数
1

狭義の“画像工学”に固執する時代は過ぎ去ろうとしている.技術とか文系の枠を超えて,より基本的な,“深い感性”から新しい分野に注目している.それは,人のこころと本能に注目して,感性,コンテンツ,自分が身を置く環境への洞察である.過去の工学を考え直し,こだわりの製品を目指して,研究開発すべきである.これは,世界に誇る日本人の情緒を基にした新しい文化の創造である.これが新のイメージテクノロジーである.
著者
紺野 卓
出版者
日本監査研究学会
雑誌
現代監査 (ISSN:18832377)
巻号頁・発行日
vol.2017, no.27, pp.176-187, 2017

<p>地方公共団体のステークホルダーである住民の目を,いかにして行政運営に役立てるか,その一つの鍵となるのが住民監査請求である。住民からの適正な監査請求は,行政のムダをなくし,効率的な組織運営に寄与すると考える。しかしながら,仮に適正な監査請求がなされたとしても,監査請求を受ける監査委員の対応が不適当である場合には,同請求は組織の改善等には役立たない。もしも監査請求に際して,監査委員の適当とはいえない対応が見られる場合には,監査委員には法的ペナルティーも検討されるべきである。本稿では,監査委員の法的責任追及の可能性について,これまでの議論を踏まえて概観するとともに,同責任を明確化する目的で会社法の規定を参考とする。特に会社法で規定する「不提訴理由通知書」は,株主からの請求に対して,株式会社の監査役に実効性を伴った監査を実施させる動機づけとして有効であり,併せてどのような監査が実施されたのかが明らかとなるため,ステークホルダーである株主にとって有用な資料となる。地方公共団体の監査委員の法的責任を明らかにするためにも,同通知書に相当する文書の,地方自治法における導入が強く望まれる。併せて,住民監査請求における監査請求期間の制限について,現行の1年から,民事規定も参考にして拡大すべきことを提言する。</p>
著者
水原 修平 国光 求 別府 治 高橋 元幸 坂根 篤 田中 正紀
出版者
公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会
雑誌
日本舶用機関学会誌 (ISSN:03883051)
巻号頁・発行日
vol.33, no.12, pp.868-877, 1998-12-01 (Released:2010-05-31)
参考文献数
3
被引用文献数
1

The world's first ADD30V medium speed diesel engines were produced and delivered for marine and stationary applications by Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. under the license of ADD Inc., Japan.This engine achieves extremely high power with B.M.E.P up to 2.7MPa and mean piston speed up to 12m/s, coupled with light weight and space saving compactness. In addition, high reliability as well as low fuel oil consumption is obtained.This paper describes the design features of principal components, such as the welded integral engine frame of steel modules, the crankshaft with cold-rolled fillets coupled with induction hardening, the piston of diffusion-bonded integral, the cylinder liner and the piston rings coated with wear-resistant ceramic, the singlevalve gas exchanging system, etc., which enable the ADD30V engine to achieve the above advantages under the extremely high power.Finally, the engine performance and the operating results are described on the basis of actual test results.
著者
佐藤 正志 Masashi SATO
雑誌
経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.89-104, 2013-02

行政による「地域ブランド」開発が積極的に推進されている。「地域ブランド」化に成功した農産物商品のなかで、現在、地鶏の生産数でトップブランドである徳島県の「阿波尾鶏」は、同県の畜産試験場が開発し、県を中心にJA やローカルインテグレイターである養鶏業者などで構成された「徳島県阿波尾鶏ブランド確立対策協議会」が出荷・流通体制の整備をはじめ、販売店の指定など、厳格なブランドの維持、管理を行い、消費拡大をめざし多様な事業を行ってきた。小規模経営と従事者の高齢化という課題を抱えた同県の中山間部の養鶏農家の経営にとって、「阿波尾鶏」の導入は、熟練した飼養技術を生かせるもので極めて適合的であった。しかし、今後も「阿波尾鶏」ブランドの維持・発展を可能とするには、養鶏家・農業者の収入が安定し、魅力ある農業経営として後継者が育ち、意欲ある新規の若い農業者が参入することと、さらに「地域住民に認知され愛着を持たれること」が不可欠である。
著者
中山 有仁 遠藤 正之
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.202011, pp.77-80, 2021

<p>近年、証券業界ではFinTechサービスを積極的に検討、導入している。本報告では、大手・準大手証券におけるFinTechサービスの一つであるスマートフォン専業証券に着目する。野村ホールディン グスは2019年にLINE Financialとの合弁会社であるLINE証券を設立した。他にも大和グループ本社と東海東京フィナンシャル・ホールディングスがスマートフォン専業証券を設立している。これらについて経営戦略の視点で各社を分析し、現状課題と今後の展望について考察する。</p>
著者
山下智久
雑誌
日臨外会誌
巻号頁・発行日
vol.66, 2005
被引用文献数
1
著者
坪野 圭介 Keisuke TSUBONO
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
no.62, pp.63-74, 2021-03-31

