著者
松村 圭悟 アギアルデソウザ ヴィニシウス 桑水流 理 小林 正和 戸田 裕之
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
M&M材料力学カンファレンス
巻号頁・発行日
vol.2014, pp._OS1204-1_-_OS1204-3_, 2014

The crack initiation mechanism of cast aluminum alloy was addressed to quantitatively evaluate the fatigue strength. The synchrotron radiation microtomography was employed to visualize the three-dimensional damage around pores and Si particles. Two types of specimens were prepared for the low cycle fatigue test. The temperature of solution treatment was different, and it yields a difference in the shape of Si particles. After a certain cycles of fatigue, a catastrophic damage around many Si particles happened and they connected to each other so as to form a crack. The scanning electron microscopy after the test showed that the type of damage was the break of long Si particles or the interface debonding around round Si particles.
著者
小林 正 康村 満枝 出海 裕子
出版者
公益社団法人 日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.9-10, pp.373-379, 1975-10-25 (Released:2018-03-06)

In order to clarify the influences of sunlight intensity on the yield of vitamin D by sunlight irradiation of provitamin D, an ergosterol solution was irradiated by sunlight under various circumstances and the yield of vitamin D_2 in the solution was determined according to the procedure described in the previous paper^<1)>. The results are summarized in the following : (1) When the ergosterol solution was irradiated by sunlight of fine days at Kobe in different seasons, yearly variation of the yields showed that these in summer were significantly higher than those in winter and that these in spring or autumn were nearly middle between the two classes ; (2) When the ergosterol solution was irradiated by sunlight of different weather's days at a same place in a same month, the yields of fine days were significantly higher than those of cloudy, smogy and rainy days ; (3) When the ergosterol soltuion was irradiated by sunlight of nearly same weather's days at different places in a same month, there were no significant difference each other except the cases of Shiga heights and Kobe in summer ; (4) There were significant correlations between the yields and the sunlight intensities of both 300〜400 and 300〜330nm ranges, and the correlation with these in the latter's range was higher than those in the former's ; (5) There was no significant correlatation between the yields estimated on fine days and the sulfur dioxide concentrations in atmosphere.
著者
小林 正法 大竹 恵子
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第15回大会
巻号頁・発行日
pp.143, 2017 (Released:2017-10-16)
被引用文献数
1

科学技術の発展により様々な情報を外部記憶装置に容易かつ迅速に保存することが可能となった(例. スマートフォンによる写真撮影)。このような外部記憶装置の利用はヒトの記憶にも影響を与える。Henkel (2014)は,写真撮影によって長期記憶として保持される必要がなくなった情報は,忘却されることを示した。これは外部記憶装置への保存による認知的負荷の低減を示唆している。これに関連して,本研究では,ニュートラル語に比べて,記憶成績が高いとされる感情語(e.g., Kensinger, 2004)に対し,写真撮影による忘却が生じるかを検討した。指示忘却手続き(Bjork, 1970)を参考とした実験を実施した結果,写真撮影をした単語の再生成績が低下し,その程度に感情価の影響は少なかった。本研究により,感情語という記憶されやすい情報に対しても写真撮影による忘却が適用されることが示唆された。
著者
尾田 成幸 上妻 智行 藤吉 栄次 玉城 泉也 小林 正裕 吉田 吾郎 菊池 則雄
出版者
福岡県水産海洋技術センター
雑誌
福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (ISSN:09192468)
巻号頁・発行日
no.22, pp.77-81, 2012-03

海域環境に適合したノリ養殖対象種および育種素材を探索するため,2010年と2011年の3月に福岡県豊前海沿岸の16河川の河口域でアサクサノリPorphyra tenera Kjellmanの分布状況を調査した。その結果,奥畑川(北九州市門司区大積)と近衛川(京都郡苅田町新浜町),および長野間川(行橋市稲童浜)の3河川でアマノリ属の生育が確認された。3河川で採取されたアマノリ属の葉状体は,奥畑川で採取されたソメワケアマノリPorphyra katadae Miura等を除き,形態的特徴とDNA分析結果からアサクサノリと判断された。アサクサノリはアシ原などの自然環境が残る干潟付近で生育が認められることが多い。近衛川は工業団地を流れ両県を護岸に囲まれた人工的な小河川で、長野間川についても護岸に囲まれた小河川であったが,いずれの河川も共通して河口域に広い感潮域が形成されていた。福岡県内でアサクサノリの生育が発見されたのは初めてである。今後は養殖対象種および育種素材として利用できるか否かを評価する必要がある。
著者
沢崎 達夫 小林 正幸 新井 肇 藤生 英行 平木 典子 岩壁 茂 小澤 康司 山崎 久美子
出版者
日本カウンセリング学会
雑誌
カウンセリング研究 (ISSN:09148337)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.108-122, 2016 (Released:2018-06-03)
参考文献数
39

