著者
松田 健 加藤 雅彦 唐沢 勇輔 丹京 真一 中村 智史 林 憲明 加藤 孝浩
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.447-448, 2018-03-13

フィッシングの手口の巧妙化が進む中,フィッシングサイトを早期に発見することは被害を最小限に抑えるだけでなく,攻撃者側の準備にかかるかコストを増大させることにも繋がる可能性があるため,フィッシングサイトの早期発見は非常に重要な問題である.本研究では,実際のフィッシングサイトに使用されたドメイン名に含まれる特徴から,新たにフィッシングに使用される可能性のあるドメイン候補を生成・監視することで,フィッシングサイトの早期発見に繋げるための情報収集方法について検討する.
著者
呉 祥林 王 春燕 加藤 秀樹 〓 瑞昌 張 新創 姚 甘火 朱 碧霞 森脇 和郎
出版者
Japanese Association for Laboratory Animal Science
雑誌
Experimental Animals (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.541-543, 1992-10-01 (Released:2010-12-09)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

中国において最もよく使われているアウトブレッドの昆明マウスから育成された近交系LIBP/1系統の遺伝的プロファイルを作成するために26遺伝子座を調べた。4種類の毛色遺伝子の遺伝子型は, a/a, B/B, c/cおよびD/Dであった。21種類の生化学的標識遺伝子の検査結果は, Ahp-lb, Amy-1a, Car-2a, Ce-2a, Es-1b, Es-3a, Es-1Oa, Es-11a, Gpd-la, Gpi-1a, Gus-1b, Hbb3, Idh-1a, Ldr-1a, Mod-1a, Mup-1b, Pep-3b, Pgm-1a, Sep-1b, Tam-1cおよびTrfdであった。H-2遺伝子座は, KbおよびDbであった。
著者
加藤 禎人 小畑 あずさ 加藤 知帆 古川 陽輝 多田 豊
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.139-143, 2012-05-20 (Released:2012-05-20)
参考文献数
7
被引用文献数
10 16

日本の撹拌機メーカーによって開発された多目的に使用可能な種々の大型2枚パドル翼について,撹拌所要動力を測定し動力相関を試みた.その結果,亀井・平岡らの相関式の係数を若干変更するのみで,検討したすべての大型翼の動力が,同一の式を用いて相関された.
著者
加藤 征 影山 幾男 竹内 修二
出版者
東京慈恵会医科大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1989

江戸時代は現代に比較的近く形質的にも最も近いことが想定される。しかし、江戸時代は士農工商で知られる通り階級制度が明確であり、鈴木の徳川将軍の形質調査から階級制度の頂に立つ者の貴族形質が明らかにされているが、それ以外は江戸時代人として一様の形質を有するか否かは論じられいない。江戸は1590年徳川家康が関東8カ国に移住させられたことから始まり平成元年で丁度400年になる。江戸時代は武士と町人の階級は厳確に維持され、増上寺およびその子院群は徳川幕府に関与なる武家しか檀家となることを許されなかったとされている。研究者等は港区三田済海寺から出土した長岡藩主の人骨、港区芝の増上寺子院群の跡地の発掘で得られた人骨とそれより多少格式の高いと言われる天徳寺子院の発掘で得られた人骨群を武家々族とした。一方上野7丁目の上車坂町出土人骨および湯島無縁坂出土人骨群を庶民家族とした。これら武家と庶民の他に江戸の先代である鈴木の鎌倉時代人骨、後代である森田の現代関東地方人骨とを比較した。そのほか江戸時代人骨として鈴木らの雲光院、森本らの一橋高校地点出土人骨などは東京都内のもので、更に脇の熊本県桑島、中橋の福岡市天福寺出土の江戸時代人骨を参考とした。この様に多くの人骨群を比較し、藩主、武士、庶沢と思われる人骨の形質を明らかにした。頭長は鎌倉時代人が最も長く、次いで湯島・上車坂の江戸庶民、芝公園1丁目・天徳寺の武士、現代関東地方人が短く、長岡藩主が最も短い値を示した。頬骨弓幅は江戸庶民が最も広く、次いで鎌倉・江戸時代武士がこれに次ぎ、現代人は132.9mmと狭いが藩主ではさらに狭くなっている。このほかいくつかの計測項目において庶民、武士、現代人、藩主へと計測値の上で連続した形態がみられた。
著者
加藤 篤子
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.8, pp.43-63, 2010-03-28

