著者
小林 伸
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.571, pp.109-112, 2009-02-09

全自動とシーンモード/シーンモードを選ぶには/カスタム機能の設定も/撮影画像はすぐに確認
著者
杉原 知道 舛屋 賢 山本 元司
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.251-262, 2013 (Released:2013-05-15)
参考文献数
15
被引用文献数
3 5

A high-fidelity attitude estimation technique is proposed for mobile robots which move irregularly in wide space, where heterogeneous inertial sensors are combined in a complementary way in the frequency domain. While the working frequency ranges of each sensor are not necessarily complementary, inverse models of them compensate the sensor dynamics and enlarge their effective working ranges. The problems to be addressed are that the sensor dynamics displays a highly nonlinear property in the case of 3D rotation, and, even if it is approximated by a linear system, the inverse models of them tend to be non-proper and unstable. An idea is to decouple it into the dynamics compensation part approximated by a linear transfer function and the strictly nonlinear coordinate transformation part. By inserting the designed filter before the coordinate transformation, the total transfer function is guaranteed to become proper and stable. Particularly, the differential operator of a high-pass filter cancels the integral operator included in the dynamics compensation of the rate gyroscope, which causes instability.
出版者
徳島大学病院
雑誌
いきいきらいふ
巻号頁・発行日
no.67, pp.5-6, 2020

・2020年度各種教室のご案内・日本人工臓器学会技術賞を受賞・徳島大学病院フォーラム2020春をケーブルテレビで放送します・クリスマスコンサート・脳神経内科への改称
著者
舘 かおる
出版者
日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.406-416, 1999-12

