著者
伊東 風弥 加藤 由花
雑誌
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.981-986, 2018-06-27

ロボット,IoT 機器,新世代ネットワークを高度に融合し,IoT データ (情報流) の安全 ・ 安心かつ幅広い流通 ・ 利活用を実現する情報流基盤構築に対する期待が高まっている.このような背景の下,我々は現在,セキュアな IoT サービスの実現に向けて,人と機械の信頼関係を構築し強化するフレームワークの研究開発を進めている.本稿では,このフレームワークでの利用を前提としたロボットアプリケーションの設計結果を報告する.本アプリケーションは,機械に対するプライバシ情報の開示度をユーザ自らが調整できる機能を有する点に特徴がある.ここでは,設計したロボットアプリケーションの利用シナリオを提示することにより,フレームワーク機能の実現可能性を検証する.
著者
岡崎 浩子 兼子 尚知 平山 廉 伊左治 鎭司 加藤 久佳 樽 創 高桑 祐司 百原 新 鵜飼 宏明
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.359-366, 2004-10-01 (Released:2009-08-21)
参考文献数
27
被引用文献数
10 12

調査地点は千葉県袖ヶ浦市吉野田で,中部更新統下総層群清川層の露頭である.最近,調査地点において,シカ,カメ,ナウマンゾウなど多数の陸生脊椎動物化石や淡水生貝類化石および植物化石などが発見された.これらの化石を含む地層は河川の氾濫原堆積相(厚さ約1m)で,大きく分けて下位よりA,B,Cの3つの堆積ユニットが認められる.ユニットAは植物片を多く含む塊状粗粒シルト層からなる.ユニットBは淘汰の悪い泥質砂層からなり,木片や陸生脊椎動物の骨片・歯が密集する.この泥質砂層には砂層がレンズ状に複数挾まれ,平行層理や級化層理,粗粒デューンなどが認められる.ユニットCの下部は塊状シルト層で,上部はシルト層と極細粒~細粒砂層との砂泥互層からなる.このユニット中には,原地性を示すカメ化石や淡水生貝類化石などがみられる.これらの堆積相と化石群から,ユニットA~Bは河川の増水時に氾濫原に侵入してきた洪水堆積物で,自然堤防や堤防決壊堆積(クレバススプレイ)などを形成していたと考えられる.ユニットCは,その後,氾濫原に形成された湖沼の泥底とそこに氾濫時に流入した砂層の堆積物より構成される.
著者
加藤 孝
出版者
一般財団法人 日本英文学会
雑誌
英文学研究 (ISSN:00393649)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.153-178, 1951

In 1841 Macaulay began to write his History of England, the plan of which had long been in his mind. He worked at it with great assiduity and delight, till in 1848 the first two, and in 1855 the next two volumes appeared. The work met instant applause of the reading public. The extraoridinary success of this history is chiefly due to the fact that it well suited the self-complacent mentality of the middle classes. The fundamental idea underlying History of England is this: the unprecedented power and prosperity of the 19th century England (and especially of the middle classes) is the direct outcome of the whig revolution of 1688, which established once for all the supremacy of the Commons over the Crown. Written from this viewpoint, his portaiture of historical figures is not always impartial, as in the case of Strafford. Contrary to his original intention, his history stopped at the death of William III. However, his various essays and speeches connected with English history clearly show that the subsequent development of English politics was viewed by him in the light of the unfolding and realisation of the whig principles. The culmination of this growth was to him the Reform Act of 1832. He was then the champion of the rising middle classes. Since 1832 he resolutely opposed any further suffrage extention as endangering the Constitution and the principle of property. Therein he was at one with conservatives of the time such as Carlyle. According to him the principle of property is the foundation of all civilisations. Hence his repugnance to Jacobinism as is shown in his criticism of the French Revolution, and hence also his opposition to the introduction of universal suffrage, as is shown in his speeches on the occasion of Chartist petitions. Hindered by this one-sided view of history, he completely failed to foresee the later growth of English democracy in the second half of the 19th century. His early surroundings were not necessarily whiggish, but his education at Cambridge and his connection with the Holland House and the Edinburgh Review determined his subsequent political outlook and made of him a great historian of the bourgeois classes.
著者
三村 豊 新井 健一郎 志摩 憲寿 加藤 剛
出版者
総合地球環境学研究所
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、世界で最大級のメガ都市の一つ、ジャカルタ都市圏(ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシ)を対象に、その形成過程において人為的な開発計画の変遷と具体的な土地利用の変化がどのように関係してきたかを明らかにする。また、世界中に分散するインドネシア・ジャカルタ都市圏の古地図や都市開発計画関連文献、写真・図表資料を収集・精査した上で、それを地理情報システム(GIS)によってデータとして比較可能な形式で統合化する。具体的には、1)開発動向の史的データの整備およびGIS化、2)インドネシアにおける「開発」概念の変遷、3)住宅地域開発の実態把握および都市政策の開発動向を明らかにした。
著者
加藤 史郎 庄村 昌明 向山 洋一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.60, no.477, pp.87-96, 1995
参考文献数
20
被引用文献数
15 20

