出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1426, pp.10-13, 2008-01-28

1月の第2週、厳寒の日本を抜け出した財界人たちは、ハワイ・ワイキキの名門ゴルフ場で、気持ちのいい汗を流していた。 ワイアラエカントリークラブで開かれた「2008ソニーオープンインハワイ」のプロアマ大会。参加者の何人かは、コースに面した豪奢な別荘から双眼鏡を片手にプレーを見守る2人組に気づき、手を振って挨拶をした。 1人はこの別荘の持ち主、盛田良子。
著者
村井 源
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

一般的な小説における会話文では、話者の情報は必ずしも明示されず、読者が様々な背景的情報を勘案しながら解釈して読み進めることが前提とされている。一方会話文の機械的な意味処理を行うためには話者や聴者の情報は必要不可欠である。そこで機械的な会話文の処理に利用可能な話者やその種々の属性情報を付与したタグ付コーパスを現代日本語書き言葉均衡コーパスのランダムサンプリングをベースに開発した。
著者
谷口 佑子 津田 和彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

顧客によって書かれた製品評価ページは、顧客の購入意識を左右する重要な情報である.製品評価ページは,予め定められた項目への点数評価と口コミから構成されている場合が多いが、点数評価の差異は少なく製品を正しく評価した結果とは言い難い.そこで本論文では,カメラの製品評価ページのデータを用いて点数評価とテキストマイニングにて口コミから抽出した評価結果を対比する事で,点数評価の信頼性を確認する手法を提案する
著者
矢野 和男 石井 智之 橋本 孝司 小林 孝 村井 二三夫 関 浩一
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.1248-1251, 1994-12-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
11

室温において単一電子メモリーおよび単一電子トランジスタの動作に初めて成功した.これを可能にしたのは,3.4nmという超薄膜ポリシリコン中に自然に形成される,量子細線と量子ドットとを用いた点にある.このポリシリコンをチャネルとした薄膜トランジスタ構造では,ゲート電圧をしきい値近傍に設定すると単一電子トランジスタとして動作し,明確なクー日ン階段を示した.ゲート電圧をしきい値よりも大きく設定すると単一電子メモリーとして働き,量子化されたしぎい電圧の変化を示した.単一電子メモリーは従来のフラッシュメモリーの限界を突破する高速で不揮発なメモリーの可能性を秘めている.
著者
蔡 兆申 中村 泰信 阪本 利司
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.1232-1238, 1994-12-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
43

トンネル素子の微細化を進めると,ある時点で系の静電エネルギーが十分大きくなり,熱ゆらぎや量子ゆらぎに対して無視できない量になる.このような素子にひとつ余分に電子を出したり入れたりするのには,ある決まった量の余分なエネルギーが必要である.このような物理を利用した回路技術がシングルエレクトロニクスであり,例えば一素ゲート電荷 (Qgate=e) のみにより,電流のオンオフやひいては単一電子の輸送の制御などのことができる.本文ではわれわれがAl接合により作製した単一電子電荷計,電子箱,電子トラップなど各種回路の動作実験を中心に,シングルエレクトロニクスの研究動向および将来の展望を考察する.
著者
星野 光太 岩村 惠市
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-37, no.3, pp.1-8, 2017-05-18

映像サーベイランスの普及に伴い,監視カメラの映像のプライバシーを適切に秘匿する必要が生じている.そんな中,被撮影者の意思を反映させて監視カメラ映像の顔情報を秘匿する方法が提案されている.本論文の目的は,この方法を用いて監視カメラの映像を様々なサービスに利用することである.近年,監視カメラは監視だけでなく,様々な目的で使用されている.本文中では,プライバシーに配慮しながら監視カメラ映像を利用するサービスの具体例を2つ紹介し,その際に生じる脅威とその対策についても考察する.
著者
松本 直人 尾崎 浩史 星 和保
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2017-IOT-37, no.2, pp.1-4, 2017-05-18

昨今,企業におけるデータ解析ニーズ等の高まりからストレージ容量およびアクセスが増大している.しかし,データ解析基盤をデータセンターおよびパブリッククラウドに構築した場合,データ転送通信帯域のコスト増大が懸念点として出てくる.本稿では,これら課題を解決するため東京都内に敷設済みのメトロファイバーを用いて,低価格で広帯域ストレージネットワークを実現する実証実験を行った結果を報告する.
著者
板倉 幸枝 大谷 亨
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
pp.2017-0011, (Released:2017-05-22)
参考文献数
13

