著者
岡島 吉昭
出版者
信州大学経済学部
雑誌
信州大学経済学論集
巻号頁・発行日
vol.13, pp.77-96, 1979-03-20
著者
景山 一郎 栗谷川 幸代
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.789-795, 2019 (Released:2019-05-24)
参考文献数
6

本研究は二輪車の操作性に関係する極低速・停止時の直立安定性について検討したものである.まず停止時の運動方程式を誘導し、これを用いて直立安定性について検討を行った。次に状態フィードバックを用い、安定化について検討を行った。その結果、停止時の直立安定性が確保できることを示した。
著者
末次 大輔 東野 陽子 山田 功夫 深尾 良夫 坪井 誠司 大林 政行 竹内 希 田中 聡 深尾 良夫 坪井 誠司 大林 政行 竹内 希 石原 靖 田中 聡 吉光 淳子
出版者
独立行政法人海洋研究開発機構
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2004

本特定領域研究により得られた海底・陸上地震観測データと既存観測データにより、西太平洋マントル遷移層に滞留するスラブの鮮明なP波、S波速度イメージや相転移面の深さ分布を推定した。その結果、スラブが滞留する前に断裂していること;沈み込むスラブ内部にはプレート生成時の異方性が保存されているが、滞留スラブではそれが見られないこと;滞留スラブの主要部分の温度は周囲より500度低く、水はほとんど含まれていないこと、などが明らかになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.618, pp.40-41, 2015-06-22

飛騨高山に、知る人ぞ知るドローンの"隠れ里"──。 前ページまで紹介した岐阜県高山市内で大林組が手掛ける現場近くには、高規格自動車専用道の建設現場がある。延長約10㎞を100〜200mごとに工区分けしたこの現場では、各工区の施工者それぞれがドローンを…
著者
喜多 義弘
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.207-210, 2016 (Released:2019-07-22)

近年,IoT(Internet of Things)は様々な分野で採用され,医療分野にも広がりつつある.IoT を実現す るために,それを担うソフトウェアが必要不可欠であり,その品質を保証するには開発の際にソフトウェ アテストを実施しなければならない.しかしながら医療分野においては,ソフトウェアの品質に加えて, 安全性も重視する必要がある.本稿では,ソフトウェアテストの現状に触れつつ,医療 IoT のソフトウェ アテストにおける課題について紹介する.
著者
鈴木 清 木村 清志
出版者
魚雑
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.77-81, 1980

三重県沖で行われた深海カゴ網の試験操業によって漁獲された標本の中から5個体の.Psychrolutes inermis (Vaillant) が得られた.これは本邦初記録で, 和名としてクマノカジカを提唱する.本種は従来Cottun-culoides inermisとして記載されていたが, 近縁と思われるウラナイカジカやPsychrolutes phrictus Stein et Bondの記載と比較した結果, ウラナイカジカ属Psychrolutesに帰属させるべきであるとの結論に達した.本種は背鰭条数 (VII~VIII, 17~18), 胸鰭条数 (20~21) および側線が完全に退化していることなどにより近縁種と区別される.
著者
冨田 謙吾 穂苅 量太
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.104, no.1, pp.48-56, 2015-01-10 (Released:2016-01-10)
参考文献数
37

非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)/非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)はメタボリックシンドロームの肝臓での表現形と考えられている.肝臓は腸管由来の門脈血流により真っ先に栄養される臓器であり,NASH/NAFLD病態は腸管由来のPAMPs,腸内細菌代謝物をはじめとする種々の因子の強い影響を受けることが明らかになってきた.そして,その背景にある腸内細菌叢の乱れ(dysbiosis)と病態との相関の詳細が,近年の腸内細菌解析手法の飛躍的な進展により急速に解明されつつある.
著者
成田 光好 羽生 和弘 関口 秀夫
出版者
日本プランクトン学会
雑誌
日本プランクトン学会報 (ISSN:03878961)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.127-135, 2002-08-25
参考文献数
17
被引用文献数
1