The present paper investigates the dynamic response of single layered reticular domes simultaneously subjected to horizontal and vertical earthquake motions. A dome which is assigned a safety factor ranging from two to four against the limit state for dead load is analyzed dynamically to the earthquake motions of Taft, El-centro and Miyagi-oki earthquakes. The collapse acceleration that is defined as the minimum acceleration enough to cause the dome to collapse is evaluated. For the dome with a safety factor of two, three and four, the collapse accelerations are found, respectively, 167, 473 and 778 gals. Based on the results, an formula to estimate the collapse acceleration is given by using the relative displacement response spectra for earthquake motions.
著者
伊藤 茂樹 田中 奈緒子 加藤 美帆 居郷 至伸 加藤 倫子 後藤 弘子 仲野 由佳理
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

少年院に送致された非行少年に対する社会復帰支援は、少年院での矯正教育(施設内処遇)と出院後の保護観察(社会内処遇)として行われているが、日本において両者は制度的に分離しているほか、統制された施設とノイズに満ちた社会の間の環境面での「落差」が様々な困難を生んでいる。しかし更生保護の現場においては、施設内処遇の成果を踏まえつつ、保護司と保護観察官、更生保護施設の職員らがこの落差を調整しながら、少年の社会への「ソフトランディング」を可能にするべく支援や調整を行っている現状が明らかになった。
著者
加藤 隆
出版者
関西大学総合情報学部
雑誌
情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
vol.22, 2005-03-15

<特集>矢島脩三教授定年退職記念
著者
金 ミンジュン 松本 慶江子 加藤 英樹 福岡 淳 中島 清隆
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

液相沈殿法にて合成した結晶性YNbO<sub>4</sub>の表面には水中でも機能する塩基性サイトが存在し、6炭糖や縮合有機物の逆アルドール反応を水存在下でも進行させる。本発表では、焼成温度と塩基性質の相関性に焦点を当て、塩基性質と触媒活性の相関性について議論する。
著者
加藤 茂弘 岡田 篤正 寒川 旭
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.233-246, 2008-08-01 (Released:2009-05-14)
参考文献数
81
被引用文献数
3 3

瀬戸内低地帯東部を構成する大阪湾周辺の活断層,とくに六甲山地や淡路島中・北部の活断層や大阪湾断層帯について記述し,それらとの関連において,第四紀における大阪堆積盆地や播磨灘の形成過程を検討した.大阪堆積盆地は約3.3~3.5 Maに形成されはじめ,約1~2 Maには大阪湾断層帯や六甲—淡路島断層帯などの活動開始により,隆起部の淡路島を境にして大阪湾側(狭義の大阪堆積盆地)と播磨灘側(東播磨堆積盆地)に分断された.約1 Ma以降は,大阪湾北西部の活断層帯で右横ずれ断層運動が顕著となり,六甲山地以西の地域の西への傾動運動が始まった.東播磨堆積盆地は,高塚山断層などの活動により約1 Maまで沈降を続けたが,断層運動の衰退と西への傾動運動により,それ以降は隆起域に転じた.一方,約1 Ma以降の傾動運動により西播磨平野や播磨灘の中・西部は沈降域(播磨灘堆積盆地)となった.約0.4 Maの高海面期には,六甲—淡路島断層帯の右横ずれ運動により局地的な低下域となった明石海峡を通じて,播磨灘にはじめて海水が侵入した.その後の播磨灘では,高海面期毎に海域が南西へと拡大していき,最終的に現在の播磨灘が形成されたと考えられる.