著者
明石 恵司 近藤 秀樹 槙永 剛一 森岡 千佳子 松村 喜志雄 越智 直哉 古河 辰之 鄭 庸勝 谷口 典男 田中 重実 金子 仁郎 西村 健
出版者
The Japan Academy of Neurosonology
雑誌
Neurosonology:神経超音波医学 (ISSN:0917074X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.33-37, 1996-05-31 (Released:2010-10-14)
参考文献数
4

This study was performed to examine the effects of mental arithmetic (MA) on cerebral blood flow (CBF) . We recorded the blood flow velocity before, during and after mental arithmetic in the bilateral internal carotid arteries (ICA) and vertebral arteries (VA) simultaneously and continuously in nine healthy males (25.8±7.2 y.o.) . The subjects performed MA for 30-60 seconds. The mean values of blood flow velocity (BFV) were calculated for each pulse using an FFT-analyzer.We observed BFV in 24 ICAs and 9 VAs in all of the 9 subjects. During MA in comparison with the period before MA, BFV in the 10 of ICAs and the 3 of VAs increased significantly, however BFV in the other 3 of ICAs decreased significantly and the rest 11 of ICAs was unchanged. The number of increases was significantly higher than that of decreases and no changes. After MA compared with the period during MA, BFV in the 3 ICAs and the 3 VAs decreased significantly, however BFV in one ICA increased significantly and the rest of 20 ICAs was unchanged. Also the blood pressure and heart rate were unchanged during MA.In summary, our study identified and documented statistically significant changes in cerebral blood flow velocity during MA. And it was suggested that some other factors, such as mental state, have influence on cerebral blood flow velocity during MA.

1 0 0 0 OA 糸を紡ぐ器官

著者
吉田 真
出版者
日本蜘蛛学会
雑誌
Acta Arachnologica (ISSN:00015202)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.181-185, 1998 (Released:2011-06-03)
参考文献数
14
著者
波内 知津
出版者
関東社会学会
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.17, pp.48-59, 2004-08-10 (Released:2010-04-21)
参考文献数
25
被引用文献数
1

The purpose of this paper is to examine the process of ‘the nationalization of women’ in prewar Japan. Based on poststructuralist gender theory, this process is identified with the gendering of ‘nation’ by the nation state and it entailed the creation of an understanding of the relationship between men and women as ‘nation’. Home economics in higher education had a certain role in this process. The conclusion here is that the process of the nationalization of women was not a simple matter but rather involved mediation by political considerations.
著者
山崎 真治 藤田 祐樹 片桐 千亜紀 黒住 耐二 海部 陽介
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.122, no.1, pp.9-27, 2014 (Released:2014-06-24)
参考文献数
8
被引用文献数
2

2012~2013年に沖縄県南城市サキタリ洞遺跡調査区IのII層(約16400~19300 BP[未較正])を発掘し,人骨2点(臼歯1点と舟状骨1点)とともに39点の断片化した海産貝類を検出した。先に報告したI層出土のものと合わせ,計47点にのぼる海産貝類は,人為的に遺跡近辺に運搬され,埋没したものと考えられる。II層由来のマルスダレガイ科(マツヤマワスレ[Callista chinensis]・ハマグリ類[Meretrix sp. cf. lusoria]),クジャクガイ[Septifer bilocularis],ツノガイ類[“Dentalium” spp.]について組成や形状,割れ方について記載するとともに,微細な線条痕および摩滅・光沢を観察したところ,マルスダレガイ科の破片には定型性が認められ,二次加工と考えられる小剥離痕が高い頻度で見られた。また,特定の部位に使用痕や加工痕と推定できる摩滅・光沢や線条痕が観察できることから,少なくともその一部は利器として使用されたと考えられる。また,クジャクガイの一部にも,使用痕と見られる線条痕や損耗が観察できた。ツノガイ類は,産状から装飾品(ビーズ)として用いられた可能性が高く,その一部には人為的な線条痕が観察できた。以上のことから,II層出土の海産貝類の少なくとも一部は,利器・装飾品を含む道具(貝器)として使用されたものと考えられる。II層出土の人骨と合わせて,こうした貝器の存在は,サキタリ洞での人類の活動痕跡が,少なくとも16400~19300 BP にまで遡ることを示している。
著者
武田 聖司 西村 優基 宗像 雅広 澤口 拓磨 木村 英雄
出版者
一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会
雑誌
原子力バックエンド研究 (ISSN:18847579)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.23-38, 2012 (Released:2013-02-28)
参考文献数
40

