著者
佐藤 節郎
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.185-191, 2002-09-30
参考文献数
19
被引用文献数
1
著者
佐藤 姚子 浅輪 和孝
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.220-223, 1995-05-01
参考文献数
11
被引用文献数
3

シイタケの原木栽培において、ほだ木に処理した殺虫剤フェニトロチオンの子実体への吸収・残留について調査した。ほだ化したシイタケの原木を、フェニトロチオン50%乳剤希釈液に浸漬し、あるいは噴霧処理を行った。薬剤処理を行ったほだ木より発生したシイタケ子実体およびほだ木樹皮について、経時的にガスクロマトグラフィーによる残留分析を行った。その結果、薬剤処理区においては、いずれの試料からもフェニトロチオンが検出され、子実体による吸収が認められた。しかし、その検出量は薬剤処理方法により差がみられ、食品中の残留農薬に関する厚生省告示による、シイタケの基準値を試験期間中満たしたのは噴霧処理を行った区のみであった。また、ほだ木樹皮での検出値は子実体に比べ著しく高く、減衰は緩慢だった。
著者
佐藤いまり 佐藤洋一 池内 克史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:18827810)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.31-40, 2000-12-15
被引用文献数
15

室内など,一般の照明環境のもとでは,物体からおとされる影は明確な輪郭線を持たないソフトシャドウとして観察される.本報告では,このソフトシャドウ内の明るさ分布を利用することで,実照明の光源分布を推定する手法を提案する.提案される手法では,まず実世界の光源環境を空間的に均等なサンプリング方向の光源輝度の総和として近似する.次に光源輝度分布と画像面に観察されるシャドウの明るさの関係式に基づき,シャドウ内の各画素より各光源サンプリング方向の光源輝度が未知数となるような方程式を導く.最後にシャドウ内の画素より導かれた連立方程式を解くことにより,各サンプリング方向の光源輝度を推定する.このようにして推定された光源輝度分布を用いることにより,実世界と仮想世界の光学的整合性を実現し,違和感なく仮想物体を実画像に重ね込むことが可能となる.In this paper, we propose a new method for estimating the illumination distribution of a real scene from image brightness observed on a real object surface in that scene. More specifically, we recover the illumination distribution of the scene from a radiance distribution inside shadows cast by an object of known shape onto another object surface of known shape and reflectance. The approach employed in this study is as follows. The illumination distribution of a scene is first approximated by discrete sampling of an extended light source; whole distribution is represented as a set of point sources equally distributed in the scene. Then this approximation leads each image pixel inside shadows to provide a linear equation with unknown radiance of those sources. Finally, unknown radiance of each source is solved from the obtained set of equations. By using the occlusion information of the incoming light, we are able to reliably estimate the illumination distribution of a real scene, even in a complex illumination environment. The estimated illumination distribution is then used for rendering virtual objects superimposed onto images of the real scene.
著者
手塚 宣夫 堀毛 一也 菅原 郁夫 鳥畑 与一 大山 小夜 佐藤 順子
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

金銭管理に関するアンケート調査により、合計3,304名の回答を得ました。(財)民事紛争処理研究基金の助成により実施した同様の調査結果と併せて、総計4,432名の回答を得ました。これは、労働組合や生協の組合員の方を中心とした調査なので、各人・各家庭の平均的な金銭管理について、ある程度の一般的な傾向を知ることができます。この調査結果を分析することによって、金銭管理の問題点を探り、多重債務にならないための予防策について、提言する予定です。
著者
佐藤 満 井野 秀一
出版者
昭和大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

大地震等で孤立した被災地に容易に携帯搬送でき、電力や燃料を使わずに閉鎖空間からの初期救助活動に利用できる携帯瓦礫昇揚装置の開発を行った。1t以上の瓦礫を1分以内に50mm昇揚できる仕様の外径347mm高さ90mmの昇揚機構を試作した。動力源には加熱することで大量の水素を放出する水素吸蔵合金を利用し、その熱源には酸化カルシウムと水の反応熱を利用した。試作した昇揚機構は0.2MPaという比較的低い水素内圧で1.19tの出力を発揮し、昇揚動作中に堅牢な水素気密性が保たれることを確認した。さらに140gの酸化カルシウムの反応熱によって上記の出力が達成できることを実験的に示した。
著者
中村 和靖 杉本 義幸 町野 悠介 夏目 暁人 佐藤 光男
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.611-621, 2011-11-30 (Released:2012-02-29)
参考文献数
58

抗体医薬の臨床効果を高めるため,抗体が持つエフェクター機能を増強する試みがなされている.数多くの試行錯誤の結果,Fc領域の特定のアミノ酸の改変,あるいは糖鎖の修飾により抗体のFc受容体や補体への結合活性が向上し,ADCC活性やCDC活性といったエフェクター機能が増強することが示された.また,高いADCC活性と高いCDC活性を併せ持つ抗体を作製することができ,このような多機能化抗体は,複雑なメカニズムにより高い治療抵抗性を獲得している難治性癌の治療に有効であることが期待される.
著者
新名 庸生 佐藤 雅彦 馬谷 誠二 八杉 昌宏 湯淺 太一
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.31-31, 2010-12-10

