著者
崔 春福
出版者
西日本言語学会
雑誌
ニダバ (ISSN:02890089)
巻号頁・発行日
no.38, pp.138-146, 2009
著者
崔 春福
出版者
西日本言語学会
雑誌
ニダバ (ISSN:02890089)
巻号頁・発行日
no.38, pp.138-146, 2009

本稿は、2008年7月「韓国釜山日本語教育世界大会」での口頭発表を加筆修正したものである。
著者
兵頭 洋二 宍戸 清一郎 河村 毅 櫻林 啓 新津 靖雄 二瓶 大 青木 裕次郎 村松 真樹 酒井 謙 相川 厚
出版者
一般社団法人 日本移植学会
雑誌
移植 (ISSN:05787947)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.042-047, 2013-03-10 (Released:2014-10-03)
参考文献数
10

【Objective】The purpose of this study was to evaluate pharmacokinetic (Pk) profile of newly developed modified release tacrolimus (MR-TAC) in pediatric kidney transplant recipients.【Methods】According to our current immunosuppressive protocol, tacrolimus (TAC) was initially given and converted to MR-TAC in 13 pediatric patients who received kidney transplantation from April 2010 to April 2011. The switch dose ratio was 1:1, and the 24hour full Pk study was assessed before and after the conversion from TAC to MR-TAC.【Results】The mean total daily dose at baseline upon enrollment was 5.4±3.3 mg. There was no significant correlation between the oral dose and the trough concentration (C0) of TAC/MR-TAC. The consecutive Pk studies revealed no significant difference in the mean time to maximum concentration (Tmax) / maximum concentration (Cmax) and the area under the time-concentration curve (AUC0-24) of both reagents; the mean C0 of MR-TAC was 18% lower than those of TAC. A better correlation between AUC0-24 and C0 was observed in MR-TAC compared to that in TAC (r2=0.912, for MR-TAC; r2>0.555, for TAC). 【Conclusion】In the conversion from TAC to MR-TAC, AUC0-24 was equivalent despite the 18% reduction of C0, even in the pediatric kidney transplant recipients. The trough concentration might be an excellent predictor in the therapeutic drug monitoring of MR-TAC because of its better correlation of C0 and AUC0-24.
著者
増田 成美 吉岡 久美子 石田 弓
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属心理臨床教育研究センター
雑誌
広島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.15, pp.87-102, 2017-03-21

In this study, a literature research related to junior high school students' help-seekingbehavior and consulting behavior was conducted to clarify the factors inhibiting their consultingbehaviors. The junior high school student's troubles or consultations and the factors ofinhibiting consulting behavior indicated in past research were classified into three categories:1) junior high school student's troubles; 2) junior high school students' consultations; and 3)something to inhibit consulting behavior. After examining something to inhibit consultingbehavior, the troubles or consultations that inhibit consulting behavior and the factors andreasons that influence it were compiled. Results revealed that junior high school students inhibitconsulting behavior depending on the level of their troubles or consultations and that consultingbehavior can differ according to gender. In addition, the findings indicated that for somethingto inhibit consulting behavior, multiple factors of inhibiting consulting behavior exist, includingthe formation of friendly relationships and parent–child relationships, both of which areinfluenced by other inhibitory factors such as the sense of self-affirmation and self-esteem.
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.10, pp.148-150, 2008-11

ここまで見てきたように、ベテランの高度な技能を次代に確実に伝えるのに3〜5年はかかる。団塊世代の大量退職に備えた技能伝承は、同世代の定年再延長が終わる2012年まであと4年半の勝負である。従来の徒弟制度といった「俺の背中を見て盗め」では非効率で間に合わない。計画的に体系化した技能伝承の仕組み作りが急務だ。
著者
清水 睦美
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.111-126, 2004-05-20 (Released:2011-03-18)
参考文献数
11
被引用文献数
2