日本カウンセリング学会資格検討委員会は,その任期中に新たなカウンセラーの資格について検討を進めることになった。そして,公認心理師資格が実現した中,現在のわが国におけるカウンセリングの位置づけをより明確にし,また日本カウンセリング学会の発展に向けて何をすべきかを,さまざまな観点から議論してきた。認定カウンセラーに続く新たな資格は,将来的には「カウンセリング心理士」として実現される手はずであるが,そこに至る道筋の一端をここに示す。全体の構成は,「カウンセリング,カウンセラーとは(概念,定義,活動内容,領域など)」,「カウンセリング心理学と臨床心理学」,「学校におけるカウンセリングの将来展望」,「カウンセラー資格の現状と課題」,「国際資格について」,「カウンセラーとして学ぶべきこと」となっている。これらを踏まえて,日本カウンセリング学会として,カウンセリングをどのように捉え,どのようなカウンセラーを養成すべきかを明確にし,それを実現するための具体的なカリキュラムと養成方法を検討していくことが今後の課題となっている。
著者
小林 正法 服部 陽介 上野 泰治 川口 潤
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.405-414, 2016 (Released:2016-10-25)
参考文献数
24
被引用文献数
2 3

Intrusive thoughts and difficulty in controlling thoughts are common, not only for people with psychological disorders, but also for healthy people. Individual differences in thought control ability may underlie such problems. The Thought Control Ability Questionnaire (TCAQ), which consists of 25 items, was developed by Luciano et al. (2005) in order to measure individual differences in the perceived ability to control unwanted intrusive thoughts. The purpose of the present study was to develop the Japanese version of the TCAQ and evaluate its reliability and validity. We translated the English version of the TCAQ into Japanese. We also conducted confirmatory factor analysis with a one factor solution, similar to the previous study. Based on the analysis, we excluded items whose factor loadings were lower than .30, resulting in 22 items for the Japanese version of the TCAQ. The model exhibited acceptable goodness-of-fit. The Japanese version of the TCAQ also demonstrated good reliability as well as evidence of construct validity. Thus, the development of the Japanese version of the TCAQ was successful.
著者
山城 晶弘 神谷 直紀 大塚 薫 駒津 和浩 伊東 洋一 久保田 展聡 小林 正人
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.163-169, 2013-02-20 (Released:2013-03-01)
参考文献数
13
被引用文献数
2

In magnetic resonance imaging (MRI), the ideal phantom should have similar T1 and T2 values to those of organs of interest for measuring the change in signal intensity, contrast ratio and contrast noise ratio. There have been several reports to develop such a phantom using materials with limited availability or complex methods. In this study, we have developed a simple phantom using indigestible dextrin and soluble calcium at 1.5-tesla MRI. The T1 and T2 values have been reduced by dissolving indigestible dextrin and soluble calcium in distilled water. The similar T1 and T2 values to those of organs (i.e., kidney cortex, kidney medulla, liver, spleen, pancreas, bone marrow, uterus myometrium, uterus endometrium, uterus cervix, prostate, brain white matter, and brain gray matter) have been obtained by varying the concentration of indigestible dextrin and soluble calcium. This phantom is easy to develop and has a potential to increase the accuracy of MRI phantom experiments.
著者
小林 正智 安部 洋 井内 聖 小林 俊弘
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.1034, 2009

理化学研究所バイオリソースセンター実験植物開発室は文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「シロイヌナズナ/植物培養細胞・遺伝子」の中核機関として植物材料の収集・保存・提供を行っている。平成20年度は新たなリソースとして理研植物科学研究センターが開発したシロイヌナズナFOXライン種子の提供を開始した。またヒメツリガネゴケ、ポプラ、タバコの遺伝子材料の追加公開や形質転換培養細胞の公開準備を進めている。このほかデータベースの更新情報や公開を予定しているリソースの準備状況、更には2010年6月に横浜市で開催予定の21st International Conference on Arabidopsis Researchの概要について報告する予定である。
著者
小林 正秀 萩田 実
出版者
応用森林学会
雑誌
森林応用研究 (ISSN:13429493)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.133-140, 2000-03-20 (Released:2018-01-16)
被引用文献数
13