本論考ではハイデッガーのDenken、つまり「存在を思索する思考」に対するハンナ・アーレントの批判的観点を、哲学的範囲で考察してみたい。アーレントは周知のように生涯にわたり大哲学者ハイデッガーの哲学的弟子であり続けた。事実、ハイデッガーの80 歳(1969 年)に寄せた文では、アーレントは、ハイデッガーの思考に称賛と敬意を捧げている。存在の思索こそをハイデッガーの生来の住処とみなし、20 世紀の精神的相貌を決定するに与ったのはハイデッガーの哲学ではなくて、その純粋な思考活動であるとする。したがってそこではアーレントの批判的観点は明らかではない。 しかしアーレントの没後、70 年代後半に刊行された『精神の生活』の「思考」の巻において、ハイデッガーの思考に対するアーレントの批判的観点が明確に浮上する。『精神の生活』はカントの批判哲学の新たな解釈なのだが、それに依拠してアーレントはハイデッガーの思考における「意味と真理の混同」を問題視する。そこに基本的仮象と誤謬があるとする。アーレントによればその根拠は精神と身体を持つ人間の逆説的な存在にある。
著者
大黒 香 加藤 道久 當別當 庸子 箕田 直治 若松 成知 山中 明美 酒井 陽子 福田 靖 郷 律子 神山 有史
出版者
徳島赤十字病院
雑誌
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal (ISSN:13469878)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.34-37, 2009-03-25
被引用文献数
1

当院は,平成18年5月に新病院に移転した.一般病棟は多床室がなくなり,個室と2床室のみとなった.院内の急変対応に関しては,コードブルー体制が運用されているが,新病院移転後の発生状況を検討し,問題点や今後の課題について検討した.平成17年から19年の3年間のコードブルー症例について診療録および看護記録からそれぞれ発生状況などの調査を行った.3年間の症例数はそれぞれ11,27,6例であり,平成18年の病院移転前後での発生が増加していた.平成18年では,発生場所は外来および中央診療部(透析室,CT室,内視鏡室)が10例,病棟17例であった.時間外が15例であった.心停止になりCPR を施行したものが18例(67%)あり,そのうちVFが3例あった.自己心拍再開率は39%(7/18)であり,心停止をきたした18例中で社会復帰症例は1例のみであった.新病院に移転した平成18年に,コードブルー件数が増加したことがわかった.病院移転や新しいシステム導入時には患者対応の遅れが危惧される.個々の症例について発生状況やその対応について十分検証していく必要性がある.
著者
坂上 賢一 加藤 和樹 岸部 駿之介
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
M&M材料力学カンファレンス
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

<p>Multicycle indentation test is applied to measure viscoelastic characteristic. In multicycle indentation test, indentation test is repeated at the same position on the specimen, and the mechanical characteristics are measured from on the impression. Therefore, the evaluation formula is introduced for the indentation measurement on the impression. An undeformed specimen and plastically deformed specimen of ABS resin are used. The result shows the measured creep compliance by multicycle indentation test is in good agreement with that by uniaxial tensile test. Thus, the proposed method can measure viscoelastic characteristics with high accuracy. Measured characteristics indicate that the undeformed specimen is isotropy but the plastically deformed specimen is anisotropy. This fact implies the development of anisotropy by reorientation and elongation of polymer chains during uniaxial plastic deformation.</p>
著者
吉本 光希 花岡 秀樹 野田 健司 佐藤 修正 加藤 友彦 田畑 哲之 大隅 良典
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.712, 2003