ポリグリセロールデンドリマー(PGD)はL-アルギニン(Arg)と106 (M-1)オーダーの極めて高い結合定数を示す.この現象に着目し,がん細胞へのArgデリバリーの可能性を検証するため,葉酸(FA)もしくはBiotinをがん細胞標的リガンドとして修飾し,がん細胞表面上に存在するこれら受容体との相互作用を介してがん細胞へ選択的にArgを送達するキャリアとしての評価を行った.第三世代のPGD (PGD-G3)とFAもしくはBiotinをエステル化反応させたところ,PGD-G3一分子あたり一分子のリガンドが導入された.FA受容体過剰細胞,biotin受容体過剰細胞,どちらの受容体もない細胞を用い,Arg取り込み能を評価したところ,一部の細胞ではArg取り込みに伴う蛍光強度の増大がみられたことから,特異的なリガンド–受容体相互作用を介した取り込みの可能性が示唆された.
著者
田中 亮太 則永 行庸 工藤 真二 林 潤一郎 渡邊 裕章
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
石炭科学会議発表論文集 第50回石炭科学会議 (ISSN:24238295)
巻号頁・発行日
pp.62-63, 2013-10-21 (Released:2017-03-22)

This study focuses on the syngas production by partial oxidation of coke oven gas (COG). The reforming of COG, which is a multi-component mixture, in a turbulent flow includes various complex processes. Previous studies were limited to the results using simulated gas with a laboratory scale small reactor and a laminar flow. In this study, we developed a model which considers both chemical reactions and fluid dynamics for simulating the reforming characteristics of the actual COG in a bench scale relatively large reactor. The detailed chemical kinetic model which consists of more than 2000 elementary reactions and 257 species was reduced to 410 reactions and 47 sepcies for realizing coupling a finite rate reaction model with the turbulence model. Numerical simulations could fairly reproduce the reformed gas compositions and temperature profiles in a reformer.
著者
熊野 陽人 吉田 雅行 千住 真智子
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 第IV部門 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.343-350, 2012-09-28

本研究では,男子学生走幅跳選手の助走において,どの地点からストライドの調整が行われるのかを明らかにすることを目的とした。2010年K地区学生陸上競技対抗選手権大会・男子1部走幅跳の93試技を対象に競技会を撮影し,その映像を分析した。その結果,踏切6歩前(踏切約13.5m前)からストライドは大きく変動し,同時に一歩一歩の接地位置の変動は小さくなるという調整が行われていることが明らかとなった。これは世界レベル選手に関する先行研究の結果よりも1歩(約1m)以上踏切から手前であった。ストライドの調整を始める地点が早すぎると,助走リズムの停滞や助走スピードの減速が起こり得るため,この1mの差が世界レベル選手と国内学生レベル選手の競技力の差となっているのではないかと推察される。The purpose of this study was to clarify the start point of adjustment of strides in the run-up of the male student long jumper. We analyzed that 93 long jumps of men's long jump final(division 1)in Inter-University Athletic Championships of the K District. As a result, it was revealed that changes of strides became larger and changes of positions on the runway of the toe of each stride became smaller at six strides from the board by adjustment of strides. This point(six strides from the board)was a stride(about 1m) far from the result of preceding study about world levels jumpers. When the point which begins to adjust of strides is too early, stagnation of the run-up and slowdown of the run-up speed may take place. That is, it was thought that the difference of the adjustment point(about 1m) made the gap between world levels jumpers and student levels jumpers.
著者
Tawanda Elias Maguvu Yohei Higuchi Michio Shibata
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.OKD-078, (Released:2017-05-25)
被引用文献数
6