本論では、日本の大学における教養教育の分野でなし得ている、女性学・ジェンダー研究の貢献について検討する。 従来の定義に従えば、教養教育の役割は、人文学と自然科学の幅広く基礎的な「知」の習得を通じて、学生たちを良く均整のとれた人間に成長させるように促すことであるが、第二次女性解放運動後、その「知」は、ジェンダー化(性別に関わる偏向がある状態)されていると認識されるようになった。ジェンダーは、我々の社会組織や自分自身の経験の最も基本的な構成物の一つである。また、ジェンダー関係を理解することは、地域的にも世界的にも、社会変化の過程と現代の社会生活を理解するための中心と言える。それ故、大学の教養教育にジェンダーの視点を組み入れることは、重要なことである。他の国々と比較すると、日本ではそんなに多くの大学ではないが、女性学・ジェンダー研究を提供している。国立婦人教育会館が行った調査によれば、1996年で351の大学が、女性学・ジェンダー論の講座を開設しているが、学部レベルで女性学・ジェンダー研究の学位を取得できる大学は皆無であり、大学院レベルでは城西国際大学とお茶の水女子大学で修士と博士の学位を習得できるのみである。 本論では、一章で、日本の大学において見られるジェンダー・バイアスの様々な局面について、大学の女性教員数が少ないことを含め、論じている。二章では、日本の大学における女性学・ジェンダー論講座の概況について述べている。三章では、女性学・ジェンダー論講座を登録する学生が増えているいくつかの理由について考察している。その理由の一つには、この講座を教える者たちが用いる革新的な教育方法にある。四章では、女性学・ジェンダー研究が提供する「新しい知」に直面した学生の反応をいくつか記述している。 日本の教育システムは、一般に学生たちの経験から分離した様々な知を暗記して吸収するよう教えられることが普通である。しかし、本論で示すように、学生たちは、女性学・ジェンダー論を履修して、知がどのように構築されているかを知るようになり、同時に、既存のシステムを疑い、挑戦し、新しい知を構築する力を得ることを実感する。さらに、ジェンダー・アイデンティティが社会的文化的に構築されるという気付きは、社会的な慣習や規範に縛られることなく、自分のアイデンティティを構築し、新たな未来を発見する可能性を開くようになる。また、女性学・ジェンダー論は、公的領域でのジェンダー化された権力関係を見ることも可能にする。例えば学生たちは、少年のグループによって,女子高校生が連れ去られ、強姦され、殺された時の、メディアの報道における隠されたジェンダー・バイアスを見つける。日本の法システムにおいて、強姦犯に課する罰の軽さと同様に、強姦の被害者に対する警察の扱いが軽いことに、男子学生、女子学生に限らず、学生たちは警告を発するようになることにも触れている。一端、社会システムも知もジェンダー化されていることを認識すると、例えば、フランス革命における人権宣言や共和制の理念が、女性を排除したことの意味を、学生たちはたやすく理解する。さらに、近代科学が女性と人種に対し差別化したことも知り得る。このような気付きは、ジェンダー・バイアスのない新しい知を創ることが重要と考えるように彼らを力づける。 多くの国で、様々な分野におけるジャンダー分析が、有益であり重要であると認識されている。それ故、21世紀においては、すべての大学の教養教育に、女性学・ジェンダー研究の視点が含まれるべきであると思われる。\\r\\\\\r\\\In this paper, I will examine the contribution of women's studies/gender studies in the area of "kyoyo kyoiku" (Liberal/General Education) in Japanese universities. According to the traditional definition, the role of "kyoyo kyoiku" is to assist the development of well-balanced personality among university students through the acquisition of broad-based knowledge in Arts and Sciences. But after the second wave of women's movement, it is generally accepted that "knowledge" is genderized. Gender is one of the most fundamental structures of our social organization and our experiences of ourselves. An understanding of gender relations is therefore central to an understanding of contemporary social life and processes of social change, locally and globally. It is therefore important to include gender perspectives in "kyoyo kyoiku" at the universities. Com-pared to other countries, however, not many Japanese universities offer women's/gender studies. According to the survey done by the National Women's Education Center in 1996, 351 universities have such courses but none offers a degree course at the undergraduate level. And at the graduate level, Josai International University and Ochanomizu University offer M.A. and Ph.D.degrees. Section One discusses various aspects of gender bias found in Japanese universities, including the under-representation of female faculty members. Section Two introduces a general survey of women's/gender studies courses offered in various Japanese universities. Section Three considers several reasons for the increase in the number of students enrolling in women's/gender studies courses. One reason is the innovative method of teaching employed by those who teach the courses. Section Four describes some of the students' reactions, when they are confronted with "new knowledge" offered by women's/gender studies. In the Japanese education system, students are normally instructed to memorise and absorb "knowledge" which is remote from their own experiences. But this paper shows that when students are exposed to women's/gender studies, they come to see how "knowledge" is constructed, and realize that they have the power to challenge /question the old value system and construct a new one. Furthermore, the awareness of how gender identities are socially/culturally constructed opens the possibility of constructing their own identity without being bound by social convention and thus of discovering a new future. Women's/gender studies also enable them to see the gendered power relationship in public arena. For example, upon examining an incident when a high school girl was kidnapped, raped and murdered by a group of youths, most students taking these courses were able to see the hidden gender bias in mass media.
著者
稲田 勝美
出版者
CROP SCIENCE SOCIETY OF JAPAN
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.37-44, 1977-03-30 (Released:2008-02-14)
参考文献数
15
被引用文献数
3 4