オートファジー(自食作用)とは、栄養飢餓等に伴い細胞質成分が液胞に輸送される分解システムである。我々は酵母において、Apg8タンパク質のC末端がApg4プロテアーゼにより切断された後、ユビキチン化に類似した反応により脂質修飾されること、そして、このApg8脂質修飾反応がオートファジー進行を担う分子機構の鍵になることを見いだしている。<br> シロイヌナズナにはAPG8, APG4オーソログ(AtAPG8, AtAPG4)が存在し、その詳細が明らかになっていない植物のオートファジーにおいても同様の役割を担っていることが予想される。全9種のAtAPG8および全2種のAtAPG4はシロイヌナズナのほとんどの器官で発現しており、窒素飢餓条件下で発現がさらに誘導された。また、酵母ではオートファジーの進行に伴いApg8は液胞内に移行することが知られている。そこで、GFP-AtAPG8融合タンパク質を発現させた形質転換植物を作製し、様々な組織での蛍光顕微鏡観察を行なった。GFP融合タンパク質は細胞質中のドット状構造や液胞内への局在が観察された。現在、栄養条件下から窒素飢餓条件下に移したときのGFP融合タンパク質の挙動の変化を観察している。また、2種のAtAPG4のT-DNA挿入株をそれぞれ取得し、その二重変異株におけるAtAPG8の挙動について解析中であり、その結果についても合わせて報告する。
著者
小坂 光男 山根 基 加藤 貴英 小粥 隆司 松本 実 塚中 敦子 大西 範和 Mitsuo KOSAKA Motoi YAMANE Takahide KATO Ryuji OGAI Minoru MATSUMOTO Atsuko TSUKANAKA Norikazu OHNISHI
雑誌
中京大学体育学論叢 = Research journal of physical education Chukyo University (ISSN:02887339)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.77-90, 2004-03-31

Current interest is attracted to the problem on the correlation between physical exercise and heat shock induced protein (HSP 70), especially on the enhanced postischemic myocardial recovery following exercise induction of HSP 70. From the recent papers, the inducible isoform of the 70kDa heat shock protein (HSP) family, HSP 70kDa has been confirmed to protect cells from protein-damaging stressors and has been associated with not only myocardial protection but also recovery of several tissue damages. In the present review article, therefore, the related papers to exercise induced body hyperthermia, muscular damage and HSP 70 family, and their protection and/or recovery mechanism were collected and analyzed from the view-points of biological functions of stress protein HSP 70 family as well as of Granyl-Granyl Acetone (GGA) the HSP inducer.
著者
加藤 麻樹 下平 佳江
雑誌
長野県短期大学紀要 = Journal of Nagano Prefectural College
巻号頁・発行日
vol.61, pp.99-108, 2006-12-27

Many of elderly people are not good at operation of PC with mouse and keyboard, because they need more time to experience to get enough skill. Through the observation to them in PC school, their characteristics are different from the younger people's movements. In this study, the difference of mouse operation between elderly people and younger people became clear by measurement of mouse movement. Mouse rotation in the horizontal pointing operation can make some difference among them. The volume of acceleration to the target would be the cause of the difference. From the result, we can find out the needs for development of mouse movement system which consider the elderly people's operation characteristics.
著者
平山 順一 東 寛 藤原 満博 秋野 光明 本間 稚広 加藤 俊明 池田 久實
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.398-402, 2011
被引用文献数
1

濃厚血小板(PC)により引き起こされる輸血副作用の防止には洗浄血小板が有効である.血漿には菌の増殖を抑制する補体成分が含まれているため,洗浄により血漿濃度が減少した洗浄血小板中では,菌の増殖が促進される可能性がある.本研究では,M-solで調製した洗浄血小板中での菌の増殖動態を多血小板血漿(PRP)中でのそれと比較検討した.<br> PRPに菌を播種し(Day0),20~24℃で24時間振とう保存した後,PRPを2等分(コントロール群とテスト群)した.テスト群の遠心上清を出来るだけ除去し,M-solを添加した(Day1).両群はポリオレフィンバッグ中でDay7まで保存した.菌数測定は寒天培地を用いたプレート法により行った.<br> PRP中での場合と比較すると,洗浄血小板中では<i>Streptococcus dysgalactiae</i>や<i>Escherichia coli</i>の増殖は促進され,<i>Staphylococcus epidermidis</i>と<i>Staphylococcus aureus</i>の増殖は抑制された.洗浄血小板中での<i>Bacillus cereus</i>の増殖はPRP中の場合とほとんど差がなかった.<i>Propionibacterium acnes</i>や<i>Serratia marcescens</i>の場合,PRPおよび洗浄血小板のいずれにおいても増殖しなかった.<br> M-solで調製した洗浄血小板中で増殖が促進される菌株が存在するという点に注意が必要である.<br>
著者
加藤 多津子 上塚 芳郎
出版者
東京女子医科大学
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.9-13, 2010-02-25
被引用文献数
1

