著者
秋山 正幸 大屋 真
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

広視野補償光学を実現するトモグラフィー波面推定の新しいアルゴリズムとして、複タイムステップ・トモグラフィック波面推定の手法を、すばる望遠鏡の持込み装置である多天体補償光学実証機 RAVEN を用いて実証した。RAVEN の波面センサーの解析により、各高さの大気揺らぎが風向きにより時間と共に移動していること、相関のピークの強度は100ms程度までは強く、この時間間隔では大気揺らぎの各層が「凍結して移動している」と見なせることがわかり、複タイムステップ・トモグラフィック波面推定の有効性が実証された。
著者
城賀本 晶子
出版者
愛媛大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

更年期女性の不定愁訴として、疲労とむくみに焦点をあてて、これらを改善する方策に手掛かりを得ようと本研究を実施した。新たに多次元疲労測定尺度(4要因40項目)を開発し、統計学的な検証の後、既存の自己効力感尺度との関連を正準相関分析にて解析したところ、失敗に対する不安が強い人は、精神面、認知面、対人面の疲労を強く表出することが判明した。疲労の程度は、性格特性とくに対処行動様式と密接な関係をもち、更年期女性の疲労感を予防・改善するには、個々人の自己効力感を高めるような対処行動に沿った方策が必要と考えられる。一方、むくみを測定する方法論を開発し、とくに長時間同じ姿勢を取り続けると脚のふくらはぎ部分にむくみが生じ、伝承的なヒハツの摂取により、下腿のむくみが抑制されることを明らかにした。
著者
LAGA HAMID
出版者
東京工業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は非剛体形状の理論と時系列的に変化をする表面(Time-varying surface)の3次元モデルの再構築手法に注目する。自然物は複雑な形態を持っている上複雑な変形を受けるからリアルタイム三次元再構成が混乱である。平成21年度には3次元形状データ取得システムを開発し、スキャンデータから3次元モデルの検索手法と非剛体スキャンデータ間のレシズトレーションフレームワークも開発しました。このフレームワークは三次元データ検索に基づいて高レベル知識を再構成プロセスに取り込む。その結果は、カメラの数を最小限度にすることが出来、静止することが出来ない物も3次元取得ことが出来るようになった。平成21年度にも三次元形状データベースと検索ツールを開発しました。あと、次の研究ステップに使用するためにステレオと陰影からの形状の復元と構造化照明に基づいた三次元再構成システムを開発しました。
著者
小松 輝久 ROTHAUSLER EvaAnja ROTHAUSLER Eva Anja
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2010

流れ藻はブリやマアジ稚魚の生息場として非常に重要である.特に,ブリ養殖では,流れ藻ごと採集するブリ稚魚のモジャコに種苗を全面的に依存しており,流れ藻の生態について正確に知りたいという要望は非常に強い.ブリの最大の産卵場である東シナ海では,アカモクのみからなる流れ藻しかなく,流れ藻は中国から輸送されると考えられている.しかし,アカモクの浮遊期間や,それに影響を及ぼす環境要因も明らかになっていない.そこで,研究対象としてアカモクを選び,その浮遊期間を推定するために必要な,水温や光合成有効放射,紫外線などの環境条件とアカモクの生理生態および浮遊期間の関係を調べることにした.平成23年度は,青森県にある東北大学浅虫海洋生物研究センターにおいて,アカモク流れ藻に及ぼす水温の影響の評価を目的に,アカモク8個体を実海域で,20日間,人工流れ藻としてロープで縛り生長と環境条件について,また,アカモクの葉片を採集し,低水温(6.8±0.2℃),環境水温区(15.8±1.9℃),高水温(20.7±0.3℃)に制御して,それぞれ8個体の生長と生理状態を20日間調べた.野外実験の結果,実験終了時に3個体のみが浮いていた.海底に固着していた個体には,生殖器官がなく,20日間浮かんでいた人工流れ藻は沈んだ人工流れ藻よりも多くの生殖器を発達させていた.このことは,成熟期に流れ藻となり,環境に順応できた個体は20日以上浮遊でき,新しい場所へ分散し,再生産して定着できる可能性があると考えられる.室内実験の結果,高水温区では,気胞は低水温区よりも早く脱落したが,高水温区の生殖器のバイオマス(25%)は,低水温区(3%)や環境水温区(11%)よりも多かった.高水温環境は海藻を早く沈降させ,分散のポテンシャルを減少させることになることが示された.
著者
河野 銀子
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

