著者
山岡 俊章
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.131-134, 2000-08-20
被引用文献数
2

iモードやEZweb, J-スカイウェブなどいわゆる"手の中インターネット"が可能なブラウザ内蔵の携帯電話が普及してきた.本研究では, これらのブラウザ内蔵の携帯電話へ休講情報を提供するシステムを開発し, また, 同時にメール配信システムも開発した.本システムを使用して, 管理者はPCまたは携帯電話(iモード)から休講情報を登録すれば学生に常に最新の情報を提供することが可能になる.またPCから, 学科や専攻, 学年ごとに一斉にメールを送信することができる.
著者
高橋 日出男
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

はじめに<br>都市特有の環境に伴って現れる大気現象(都市気候)には様々な空間スケールがあり,これまで多様な分野において観測,解析,数値モデルに基づく数多の研究が行われてきた。東京は都区部の直径が約 30 km,都心3区だけでも直径 10 kmに近い大都市であり,都市化した領域は広域にわたる。付表は東京を想定し, 10n mごとの空間スケールで大まかに区分した温度環境を中心とする都市大気の現象例と,それを観測的に扱った研究の主な観測手法・資料の概要をまとめている。本報告では,付表中の①~④に位置付け可能と考えられる,東京およびその周辺を対象として実施,あるいは構想している主として観測的研究を紹介して話題提供とするとともにご意見ご批判を賜りたい。 <br><br>観測的研究<br>①生活空間の温度環境<br> 気象観測は,ある範囲の代表的な値を知るために,一般には観測露場のように整備され人間の立ち入らない環境で行われるが,熱中症対策などの応用面においては,実際の人間の生活空間や1日の行動によって経験する環境を詳細に捉える気象観測が必要であろう。通勤や買い物行動を模し,朝に大学を出発して南大沢駅から京王相模原線に乗車し,日中は新宿駅周辺で行動して,夕方に大学に戻るまでの気温やWBGT等の経過を夏季晴天の複数日について観測した。適切に環境の気温等が得られているかという懸念もあるが,街路上において気温は一般にAMeDASや常監局より高い値を示し,場所によっては5℃以上高く,WBGTも午前中から「危険」レベルを何度も超えていた。熱中症発生の危険性を判断するためにも,気温や相対湿度,放射を含めた都市内部における熱環境の不均一性(場所によるばらつき)の大きさを把握する必要があろう。<br>②~ 1 kmスケールの都市内部構造に起因する不均一性<br>都市表面の幾何学的特徴として,東京都都市計画局作成のGISデータ(平成8,9年)に基づいて 50 mメッシュ内の最大建築物階数を異なる空間スケールで平滑化した建築物階数分布を求めた。平滑化の空間スケールが500 m程度までは主要道路に沿って, 5 km以上では東京駅付近を中心とした同心円状に階数が大きい。一方で, 2 km程度では都心(霞が関・大手町),新宿,池袋などの局所的な階数の極大が明瞭となる。この空間スケールは,集中観測と広域観測(付表)の狭間にあたっており,観測的に気温分布や風系などに与える影響(都市気候への反映)の有無はよく捉えられていない。<br>③ 夜間の都区部気温分布と陸風吹走および都市境界層構造との関係<br>都心と都区部外側との気温差が大きい冬季の晴天弱風夜間には,都区部の西部や東部に明瞭な気温急変域が認められる。この時には夜間の陸風と考えられる内陸からの北西風が吹走するが,夜半前から早朝にかけて内陸側郊外では風速が次第に弱まる一方で,気温急変域の高温側(都心から沿岸部)では風速が維持・強化する傾向がある。こうした差異には,郊外と都心の接地層安定度との関係が示唆される。しかしながら,陸風の気温鉛直構造の変形プロセスや温度場との相互作用はよく分かっておらず,たとえば逆転層破壊と気温急変域との関係や,陸風侵入に伴う都心域の接地層の変化などを,冬季ならびに気温急変域が不明瞭な夏季について明確にする必要がある。<br>④ 日中海風吹走時における都心風下側の大気構造<br>東京都市域の影響によって海風循環が強化される一方で,海風前線の内陸側への進行は都心の風下側で停滞傾向を示すとされる。夏季日中においては,海風前線のやや内陸側に地上気温の極大域の存在が指摘される。また,戸田市荒川河川敷におけるドップラーソーダによる風速三次元成分の観測(高橋ほか 2011地理予)によれば,海風前線通過後においても数百m上空には0.5~1ms-1の上昇流が持続していた。海風前線構造を含む海風循環に与える都市の影響(都市に起因する循環との相互作用など)を明らかにするためにも,海風の都心風下側における境界層構造の観測による把握が必要と考えられる。<br><br>補足<br>Stewart and Oke(2012)は,urbanやruralといっても実際には多様性に富むことから,都市気候(特に気温分布)研究のframework(都市相互の比較を行うための地理的条件に関する「統一的物差し」)として,天空率や地表面粗度,構成物質の熱特性などを考慮した景観に基づくlocal climate zone(数百m~数kmの空間スケールでの地域分類)を提案している。都市気候の現れ方はその時々の気象条件にも大きく左右されることから,「晴天」や「弱風」などの基準についても,研究者間の統一があれば,観測成果や解析結果の相互比較が行いやすいのではないだろうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.642, pp.215-217, 2008-03