今回われわれは、東京女子医科大学病院における外来診療待ち時間が電子カルテの導入後、経時的にどう変化したかについて待ち時間調査を行った。また、予期されたほどの待ち時間短縮が見られなかった理由についても調査を行ったので報告する。診療待ち時間調査は、電子カルテ導入直後の2003年8月、2004年5月、2005年3月におのおの約1週間、診療科別に(診察開始時刻-予約時刻)を電子カルテシステムから検索して算出した。、待ち時間の延長の原因については、各診療科の外来医師の配置体制、予約充足率に加え、2004年4月から2005年5月までの月ごとの電子カルテヘルプデスクへの問い合わせ情報をもとにした分析も行った。、結果は、電子カルテ導入直後の待ち時間が平均47分、導入20ヶ月で41分であった。待ち時間の遅れを来たす原因としては、診療時間の長さと予約の取り方、すなわち予約枠オーバーの影響が大きいと思われた。また、電子カルテ操作技術の未熟も一因となっていることが判明した。これに対しては、大学病院のように医師の交代が頻繁に生じる場合には、年度途中であっても定期的に操作練習を行う必要があると思われた。一方、電子カルテの操作性のさらなる向上も、待ち時間短縮に必須であると考えられた。
著者
加藤 守 千田 浩一 盛武 敬 小口 靖弘 加賀 勇治 坂本 肇 塚本 篤子 川内 覚 松本 一真 松村 光章 大阪 肇 豊嶋 英仁
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.73-81, 2016
被引用文献数
3

Deterministic effects have been reported in cardiac interventional procedures. To prevent radiation skin injuries in percutaneous coronary intervention (PCI), it is necessary to measure accurate patient entrance skin dose (ESD) and maximum skin absorbed dose (MSD). We measured the MSD on 62 patients in four facilities by using the Chest-RADIREC<sup>Ⓡ</sup> system. The correlation between MSD and fluoroscopic time, dose area product (DAP), and cumulative air kerma (AK) showed good results, with the correlation between MSD and AK being the strongest. The regression lines using MSD as an outcome value (y) and AK as predictor variables (x) was y=1.18x (R<sup>2</sup>=0.787). From the linear regression equation, MSD is estimated to be about 1.18 times that of AK in real time. The Japan diagnostic reference levels (DRLs) 2015 for IVR was established by the use of dose rates using acrylic plates (20- cm thick) at the interventional reference point. Preliminary reference levels proposed by International Atomic Energy Agency (IAEA) were provided using DAP. In this study, AK showed good correlation most of all. Hence we think that Japanese DRLs for IVR should reconsider by clinical patients' exposure dose such as AK.
著者
加藤 守 千田 浩一 盛武 敬 小口 靖弘 加賀 勇治 坂本 肇 塚本 篤子 川内 覚 松本 一真 松村 光章 大阪 肇 土佐 鉃雄
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.70, no.8, pp.814-820, 2014
被引用文献数
1

In recent years, dose justification and optimization have been attempted in percutaneous coronary intervention (PCI); however, deterministic effects have been reported. To prevent radiation skin injuries in PCI, it is necessary to measure the patient entrance skin dose (ESD), but an accurate dose measurement method has not yet been established. In this study, we developed a dosimetry gown that can measure the ESD during PCI using multiple radiophotoluminescence dosimeters (RPLDs). The RPLDs were placed into 84 pockets that were sewn into a dosimetry gown. Patients wear the original dosimetry gown during the procedures, after which we obtain accurate ESD measurements. We believe that this method using RPLDs and a newly-designed dosimetry gown provides accurate ESD measurements during PCI. We expect this system to become a standard method for measuring ESD during PCI.