著者
太田 順康
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.3-4, 1984-01-31 (Released:2012-11-27)
参考文献数
4
著者
武島 知勲 梶 克彦 廣井 慧 河口 信夫 神山 剛 太田 賢 稲村 浩
雑誌
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.889-898, 2016-07-06

本研究では意図的に特徴的な磁場を生成する磁場マーカを作成し,環境に設置して歩行者が所持しているスマートフォンのような端末での磁場の計測により位置推定を行う.磁場マーカにより特徴的な磁場を狭い範囲に限定して生成し,磁場マーカからの相対的な距離と角度を推定し詳細な位置推定を行う.提案する磁場マーカは,磁石の回転により特徴的な磁場を発生させ,かつ磁場マーカの磁石の向きとスマートフォンの磁気センサの値が極値を取るタイミングから,マーカとスマートフォン間の相対的な位置を推定する.提案手法は,磁場マーカとスマートフォンの距離を推定する距離推定と,磁場マーカとの相対角度推定の 2 段階で構成される.磁場マーカとスマートフォンとの距離の推定は 2 m 以内ならば最大で 13 cm 以下の平均誤差で推定でき,1.4 m 以内の範囲であれば 4 cm 以内の誤差で推定可能である.磁場マーカから見たスマートフォンの方角の推定は平均誤差が 24 度で標準偏差が 29 度の精度であった.
著者
太田 峰夫
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.39-52, 2002-09-30

In his mature years Bela Bartok continuously argued that the influence of peasant music on art music should be realized by grasping its "spirit"-which penetrates the composer's creativity. We usually take this argument simply as a part of his program for modernist music, but the significance of this "spirit" remains hardly convincing. It is unclear why modern musicians should undertake such a demanding task as to make the "spirit" of peasant music their own. We can clarify the importance of this idea solely by considering the historical background of Hungary. The discourse of the "spirit" of peasant music can be related to the nationalistic movement from the first decade of the twentieth century ; especially to the innovatively minded movement led by young intellectuals such as Endre Ady. Under the influence of social radicalism, they began to seek the new cultural identity of Hungary. Precisely according to this new trend Bartok also formulated his strategy, approaching long-forgotten cultures of the peasant class and of other peoples. Because of this political-cultural context it became his ultimate goal to grasp the "spirit" of peasant music, which could justify his artistic endeavor both in the nationalistic context and in the modernist one.
著者
林 和弘 太田 暉人 小川 桂一郎
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.19-22, 2007

日本化学会では欧米にひけをとらない電子ジャーナルサービスを展開し, 有料アクセスを開始してからも2年が経った.電子ジャーナル化によって日本の英文誌はどのように変化したか, 電子ジャーナルアクセス数とインパクトファクターを調査したところ, アクセス数の増大に対して被引用数は期待したほど伸びていない.特にアクセス数については, 新着お知らせ時やwebリリース時の掲載順序が影響を与えることがわかり, アクセス数の多さが単純に被引用数の増大には繋がらないことがわかった.さらに, 論文の質を高めることが被引用数に反映していることを統計的に確認した.
著者
太田 順三
出版者
佐賀大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02867567)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-20, 1981-03
著者
遠藤 洋一 ゼブ ムハッマド ファラク 木俣 孝裕 太田 匡則 前野 一夫
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.60, pp.229-229, 2011

近年の車両技術の向上による在来線の高速化に伴い,列車がトンネルに高速で突入することにより発生するトンネル圧力波の問題が報告されている.しかしながら,在来線におけるトンネル圧力波の研究はほとんど行なわれていない.そこで,在来線最高速の160km/hで走行している在来線特急「はくたか」に着目し,車両図面を基に2種類の実験用の軸対称模型を製作し,高圧ガスにより加速走行される小型の列車模型発射装置を用いて,列車模型をトンネル模型に突入させた時の圧力波の取得実験を行い,圧力波の形成と伝播の様子を捉え,圧力上昇・圧力勾配の比較を行なった.また,トンネル模型中間部に駅・信号場模型を設置した際のトンネル内の圧力波変動を計測し,列車およびトンネル断面積の比が圧力波の伝播過程に及ぼす影響と圧力波の駅・信号場模型通過後の圧力変化について調べた.
著者
小川 拓水 岡澤 敦司 太田 大策
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
Journal of Computer Aided Chemistry (ISSN:13458647)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.51-57, 2017 (Released:2017-08-01)
参考文献数
15