2007年10月31日午前9時すぎ。愛知県の県営名古屋空港で,航空自衛隊第四航空団(宮城県東松島市)所属のF2支援戦闘機が滑走路を走り出した。数百m滑走し,機首を上げて離陸態勢に。その直後のことだった。機体はバランスを崩して墜落し,滑走路脇の芝生帯で炎上した。機長は肋骨を折るなどの重傷,副操縦士は打撲などの軽傷を負った。
著者
飯野正仁編
出版者
藝華書院
巻号頁・発行日
2013
著者
関口 直人
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理要旨集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

<B>Ⅰ.はじめに</B> <BR>モータリゼーションの進展により,人々の移動手段は自家用車へと変化し,公共交通機関は衰退へ追い込まれた。特に地方の鉄道や路線バスは苦しい経営となり、代替バスへの転換や第三セクター化もみられるが、1999年の鉄道事業法の改正により鉄道事業に対する参入と退出の自由が認められ経営の苦しい第三セクター鉄道も廃止されるようになった。 <BR>経営が苦しい鉄道路線が多くなる中で,2011年3月11日に発生した東日本大震災はJR線,私鉄線に大きな被害を与えた.震災の被害から全線運休となったが,復旧を遂げた路線やBRT化を進める路線もあるが,鉄道を復旧させるためには費用面など様々な課題がある.被災した第三セクター鉄道には国からの補助により復旧費用は全額負担となったが,過疎化により,利用者が減少しているなど問題が山積みである. <BR>本研究では,東日本大震災で大きな被害を受け,全線運休から一部区間の運転を再開した岩手県三陸鉄道を事例とし,東日本大震災での被害状況と現在までの復旧状況を整理し,運休中の従前の利用者の移動方法,復旧後の利用状況、これまでの研究から三陸鉄道の主な利用者は高校生であることが明らかになっていることから,沿線高校生の震災前後での交通行動の変化を明らかにすることを目的とする. <BR>1年以上の鉄道運休は利用者にどのような影響を与えたのか,震災以前の利用者は回復しているのか,鉄道運休中にはどんな移動方法をとっていたのか把握することは三陸鉄道の震災の影響や,新たな施策の検討につながると考えられる.なお,本報告では,国、県、沿線自治体の補助により復旧計画として掲げた第一次復旧が完了したことから、2012年4月を「現在」と定義する。<BR><B>2.研究方法</B> <BR>三陸鉄道の現状を知るために,『鉄道統計年報』,『岩手県移動報告年報』によって年間乗降人員,沿線人口を整理し,三陸鉄道の震災後の利用状況について知るために三陸鉄道利用者へのアンケート調査,旅客流動調査,沿線高等学校3年生へのアンケート調査を行い,それぞれ分析を行った.<BR><B>3.研究結果</B> <BR>三陸鉄道利用者へのアンケート調査結果は,平日の利用者の中心は、沿線に居住し、日常的に通学目的で三陸鉄道北リアス線を利用する高校生であり、休日の利用者の中心は岩手県外に居住し、低頻度の旅行・観光目的で三陸鉄道北リアス線を利用する広い年齢層にわたる観光客であった。三陸鉄道不通時の移動手段として自動車による送迎、バスでの移動である。また,旅客流動調査からは朝,夕方は高校生の通学定期での乗車が多く,日中は団体割引乗車券で乗車の団体観光客,現金や普通乗車券で乗車の通院や買い物目的の利用が多い.輸送断面は始発駅と終着駅、学校が近隣に立地する駅で利用が多い. <BR>沿線高等学校に対するアンケート調査結果からは、通学や通学目的以外で三陸鉄道北リアス線を利用している生徒はごく一部である。三陸鉄道北リアス線を利用していない生徒の通学や移動手段は自動車による送迎や自転車が多く、居住地によって移動手段が変わる。震災以前から通学に三陸鉄道北リアス線を利用していない生徒が多い。 <BR>震災以前と震災後で三陸鉄道利用者の利用状況に大きな差はない。
著者
Zion Mark N.
出版者
多摩大学グローバルスタディーズ学部
雑誌
紀要 = Bulletin (ISSN:18838480)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.163-173, 2012-03-01

