著者
加藤 直樹 村瀬 康一郎 松原 正也 興戸 律子 日比 光治 山崎 宣次
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.27, pp.332-333, 2011

岐阜大学の教育清報データベースSIS-TEMにおける教育情報資産を継承するとともにコンテンツ共有を可能とするシステムを「実践の智DB」として開発している。本研究では,このコンテンツ共有機能を具現化するためのスマートフォルダについて検討し,コンテンツの登録に加えて,相互参照のための検索条件を設定したフォルダ機能,相互のコメント等の登録と検索への反映などに関する機能について報告する。
著者
加藤 尊秋 牛房 義明
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.159-160, 2016

<p>経済産業省が実施した「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の一つとして、北九州市において行われたデマンドレスポンス社会実証をもとに、手動で節電を行う家庭の特徴を述べる。特に、電力価格の上昇に応じて一気に最大限の節電を行う家庭の割合と特徴をまとめる。</p>
著者
加藤 英一
出版者
東北社会学会
雑誌
社会学年報 (ISSN:02873133)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.211-231, 2007

有害事象によって被害を被った患者及びその家族は,主に「事実の解明」,「医療従事者による謝罪」,「事故を今後の教訓にして欲しい」という3つの要求を訴えて裁判を起こすことが,既存の研究によって明らかにされている.本稿では,有害事象を経ることによって,如何にしてこれら3つの要求が生じることになったのかを「信頼」の崩壊過程を通じて明らかにした.
著者
加藤 達也 町 岳
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.93-102, 2021-06-10 (Released:2021-06-18)
参考文献数
26

本研究では,小学校4年生の社会科で,半年間にわたり単元統合型授業に学習方略活用支援を加えた授業デザインを実践したことの効果を,社会科の思考力である概念化・一般化及び,問題解決過程に合わせた学習方略活用の2点から検討した.ノートに記述された2つの大単元(4つの小単元)を貫く問いに対する答えを各単元の前後で比較した結果,3つの小単元と2つの大単元で,単元後に概念化・一般化が促進されることが示された.また,社会科の問題解決過程に合わせた学習方略を提示し,方略活用を段階的に児童に移譲したことの効果を質問紙調査と児童が立案した学習計画により検討した結果,児童が予見段階と遂行段階において学習方略を活用していることへの意識の向上や,学習計画の質の向上が示された.本研究の結果は,学習内容論に重点が置かれがちだった社会科授業研究に,新たな研究の視点を提示する可能性を示唆している.
著者
松井 藤五郎 蔦木 宏斗 加藤 準平 後藤 卓
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020)
巻号頁・発行日
pp.2L5GS1301, 2020 (Released:2020-06-19)

本論文では、株価時系列データを対象として、企業をクラスタリングする方法を提案する。企業の中には、事業を多面的に展開し、単一の業種には留まらないものもあるが、従来の業種分類ではいずれか1つの業種に分類されており、業種分類が実態とは乖離しているものが存在している。また、業種分類の中には本来は異なる複数の業種が1つの業種としてまとめられている業種もある。これまでに、投資信託のリターンを対象として同一ベンチマークのインデックス型投資信託をクラスタリングする手法が提案されている。そこで本論文では、業種ごとに企業をクラスタリングできるようにこの手法を拡張し、株価時系列データを対象として企業をクラスタリングする。また、提案手法を実際の株価データに適用し、その有効性を確認する。
著者
向井 絵美 伊藤 孝憲 苑 秋一 清水 悟史 加藤 淳
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.453-458, 2022 (Released:2022-03-04)
参考文献数
21

自動車部品の軽量化に関連して各種の樹脂溶着法が注目されている.振動溶着は被着体を接触振動させて生じる摩擦発熱により溶融する方法である.一方,赤外線溶着は被着体を赤外線により非接触で加熱して溶融する方法である.本発表ではこれらの溶着工法を用いたPPS樹脂の接合界面の構造や物性の相違について報告する.
著者
相沢 輝昭 江原 暉将 浦谷 則好 田中 英輝 加藤 直人 中瀬 純夫 有賀 憲和 松田 健生
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.419-420, 1990-03-14

NHKでは、現在、2チャンネルの24時間衛星放送を実施している。第1チャンネルの中心になっているのは、英、仏、独、伊、露、韓、中の各国語による「ワールドニュース」で、通常は、元のニュースに日本語テロップ(字幕)を重畳して放送している。具体的には、数十人のバイリンガルが、ニュースの聴取、翻訳、要約、原稿の作成までの全てを、限られた時間内で処理している。しかし、これが衛星放送運用上の大きなネックになっており、その省力化のためMT(機械翻訳)システムが導入された。第1段階として、英語ニュースに対するテロップ作成の実用化を目指す。このため、現在ほぼ毎日5分間、MTシステム作成のテロップを用いた放送が行われている。
著者
加藤 大輔 上南 静佳 大槻 輝 天ヶ瀬 紀久子
雑誌
日本薬学会第142年会(名古屋)
巻号頁・発行日
2022-02-01