日本の理工系大学・学部を対象とした調査を実施したところ、女性学生比率が30%を超えるのは65学部(該当学部の22%)しかないことがわかった。理工系学部の女性学生比率が低い理由は複数考えられるが、本研究では、理工系を選択する女子高校生が「入りやすいところ(入試科目が少ない、合格難易度が低い)に入学する」という進学行動をとらないことを強調した。不本意に理工系を選択する者もいる男性とは、対照的な進学行動である。
著者
高橋 阿貴
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

攻撃行動に関わる神経伝達物質として、セロトニンは他のどの神経伝達物質よりも着目されている。一方で、実際に攻撃行動を示している最中に、セロトニン神経系がどのような制御を受けているかは明らかになっていない。本研究では光遺伝学的手法を用いて、背側縫線核セロトニン神経系の興奮、抑制が攻撃行動をどのように変化させるかを直接的に検証することを目指した。また、薬理学的手法を用いて背側縫線核がどのような入力を受けたときに攻撃行動が過剰になるかを解析し、グルタミン酸入力が攻撃行動の程度を決定することが明らかとなった。加えて、順遺伝学的手法を用いて、過剰な攻撃行動に関わる遺伝子座の1つを15番染色体上に同定した。
著者
谷脇 理史
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

出帆による文芸の流布が一般化する近世の状況の中で、その前期における出版取締り令は、享保期以後のもののように整備されたものではない。しかし、明歴3(1657)年の取締り令発令以前からも作者や書肆による自主規制(時にカムフラージュ)が行われており、政治・社会問題をとりあげる仮名草子や「軍書類」にその様相をうかがうことができる。それは、西鶴以後の浮世草子においても同様である。西鶴は、『好色一代男』以来、武家階層以上をとりあげる場合、明らかにカムフラージュを行いつつ諷刺する姿勢を示しており、『好色一代女』『武道伝来記』などでは、それが一層あらわとなっている。また、上層町人に対しする諷刺は、『一代女』以前の場合、そのモデルを実名で登場させたりしているが、『永代蔵』以後では、実名をかくしたり、仮名を用いたりして諷刺を行うようになっている。以上の諸点は、本報告書に収めた拙論(本研究期間以前に発表のものも含む)の中で問題にしたが、とりわけ西鶴の問題については本報告書第2部第11章「西鶴の自主規制とカムフラージュ」で一応の総括を行い、現在までの私の主張及び問題点・課題を記した。なお、西鶴が「出版規制に対応する」様相については、これまでの研究を一書にまとめ、平成18年度中には清文堂出版より刊行する予定となっている。一方、近世初期の軍記類・元禄期の軍書類、西鶴以後の浮世草子類等についても検討を続けたが、それらについての資料は収集したものの、論文としてまとめる段階にまでは至らなかったので、遺憾ながら、今後の課題としたい。また、本研究期間には、西鶴のカムフラージュと諷刺の様相を「『好色一代女』の面白さ、可笑しさ」「経済小説の原点『日本永代蔵』」(ともに清文堂出版)の二書によって具体的に解明した。
著者
植野 雅之 高見 友幸 和田 慎二郎 対馬 勝英
出版者
大阪電気通信大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

(1)対話的タスクを用いた実験の結果,心拍間隔の標準偏差やポアンカレプロット等の指標では安定した結果が得られるが,LFHFに対しては,ばらつきが大きくなる結果が得られた.(2)タスクの種別によって脳波成分の偏りが見られることがわかった.また,暗算などの内省的なタスクで負荷を変えると,脳波成分はほとんど変化しないが,対話的なタスクでは,負荷が大きくなると,δ波成分が小さくなり,他の成分は増大する傾向があるという結果を得た.さらにゲーム状況でも同様の傾向が見られるが,負荷過大状況では,β・γ波成分が著しく増大するなどの傾向が見られるということがわかった.
著者
コンスタンチノフ デニス Bunkov Yu. P.
出版者
沖縄科学技術大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

強いマイクロ波による励起下では、反強磁性であるMnCo3サンプル内のアンサンブル核スピンの核磁気共鳴は非線形であることを観測した。この実験結果の信号は、核スピンがマイクロ波の励起によって、核スピンの温度が上昇するというような従来のモデルでは説明することが出来ない。実験結果と理論を比べてみると、強いマイクロ波による励起下では、核スピンの磁気モーメントの角度は大きく偏向されていることがわかる(磁気モーメントの強度は変化しない)。この事実はコヒーレントに一様に歳差運動をする核スピンによる核マグノンによるボーズ・アインシュタイン凝縮と同一視することが出来る。
著者
高橋 由典 伊藤 公雄 新田 光子 吉田 純 河野 仁 植野 真澄 高橋 三郎 島田 真杉
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