The study of motivation in the field of second language acquisition, now in its sixth decade, has focused on distinctions between two types of motivation: xtrinsic and intrinsic. This has become a fixed star in the English education osmos, as accepted as any other ongstanding theory. Without minimizing the labor of so many who shaped the direction of this research, I believe it is important to step away from this body of literature and consider its relevance, since research on motivation seems to have been accepted incritically. Since it is largely "unquantifiable," teachers are left with either belief or disbelief, and this, I feel, is counterproductive and may in fact add stresses to both teachers and English education programs. Here, I will briefly consider the conclusions from some studies on motivation.
著者
伊藤 隆敏
出版者
岩波書店
雑誌
経済研究 (ISSN:00229733)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.97-113, 2003-04

2001年7月に公表され,その後,定期的にアップデートされている為替介入のデータ(観察期間,1991年4月から2002年3月)を用いて,利益,介入効果などの側面について考察を加える.この期間,125円よりも円安(円ドルレートが,126円以上)の水準での円売り・ドル買いの介入実績はなく,125円よりも円高(円ドルレートが,125円以下)の水準での円買い・ドル売りの介入実績は無かった.日本の通貨当局は,ドルをドル価値が安いときに購入し,高いときに売却していた.介入による売買益,評価益,金利差益の利益合計は,11年間で10兆円近くに上る.介入直前の為替レートの変化に比較して,介入直後の為替レートの変化が,介入の意図した方向に動いていたかどうかの介入の効果を検討すると,おおむね,意図された効果が得られていたといえる.回帰分析によると,1990年代の後半は,介入が統計的有意に為替レートに意図したように影響していることがわかった.効果の大きさは,アメリカと日本の同時介入が,通常の日本の通貨当局による単独介入よりも,20-50倍の効果を持つ.日本の通貨当局による介入のうち,一週間以上の間を置いたあと最初の介入は,そうでない場合よりも有意に大きな効果を持つことが分かった.This paper analyzes the institutional mechanism, history, patterns, profitability, and effectiveness of Japanese intervention in the yen/dollar market from April 1991 to March 2002, based on newly disclosed intervention data. During this period, the yen-selling/dollar-purchasing points were always below 125 yen/dollar mark, while the yen-purchasing/dollar-selling points were always above 125 yen/dollar mark. The authorities bought the dollar low and sold high. Estimates of profits from interventions, realized and unrealized gains and profits from interest rate differentials, amounted to 10 trillion yen over the 11 years. Effectiveness is determined by examining the yen/dollar rate movement over a 24 hour period that includes intervention operations, compared to the preceding 24 hour period. Interventions were effective in the second half of the sample (after June 1995). Joint interventions were particularly powerful in moving the rate in the intended direction.
著者
田中 薫 Kaoru TANAKA
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.139-164, 2003-03-20

2001(平成13)年度宮崎学術振興財団の助成による研究報告として私は2002(平成14)年4月,『宮崎公立大学716田中薫研究室所蔵雑誌創刊号目録-創刊号に見る戦後日本の雑誌』と題する報告書をまとめた。これは,私の研究室に所蔵されている約370冊の創刊号を,学生をはじめ多くの人々が有機的に活用できるようにするため,その目録を作成したものである。そして,その中に1946 (昭和21)年のものが70冊含まれていることがわかった。第二次大戦の終戦は1945 (昭20年)年8月15日。それから12月までの約4か月間はまだ日本中が混乱のさなかにあり,この時期に創刊された雑誌はきわめて少ない。しかし,翌昭和21年になると激増する。そうした混乱と新しい時代の夜明けともいうべき,この時代の出版界の状況を,この70冊の手持ちの資料を分析することで,どのような時代状況にあったかをあきらかにしてみたいと考えた。これらの雑誌は,基本的なスタイルは雑誌の形式(条件)を備えてはいるものの,あらゆる物的な面で,現在のものとは大きく異なっている。紙も,印刷も,製本も,その背景にある国の事情も。あれから約60年,すでに21世紀を迎え,日本の国力も,経済力も,社会的な事象も,風景,風土までが大きく変わった.それに伴って,出版状況も大きく変っている.しかし,そこには今日の繁栄につながる原点となった時代の姿がある。そこでその状況比較を試み,これらの70冊の資料分析から読み取れることを確認してみたい。
著者
黒崎 篤
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.1167-1172, 2006