京都府北部の5林分で,コナラとミズナラの枯損状況を調査したところ,コナラよりミズナラの枯損率が高く,枯損率は最初の被害が発生して3年目頃に最大となった。エタノールを用いた誘引トラップでカシノナガキクイムシを捕獲したところ,捕獲数も被害発生3年目頃に最大となった。しかし,本種はエタノールにはほとんど定位しないことが,α-ピネンや誘引剤なしのトラップ及び障壁トラップとの比較で判明した。ナラ樹に粘着トラップを巻き付けて捕獲したところ,飛翔は6月上旬〜10月下旬にみられ,飛翔時間は午前5時〜11時で,飛翔高度は0.5〜2.0mに多いことがわかった。さらに,前年に穿孔を受けたナラ樹に羽化トラップを被覆して調査したところ,羽化時期は6月上旬〜10月上旬であること,枯死木からの羽化は多いが,健全木からは少ないことがわかった。また,枯死木1m^3当りの羽化数は約3万頭で,1穿孔当りでは約20頭であった。割材調査では,枯死木1m^3当りの羽化数は約5万頭で,1穿孔当りでは約13頭であった。また,すべてのトラップ調査においで性比は雄に偏っていた。
著者
工藤 紗希 小島 慎一郎 佐久間 博子 町田 明子 杉本 諭 丸谷 康平 伊勢崎 嘉則 室岡 修 大隈 統 加藤 美香 小林 正宏 三品 礼子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.E3P2246, 2009

【目的】<BR> 近年では在院日数の短縮化に伴い、介護老人保健施設(老健)を経て在宅復帰されるケースが増加している.一方在宅復帰した者の中には、機能低下により在宅生活が困難となり、施設入所となることも多い.従って通所者の在宅生活の継続、入所者の在宅復帰を目標とした際に、在宅生活に必要なADL能力及びバランス能力を把握することは、理学療法を進める上で重要であると考えられる.本研究の目的は、通所・入所者のADL自立度の違いを明らかにし、その違いをバランス能力に焦点を当てて分析することである.<BR>【対象と方法】<BR> 対象は通所リハサービス利用者及び老健施設入所者のうち本研究に同意の得られた高齢者247名(男性75名、女性172名、平均年齢79.1±8.8歳)で、通所者188名、入所者59名であった.疾患の内訳は、脳血管疾患95名、神経疾患20名、整形疾患87名、内部障害27名、その他18名であった.ADL自立度の評価にはFIMの運動項目を、バランス能力の評価にはBerg Balance Scale(BBS)を用いた.なおFIM下位項目のうちの階段昇降は、運動能力の違いに関わらず使用している者が少ないため、階段を除く12項目の合計(FIM12項目合計点)及び各下位項目の素点を用いた.BBSは合計点及び14の下位項目を用いた.分析方法は、まず通所者と入所者のFIM12項目合計点及び下位12項目の得点の違いをMann-Whitney検定を用いて分析し、有意差のみられた下位項目の分布と臨床的意味合いをもとに、各下位項目を良好・不良の2段階に分類した.次に抽出されたFIM下位項目を独立変数、利用状況(通所・入所)を従属変数として、Stepwise法による判別分析を行った.更に判別分析により最終選択された下位項目を従属変数、BBS下位項目を独立変数とし、Stepwise法による重回帰分析を行い、バランス能力との関連について分析した.<BR>【結果および考察】<BR>FIM12項目合計点の中央値は通所者78点、入所者61点、BBSは通所者44点、入所者27点であった.Mann-Whitney検定の結果、FIM12項目合計点、FIM下位12項目のうち食事と移動を除く10項目に有意差がみられ、判別分析ではトイレ動作と浴槽への移乗が最終選択された.この2項目が良好と判断される境界点は、トイレ動作は6点、浴槽への移乗は5点であった.重回帰分析によるBBS下位項目との分析では、トイレ動作では着座、リーチ、起立、浴槽への移乗では一回転、リーチ、タンデム立位、車いすへの移乗が最終選択された.以上より、在宅復帰の可否にはトイレ動作が修正自立、浴槽への移乗が見守りで可能であることが関連し、このような動作の獲得には、着座、起立、リーチ、一回転、タンデム立位、移乗動作のようなバランス能力の向上が重要であることが示唆された.
著者
池口 主弥 小林 正和 有浦 由紀 森 貞夫 高垣 欣也 石橋 千和 片山(須川) 洋子
出版者
Japanese Association for Dietary Fiber Research
雑誌
日本食物繊維学会誌 (ISSN:13495437)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.12-21, 2005-06-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
24
被引用文献数
1