This paper attempts to outline and discuss the role of the educational sociologist, by re-examining the author's own ethnographic study on newcomer children in Japanese public schools. It also tries to understand the process of “clinical” studies, focusing on the relationship between the field and the academic realm ofeducational sociology.The “field” is primarily a research object for the researcher. However, ethnographic studies in general assume that the text needs to be checked by theinformants on the field. The informants, i. e. the field members, have become the “audience” of the research in this process.For the researcher, obtaining an audience on the field may indicate that theresearch is soon to end. However, for the audiences, it is the time to begin newpractice. At this stage, the researcher needs to make the difficult decision ofwhether to leave the field or not. In this case, the author chose to remain in thefield and took the role of “reburying” the research results as an educationalsociologist. As a consequence of this entire process, the study contributed tochanging practice in the field, and newcomer children have come to be supportedas “having special needs.”As practice in the field begins to change, the researcher comes to feel thatthe real end of the research is arriving. For the second time, the researcher facesthe question of whether to leave the field or not. In this case, the author shiftedher focus to the relationship between newcomer children and school achievement, which has been a pending issue in the field.This research led to the author's taking on the new role of offering researchresults as a resource for practice, and consequently to feel the need to researchthe problem as an educational sociologist. In other words, there is a need tointroduce to the field the research results that have been accumulated in therealm of educational sociology.From her experiences obtained from the ethnographic study, the authorconcludes that the significance of “clinical” studies is to address a differentaspect of the issue. Field members and educational sociologists need to collaborateto make the best use of research findings for that purpose.
著者
通地 信義
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.187-191, 1952

研究目的粗紡機高速化を目標として、鋳造スキウギヤに比べ、噛合円滑で騒音少く折損等の憂いのないものゝ多量生産的新製法―熱間転造― を提示し、これによつて得た製品を鋳造品と比較した。研究結果試作した熱間転造機により、モヂウル2.25、歯数23の直歯傘歯車を相手とする歯数57、オフセット26mmの標準大の粗紡機スキウギヤを、0.2%Cの鋼を材料として転造し、これと機械切り小歯車より成る一対の噛合を、新しく設計したスキウギヤ噛合詞験機により、鋳造スキウギヤ (Dobson&Barrow社及び本邦I社製) と比較した。 (1) 転造開始約850℃, 終り約400℃;圧縮圧力は高温域で約500kg, 低温域で約700kg;素材の回転92r.p.m.で転造時間は約4分であつた。 (2) 作用歯面は滑かでスケールによる荒れは殆んど見受けられなかつた。 (第4図矢印の面) (3) 小歯車が3400r.pm・程度となるまで回転を上げ騒音比較試験を行つたが、前記鋳造の組に比し甚しく静粛であつた。 (4) 噛合試験の結果は本法に成るものが優れた噛合を持つことを明かに示した。 (第9, 10, 11図)
著者
髙橋 英幸
出版者
総合文化研究科広域科学専攻
巻号頁・発行日
2015-03-24

学位の種別: 課程博士
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.331, pp.82-86, 2003-07-11

京阪本線の寝屋川市駅は,大阪市の中心部の淀屋橋駅から急行電車で17分の位置にある。2001年,軌道の高架化で駅舎が新しくなったことを契機に,寝屋川市は市街地の活性化や市民の憩いの場をつくることを目的に駅前広場の整備を計画した。
著者
伊﨑 久美 イザキ クミ Izaki Kumi
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学社会文化研究 (ISSN:1348530X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.318-305, 2017-03-25

ユク河ノナカレハタエスシテ シカモゝトノ水ニアラス ヨトミニウカフウタカタハ カツキエ カツムスヒテ ヒサシクトゝマリタルタメシナシ 世中ニアル人ト栖ト 又カクノコトシ 『方丈記』の有名な冒頭文である。冒頭第一文<ユク河-水>の叙述から、第二文を経て第三文<人と栖>の主題に移る。その後<人ノスマヒ><トコロモ-人モ><カリノヤトリ>の避板法で、この<人と栖>の主題は展開していく。冒頭第二文の、<ユク河>に浮かぶ<ウタカタ>が、何故<キエ-ムスヒテ>なのか、つまり<消滅-生成>の対偶について考察する。
著者
方 銘 石川 三佐男
出版者
秋田大学
雑誌
秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要 (ISSN:13449214)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.153-169, 2008-05