スコット・フィッツジェラルド(F. Scott Fitzgerald)の長編小説『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby, 1925)には、様々なレベルで遊園地のイメージの利用が見られる。主人公ジェイ・ギャツビーの屋敷をはじめ、建築はしばしば「見世物」の要素をもち、作中で重要な役割を果たす自動車は「アトラクション」の効果をもつ。本稿が検証するのは、『ギャツビー』という作品が、シカゴ万国博覧会を祖とするニューヨークの遊園地コニーアイランドを象徴的に物語と重ねあわせることで、「狂騒の20年代」とも呼ばれる第一次世界大戦後のアメリカ社会を巧みに表象しつつ、主人公であるギャツビーと語り手ニックの姿勢の違いを浮き彫りにする過程である。

1 0 0 0 OA 廃棄物発電

著者
小川 紀一郎
出版者
一般社団法人 電気設備学会
雑誌
電気設備学会誌 (ISSN:09100350)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.645-648, 2007-08-10 (Released:2015-04-03)
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
木村 昇 秋場 稔
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.37, no.12, pp.1207-1213, 1971-12-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
20
被引用文献数
1 1

Iron-sulfide blackening of the headspace and liquid parts of tin cans was investi-gated. In the lid and bottom of the C-enameled can, a definite area of iron layer was exposed by scratching the enamel and the tin layers. These cans were filled to 2/3 volume with cysteine solution containing 0 to 4% NaCl at various pH values from 5 to 8. Other cans were 2/3 filled with an extractive of King crab meat containing the cysteine solution. The blackening of the iron surface was observed organoleptically and quantitatively for 6 months at 37°C. In the headspace, the blackening was accelerated by lower pH values and higher concentrations of NaCl. On the contrary, blackening of the liquid parts was remarka-ble at higher pH values and lower concentrations of NaCl. The existence of copper in the crab extractives accelerated the blackening. The acceleration was significant in the liquid part but not in the headspace.
著者
宮沢 辰雄
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.362-365, 1973

今から数十年前に,ミクロの原子構造が研究されていたとき,マクロの太陽系の運動よりのアナロジーが役にたったという,今日,生物についてミクロの分子レベルで研究しようとするとき,マクロの生物のふるまいよりのアナロジーが,いろいろのヒントを示しているようである。酵素分子は餌にぱくつくミクロの金魚であるというお話を,酵素化学の先生に教わったのは,だいぶ前のことである。その後,酵素タンパク質の構造解析が行なわれて,酵素分子が基質分子をくわえることが明らかになった,ヘモグロビン分子も,酸素分子を取り込むときにかなり変形し,ミクロの肺のようにふるまうという。ミクロの生きもののような機能タンパク質分子,それらがポリエチレンなどの合成高分子ときわだって違ってふるまうのは,どこかで構造がかなり異なるためであろうか。
著者
鈴木 春花 朝倉 隆司
出版者
日本健康相談活動学会
雑誌
日本健康相談活動学会誌 (ISSN:18823807)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.29-40, 2018-03-20 (Released:2021-07-07)
参考文献数
37

本研究は、性別意識に着目して、男性養護教諭の仕事の意識と体験の特徴を明らかにした。 男性養護教諭4名を対象とし、約1時間程度の半構造化インタビューを実施した。分析は、テーマ分析の方法を参考に、共著者間で協議して進め、基本的問題意識とデータの読み込みから、5つのテーマを設定してカテゴリーを生成した。 性別意識が現れたカテゴリーは、《養護教諭を目指した理由・動機》《養護教諭としての職業観》では、【男性でもなれるという思い】【専門性と性別は無関係】であるという認識のカテゴリーであった。男性の《養護教諭としての仕事上の体験》では【男性養護教諭に対するバリアへの挑戦】【少数派男性ゆえの孤独感と存在価値】【中年期の男性養護教諭イメージの不確定さからくる不安と期待】【子供が持つ羞恥心への理解】【セクハラの危険性の認知と予防策】【性別を超えた対人職の倫理】と特徴的なカテゴリーを見出した。《うまく働ける要因》では、【学校のニーズ】【男女の複数配置】【普通と思う受け入れ姿勢】という職場の条件、【本人のポジティブな性格】という本人の要因を見出した。《男性養護教諭の存在意義》に関しても、【子供に養護教諭の選択肢を与えることができる】【キャリア教育の一翼を担う】【これまでの当たり前を問い直すことができる】【多様なニーズへの対応ができる】のように、男性養護教諭の立場から養護教諭のあり方を問い直すカテゴリーを見出した。
著者
馬場 麻衣 桜井 康宏
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.50, pp.427-430, 2007-07-15

住宅が供給過多となり、人々の志向が持ち家に向かっている現代の日本社会において、民間の賃貸住宅経営者の経営状況は悪化する一方である。個人の経営者が多数所属する全国的な組織の組織概要や活動内容を把握し、現在彼らが置かれている状況を整理する。全体として、「空室対策」の活動が最も多く、古くからある小さな支部において、その状況を改善しようとする意識が強いことが把握できた。
著者
丸山 真人
出版者
明治学院大学国際学部
雑誌
明治学院論叢. 国際学研究 = Meiji Gakuin review. International & regional studies (ISSN:0918984X)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.51-57, 1992-03-31

共同研究報告(1987-1990年度)『戦後日本の社会変動の研究―「高度成長」を鍵概念に―』

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1945年09月24日, 1945-09-24