TRU廃棄物の地層処分の安全評価において,多量のセメント系材料を使用した処分施設から溶出する高アルカリ性地下水がバリア機能へ影響を及ぼす可能性があることがとくに懸念されている.そこで,セメント系材料から溶出する高アルカリ性地下水の母岩への影響を,地下水流動場において地球化学と物質移行の連成解析でシミュレートし,TRU廃棄物の地層処分における高アルカリ性領域の拡がりに,二次鉱物の生成の有無がどのように影響するかを検討した.また,母岩の水理特性の影響の解析も実施した. ゼオライトの沈殿に関して,1) 実験での観察により沈殿する可能性がとくに高いと考えられるanalcimeとphillipsite(2種類)のみを考慮した場合や,2) それ以外で沈殿する可能性のある13種類のゼオライト(clinoptilolite(2種類),heulandite,laumontite,mordenite,erionite(2種類),chabazite(2種類),epistilbite,yugawaralite,stilbite,scolecite)も含めた計16種類のゼオライトを考慮した場合では,高アルカリ性領域の拡がりや二次鉱物の沈殿量に関してほぼ同様の結果が得られ,高アルカリ性領域(pH>11)は40 m程度までしか拡がらず,当該領域で0.1Vol.%以上の二次鉱物が沈殿し,いずれのケースでも主にゼオライトとしてはanalcimeとphillipsite,ゼオライト以外としてはsepioliteの沈殿が支配的であった.一方,3) それらのゼオライトの沈殿を考慮しない場合には,二次鉱物の生成量はゼオライトを考慮した場合に比べて少なく,高アルカリ性領域が広範囲に拡がる計算結果となった.このことから,二次鉱物としてゼオライトが生成するか否かが高アルカリ成分の拡がりや二次鉱物の沈殿量に影響することがわかった.また,地下水流速の影響をみるために10倍速い流速を設定した場合では,もとの流速を設定したケースより広範囲に高アルカリ成分が拡がることが示された.これは高アルカリ成分を中和する化学反応が,母岩に含まれる鉱物の溶解反応速度によって制限されているためと考えられた.
著者
S. S. Gupta R. Senani
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
IEICE Electronics Express (ISSN:13492543)
巻号頁・発行日
vol.1, no.16, pp.507-512, 2004 (Released:2004-11-25)
参考文献数
15
被引用文献数
10 14

Recently, the authors introduced two new second-order single-resistance-controlled oscillators (SRCO) employing four/three unity-gain cells (unity-gain voltage followers and unity-gain current followers). In this communication, a novel family of SRCOs has been presented which employ a reduced number of (only two) unity-gain cells as active elements. The workability of the new circuits has been confirmed by the SPICE simulations of their CMOS-implementable versions.
著者
永澤 加世子 西田 裕介
出版者
東海北陸理学療法学術大会
雑誌
東海北陸理学療法学術大会誌 第28回東海北陸理学療法学術大会
巻号頁・発行日
pp.91, 2012 (Released:2013-01-10)