近年の中国古代文学研究は出土文献の大量発見と相侯って、学説の見直しや再検討が必要であるなど、大きな変革期を迎えている。こうした変革期にあって被招聘人・方銘氏と招聘人・石川三佐男は十年余に渉って学術交流を行ってきた。このたび当該の問題について共同研究を行う運びとなった。方銘氏招聘に際しては共同研究(日中共同日本アジア文化研究‐近年の出土文献と戦国文学‐を推進する)を目的とし、身分は特別公開講演会講師(秋田大学を会場に学生・教職員・一般市民を対象とする特別公開講演会を行う)とした。招聘費用は招聘人の研究経費を充てることとした。平成十九年十二月十五日、秋田大学を会場に「中国文化と日本文化への誘い」と題する中国甘粛省・秋田県・中国出土資料学会・秋田大学特別連携講演会が開催され、方銘氏の「近年の出土文献と戦国文学」と題する講演が行われた。他には甘粛省考古文物研究所副研究員・趙建龍氏の「シルクロード周辺の歴史と文化」と題する講演と東京大学東洋文化研究所教授・平勢隆郎氏の『亀趺と茨城の文化および秋田のことなど」と題する講演も行われた。聴講者は百七十余名に及び、得難い知見や感動を共有し合うことができた。本研究は方氏の講演内容を基調とし、これに東京大学及び大阪大学での資料調査や学術交流による共同研究の成果を加筆・増補して成っている。要点の第一は、出土文献と孔子の地位の再確認。ここでは近年の出土文献の中に『易伝』『魯穆公問子思』『窮達以時』『五行』『唐虞之道』『忠信之道』『成之間之』『尊徳義』『性自命出』『六徳』『上海博物館蔵戦国楚竹書』『孔子詩論』『論語』等々、孔子の歴史的地位を示す重要資料が含まれていることから、戦国文学を研究するには孔子から着手しなければならない。孔子は春秋末期の人だが春秋以前の中国文化集大成者であり、戦国文化の創始者である。戦国文学は孔子と切り離すことができない、と指摘している。第二は、出土文献と孔子の大同理想と公羊三世の学説との関係。ここでは孔子は『礼記』礼運篇の中で「大同」の理想を説いている。大同は万民がすべて平等で民主政治が行われることを指していう。孔子が尭と舜と禹の聖治をほめたたえたのは彼らの統治が民に奉仕することを賞賛するためである。現代人は孔子が「周礼」を回復しようとしたと強調するが、周礼の特徴は「小康」の政治であり、これは民主政治に反するものである。孔子の最終理想は大同を実現することにある。彼は礼楽を破壊した政治環境の中で「周礼」の回復を図ることを通じて大同の理想を実現する基礎を積み上げようとしたのである。孔子の立場から言えば先に大同があり、その次に小康、その次に乱世、これは社会が自覚的に体験する退化の必然である。乱世から直接太平を実現することはあり得ない。変化の過程を経過する必要がある。そこで孔子は社会の退化を救うためにはまず小康をめざし、それが実現すれば太平が可能になると考えた。孔子の乱世から小康へ、小康から大同へという考え方は一種の科学的思考であり、人類の内心にも合って近代的人文精神が目指す社会発展の理想にも合致している。その意味では孔子は人類の本当の人権、平等、自由、博愛、独立を実現することを希求した偉大な学者である、という。第三は、出土文献と孔子の完全無欠な審美思想についての新見解。ここでは孔子の視点からすると審美追究は人類究極の理想と合致し、また「六経」(易経・書経・詩経・春秋・礼記・楽経)は普遍的人文精神を貫徹している。聖人を尊び六経を学ぶのは一種積極的な価値がある。そのため戦国時代に醸成された征聖宗経の出発点は人を慈しむことに発し、その客観的効果は文芸作品に人道的配慮を持つようにさせたのである。その意味でも審美追究の出発点と客観的効果には積極的意義がある、と指摘している。第四は、出土文献の中には山東臨沂銀雀山漢墓出土『晏子』、長沙馬王堆漢墓出土『黄帝四経』、同『老子』甲・乙本等々、戦国諸子の文献がたくさん含まれている。いっぽう『漢書』芸文志は『黄帝四経』『荘子』『道徳経』等をすべて道家に組み入れている。しかし出土文献に照らして考えると老子の学説は干渉主義と自由主義を兼ねているのに対し、荘子の学説は干渉主義を除けばむしろ自由主義を容認している。黄老学説の趣旨は指導者に無為の方法を用いて民を統治することを教えるが、荘子は民に無為の方法を用いて指導者の統治から逃れることを教えた。人民本位の視点からすれば、荘子と孔子及び儒家の立場は一致し、老子と法家は一致する、と述べている。第五は、出土文献と賦の内包と外延。戦国時代の「賦」の作家では宋玉が有名である。一九七二年、山東省臨沂銀雀山漢墓から「唐革」と題する竹簡二十篇二百字余りが発見された。「革」は「勒」と意味が通じる。唐革はつまり「唐勒」である。「唐革」はあるいは「唐勒賦」の逸篇であるかも知れない。「唐革」の賦篇は欠落があるが、対句や形容の修辞から見ると散句に属し、屈原の作品や荀子の賦にいう助字「兮」の用法とも異なっている。形式の特徴から見ると『文選』や『古文苑』に収録されている宋玉の諸作とよく似ている。これは宋玉の時代に「高唐賦」や「女神賦」のような優れた作品を創作する環境が整っていたことを示している。同時に「賦興楚盛漢」(賦は楚の国で興って漢代に盛んになった)という伝承の正当性を示している。その意味でも「唐勒賦」の発見は中国文学史上の「賦」に関する研究に重要な意味を投げかけている、と述べている(この指摘は「上海博物館蔵戦国楚竹書」にはある植物をテーマに据えた「賦篇」が含まれていると伝えられることからも看過できないものがある。「賦篇」の早期公開を切望してやまない)。
著者
本田 耕一郎 長 康雄
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.78-83, 2007-02-10 (Released:2007-03-20)
参考文献数
11