リピドミクスは試料中に含まれる脂質の総体を研究対象とする学問分野である。主要な膜脂質であるグリセロリン脂質は、1 分子のグリセロール骨格に 1 分子の極性頭部と 2 分子の脂肪酸がエステル結合しており、極性頭部の種類によってクラス分類がなされている。その構造多様性をもたらす要因は、極性頭部の種類、2 分子の脂肪酸の種類 (炭素鎖長と不飽和結合数) であるが、それらの組み合わせを考慮した場合、試料中に含まれることが予想される脂質分子種の数は膨大なものとなる。しかし、公共のデータベースに収集されている脂質の実測データは,膨大な数の脂質分子種に対して未だ限定的であり、このことが個々の脂質分子種の同定作業を困難なものにしていた。一方、MS 測定においてそれぞれの脂質クラスに特徴的なイオン開裂反応が起こることが知られていた。そのためリピドミクスでは、計算機上 (インシリコ) で脂質分子種の MS/MS 測定を行って仮想的な MS/MS スペクトルを生成し、それらを参照ライブラリ (インシリコ MS/MS ライブラリ) として利用した脂質同定ツールが開発されてきた。本稿では、これらの脂質同定ツールのリピドミクスへの貢献について概説する。
著者
貝塚 爽平 木曾 敏行 町田 貞 太田 陽子 吉川 虎雄
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.89-102, 1964
被引用文献数
2

木曽川・矢作川流域には,第三紀~第四紀に形成された小起伏侵蝕面,河成あるいは海成の段丘面,断層地形など各種の地形がみられる.本文は,この地域でおこなわれた日本地理学会の現地シンポジウムでの討論をもとに編集した総合的報告である.ここには,木曽川・矢作川の段丘と濃尾平野東縁の段丘の対比,それらの形成過程や気候環境なども取上げられているが,主な論点は,むしろ鮮新世末の地層とその堆積面(土岐面・藤岡面),ならびに新旧いくつかの小起伏侵蝕面の形成環境・古地理・地形発達史などの問題にある.ほかに断層地形の形成時代などについても論じた.
著者
太田 真由美
出版者
弘前学院大学
雑誌
弘前学院大学看護紀要 (ISSN:18808867)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.99-103, 2006-03-31

「森のイスキア」を主催し,スピリチュアルケアを実践している佐藤初女さんの活動は悩みを抱える人の話を聴き,手作りの料理を共に食べるだけである。にもかかわらず,癒される。彼女の心がけていることは,あるがままのその人を受け入れ,話を聴き,共感すること。もうひとつは,心を込めて料理を作り,食べてもらうことである。スピリチュアルケアにおいては,日常的な行為に対するケア提供者の態度や取り組む意識が基本とされる。エイミー・ミンデルは,ケア提供者は,あらかじめ持つべき感情を押し付けるのではなく,理想的態度を持つ人間に湧き上がる,そのときどきの思いや感情を相手に役立つように自覚的に行動に移していくことが重要と訴える。特別なことをしていなくても,イスキアで癒されるのは,佐藤さんの気遣いや優しさといった資質を,態度や行動に自覚的に用いているからだ。
著者
太田 広三郎
出版者
千葉大学
雑誌
千葉医学会雑誌 (ISSN:00093459)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.1659-1669, 1959-11

The author investigated the clinical acts of young delinquents in Chiba Tuvenile Classification Centre from 1951 to 1955, and diagnosed them psychiatrically, and observed the corelations between their character and their environments. The results were; 1) The delinquents who were taken into the Chiba Tuvenile Classification Centre were at the maximum of their number in 1951, then generally decreased. But in 1954, they in creased temporarily because of the prevalence of "wake amine addict". 2) The accomodators became older and their delinquencies could not be distinguished from thoss of adults. 3) Despite the lacenies decreased gradually, the rudeness, the racy and the alcoholism increased. 4) The most of the accomodaters were the mental weakness, the character derrangemehts and the psychopaths in 1951-the post war confusing age. But in 1955, they became lesser. 5) The results of their intelligence quotience test were bad generally. 6) The almost of the girl delinquents were infected by veneral diseases. 7) The influences of "Brocken-home" to the delanquencies were much greater in 1955.