作物の光合成における分光反応曲線が葉色や栽培条件によってどの程度変化するかを明らかにするため, 緑色程度の異なる葉, 緑色葉と紫色葉, ならびに異なる光質下で発育した葉について作用, 吸収率および量子収率スペクトルを比較した. 栽培法, 植物令などの違いによって生じた緑色程度の異なる葉の比較には水稲, トウモロコシ, ダイズ, トマト, ナス, ウンシュウミカンおよびチャを用いた. 単位入射エネルギーに対する作用スペクトルの相対値は, 500~650nm の波長帯においていずれも淡緑葉の方が濃緑葉よりも低く(第2, 3図), 波長 560nm に対する 435nm の作用比と 560nm における吸収率との間には種間の場合と同様の負の相関が認められた(第4図). 緑色葉と紫色葉の比較はハボタン(緑葉に白色斑入りのある品種と暗紫葉に紅紫色斑入りのある品種)およびシソ(青ちりめんと赤ちりめんの2品種)について行った. 紫色葉では緑色葉で明らかに見られる緑色域での吸収率低下が全く認められず, この緑色域において作用ならびに量子収率が著しく低下することが明らかにされた(第5, 6図). 紫色葉の緑色域における光合成効率の低下はアントシアニンによる緑色光の選択的吸収に帰せられる. 青色, 赤色および中性(灰色)の塩ビフィルムを被覆して得た異なる光質(第1図)下で水稲を育て, 新たに伸長した葉の光合成を比較した. 作用スペクトルの相対値は 600nm 前後の波長帯で多少差が認められ, 青色区で最も高く, 中性区はこれに次ぎ, 赤色区で最も低かった. しかし, 吸収率および量子収率スペクトルには明らかな差を認め難く, 光質適応の存在を確認するには至らなかった(第7図). 以上の結果から, 光合成の分光反応曲線は葉の特性とくに葉色によって変化するが, その変化の幅は紫色葉のような特殊な色を呈する葉を除けば種間でみられる差異と同程度であると考えられる.
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.727, 2020-01-13

リニア中央新幹線と九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の建設工事が、いずれも地元の反発に遭い、一部区間で着工できずにいる。政府は2020年も地元との調整を進める方針だが、予断を許さない状況だ。 東京─名古屋間の27年開業を目指すリニアでは、南アル…
著者
藤井 大輔
出版者
日本交通学会
雑誌
交通学研究 (ISSN:03873137)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.143-152, 2012

2008年に着工した長崎新幹線の並行在来線である長崎線は、これまでの整備新幹線の並行在来線の措置と異なり、JRが新幹線開業後も並行在来線での列車運行を担うことになった。この「長崎方式」とも呼ばれる方式を考察した。また、既に開業した整備新幹線の並行在来線転換第三セクター鉄道事業者を旅客輸送量と経営状況の面から横断的に分析した。いずれの事業者でも旅客輸送量の減少は続き、軌道1kmあたりで算出した鉄軌道事業営業損益も赤字決算が続いていることが明らかとなった。
著者
溝口 誠一郎 笠原 義晃 堀 良彰 櫻井 幸一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.1087-1098, 2013-03-15

ネットワーク上に存在するボットに感染した端末を特定するために,ネットワークアプリケーションが送信するアプリケーションプロトコルメッセージの送信間隔に着目したボット検知手法を提案する.人間がアプリケーションを操作した場合,そのアプリケーションプロトコルメッセージの送信間隔はばらつくのに対し,ボットの場合はその挙動がコードによって規定されているため,アプリケーションプロトコルメッセージの送信間隔の分布に偏りが起きる.この分布の違いを利用して,人間とそうでないものを区別することで,ボットを発見する.はじめにネットワークアプリケーションに対する入力と出力の関係をモデル化し,IRCクライアントのIRCメッセージ送信間隔のモデル化を行う.続いて,提案モデルに従ったボット検知アルゴリズムを設計する.アルゴリズムでは,IRCメッセージの送信間隔の列に対して階層型クラスタリングを適用することで人間と機械のモデルの区別を行う.評価では,モデルに基づく擬似データを用いてアルゴリズムのパラメータを設定した後,実際の人間が操作するIRCクライアントで観測されたIRCトラフィックならびにIRCボットのトラフィックに対して提案手法を適用した.その結果,IRCボットのトラフィックは機械が生成したトラフィックとして正しく判定された.