By applying Scanning Nonlinear Dielectric Microscopy (SNDM), we succeeded in clarifying the position of the electrons/holes in the gate SiO2-Si3N4-SiO2 (ONO) film of the Metal-ONO-Semiconductor type flash memories, After the write-erase cycling operation, the electrons were found in the Si3N4 part of the ONO film. The holes, on the other hand, were found in the Si3N4 film as well as at the bottom of the SiO2 film. This indicates that the electrons and holes are apparently neutralized but exist separately. We also succeeded in clarifying that electrons exist in the poly-Si layer of the floating gate of a flash memory. We confirmed that SNDM is one of the most useful methods for observing the charge in flash memories.

1 0 0 0 OA 曲亭来簡集

巻号頁・発行日
vol.[1], 1000
著者
帰山 秀樹
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

福島第一原子力発電所事故による放射性セシウム(134Csおよび137Cs)の環境放出により北太平洋全域の表層の放射性セシウム濃度が上昇した。水産研究・教育機構では2011年3月より水産物の緊急モニタリング調査を開始、それ以降海洋生態系を構成する様々な生物群、環境試料における放射性セシウム濃度の把握と、放射性セシウムの海洋生態系内における挙動を解析してきた。本研究では、海洋生態系における放射性セシウムの挙動を把握する際の最も基礎となる情報である、溶存態放射性セシウムの北太平洋における拡散状況を採水調査の結果に基づき報告する。調査は漁業調査船による資源調査航海などの機会を活用し、バケツによる表層海水の採取や採水器を用いた鉛直多層採水により得た海水20L試料を対象とした。その他、福島県沿岸では漁船を用いた用船調査、福島県水産試験場の協力による小名浜地先の汲み上げ海水などを採取している。海水試料はリンモリブデン酸アンモニウム共沈法を適用し、ゲルマニウム半導体検器によるガンマ線測定に基づき放射性セシウム濃度を求めた。北太平洋の広域拡散状況の把握という観点では144˚E、155˚Eおよび175.5˚Eにおける南北側線を設け、2011年7月、10月、2012年7月、2013年7月に表面海水採水による観測を実施しており、黒潮続流の北側における東方への拡散状況を把握している。また2012年9月の鉛直断面観測により、黒潮続流の南方においては亜熱帯モード水に補足された放射性セシウムを確認した。事故当時に減衰補正した134Csの総量は4.2±1.1 PBqと試算され、北太平洋全域における福島第一原発事故由来の134Cs放出量の22〜28%が亜熱帯モード水に存在すると推定された。亜熱帯モード水の輸送先である日本南方の亜熱帯海域に着目し、放射性セシウムの経年変化を137Csの水深0〜500mの水柱積算値で見ると2012年の3600 Bq m-2から2015年の1500 Bq m-2まで減少していることが明らかとなった。冬季の鉛直混合により亜熱帯モード水の一部は表層水塊へ表出し、移流・拡散により福島第一原発事故由来の放射性セシウムは希釈されたと推察される。一方、福島第一原子力発電所近傍海域として小名浜地先における汲み上げ海水を週一回の頻度で採水し放射性セシウム濃度の時系列変動を解析している。小名浜地先における溶存態放射性セシウム濃度は基本的に緩やかな減少傾向を示すものの、夏季および冬季にスパイク状に濃度の上昇が認められる。特に冬季、爆弾低気圧が福島県沖合を北上した時期に顕著な放射性セシウム濃度の上昇が認められた。2013年12月から2014年2月の期間には福島第一原子力発電所と小名浜の中間に位置する四倉沖で物理観測を実施しており、その際の流速データは、四倉沖で強い南向きの流れが継続した時期と、小名浜地先で放射性セシウム濃度が上昇した時期が一致することを示している。すなわち福島第一原子力発電所近傍の海水が強い南下流により小名浜地先近傍まで希釈をされずに移流したと推察される。このように福島第一原子力発電所近傍海域における溶存態放射性セシウムの分布は時空間的に変動が大きく、今後も引き続きモニタリング調査が必要である。