当初の計画に従って、戦友会関係者へのインタビュー調査を行うとともに、全国に散在する戦友会関係文献資料の収集・分析を行った。これらの調査結果と戦友会に関する統計調査(2005年、未公刊)の結果とを合わせ、戦友会に関する総合的研究の成果報告書として『戦友会研究ノート』(青弓社刊、2012年)を刊行した。同書によって戦友会をめぐる諸問題が網羅的に解説されるとともに、戦後日本社会における戦友会の意味も明らかにされた。
著者
平田 裕美 小林 正子
出版者
女子栄養大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

中学生、高校生の身長・体重の時系列的変化と心身の健康、社会的風潮の取り入れ、生活習慣、栄養素等摂取、父親・母親の養育行動との因果関係を明らかにした。生活習慣では、朝食を同じ時間に食べていない、鉄分、ビタミン類などの栄養素等摂取不足群は身体不調を訴えていた。体重では、父親との会話が多い中学生、高校生ほど、男女の差異無く、不安感が低く、成長曲線に極端な体重の変動は見られなかった。身長では、思春期スパートと対人関係に関連はなかったが、身長の停滞がある子どもには低出生体重児であったことが確認された。アレルギー(金属、鼻炎、食物)、腎疾患、心疾患などの症状をもつ子どもにも同じ兆候が見られた。
著者
岡本 秀己 青山 妙子 石島 唯 佐合井 治美 睦田 めぐみ
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

特別支援学級に対する調査から、発達障がい特性に応じた食育プログラムの開発が緊急課題であることを明らかにした。そこで、食育の6つの視点を盛り込んだ食育プログラムを作成し、特別支援学級に通う小学生を対象に連続食育教室を実施し、料理や収穫への関心、感謝の気持ちや自己肯定感の向上が認められた。更に改善した食育プログラム実施では、心理テスト、発達状態テスト、喜怒哀楽の解析を行い、自己肯定感、社会性の獲得に有効であることを科学的に明らかにした。最終取りまとめとして、食育プログラム(調理動画・音声・字幕・音楽)、学習指導案等を加え、多くの教諭や地域活動で利用できるホームページを作成した。
著者
下村 孝 松原 斎樹 フカマチ 加津枝
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

1.屋上のアスファルト,シバおよびつる植物で覆われたパーゴラ内の気象測定を春夏秋冬の四季に分けて行い,パーゴラ下では,夏期において,太陽熱の放射が軽減され,温度,グローブ温度が他に較べて低く維持された。被験者による熱的快適性に関する申告実験では,夏期にアスファルトおよびシバで不快感が増すのに対し,パーゴラ下では快適性が維持されることが明らかになった。この結果は,太陽の直射を受ける屋上緑化空間でも,パーゴラの設置により熱的快適性が維持されることを明らかにし,今後の計画指針を探る有益な知見となった。2.緑化された屋上を持つビジネスビル7件の従業員に対するアンケート調査を行い,緑化された屋上の昼休憩とリフレッシュ休憩時間における休憩場所として利用実態と評価を訊ねた。その結果,緑化された屋上空間はその開放感と居心地の良さおよび自然や季節の変化を身近に感じられることから,オフィスワーカーに休憩場所として期待され,シバ,花の咲く植物や常緑の植物など多様な植栽が施された上に,椅子やベンチ,雨よけ,藤棚などの緑陰が整備された屋上がもっとも望ましいと考えられていることが明らかとされた。これまでにない知見となり,今後の屋上緑化整備に向けての方法論として有益である。3.京都市内のビルの屋上での緑化を想定し,京都市内の代表的景観4種と緑化無し,シバ,洋風庭園および和風庭園風緑化の4種類の画像を合成して景観評価実験を行った。いずれの場合も,和風植栽での評価が高く,アイマークレコーダーによる実験では,屋上と背景共に緑の景観に被験者の視線が留まることが明らかにされ,コンクリート床や建築物の無機的な構造物は好ましくないと評価された。今後の屋上緑化のあり方に新しい知見を提供するものとして有益と考える。
著者
齋藤 善之 鎌谷 かおる 篠宮 雄二
出版者
東北学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

近世の三陸地域に大規模家経営体が卓越したのは、その力量によって大自然(山野河海)の豊富な天然資源を開発しえたからであり、とりわけ両者の資源を連関させることで相互の開発を促進するしくみを創出保持できたからである。そうした大規模家経営体は辺境な地理的環境にありながら海運業や遠洋漁業をとおして広い地域との交流関係をもち、所有船などの輸送手段を介して遠隔地とも直接通交する力をもっていた。それにより都市との間の物流を実現したのみならず、最新の技術や文化を地域社会にもたらす窓口になり、三陸地域社会の自立と発展をもたらす原動力となっていたのである。
著者
瀬戸 宏
出版者
摂南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