Portulaca umbraticola is an ephemeral flower that opens early in the morning and wilts in the late afternoon. Although light and temperature act as major external cues to limit the velocity of flower opening, endogenous factors regulating its timing are largely unknown. In this study, we used time lapse photography to study the effect of different photoperiods and light qualities on the flower opening rhythm of Portulaca umbraticola. When illumination was provided, flower opening was rapid and most of the flowers reached the full opening stage. In contrast, in continuous darkness (DD), progression of flower opening was similar to other treatments only during the earlier stages of flower opening; thereafter, progression was significantly slower and most flowers did not progress up to the full opening stage. A robust flower opening rhythm with a period of approximately 24 h was observed in DD for at least three days and flower opening was strongly synchronous. In contrast, continuous white (LL) and continuous red (RR) lights showed a less robust rhythm with periods of approximately 21 and 22 h, respectively, for the first two days and from the second to the third day arrhythmia developed. Continuous blue light (BB) mirrored DD, with a period of approximately 25 h. Under the different photoperiods used (20L/4D, 18L/6D, 16L/8D, 12L/12D, 8L/16D, and 4L/20D), flower opening occurred earlier at longer photoperiods in comparison with shorter photoperiods, relative to the reference point (17:00). However, when the dark period was less than 6 h, loss of synchronicity of flower opening was observed. Synchronicity of flower opening was only set when the dark period was greater than or equal to 6 h.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.403, pp.83-85, 2003-11-24

FTTH(fiber to the home)の料金が下がりそうだ。これまであまり下がらなかった月額料金に関して総務省によるNTT東日本への行政指導で,割安なメニューを他社にも使わせるよう圧力が高まっている。初期費用は,無料化や割引が定着。実質的な値下げ状態が今後も続く。
著者
三関 公生 赤嶺 政巳 押切 正浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.93, no.156, pp.1-8, 1993-07-23
被引用文献数
1

本報告は、駆動信号の適応密度パルス列モデルに基づくCELP方式を低レート化に向け改良した3.75kb, SADP-CELP(Adaptive Density Pulse-Code Excited Linear Prediction)音声符号化方式について述べる。方式改良のために、(1)PARCOR-LSP領域でのLPC係数情報のベクトル量子化(2)最適ビット配分に基づくADPパタン決めの(3)整数/非整数の2段階ピッチ周期サーチ(4)ADPの高速直交化サーチ(5)ピッチ情報のサンプル補間を用いたポストフィルタ、を導入した。提案方式は3.75kb/sで6.7kb/sのVSELP方式に近い品質の音声を提供できる。
著者
白石 雄也 高間 康史
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本発表は,行列演算を用いた情報推薦手法に価値観モデルに導入した手法を提案する.これまで,内容ベースや近傍ベース協調フィルタリングに価値観モデルを導入する手法が提案され, 有効性が示されているが,提案手法ではユーザとアイテムの価値観モデルをそれぞれ行列として生成し,その積により推薦度を算出し,推薦アイテムを決定する. Yahoo!!映画のデータセットを利用した実験結果より,提案手法の有効性を示す.
著者
山西 良典 古田 周史 福本 淳一 西原 陽子
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.501-511, 2015
被引用文献数
1

インターネットの発展に伴って普及したWebレビューには,有用な情報が含まれている一方で不要な情報も含まれている.そのため,対象の評価視点および評価視点間の関係を捉えることは難しく,レビュー全文を閲覧することはユーザにとって大きな負担となる.本稿では,自由記述形式のレビューにおける評価視点とその評価視点間の関係が不明瞭という問題点を,レビュー構造の俯瞰によって解決可能であると考えた.提案手法では,評価視点の出現頻度とレビュー中の構文特徴を用いることで,レビュー構造の俯瞰に有用な呈示評価視点として,頻出の評価視点と頻出する評価視点に意味的に関連した評価視点を採択する.評価視点抽出実験の結果,評価対象の種別によらず,採択された呈示評価視点には高い適合率が確認された.そして,呈示評価視点採択時に用いた構文特徴を参照することで,獲得する評価視点間の関係の呈示を実現した.
著者
山口 竜一 鳥海 不二夫 石井 健一郎
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16(2009-ICS-154), pp.69-74, 2009-02-23

近年,SNS などのネットワークコミュニケーションツールが急速に普及してきている.SNS の社会的広がりもあり,学内 SNS や社内 SNS や地域SNSなどのユーザを限定した SNS も多数開設されている.しかし,開設された SNS が効果的に利用されていることは少ない.本研究では,SNS を活性化することを目的とし,その足がかりとしてアクティブネットワークの時系列変化に着目した分析手法を提案した.そして,提案手法を用いて二つの SNS のアクティブネットワークの違いを明らかにした.