伊勢湾は本州中央部の太平洋岸に位置し、その平均深度は19.5m、湾中央の最深部は約35m、面積は約1738㎡であり、少なくとも70m以上の水深をもつ伊良湖水道を通して外海沿岸域と海水交換をおこなう半閉鎖的な湾である。その海底地形からも明らかなように、湾中央の最深部から愛知県側にかけての海底勾配はどちらかといえば急峻であり、三重県側にかけては緩やかな勾配の海底が続いている。伊勢湾奥部には本邦有数の河川である木曽三川から大量の淡水が流入し、一方、湾口部の伊良湖水道を通して高水温・高塩分の黒潮系沿岸水が湾内に進入しているので、そこでは典型的なエスチュアリー循環流(密度流)が卓越している。伊勢湾や東京湾や大阪湾と同規模の内湾であり湾奥部に大河川が流入していることでもこれらの湾は共通している。伊勢湾の北部域から湾中央域にかけての海底にはシルトー粘土の底土が、湾口域には砂質底が湾南部域の三重県沖には粗砂ー砂礫または礫の底土が広がっている。近年、伊勢湾の北岸及び西岸に位置する都市からの汚水廃棄のために、伊勢湾の富栄養化は著しく、しばしば赤潮の発生が報告されている。伊勢湾の底層の溶存酸素量は季節的に著しく変動することが知られており、とくに夏季においては湾中央域から三重県側の西部域を中心に貧酸素域が発達し、秋季から冬季には海表面の冷却と季節風による鉛直混合の強化によって湾全域の底層において溶存酸素量の回復が見られる。
著者
中村 恵三
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
vol.365, pp.84-92, 1986
被引用文献数
1

本稿は,建築家J.B.フィッシヤー・フォン・エルラッハ(1656-1705)の考案したシェーンブルン城第1案(1688)の建築モチーフの考察と,その形態構成表現の柱ともなる彫像作品群の象徴表現の解釈,即ち象徴性の意味関連を考察する事(イコノロギー解釈)を目的としている。既に前稿[I]で,この計画案の要素となる各建築形態が独立的モチーフであり,合成的表現によって,統一ある運動をもつ一つの全体として表現されていることを指摘した。本論では,この構成技法との関連性を踏まえて,建築モチーフの由来及び特色を考察し,またイコノロギー的表現においては,各彫像群の寓意的解釈に図版全体の幾何学的秩序を関係付けた象徴表現の分析をしている。即ちこの計画案の意味内容に,部分と全体との間の必然的統一関連性を求め,寓意像の存在理由に新たな解釈を加えようとするものである。本論では,この図全体の4つの段階ごとの集まりの分類化,つまり城郭部分,2つの庭園テラス部分,そして主要な彫刻作品のある最下層テラスに分け,分析することで,計画案の個々の造形物の由来と特徴を明らかにしようとした。その結果,この計画案が古代ローマのフォルテューナ神殿復原図,また従来,抽象的にしか指摘されていなかったフランスのサン・ジェルマン・アン・レーの影響を,形態構成分析の考察に基づき,より実証的にその直接的影響を指摘した。また彫像作品間に存在する幾何学的構成表現が,象徴表現となっていると云う筆者の指摘は,城郭上方の皇帝像が下層の4つの彫像群を放射状に支配すると云う構成に基づくものである。これは,太陽神に姿を借りた皇帝像が「世界支配」を象徴化していると云う指摘である。それは,この調和的統合表現によって,一つの観念形態を象徴化するイデオロギー表現の存在を意図したものであろう。最後に,この計画案のイコノロギー表現に関与していたとも云われる哲学者ライプニッツの「調和の哲学概念」の関連性を述べているが,前稿[I]の考察も含めこれは彼の哲学概念の視覚上の表現であると云う従来からの観念的指摘に対する,一つの実証的解釈の試みともなっている。
著者
河井 正 金谷 守 田中 幸久 石川 博之 武田 智吉
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.705-708, 1997
被引用文献数
2