【はじめに】 高齢者では骨粗鬆症や圧迫骨折、長年の労働や生活環境など様々な原因により円背姿勢が構築されていき、背筋群の持続的遠心性収縮がおこるとされている。そのため背筋群の筋内圧上昇に伴う筋血流の減少により筋の委縮がおき、出力低下に繋がると考えられる。先行研究より円背姿勢は重心動揺が大きく、歩行が不安定になると報告されている。本研究では背筋の筋疲労が体幹動揺性に与える影響を捉えることを目的とし、器質的なアライメント変化による筋力の低下や姿勢制御に影響を与える感覚低下の影響を除外するため、対象を健常男性とした。【方法】 対象は下肢、腰部に明らかな疾患のない健常男性14名(平均年齢24±1歳、身長173.3±3.2㎝、体重65.5±5㎏)とした。対象者には本研究の意義ならびに目的を十分説明し、紙面にて同意を得た。方法は三軸加速度計を第三腰椎棘突起に貼付し、疲労前後で10m最速歩行時の加速度を測定した。加速度の解析方法として、動揺性の指標である二乗平均平方根(RMS)とRMSを歩行速度の二乗値と平均歩幅で補正し動揺要素を抽出したNormalized RMS(NRMS)を求めた。また、背筋を疲労させるためSorensenのtrunk holding testを一部変更したものを使用した。統計解析には各軸間で対応のあるt検定を使用し有意水準は危険率5%未満とした。【結果】 体幹動揺性を表わすNRMS(X・Y・Z)を各軸間で比較した。疲労前後の順で以下に記載する。Xは(0.28、0.29)、Yは(0.31、0.32)、Zは(0.3、0.3)であり、各軸間で疲労前後では体幹動揺性に有意差が認められなかった。これは背筋の疲労前後でX(前後軸)、Y(上下軸)、Z(左右軸)の方向で動揺性の変化が見られない結果となった。【考察】 健常男性では、背筋の筋疲労は歩行時の体幹動揺性に影響を与えない結果となった。先行研究より、高齢者では足関節での姿勢制御能力が低下し、代償的に股関節優位な戦略をとることや、アライメントの変化により下肢の筋出力が発揮しにくくなりパフォーマンスへ影響を及ぼすとされている。今回は対象が健常男性であり下肢筋力の低下は認められないため股関節や足関節の戦略にて背筋の筋疲労による影響を代償していると考えられる。また、足底の感覚情報入力が減少することにより重心動揺が増大するとの報告もあるが、健常男性では末梢の感覚機能低下が体幹動揺の決定因子にはならないと考える。【まとめ】 明らかな下肢筋力低下や末梢の感覚機能低下が認められなければ、背筋の筋疲労による体幹動揺性の変化を他の戦略にて代償させ、パフォーマンスレベルへの影響を少なくすることができると考えられる。したがって、背筋の筋疲労が及ぼす体幹動揺性への理学療法アプローチとしては、背筋の筋出力向上プログラムと比較し股関節や足関節での姿勢制御能力を向上させるようなアプローチがより体幹動揺性を減少させることが示唆された。そして股関節と足関節の制御が向上することによりパフォーマンス改善に繋がることが考えられる。
著者
山口 信吉 山沢 新吾 若林 嘉一郎
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械学会誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.239-245, 1981 (Released:2010-04-30)
参考文献数
13

米粒胚乳の応力緩和係数を求めるため, 前報と同様に円柱状の胚乳試片の単軸圧縮試験および応力緩和試験を行い, 次に示す結果を得た。(1) 米粒の長さ方向, 幅方向および厚さ方向の負荷試験より, 米粒はほぼ等方性であると認められた。(2) ひずみ約1%以内で, 米粒の粘弾性は線形を示し, 縦応力緩和係数E(t) およびせん断応力緩和係数G(t) を表す実験式は試片の温度と含水率の関数となる。(3) 米粒を熱および水分レオロジー的に単純な材料と仮定すると, 基準状態 (T0=293°K, w0=0.17d. b.) における応力緩和係数と換算時間の関係, すなわち, マスター曲線を表す実験式が得られた。
著者
藤野 清次 小玉 捷平 岩里 洸介
出版者
日本シミュレーション学会
雑誌
日本シミュレーション学会論文誌 (ISSN:18835031)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.79-83, 2015 (Released:2016-01-07)
参考文献数
7

We consider reduction of cache miss which frequently occurs in the operations of Matrix-vector multiplication in case of nonzero entries stored using CCS format of edge-type of matrix. Edge-type of matrix often appears in the filed of superposition of FEM (Finite Element Method) analysis. The efficiency of iterative method as the Conjugate Gradient method depends on both mathematical convergence rate and implementation of Matrix-vector multiplication. In this paper, we propose zigzag CCS format for the store of nonzero entries of edge-type of matrix. Through numerical experiments, we examine that the proposed zigzag CCS format works well as compared with the conventional CCS format in case of edge-type of matrix.
著者
土屋 忠雄
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.74-86, 1953 (Released:2009-01-13)
参考文献数
54
著者
冨山 陽平 木嶋 恭一
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2002年度秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.83, 2002 (Released:2003-01-17)

