著者
持田 宗周 三宅 茜巳
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.23, pp.216-217, 2007-08-20

岐阜県下に、現在28座の「地芝居」が活動している。夫々が異なった風土の中で旧い歴史を保存し活力に溢れている。活動の中核に人と風土がある。古老からの聞き取りを軸に「村国座」「相生座」「白雲座」を調査し考察する。
著者
阿部 修
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.239-245, 1996-05-15 (Released:2009-08-07)
参考文献数
23

積雪の内部構造に関する情報をより簡便に得るために開発された積雪用ゾンデの現況を経緯および展望を含めて紹介した.まず,積雪層構造を測定するためのこれまでの方法と新しい方法について述べ,長所や短所を指摘した.その上で複数のセンサーを組み込んだ複合ゾンデの構成,使用方法および測定結果を紹介した.さらにゾンデの性能評価や今後の展望について言及した.
著者
中尾 正史 奥 哲 田中 秀尚 横尾 篤 玉村 敏昭 益田 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.99, no.499, pp.31-36, 1999-12-14

直接プレス法によるアルミ表面へのパタン形成及び陽極酸化法による自己組織化を利用して作製された高規則アルミナホールアレイ構造をドライエッチング技術により半導体に転写し、孔径揺らぎ2%という非常に均一な2次元の半導体ホールアレイを実現した。そのフォトニック結晶としての特性を明らかにすると共にFIBを用いて欠陥型微小光回路を作製し、偏波依存性をもった先導波特性を確認した。
著者
青戸波江 著
出版者
皇典講究所国学院大学出版部
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1910
著者
高見 博 池田 佳史
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.95-97, 2014 (Released:2014-08-07)
参考文献数
2

著者らが考案した完全内視鏡手術である腋下アプローチについて論説した。さらに,ロボット手術の長所・短所について記した。甲状腺におけるロボット手術は腋下アプローチが基盤となっているが,なぜ著者らが考案したCO2ガスを用いた方法を用いることなく,“gasless”に走ったのであろうか。手技的にはgaslessの方が優しいが,究極の整容性を求めるなら,CO2ガスで充満させる方法の方が明らかに優れている。
著者
工藤 美和子
出版者
佛教大学
雑誌
歴史学部論集 (ISSN:21854203)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.47-58, 2014-03-01

法然源智交名願文像内納入
著者
羽原 英明 藪内 俊穀 坂上 仁志
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

高強度レーザーが固体物質内部に生成する高エネルギー電子をその場計測するため、物質形状そのものをチェレンコフ光の分光器とする構造とすることを考案し、ターゲット材質やプリズム構造を最適化することによりレーザーから高エネルギー電子流のエネルギー変換効率を精度よく求めた。通常のガラス材、屈折率2の高屈折率ガラス、屈折率3.5のシリコン結晶を用い、チェレンコフ光の計測波長を可視から赤外まで拡大することで、幅広いエネルギー範囲での計測を行うことができた。
著者
鉾井 修一 小掠 大輔
出版者
京都大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

インドネシア・スラバヤとマレーシア・クアラルンプールの住宅を対象として、日常の生活状況やエアコン使用に関する意識調査と住宅の温湿度測定を行い、これらの地域の人々が現在どのような温湿度条件下で生活し、どのような温湿度を快適と感じているのかその実態を調べた。睡眠時に寒いと感じる低い設定温度を選択していること、またそのようなエアコンの運転に伴い様々な健康問題も生じていることを明らかにした。
著者
Satoshi Murao Hiroaki Manabe Tetsuji Yamashita Takashi Sekikawa
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.47, no.11, pp.1013-1015, 2008 (Released:2008-06-02)
参考文献数
17
被引用文献数
6 14 10

We report a 35-year-old man who was referred to our hospital with generalized convulsion and mixed acidosis presumably caused by abuse of SS-BRONTM tablets, an over-the-counter (OTC) antitussive medication sold in Japan. These tablets contain dihydrocodeine phosphate, methylephedrine, chlorpheniramine, and caffeine. Although it is difficult to discern which component caused these symptoms, it seems that dihydrocodeine phosphate or methylephedrine was involved in the addiction to SS-BRONTM and chlorpheniramine may have caused the generalized convulsion. It should be recognized that an OTC antitussive, which is quite easy to obtain, can be abused and subsequently induce serious intoxication.
著者
木俣 元一
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

12世紀末から13世紀中期にかけての西欧における聖顔(ヴェロニカ)信仰の成立及び展開の諸様相を『詩編』や『ヨハネ黙示録』等の写本をはじめとする美術作品やテクストに基づいて詳細に跡づけ、イギリスで発展した理由や意義を当時の歴史的背景である終末に関わる思想やアングロ=サクソン以降の地域的伝統との関連で考察して、ヴェロニカのイメージと祈祷文が位置づけられる個人的祈念における宗教的実践の諸相を明らかにした。
著者
小嶋 章吾 嶌末 憲子 大石 剛史
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、地域包括ケア推進に不可欠な多職種連携のために、とちぎソーシャルケアサービス従事者協議会の活動を研究対象とし、ソーシャルケア職能団体基盤型IPWのモデル構築を行なうことを目的とした。その結果、①先行研究より、IPWにとって葛藤対応の重要性が明らかとなった。②同協議会のコアメンバー及び介護支援専門員を加えた16名を対象として実施した連携スキル向上研修の前後比較により、7カテゴリー、18項目からなるIPWコンピテンシーのうち、合意形成の努力の増加が有意に確認できた。③グループワークのリフレクションにより、多職種連携強化のための職能団体基盤型IPWの政策提言機能を実証することができた。
著者
山崎 毅六
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.2-11, 1960-01-20 (Released:2010-06-28)
参考文献数
4