【背景・目的】5-フルオロウラシル (5-FU) は小腸絨毛の短縮や腺窩の破壊による腸炎を発生させ下痢や体重減少を引き起こすという報告があり、がん化学療法における問題となっている。ジンセノシドRd (GRd)はニンジンに含まれるサポニンであり、大腸炎に対して抗炎症作用が報告されているが、5-FU誘起性小腸炎に対する作用は明らかではない。そこで本研究では、5-FU誘起性腸炎に対するGRdの有用性について検討した。【方法】雄性C57BL/6Nマウスに5-FU (50 mg/kg)およびGRd (60 or 100 mg/kg)を7日間投与した。投与期間中は体重および下痢の程度を経日的に測定した。腸炎の程度は、薬物投与終了後、病理組織学的検討、ミエロペルオキシダーゼ (MPO)活性の測定および炎症関連分子の発現量の測定により評価した。【結果・考察】5-FUの7日間連続投与により、経日的な体重減少および下痢の増悪が認められ、小腸絨毛の短縮、腺窩数および腺窩中の細胞数の減少が観察された。小腸粘膜のMPO活性は5-FU投与群において増大し、TNF-αのmRNA発現量は増加した。GRd併用投与群では、5-FU投与群と同様に体重減少および下痢の増悪、小腸絨毛の短縮が認められたが、腺窩数および腺窩中の細胞数の減少が有意に改善された。またMPO活性の増大を有意に抑制し、TNF-αのmRNA発現量の増加を抑制する傾向が見られた。これらの結果から、5-FU誘起性腸炎はGRdの併用投与により抑制されることが示された。GRdによる抗炎症作用はNF-κBの発現抑制に起因するという報告があることから、今回認められた腸炎の抑制はNF-κBの関与が考えられる。

1 0 0 0 OA 布教大鑑

著者
加藤咄堂 編
出版者
森江書店
巻号頁・発行日
vol.上, 1905
著者
加藤 丈雄 清水 健司 原田 昭夫 佐藤 泰
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.344-349, 1991

乳酸菌スターターをを10<SUP>7</SUP> cells/g添加して37℃で発酵することによりソーセージ内部の<I>Staphylococcus aureus</I>の生育は阻止されたが,ソーセージ表面の<I>S. aureus</I>の生育は阻止されなかった.ソーセージに乳酸菌スターターを添加し,直ちに乳酸菌の最適温度で短時間くん煙処理を行うことにより,ソーセージ表面及び内部における<I>S. aureus</I>の増殖とエンテロトキシン産生を効果的に阻止することができた.また,このようなくん煙処理は実質的にソーセージの乳酸発酵に影響しないと考えられた.
著者
中川 真海 加藤 正人 トウ ソウキュウ
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.132, 2021

<p>広葉樹の価値は、川下の需要の状況により大きく変化するため、広葉樹林業では需要と供給のマッチングが重要であるが、現状は、マッチングがうまくいかず国産広葉樹の約9割は価値の低いチップ材となっている。樹高や胸高直径で樹形が把握でき価値が決められる針葉樹と違い、広葉樹は枝分かれや曲がりが多くあるため、需要と供給のマッチングにはレーザー計測などで得られる、より詳細な情報が必要である。しかし、レーザー計測機器は高価であり、普及が難しく、これが、広葉樹林業が伸び悩んでいる原因の一つとなっている。</p><p>本研究では、安価かつ簡便に立体モデルを作成する方法を試行し、モデルの精度を検証した。iPhone SEを用いて樹木の連続写真または動画を、角度や枚数など撮影条件を変えて撮影し、それぞれの撮影条件ごとにSfM解析を用いて立体モデルを作成した。これらの精度を検証した結果について報告する。</p>
著者
佐藤 時幸 加藤 凌 千代延 俊
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.127, no.10, pp.621-633, 2021-10-15 (Released:2022-01-01)
参考文献数
43

新潟地域の石油坑井および地表から採取した七谷期試料の石灰質ナンノ化石調査結果は,中期中新世初期のNN5帯とNN6帯で新潟平野中央部が広大な非海域であったことを示唆する.NN5帯の石灰質ナンノ化石の産出量は,調査地域南東部から北東部の北蒲原に抜ける狭い海域の存在を示唆する.NN6帯では新潟平野中央部から東山一帯で海域が急激に縮小するが,東部の北蒲原へ抜ける海域は依然残る.しかし,寺泊期になるとこの海域も消滅し,新潟地域の古海洋環境がMid-Miocene Climatic Optimum後でNN5帯末の急激な寒冷化とそれによるユースタシー変動の影響を強く受けたことを示す.一方,中新世火山岩類を貯留岩とする油・ガス田の多くは石灰質ナンノ化石が産出せず,日本海形成時のリフティングと火山活動で形成された構造的高まりがそのまま油ガス田構造となったことを示す.
著者
佐藤 昭雄 加藤 督介
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.390-393, 1986-05-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
9

dopamine receptor-blocking drug metoclopramideを投与して, 甲状腺機能異常症における下垂体Prolactin分泌にご及ぼす内因性dopamineの抑制作用を評価することを試みた.1. 甲状腺機能亢進症ではTRHに対しては低反応であつたが, MCP投与後PRLは有意に上昇した.2. 原発性甲状腺機能低下症ではPRL値は高値でTRHに過大反応がみられたが, MCPに対してはさらに過大反応がみられた.以上のことより甲状腺ホルモンの高値は視床下部のdopamine分泌を刺激し, 甲状腺ホルモンの低値は抑制しているものと思われる.