外洋に面した人工島を保護するケーソン式防波護岸の地震時挙動を検討するため、遠心力載荷模型実験を実施した。実験ではケーソン式防波護岸が異なる地盤条件のもとで建造されることを想定し、岩盤上に設置された場合と砂層上に設置された場合の両方の場合について検討した。また一方でケーソン式防波護岸の一部である消波工部分の地震時挙動を把握するため、消波工のみからなる堤体の加振実験も実施した。その結果、岩盤設置型の防波護岸では水平震度1.0で加振してもケーソンの変位があまり生じないこと、消波ブロックのような異形材料の集合体でも、動的変形特性にひずみ依存性が認められる結果が得られた。
著者
金 宇烈
出版者
関東学院大学経済経営研究所
雑誌
関東学院大学経済経営研究所年報 (ISSN:13410407)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.244-265, 2007-03

サムスン電子はブランド価値で,日本のソニーを抜いて世界20位の座を占めている。そして,2004年度の営業利益においては1兆円を越え,日本の大手電気電子企業9社の営業利益を合計した金額よりも大きい利益を稼ぎ出した。特に,サムスン電子はかつて日本のお家芸だった半導体メモリ,移動端末機,液晶パネルなどのエレクトロニクス産業分野で日本企業を退け,世界トップに躍り出ている。本稿は,移動通信端末機事業を通して,サムスン電子が「安かろう悪かろう」というイメージのメーカーから,「消費者の憧れる高級ブランド・メーカー」へ変革するプロセス,経営革新である「新経営」が事業展開に及ぼしたインパクト,そしてグへ変革するプロセス,経営革新である「新経営」が事業展開に及ぼしたインパクト,そしてグローバル戦略およびその成長要因を考察するものである。

1 0 0 0 OA 欟斎雑攷 : 2巻

著者
木村正辞 著
出版者
光風館書店
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1909
著者
鷹野 澄
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.488-494, 2011-12-15
参考文献数
9

<p>緊急地震速報は気象庁が観測点で地震を検知したら,その震源と規模を推定し,各地の震度を推定して提供される防災情報である.この情報は一つの地震で何度も出され,最初の情報は,地震検知から3 ~5 秒後に出されている.推定震度が5 弱以上の場合を警報と定義し一般向けに提供される.この緊急地震速報を減災に活用するには,事前の訓練と周辺の安全エリアの確保が重要である.東日本大震災では警報発表時には,地震の規模と震度がともに過小評価され,後続の情報で規模や震度がいつまでも大きく成長した.これは巨大地震の時の緊急地震速報の姿そのものであったが,後続の情報は活かされず課題を残した.現在日本列島の地震活動が活発化し,内陸直下型地震への注意も必要であるが,緊急地震速報のみでは直下型地震には対応できず,直下型地震対応の情報システムの実現が急務となっている.</p>
著者
藤原 大輔 高瀬 暁央 梅村 恭司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.76, pp.145-149, 2007-07-25
参考文献数
6

文書の雛形をテンプレートと呼ぶが、あるテンプレート内で使用される単語をテンプレートの形を知ることなく抽出するという問題を扱う。単語の分布として良く知られているものに、Katz K mixture モデルがある。この Katz K mixture モデルは、単語が文書中で繰り返し出現する条件付確率は減衰係数によって決められると仮定している。本研究では、この Katz K mixture モデルに従わない固有名詞が持つ特徴とテンプレートの関係について分析し、その結果、モデルに合致しないものがテンプレート内で使用される単語の候補となり得ることが分かった。A template is a fixed format of certain documents. We deal here with the problem of extraction words used in templates without knowing form of the templates. The Katz K mixture model is well known as a distribution model of keywords. In this model, basic assumption is that the conditional probabilities of repeats for a given word are determined by a decay factor. In this study, we analyze relations of a template and proper nouns which do not obey the Katz K mixture model. As a result, we have found that the Katz model is useful to detect nouns that consitute templates.