著者
本田 利器 高橋 良和 Pradono Mulyo Harris Kurniawan Rudi
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会 報告集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.216, 2005

2004年スマトラ沖大地震の際のバンダアチェにおける地震動の強さや, 地震動による被害の分布等を推定する基礎資料を得るため, アンケートによる震度評価を行い, 地震動強度の評価を試みた. 市内の幹線通り沿いや, 津波により甚大な被害を受けた海岸部では, 震度は5強~6弱程度であり, これらの地区でも, グランドモスク周辺と同等の地震動及び同程度の地震動被害が生じていたと考えられるという結果を得た.
著者
秋田 喜代美 辻谷 真知子 石田 佳織 宮田 まり子 宮本 雄太
出版者
東京大学大学院教育学研究科
雑誌
東京大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13421050)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.43-65, 2018-03-29

The quality of Early Childhood Education and Care (ECEC) outside environments is becoming an important theme, but not enough is known yet about the settings and practices in Japanese playgrounds. To discuss the way to guarantee the quality of children's experiences, studies were reviewed for foreign countries and Japan, and research was done about playgrounds and outside environments in 1,740 Japanese centers. Similarities and differences between centers were shown, evaluationg scales were made from results, and some important ideas of practice were revealed. In conclusion, there are many differences between outside settings of centers. Practices that have longitudinal view, understanding of surroundings, and enough communication between staffs lead to richer environments. The important points from both tangible and intangible elements of centers' environments should be clarified.

1 0 0 0 OA 花筐 5編

著者
松亭金水
出版者
大嶋屋伝右衛門
巻号頁・発行日
vol.十一, 1841
著者
下ヶ橋 雅樹 佐藤 将 迫田 章義
出版者
社団法人 環境科学会
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.379-390, 2008-09-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
25
被引用文献数
3

バイオマス利活用への関心が高まる中,特に近年,エネルギー作物を利用したバイオ燃料生産システムが注目されている。エネルギー作物は食糧生産との競合を避けるため,現状で農地として利用されていない耕作放棄地などへの作付けが望まれる。さらには,耕作放棄地への作物の再作付けは農地復興の上で高い期待も寄せられる。しかしながら一方で,エネルギー作物生産に伴う過剰な施肥等により環境負荷を増加させる可能性も否定できない。したがってエネルギー作物を利用したバイオマス利活用システムを長期継続的なものとするためには,その作付けが与える環境影響も含めた包括的な観点から持続可能性を評価し設計する必要がある。 本研究ではこの持続可能性の指標として,エネルギー作物の耕作放棄地への再作付けに伴う水環境への窒素負荷と,バイオエタノール生産にいたるまでのシステムのエネルギー収支の2点を取り上げ,その評価をもととした設計手法の確立を試みた。バイオ燃料生産システムとしては多収穫性稲からのバイオエタノール生産に注目した。施肥方法と収穫量及び環境負荷の関係の評価には,稲作における稲の生育と農地の水および窒素の循環をシミュレートする数理モデルを構築し,このモデルを用いてある環境条件下で各種肥料を施用した場合の耕作放棄地での飼料用の多収穫性稲の収穫量と水環境中への窒素負荷を推算した。また上記に関連して得られた多収穫性稲の生産に係るエネルギー消費とともに,バイオエタノール生産におけるエネルギー消費を推算した。最終的には,施肥方法や生産するエタノールの純度の違いが水環境への窒素負荷とエネルギー収量に与える影響を同時に評価する方法を提案した。これらの一連の手法は合理的なエネルギー作物利活用システム設計手法として有用である。
著者
内田 晋 林 清忠 我有 満 梶山 努 白澤 繁清 高橋 宙之 寺島 義文 松岡 誠 吉永 優
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集 第4回日本LCA学会研究発表会(会場:北九州国際会議場)
巻号頁・発行日
pp.152, 2008 (Released:2009-02-05)

エネルギー作物栽培は、よりエネルギー利用に特化した品種の導入や栽培技術の改善により、そのエネルギー効率を改善し、環境負荷を低減させることが可能である。本研究ではテンサイ、バレイショ、カンショ、ソルガム、サトウキビの5種類のエネルギー作物について、品種改良や栽培技術上の改善がライフサイクルでのエネルギー効率や温室効果ガス排出量に与える影響を評価し、慣行栽培に比べどの程度エネルギー効率を改善でき、環境負荷を低減できるかを検討した。
著者
原田 貴弘 宮原 隆 中嶋 直敏 栗原 和枝
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.792-799, 2002-12-25 (Released:2010-03-15)
参考文献数
30

チミン (T) およびアデニン (A) を末端に有する両親媒性分子を用いて, 雲母基板上に核酸塩基を表面に有する単分子膜を調製した. 水溶液中 (pH4~10) において, 調製した核酸塩基表面間に作用する力を, 表面力装置 (SFA) を用いて, 表面間距離の関数として測定した. (i) T-TおよびA-A表面間では, 核酸塩基の酸解離を反映して, それぞれ, pH7以上またはpH4以下において電気二重層斥力が観察された. また, A-Aの場合, pH8以上でも斥力となり, 水酸化物イオンの吸着による電気二重層斥力と考えている. それ以外のpH領域では, 90nmに及ぶ長距離引力が作用した. これは主に核酸塩基の疎水性による引力と考えられる. (ii) 相補的なT-A表面間においては, pH4~10の領域においてつねに長距離から引力が観察され, 特に純水中においては, 60nmの長距離から引力が観察された. 生理的pH条件下において, 相補的な核酸塩基間にpKaと疎水性の最適化が起こっていると考えられる. (iii) 接着力は, T-A表面間でもっとも強く, 特に中性のpH領域で接着力は極大となった. この事実は, 生理的pH条件下で, 相補的な核酸塩基対がもっとも効果的にその分子認識能を発現していることを示している.
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.940, pp.142-145, 2006-12-04