コグネックス社の欠陥検査システム「SmartView&reg;(スマート・ビュー)」は,Windows PCサーバを中心としネットワークでオープン化されている。OPC/ODBCや独自のソフトウェア・ツールを利用して,各工程・各セクションにおいて必要な検査データを自由に取り出し活用することができる。例えば,(1)欠陥種類や位置情報に基づきワインダーを自動停止させる,(2)加工部門において小巻ロールごとに欠陥情報を編集する,(3)品質管理部門において欠陥のトレンドやプロファイルを解析し発生原因を解明する,など。欠陥検査システムの持つ豊富な情報をいかに活用していくかの視点から,「SmartView&reg;(スマート・ビュー)」が持つ情報技術を説明する。
著者
渡辺 早苗
出版者
女子栄養大学
雑誌
女子栄養大学紀要 (ISSN:02860511)
巻号頁・発行日
no.15, pp.p69-75, 1984-12
被引用文献数
1
著者
垣本 充 渡部 由美
出版者
社団法人 大阪生活衛生協会
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.212-219, 1990

14~16歳の乳卵菜食主義者120名 (男子60名、女子60名) と、同年齢・同数の一般食の者を対象に、週日連続3日間の食物摂取調査およびCMI健康調査を行った。結果は下記のように要約される。<BR>1) 菜食群はナイアシンを除いて、各栄養素の摂取量平均値は所要量を充足していたが、一般群はエネルギー、カルシウム、鉄が不足していた。<BR>2) 体格的には、身長、体重、肥満、るい痩ともに、両群間に特異な傾向は認められなかった。<BR>3) CMI健康調査では消化器系項目で、菜食群男子は一般群男子に比べて自覚症状が有意に少なかった。
著者
岩田 大吾 土岐 知弘 大森 保 石橋 純一郎 高井 研
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.137, 2008

鳩間海丘は南部沖縄トラフの水深1,500 mに位置する直径約4 kmのカルデラ火山である。沖縄トラフの海底熱水系は背弧・島弧系であり,堆積物が豊富であるという特殊な環境から世界で初めて海底面からの二酸化炭素ハイドレートの噴出が観測されるなど,日本における熱水研究に様々な科学的題材を提供してきた。鳩間海丘における熱水活動は,1999年の有人潜水探査船「しんかい2000」による潜航調査において初めて発見された。2006年8月に行われたNHKの取材時には,世界で初めて熱水が青く見える現象が観測された。過去の調査では観測されたことのない青色熱水であることから,海底熱水活動の活発化した可能性等が指摘された。本研究では,発見当時青く観測された熱水噴出孔から2007年3月及び7月に熱水試料を採取し,化学分析すると共に分光学的に解析を行い,2000年の分析結果と比較して化学組成の変化と青く観測された原因を明らかにした。
著者
山田 惠子 山田 正二
出版者
札幌医科大学保健医療学部
雑誌
札幌医科大学保健医療学部紀要 (ISSN:13449192)
巻号頁・発行日
no.3, pp.11-17, 2000-03

動物も植物もコバラミン(以下Cbl )を生合成することができないので、我々はこのビタミンを食餌から摂取しなければならない。Cbl は殆どの場合、動物性食品にのみ含まれるビタミンである。そのため菜食主義者や高齢者、ダイエット中の若い女性などにおいてCbl 不足が問題となる。特に厳格な菜食主義者が多い欧米で、Cbl の不足は深刻な問題であり、Cbl が含まれる植物性食品についての研究が多くなされている。海藻には微生物が合成したCblが豊富に含まれている場合があり、海藻をよく食べる菜食主義者はCbl 欠乏になりにくいことが知られている。しかし一方で、海藻の摂取によってCbl 欠乏状態がかえって悪化したという報告もあり、Cbl 供給源としての海藻の評価が一定していない。本総説では、我々の研究を含めて、海藻のCbl 供給源としての有効性についての研究を紹介する。Cobalamin(Cbl) is synthesized exclusively by bacteria. We ingest it by eating animal tissues such as liver, in which bacteria-synthesized Cbl accumulates. Plant foods are usually not sources of Cbl except when they are contaminated with Cbl-producing bacteria. The Cbl status is compromised in those who adhere to a strict, uncooked vegan diet for a long time, the young dieter or old people who eat less meat. There are an increasing number of reports about vegetable food containing Cbl. It is known that some species of seaweed contain bacteria-synthesized Cbl and the consumption of seeweeds may protect vegans from Cbl deficiency. On the other hand, some investigators have reported that the Cbl nutriture of vegetarians deteriorated after they were given seaweeds as a Cbl source. This paper reviews the bioavailability of seeweeds along with our previous published studies.