1 0 0 0 OA 宇摩郡案内

著者
栗本露村 編
出版者
栗本諒二
巻号頁・発行日
1914
著者
松本 亙平 齋藤 年正 田野 博
出版者
公益社団法人 日本船舶海洋工学会
雑誌
関西造船協会誌 (ISSN:03899101)
巻号頁・発行日
vol.233, pp.129-134, 2000
参考文献数
4
被引用文献数
1

In vibration design of resonant avoidance to fore and aft vibration of superstructure, it is an important technology to estimate accurate natural frequency and to avoid it from resonant zone of blade or cylinder frequency in case of resonance. In this second report, authors investigated coupled vibration effect of local vibrating body such as funnel or dodger upon natural frequency of superstructure. By connecting funnel casing and deck of superstructure, natural frequency of superstructure becomes extremely high when its fundamental frequency exists higher than that of funnel. It is shown that this phenomenon can be applicable to avoid resonance in actual ship design of superstructure vibration. Long wings(dodgers)which exist at navigation bridge deck also affect the natural frequency of superstructure. Coupled vibration effect of dodger is found to lower natural frequency of superstructure.
著者
伊藤 美奈子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.18-24, 1994-04-20 (Released:2010-07-16)
参考文献数
16
被引用文献数
1

The degree of integration of contrasting traits in the person may be an index of personal maturity. This study examined such an integration process from the framework of individual and social orientedness. Subjects, 118 male and 329 female students, were asked to fill out an orientedness scale, a short version of TSPS: a measure of the two-sidedness of personality, and a self-esteem scale. Results showed that for those high on one-sidedness, individual orientedness turned out to be the sole factor, clearly bisecting those high and low on self-esteem and other traits. High correlations of self-esteem with traits like leadership and activity seem to indicate that the highly one-sided use a single dimension for their judgments. On the other hand, when one-sidedness was low, both individual and social orientedness became necessary, and ratings of personality traits moderate. Self-esteem correlated with flexibility and deliberateness, showing both active and reflective tendencies. As for the orientedness, individual orientedness is related to active traits and self-esteem, while social orientedness correlated with both active and reflective traits, implying moderate characteristics for the person's personality.
著者
中井 八千代
出版者
Japan Society of Material Cycles and Waste Management
雑誌
廃棄物学会誌 = WASTE MANAGEMENT RESEARCH (ISSN:09170855)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.215-222, 2008-09-30
参考文献数
6

レジ袋は, ごみの全体量からみると多くないが, レジ袋を断ることは, 私たち誰もが今すぐできる, CO<SUB>2</SUB> (1枚62g) とごみの発生抑制であり, 次の環境行動につながる第一歩となる。今やヨーロッパをはじめ, 世界中で無料配布禁止の動きが加速している。<BR>日本でも有効な削減手段として, レジ袋の有料化が全国の自治体・消費者・事業者の協力で取り組まれており, 実施店舗のレジ袋辞退率は80%を超えている (全国平均はまだ17~18%) 。<BR>私たち3R全国ネットが昨年実施した全国1万人アンケートの結果でも, 約80%の人が「レジ袋削減のために有料化に賛成」と答え, 有料化は消費者の共通理解を得ているといえるのではないか。<BR>基本は一人ひとりがレジ袋を断ること。削減の意識は高まっている。あとは, 「行動に移すきっかけを作る」意味でも, 有料化の意義は大きいと考える。<BR>自治体の姿勢と, 消費者の協力体制が問われている。
著者
大宮 秀淑 松㟢 由莉 宮島 真貴
出版者
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
雑誌
札幌学院大学心理学紀要 = Bulletin of Faculty of Psychology Sapporo Gakuin University (ISSN:24341967)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-12, 2019-10-31

本研究は,前頭葉/実行機能プログラム(Frontal/Executive Program:FEP)を使用した介入によってMCIの認知機能に改善が認められるか否かを検討することを目的とする。対象は80代女性であり,認知機能に関して覚える事が苦手になったなど記憶力低下についての自覚があった。症例に対して1対1で週2回,1回約1時間ずつのFEPを22セッション行った。評価はMoCA-Jを用いてMCIと判断した上で,介入前後に統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版(BACS-J),ウィスコンシン・カード分類テスト(WCST)および持続的注意集中力検査(CPT)を実施した。結果として,介入前はBACS-Jにおいて言語流暢性および数字順列の成績低下が顕著であったが,介入後は総合得点,言語性記憶およびロンドン塔課題に大きな改善が認められた。WCSTやCPTの誤答数も減少し,MCIへのFEPの適用可能性が示唆された。他の精神疾患と比して,言語流暢性の改善が十分ではない特徴的な結果も得られた。今後は症例数の増加およびMCIの認知機能の特異性に関する検討が必要と考えられる。
著者
山本 祐美子
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.299, 2008