「ただいま大変混雑しています。W-ZERO3の試用をご希望のお客様は,しばらくお待ちください」——。2005年10月26〜29日に千葉・幕張メッセで開かれた展示会「WPC EXPO 2005」で,ウィルコムとシャープのブースはちょっとしたパニックに陥っていた。前週の10月20日に発表された「W-ZERO3」の初代機「WS003SH」にとって,初の一般向けのお披露目になったからだ。
著者
山本 敏雄
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.56, pp.79-88, 1987-08-20

近年、アイコンを採用したシステム機器が増えている。しかし、アイコンはユーザーインターフェースの一部であり、単にアイコンを採用したからといって全体のユーザーインターフェースが向上するとは限らない。他の方法と適切に組み合わすことによって全体のユーザーインターフェースを向上させることができるからである。アイコンのパターンも画面デザインあるいは手順デザインの一部として、あるルールで統一的にデザインされなくては逆にユーザーインターフェースを低下させることにもなりかねない。アイコンの最終グラフィックパターンを決めるまでのプロセスと各プロセスにおける留意点を述べる。Iconic interface is becoming increasingly common as a major component of computer systems, ranging from word processors to personal computers. Graphic design of icons is a mere part of the screen design as same as iconic interface is a mere part of the user interface. If icons are designed without a certain rule, its systems appear complex and is difficult to understand to the user, especially to the novice or casual user who is unfamiliar with computers. In this paper, design process and rule of icons for an office workstation are described. (in Japanese)
著者
宮下 衛
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.21-29, 2011
被引用文献数
1

LED照明の色と照度のゲンジボタルおよびヘイケボタルの産卵に対する影響を調べた.試験は,白,青,緑,黄色,赤色の5色のLED照明を用いて行った.毎夜,雌雄のホタルの成虫を入れた容器をLED照明下に置き,卵の受精の有無と孵化した幼虫数を調べた.ゲンジボタルは黄色の0.1lxおよび白・青・緑色の20lxのLED照明下で受精卵は産まれなかった.一方,ヘイケボタルは青色LEDの10lxの明るさで産卵が阻害された.本試験の結果から,黄色のLED照明は,高圧ナトリウムランプの道路照明と同様にゲンジボタルの交尾行動を阻害すると考えられた.
著者
岡前 暁生 原田 和宏 岡田 誠 和田 智弘 和田 陽介 道免 和久
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1375, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】介護者のレスパイト目的などで利用されるショートステイにおいて,介護負担感と関連している要介護者の神経精神症状(以下 NPS)の変化に関連する要因を明らかにすることは重要である。しかし,これまでショートステイでの各要因が要介護者のNPSに与える影響については十分に検討されていない。離床時間は廃用症候群の予防のためにも重要であるが,ショートステイ中に具体的にどの程度の離床時間が適切なのか明らかでない。そこで本研究の目的は,ショートステイ利用前後における要介護者のNPSの変化に関して,離床時間を含めた各要因との関連について検証することである。【方法】対象は介護老人保健施設のショートステイを利用した要介護者50名(男性23名,女性27名),平均年齢84.0±9.8歳である。除外基準は,調査期間中に急な体調の変化が生じた者,要介護者の普段の生活の様子を観察できる介護者がいない者,介護者から正確な情報を得ることが困難な者とした。データ収集は利用前の状況は入所2日前から前日の状況,利用後の状況は退所翌日から2日目の状況について,主介護者から回答を得た。評価項目は基本属性,ショートステイ利用状況,個別リハビリテーション実施加算の有無,NPSについてはThe Neuropsychiatric Inventory(以下 NPI)を改変したNPI重症度2日間評定版(以下 NPI 2d)を用いて調べた。また,離床時間は1日のうち座位および立位の姿勢を取っていた時間として,自宅の状況は主介護者から,施設の状況は介護スタッフから情報を得た。さらに施設の離床時間から自宅の離床時間を減じた値(以下 離床時間の差)を求めた。統計学的検定は,NPI 2dの利用前後の変化値から改善群と非改善群に分類し,各項目の差をMann-WhitneyのU検定,対応のないt検定,χ二乗検定を用いて比較し,有意差が認められた項目を独立変数,NPI 2dの変化を従属変数としたロジスティック回帰分析を行った。抽出された因子についてROC曲線により感度・特異度,カットオフ値を算出した。有意水準は5%とした。【結果】改善群(18名)と非改善群(32名)を比較した結果,利用前NPI 2d(p<0.01),施設の離床時間(p<0.05),離床時間の差(p<0.01)に有意差を認めた。ロジスティック回帰分析の結果,利用前NPI 2d(odds比=3.484,95%信頼区間1.287-9.431,p<0.05),離床時間の差(odds比=1.297,95%信頼区間1.004-1.676,p<0.05)が独立した有意な関連因子として抽出された。改善群と非改善群を分けるカットオフ値は利用前NPI 2dが1.5点(感度:0.824,特異度:0.727),離床時間の差が2.5時間(感度:0.647,特異度:0.879)であった。【結論】ショートステイ利用後の要介護者のNPSの改善には,利用前のNPS,施設と自宅の離床時間の差が関連していることが示された。今回の結果は,ショートステイにおける理学療法士の効果的な関わりの手がかりになる可能性がある。

1 0 0 0 OA 史譜 7巻

著者
小宮山昌秀
出版者
巻号頁・発行日
vol.[5],