本研究の目的は,集団内で生成される派閥や提携などのアライアンス構造の安定性を測る尺度を提案することである.その基本にランドスケープ理論がある. これは,形成過程をエージェントベース・シミュレーションによって,各エージェントのもつ他者との親密度を考慮しながら記述しようとする.このとき,自分と同じアライアンスに入るエージェントに対する不満は0と仮定している. それに対して本研究では,アライアンスの維持という長期的視点にたち,同じアライアンスに属するエージェントに対する不満を無視できないものと捉え,この不満が全体的に低いほど構造が安定していると考える.この仮定の下で,親密度から不満度という新たな概念を導出し,これからアライアンス構造の安定性を測る尺度を提案する.
著者
Gu Kang Pil-Jae Kong Young-Jin Yuh So-Young Lim Sung-Vin Yim Wanjoo Chun Sung-Soo Kim
出版者
(公社)日本薬理学会
雑誌
Journal of Pharmacological Sciences (ISSN:13478613)
巻号頁・発行日
vol.94, no.3, pp.325-328, 2004 (Released:2004-03-20)
参考文献数
17
被引用文献数
69 139

Inflammation is a significant component of chronic neurodegenerative diseases. Cyclooxygenase-2 (COX-2) is expressed in activated microglial cells and appears to be an important source of prostaglandins during inflammatory conditions. To investigate the effect of curcumin on COX-2 gene expression in microglial cells, we treated lipopolysaccharide (LPS)-challenged BV2 microglial cells with various concentrations of curcumin. Curcumin significantly inhibited LPS-mediated induction of COX-2 expression in both mRNA and protein levels in a concentration-dependent manner. COX-2 enzyme activity was also inhibited in accordance with mRNA and protein levels. Furthermore, curcumin markedly inhibited LPS-induced nuclear factor κB (NF-κB) and activator protein 1 (AP-1) DNA bindings. These data suggest that curcumin suppresses LPS-induced COX-2 gene expression by inhibiting NF-κB and AP-1 DNA bindings in BV2 microglial cells.
著者
奥 牧人 合原 一幸
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.319-323, 2013-05-01 (Released:2013-09-06)
参考文献数
25

本稿では,脳の計算原理を理解する上で近年注目されているベイズ推論の考え方を紹介し,これを用いて脳における二種類の計算(入力に関する計算と出力に関する計算)が統一的に捉えられる可能性があることを説明する.また,これら二種類の計算を,動的ベイジアンネットワーク上の確率推論として定式化した数理モデルについて紹介する.この数理モデルは,出力計算におけるベイズの定理の意味など,脳型情報処理システムの工学的実現にも有用な理論的基礎を与える.
著者
本田 瑞穂 清水 剛 清水 理恵子 永山 敦 屋ヶ田 和彦 山田 裕明 山田 宏文 山根 深一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.7-11, 2014 (Released:2014-11-17)

新規事業の立ち上げのアプローチとして、自社の技術を組み合わせようとすることはよくあるが、実際にやろうとすると、自社に多様な技術があるにもかかわらず、その全容はつかみきれていないことが多い。本検討では、シーズからのアプローチの試みとして、自社の技術の棚卸しを行うことにより、自社技術の強み・弱みを分析し、新たな事業の提案を行うための手法を、事例を用いて検討した。(1)自社技術のコア技術の抽出の手法、(2)コア技術と他の技術の組み合わせの手法、を中心に報告する。
著者
中本 菜桜美 小刀稱 知哉 池部 実 吉田 和幸
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.441, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

大分大学のネットワークにおいて22番ポートに対する攻撃が多く観測されており,その対策が重要である.本研究室では22番ポートのTCPコネクションの接続状態を監視し,各コネクションのパケット送受信回数に注目して22番ポートに対するパスワードクラッキング攻撃を検知する「SSHパスワードクラッキング攻撃検知システム」を開発・運用してきた.しかし,現在の検知基準では検知漏れが発生している.そこで本論文では,検知システムのログを解析してSSHコネクションの特徴を判断することで検知基準を検討し,検知漏れの改善について述べる.