ロケット推進剤としては化学エネルギ, 核エネルギおよび太陽エネルギを利用するものが考えられるが, 本報では主として化学エネルギによる推進剤について解説した。まず, ロケットの基本原理によれば大きな比推力を得るには燃焼生成物の温度が高く平均分子量がなるべく小さいことが要求される。このため燃料成分としてはH, Li, Be, Bなどの元素から成る化合物, 酸化剤としては0およびFの化合物が適している。この中, Beなどは資源酌ならびにその他の制約があるので, 現在の水準ではBの水素化物が注目されている。しかし, たとえばB10H14などはBの毒性が強いという欠点があるので, Bの水素化物の水素をアルキル基で置換したものが脚光を浴びることになろう。さらに本報で略衝推進剤の基本的性質, 分子量と温度の限界誰進剤とし腰求される液体ならびに固体推進剤の共通性質, 固体および液体推進剤の具体的な例などについて述べている。

1 0 0 0 OA 随想

著者
児玉 信次郎
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.40, no.12, pp.905-905, 1961-12-20 (Released:2010-06-28)
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.182, pp.23-27, 1999-11

建築物の企画・設計を手がけるエム・エイチ・ディベロップメント(東京都品川区、以下MHD)の梶川文男社長はいま、来年一月にJR大崎駅近くにオープンするホテル「ファミリーイン・フィフティーズ」の準備に追われている。ダブルベッドで一泊五〇〇〇円 ファミリーイン・フィフティーズの宿泊料金は、一泊に簡単な朝食が付いて五〇〇〇円。
著者
妹尾 裕彦
出版者
千葉大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2007

極度の貧困を抱えているのみならず、ときに内戦下にある破綻国家(脆弱国家)の発生を如何に防ぐべきか。またこうした国々で進められている平和構築が後戻りせず持続可能となるためには、どのような条件が必要なのか。本研究では、破綻国家とは「開発の失敗」であり、またこの開発の失敗の一因が、熱帯産一次産品の価格低迷にあるという観点から、こうした価格低迷による国家の破綻の実態、ならびにこの国家の破綻を防ぎうる諸方策の可能性と射程について検討した。
著者
片岡 正喜 古賀 唯夫 村上 良知
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会論文報告集 (ISSN:03871185)
巻号頁・発行日
no.272, pp.105-114, 1978-10-30

1)現段階の車いす用住戸の空間構成は, 入居在身障者世帯の住生活が総合的にイメージされた結果もたらされたとは言い難く, 特に身障者を含む世帯という観点からの配慮を欠く。住戸の空間構成評価のために設けた6項目により各住戸を評価した結果は次の通りである。住戸型別では[DK^S型]・[DK^N型]・[LDK^S型]いずれにおいても, [(L)DK連続型]の方が[(L)DK独立型]より総合評点が高い。[連続型]が高いのは, (L)DKと隣接居室とが連続で, 居室間相互の分離例が多く, 洋室と(L)DKとの連続化も高いからである。最も多い[DK型]では, [DK^S型]の方が[DK^N型]に比して総合評点が高い。その理由は, 後者では洋室の通り抜けが生じやすいのに対し, 前者では第2居室のDKからの分離がよく, 居室間の分離もなされる例が多いためである。注目すべき点に, 2DKにおいて最も例数の多い[DK^N・洋^S・居^N]に評点が低く, 逆に評点の高い[2DK^S型]なかでも[DK^S・洋^S・居^N]は少数例であるという結果がある。これは今後の平面構成の改善方向を示唆するものである。2)各室の空間構成評価は主として車いす使用の視点から行っている。ここではその結果に住戸の空間構成の問題を関連付け言及する。各室については, 初期の模索期であることもあり, 車いすの特性や家具の想定の下に, 十分使用に耐える空間構成やディテールになっていない点を各所に露呈する。(L)DKの規模は, 特目促進会議の最低水準以下が約40%を占め, 3DKと2DK^Nとに多い。食卓・いすを配すると流し回りも車いす通行に不十分なものが目立つ。車いす使用者の生活行為が集中しやすいことから, (L)DKは, 居室との連続化だけでなく, それ自体で規模拡大を計り食事・団らんを可能にし, 次いで隣接居室も公室兼寝室としての条件の具備を計る必要がある。居室に関しては, [3DK]・[2LDK]で4.5帖以下の居室の例が増え, [2DK^S]・[LDK^S型]に南居室のない例が多いという問題が指摘できる。それら居空間の分離は, 2居室型では対応性を高めるため連続化も止むを得ないが, 3居室型の場合は, 現在むしろ少ない第2・第3居室の分離を計り, プライバシーある分離就寝の可能性を高めるべきである。全和室のたたみ床面を上げる例は3/4を占めるが, 床高の不統一が気になる。和室が車いす使用者にどのように使用されるかは今後考察を重ねていくことを要する。洋室の規模もまちまちでダブルベッドを置き車いすでアプローチできる例は15%に満たない。今後身障者用寝室として洋室のニードはより高まると考えられるが, その際の規模は夫婦がベッド就寝できるものとするべきで, 合せて収納のスペースと収め方にも配慮が望まれる。サニタリーは他の室にくらべて車いすへの配慮が高い。しかし狭いスペースに設備器具が様々に設置され, 複雑な動作を伴ない, 実際にはいろいろと困難を生じる室で詳細な評価が不可欠である。玄関・バルコニーは身障者の生活領域を拡大する外部への接点として重要であるが, 形式的には車いす出入り可能としているものの, 面積, 開口巾, 段差等細かい配慮にまで至らず, 実用的には問題が多く, 工夫の余地を残している。これに関係して車いす2方向避難の厳守も今後は徹底されるべきである。