【はじめに】<BR>当病棟は、循環器・血液内科の急性期病棟であり、緊急の処置を要する患者が多い。特に循環器内科においては、昼夜を問わず緊急入院が多く多忙を極める。また入院患者も高齢化している。このような状況の中で、頻回なナースコールも多く看護師はどのような思いでいるのかを知る目的で調査を行った。その結果、頻回なナースコールに対し看護師は感情をコントロールし対応している事が分かったので報告する。<BR>【研究】<BR>期間:平成20年3月1日~21日<BR>対象:病棟看護師23名(卒1~2年5名、3~5年5名、6~9年8名、10年以上6名)<BR>看護体制:チームナーシング、受け持ち看護師制<BR>【方法】<BR>頻回なナースコールへの対応に対する思いをアンケート調査により明らかにする。<BR>【結果】<BR>アンケート回収率は100%であった。<BR>(1)「1時間にナースコールが何回なると頻回だと感じますか?」3~4回12名(52.1%)5回以上10名(30.4%)2回1名(8.7%)<BR>(2)「頻回と感じる時間帯は?」深夜帯16名(69.5%)準夜帯7名(30.4%)<BR>(3)「頻回だと感じた時、仕事は忙しいですか?」忙しい12名(52.2%)とても忙しい6名(26.1%)少し忙しい4名(17.4%)忙しくない1名(8.7%)<BR>(4)「ナースコールを頻回に押してくる患者の気持ちが理解できましたか?」よくできた1名 (8.7%)できた9名(39.1%)少しできた12名(52.1%)できない1名(8.7%)<BR>(5)「頻回にナースコールが鳴ってもにこやかに対応できましたか?」よくできた3名(13.0%)できた12名(52.1%)少しできた7名(30.4%)できない1名(8.7%)<BR>(6)「イライラする感情がどのくらい持続しますか?」5分~10分16名(69.5%)1時間以上5名(21.7%)15分~30分2名(8.6%)<BR>(7)「イライラしている時の気持ちの切り替え方法は?」(自由記載)深呼吸をする3名、患者の立場に立って考える6名、その他、仕事と割り切る、楽しい事を考える、気持ちの切り替えができないなどであった。<BR>(8)「患者に対する感情は?」(自由記載)何かあったのか?8名、イライラ4名、不安なのかな?、また?、ため息、一度に用件を言ってほしいなどであった。<BR>(9)「患者の話をきちんと聞けましたか?」については、聞けた23名(100%)<BR>【考察】<BR>アンケート結果から、ナースコールが頻回と感じる時間帯が深夜帯という回答が最も多く、頻回と感じるナースコールの回数は1時間に3~4回であったが、深夜帯はCCU への緊急入院や重症患者の頻回な観察にもかかわらず、頻回のナースコールにも自分なりの工夫で感情をコントロールして看護を行っていると考えられる。さらに、夜勤での身体的疲労に加え精神的緊張も重なるため少数意見ではあるが、イライラする感情が1時間以上持続する看護師や、気持ちの切り替えができない看護師もいた。忙しい中では当然の事だと考えるが、患者の立場を考えると、今後もいかに忙しい状況の中でも思いやりを持ってよりよい看護を実践してくかが今後の課題であると考える。また、頻回なコールの内容を検討し、対策をしていくことも重要である。<BR>【まとめ】<BR>(1)頻回なナースコールに対し看護師は、感情をコントロールし対応している事が明確になった。<BR>(2)ナースコールが頻回と感じる時間帯は深夜帯であった。