The effects of young barley leaf powder(YBLP) on defecation frequency and fecal characteristics were studied in 61 healthy volunteers(34.1 &plusmn; 10.2 years old). The subjects were divided at random into 4 groups;non-dose control group(CG), low-dose group(LG), middle-dose group(MG), and high-dose group(HG). Total examination period was 4 weeks. After one week as the pre-test period, all groups were given a placebo diet for one week(placebo period). For the following 2 weeks(test period), CG, LG, MG and HG was given a placebo diet(not contained YBLP), a low-dose diet(1.5 g), a middledose diet(4.5 g) and a high-dose diet(6.0 g), respectively. In analysis, the subjects were screened under the condition that defecation frequency was below 7 times for one week of the pre-test period. This result showed that MG increased the defecation frequency and estimated fecal quantity significantly for the test period compared with those for the pre-test period, and HG increased them significantly for the test period compared with those for the pre-test period and placebo period. No clinical signs of toxicity recognized in the test period. These results suggest that YBLP has a fecal bulking effect and is useful for safety food material.
著者
小林 正佳
出版者
日本味と匂学会
雑誌
日本味と匂学会誌 (ISSN:13404806)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.37-48, 2012
参考文献数
16
被引用文献数
1

交通事故などで生じる頭部外傷は、副鼻腔炎、感冒とともに嗅覚障害の三大原因のひとつであり、他の原因と比較して嗅覚の予後が悪い。本来嗅神経には他の脳神経よりも強い再生能力が備わっているにもかからわず、外傷性嗅覚障害の予後成績がよくないのはなぜか?これを突き止めるために外傷性嗅覚障害モデルマウスを用いて予後因子の探究と予後改善のための治療研究を施行した。嗅神経の確認が容易なOMP-tau-lacZマウスを用い、2種類のカッターを使い分けて嗅神経を切断して軽傷と重傷の外傷性嗅覚障害モデルを作製し、篩板-嗅球創部の傷害組織の所見、局所炎症の程度、嗅神経の再生度を比較検討した。その結果、外傷性嗅覚障害の予後は局所炎症の程度に依存し、外傷後早期に積極的な消炎治療を施行すれば、外傷性嗅覚障害の予後成績を改善できる可能性が示唆された。消炎治療薬として抗IL-6受容体抗体はステロイドよりも副作用が少なく、実際に臨床応用できる外傷性嗅覚障害の有効な治療薬の候補であると考えられる。
著者
宮田 浩二 包國 友幸 小林 正幸
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
no.30, pp.79-86, 2008

This is an implementation report on how a new type of exercise program changes State-Anxiety and body sense.Results are as follows.1) There was State-Anxiety before the exercise in a range of 23 and 57; State-Anxiety after the exercise changed to a low of 21 to a high of 51. The mean level of State-Anxiety decreased significantly from 39.80 before the program to 32.70 after (p <.001).2) Flexibility and mobility improved on the spot according to a questionnaire survey. In addition, mood improvement and facial expression and color tended to the positive; a change in psychological factors was noted.Based on the current results, psychological factors were involved in the improvement of shoulder aches and stiffness of the shoulders; the current program decreased anxiety and was effective at improving physical and mental health.本研究は、新しいタイプの本運動プログラムにより、状態不安及び身体感覚がどのよう変化したかの実施報告である。結果は、以下のとおりである。1)状態不安の変動は、運動前は最低23から最高57の範囲にあり、運動後は最低21から最高57までに変動した。状態不安の平均値は、運動前の39.80から運動後の32.70と変動し、有意な低下を示した。(p<.001)2)アンケート調査より、その場で柔軟性や可動性が改善された。また、気分の改善や顔つきや顔色がプラス志向に変化し、心理的要因に変化が認められた。今回の結果より、肩痛、肩こりの改善に心理的要因が関与しており、本運動プログラムを行うことによって、不安が低減し、身体的・精神的健康に有効であることが示唆された。
著者
辻原 万規彦 小林 正美 中村 泰人 外山 義
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.64, no.524, pp.215-222, 1999-10-30 (Released:2017-02-03)
参考文献数
58
被引用文献数
1 1

For supporting design of arcades which improve the amenity in urban area, typical examples of modern arcades in West Japan after the world war II were arranged historically and analyzed systematically. In consequence, these examples were classified into four groups in chronological order, the period of invention (silver awning and silver arcade), the period of fashion (the arcade of the "Gassyou" type), the period of expansion (the arcade of the louver type), the period of maturity (the arcade of the dome type). The social conditions which had changed the role and design of modern arcades were investigated.