2 0 0 0 OA 南部叢書

著者
太田孝太郎 等校
出版者
南部叢書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第2冊, 1931
著者
服部 陽一 谷 正史 太田 恵 内海 考司 木野 純
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.60-64, 2004-01-20
被引用文献数
8 4

YUMEKOBO (Factory for Dreams and Ideas) at Kanazawa Institute of Technology holds KIT Summer Science School for elementary, junior high, and high school students as a contribution to our community. The purpose of the KIT summer Science School is to afford younger students an opportunity to experience the science world through hands-on projects. In addition, we would like to help them to cultivate both the idea that "Science is interesting" and "To device is fun." This summer event has become such a popular annual activity that there are twice as many applicants as there is capacity. In this paper, we introduce the management style of the event and discuss the results and the improvements made to date.
著者
太田 伸生 熊谷 貴 陸 紹紅 汪 天平 温 礼永
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 第64回日本衛生動物学会大会
巻号頁・発行日
pp.37, 2012 (Released:2014-12-26)

中国では2020年までに日本住血吸虫症流行根絶を目指して施策が進められた結果,国内の流行は急速に減少し,2010年の新規感染者登録数は43例であった.中国国内の中間宿主貝Oncomelania hupensis hupensisは,主に揚子江水系に沿って繁殖地が存在し,日本住血吸虫症もそれに一致して分布する.流行地の地理的な特徴から,湖沼型,山丘型および水網型の区分があり,流行地の環境特性に応じてOncomelania貝にも多様性が見られる.住血吸虫症対策では中間宿主貝対策は決して主要戦略にはならないが,その動向をモニターしながら対策戦術を効率的に投入することは今後益々重要となる.そのためにヒトと中間宿主貝双方の感染状況を正確に把握することが必要で,様々な技術革新が検討されてきた.私たちは揚子江中流域,安徽省の流行地をモデルにして,流行状況把握の指標としての貝の感染率評価を簡便で精度高く把握することを目指して LAMP法の導入を図っている.これにより,生息する貝の感染状況をより正確に把握するシステムが構築されつつある.このシステムを対策現場に応用する上での問題点を整理し,中国の住血吸虫対策を如何に効率化するかが当面の課題である.現状を紹介して今後の指針を考察したい.
著者
太田 彦人
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.337-345, 2010-05-01 (Released:2011-09-01)
参考文献数
11
著者
田原 育恵 堀内 美由紀 安田 千寿 筒井 裕子 太田 節子
出版者
聖泉大学
雑誌
聖泉看護学研究 (ISSN:21871981)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.59-67, 2013-04

背景 近年,要介護状態の後期高齢者は急増し,施設利用を自ら選択する意向もみられる.しかし 高齢者にとって施設入所による環境変化は,重大なリスクにつながる.目的 介護老人福祉施設入所による後期高齢者の生活環境変化に適応するための要因を明らかにする.方法 同意が得られた介護老人福祉施設に入所8カ月の94歳の対象Cさんに,インタビュー調査を行った.そして逐語録を作成した後,KJ法の手法を用いて質的に分析した.結果・考察 KJ法の結果66個のラベルが取り出され,ラベルは20個の島に分類された.またこれらの島から11個の表札を抽出した.これらの分析より,生活環境への適応状態には【生活の知恵や判断力に基づいて対処行動がとれる】【自分の居場所が決められる】【職員のケアが適切である】【静かで自然を感じる環境がある】【家族が支えになっている】の5つの要因が関連していることが明らかになった.結論 介護老人福祉施設入所による後期高齢者の生活環境への適応状態を質的に分析した結果, 5つの適応要因の関連が明らかになった.
著者
太田 龍一 向山 千賀子 福澤 康典 森脇 義弘
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.21-26, 2017-03-20 (Released:2017-03-25)
参考文献数
14

目的:小児喘鳴発作とサトウキビ製糖作業との関係性を検討する.方法:沖縄県南大東島の幼稚園,小中学校に通学する全児童167人を対象に,喘鳴発作を含めた毎日の症状の有無を前向きに収集した.喘鳴発作の発生率を2ヶ月ごとに算出し通年変化を検討した.また喘鳴発作の有無を従属変数とし,児童の背景因子を独立変数とするロジスティック回帰分析を行った.結果:チェックシート回収率は62.5%,年齢の中央値は7.5歳,男女比は8:7,喘息既往者は36%であった.製糖作業期間である1-3月における喘鳴発作発生率はそれ以外の期間より有意に高かった.喘息の既往のない小児においても一定数の喘鳴発作がみられた.結論:小児喘鳴発作発生率の増加とサトウキビ製糖作業の関係性が示唆された.