民国期中国シェイクスピア受容史上での三つの重要公演に焦点を絞って研究した。上海戯劇協社『ヴェニスの商人』(1930)、上海業余実験劇団『ロミオとジュリエット』(1937)、国立劇専『ハムレット』(1942)について調査し、三公演それぞれを主題に全国学会で報告した。上海戯劇協社『ヴェニスの商人』公演、国立劇専『ハムレット』公演についてはすでに論文化した。上海業余実験劇団『ロミオとジュリエット』公演は瀬戸の体調不調などで論文の完成が遅れたが、近く公開できる見通しである。これ以外に中国シェイクスピア受容史黎明期の問題で論文執筆・公開し、関連内容で、中国の学会で報告した。
著者
鈴木 明宏 西平 直史 高橋 広雅 小川 一仁
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究では携帯電話を用いた簡易経済実験システム「Easy Economic Experiment System (E3)」を開発した。また、E3を用いた教育実験を講義に取り入れたときの教育効果の検証、及びE3を利用した経済実験と伝統的に行われてきた紙実験との実験結果の比較を行った。分析の結果、教育効果については教育実験に参加あるいは見学した学生の方が小テストの成績が通常形式の講義のみよりも有意に高いことが示された。また、E3を用いても紙を用いた経済実験と同様の実験結果が得られることが示された。
著者
原田 直樹
出版者
福岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

福岡県立大学不登校・ひきこもりサポートセンターを利用していた不登校児童生徒及びその保護者を対象に質問紙調査を実施した。(保護者:回収数66・回収率31.3%、不登校児童生徒:回収数25・回収率26.0%)以下の研究成果を得た。①不登校児童生徒の不登校当時と現在の環境への適応感や家族機能の実態を明らかにした。②さらに不登校の要因及び学校への支援ニーズの保護者と児童生徒の意識差や、大学生ボランティアによる影響も明らかにした。③また、大学生ボランティアが不登校支援に関与する方向性を明確化した。全国の大学生ボランティアによる不登校支援活動の展開に成果の活用が期待される。
著者
木村 元洋 武田 裕司 大平 英樹 ERICH Schroger
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

我々の脳は, 視覚的なオブジェクトの時間的文脈 (動きや変化のパターン)からルールを抽出し,そのオブジェクトが次にどのように変化するかを意図に関わらず自動的に予測している:"非意図的な時間文脈ベースの予測" 。本研究は,この非意図的な予測の脳内情報処理メカニズムを解明することを主目的とした。脳波の一種である事象関連脳電位を用いた実験を通し,この予測を反映する二種類の脳活動の同定に成功した:(1)予測された事象と実際の事象が不一致の際に生起する,視覚皮質-前頭前野に発生源をもつ視覚ミスマッチ陰性電位,および(2)予測された事象と実際の事象が一致した際に生じる,視覚皮質に発生源をもつ視覚誘発電位の増強および抑制。これらの結果は,この非意図的な予測が視覚皮質-前頭前野間の双方向性のネットワークにより達成されている可能性を示唆している。
著者
領家 美奈 中森 義輝 ヒュン ナム ヤン
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

嗜好性が高い製品については,その製品がもつスペック等に代表される機能の側面だけでなく,その製品が人に与える‘感性’も合わせて,製品評価に用いられる.さらに,その製品を購入する際の文脈も重要な製品評価の側面,すなわち,製品購入にいたる顧客の要望と考えられる.本研究ではそれらのあいまいで多様な顧客要望をファジィ情報として扱い,統合し,顧客の製品選択の意思決定を支援するとともに製品デザインに役立てようというものである.全体を均一に重要とするオペレータの開発,および,どの評価の側面をより重要視するのかに対する指針を得るためのモデルを構築した.
著者
佐藤 春彦 井上 剛伸 横山 美佐子 岩崎 俊之
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

寝たきりレベルの重度脳性麻痺児の日常生活における姿勢の善し悪しを客観的に判断するため、小型加速度計からなる頭部と体幹の左右対称性を評価するシステムを構築した。また、体幹の変形量を正確につかむため、骨標点の三次元位置に基づき変形量を表す手法を考案した。これらの評価法を使って重度脳性麻痺児の変形量と姿勢変換頻度を調べ、健常児との違いを明確にすることで、変形と姿勢との関わりの強さを示した。