プログラミング言語Zには簡潔で厳密なセマンティックが与えられており,将来的にはZで記述したプログラムついてもその数学的,論理的性質を素直に記述,証明できる言語になることを目指している.今回はZのコア言語となるpure Zと,Javaで書かれたLisp処理系JAKLDを基にしたpure Zの実装を紹介する.JAKLDは携帯電話でも動くコンパクトさと改造しやすさからpure Zの実装に適している.今回のpure Zの実装は今後の拡張に備え,コンパクトさと改造のしやすさを引き継いだ実装になっている.The programming language Z is given a simple and strict semantics, and we expect we will be able to easily describe mathematical and logical properties of programs written in Z in the future. In this search, we introduce a core language of Z called pure Z and its implementation based on JAKLD, a Lisp system written in Java. JAKLD is suitable for the purpose because it is so compact that some versions of it runs on mobile phones and designed so that it will be easy to add, delete, and modify its functionalities. Our implementation of pure Z keeps the compactness and easiness for the next extension.
著者
半田 美織 日下 和代 叶谷 由佳 佐藤 千史
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.20-30, 2004-01-13
被引用文献数
5 1

本研究はデイケアに通所中の精神障害者59名を対象とし, アンケートと面接調査, 参与観察により主観的QOLや影響要因を分析することによって, 障害者の抱える問題を明確化し, デイケアにおける援助について検討することを目的とした.<BR>その結果, 以下のことが明らかになった. (1) 入院経験のある人はない人に比べて生活満足度が低かった. (2) 疾患によって心理的機能の満足度が異なる. (3) 同居者や相談相手がいる人, 相談相手に家族やクリニック以外の友人が含まれている人の生活満足度が高かった. (4) 食事を週1回以上は自分で作る人は心理的機能領域で, 家族が食事を作ってくれる人は身体的機能領域で満足度が高かった. (5) 障害受容の満足度は全体的に低く, その満足度が高い人は生活満足度が高かった. これらから, 対人関係や自尊心, 自己認知概念などの要因は生活満足度への影響が大きく, これらの要素に対する援助の重要性が示唆された.
著者
大東 一郎 石井 安憲 芹澤 伸子 小西 秀樹 鈴木 久美 佐藤 綾野 于 洋 上田 貴子 魏 芳 大東 一郎 石井 安憲 清野 一治 木村 公一朗
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、中国の制度・政策転換と東アジア圏の国際相互依存関係への影響に関わる政治経済学的問題を、財政・金融・産業・環境に焦点を合わせて考究した。財政制度の効率性比較、途上国での望ましい工業汚染規制、企業の株式持合いと政策決定の関係、混合寡占下での公企業の役割、途上国企業の部品の内製・購買の選択を理論的に分析した。中国の社会保障制度の実態、マイクロファイナンスの金融機能を明らかにし、税制の機会均等化効果の日韓台間比較、為替介入政策の市場の効率性への影響分析を行った。
著者
佐藤 実
出版者
関西大学
雑誌
東アジア文化交渉研究 (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.277-291, 2008-03-31

This paper takes an overview of the features of the concept Chinese Muslim piety from the Chinese Islamic classics written in the early modern age, and considers the relationship between Chinese Islam and Confucianism, the traditional thought of China. Chinese Muslims value piety, but in accordance with the traditional Confucianist scriptures of China, especially "The Doctrine of the Mean". At that time, Islam replaces the Heaven expounded by Confucianism with God. I have pointed out the fact that their valuing of piety comes from a consciousness of being the people who carry on Chinese tradition. I have also submitted the hypothesis that, although ancestral rituals and religious services were performed in a manner that lacked a mortuary tablet, might not China- Arabia calligraphy have been used as a substitute for that tablet?
著者
喜多村 晶子 竹島 由里子 市川 哲彦 藤代 一成 佐藤 浩史
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.261-262, 1994-03-07

本研究は、純粋な関数型算譜言語(pure FP)とデータベース(DB)の操作体系との統合を目的としている。関数型データベース算譜言語(DBPL)の研究・開発が行われる一方で、pure FPは種々の参照透過な入出力機構を備えてきた。従って、Nikhilに指摘されたような、順次実行制御機構の欠落に起因する更新操作記述の困難さは解消可能である。関数型のDBPLではDBは記号束縛の環境で与えられ、更新は記号束縛の変更/生成、または記億域に束 縛された変数への代入により行われる。一方、pure FPでは実行時にトップレベルの束縛環境変更はできないため、なんらかの形で変数操作に対応する操作体系を持ち込む必要がある。本研究では、関数型算譜言語Haskell上に、モナド(Monad)による順次実行制御と、多重定義関数によるDB操作体系の導入を行った。多重定義はクラス(class)機構によって制御されているが、言語仕様の若干の変更が必要であったため、Glasgow Haskell Compilerに手を加える形で、これを実現した。簡単な操作例を図に示す。これは"university" DB中の学生データを更新する例であり、findStudentは名前で学生データを検索するためのユーザ定義関数である。以下、想定したデータモデルの簡単な説明に続いて、モナドの利用とDB操作体系の実現について順に説明をし、最後にまとめを行う。
著者
大岸 文夫 佐藤 勝行
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.621, pp.9-14, 2007

We made the investigation and the research on the composition of the shrines, the Noh stages and the galleries of existing 30 Noh stages in Nara Prefecture and northern part and southern part of Kyoto Prefecture. The composition of the shrines takes mostly general modern form and is classified in ten kinds of 5 types. The Noh stages were built mostly facing to the Honden (a place of god) in Niwa (an inner shrine garden). The Honden (a place of god) is built on the highest ground level, and the Haiden (a place for worship) on the lower next level, and the Noh stage at the lowest ground level. Most of the passages pass on the right side of the Noh stage. For the fundamental module of the Noh stage they have used the Kyo Ma (1969mm=1Ken), Chukyo Ma (1908mm=1Ken), Kanto Ma (1818mm=1Ken), 7 syaku Ma (2121mm=1Ken), and 8 syaku Ma (2424mm=1Ken).