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著者
山中 康裕
出版者
日本箱庭療法学会
雑誌
箱庭療法学研究 (ISSN:09163662)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.1-2, 2017 (Released:2017-04-19)
著者
鈴木 陽代 山中 弘次 藤田 雅司 野上 尊子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成20年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.737-740, 2008-08-08 (Released:2017-08-31)

We have developed the pure water and functional water system for household use that provides pure water by RO and saves water consumption by producing mild alkaline and acidic water with electrolysis of rejected water from RO. Pure water shows excellent abilities in scale inhibition and reducing the amount of detergent in laundry washing. Natural detergent, less than a half of standard amount, has still demonstrates sufficient cleaning ability when it has used with pure water, which suggests the decrease of burdens on the environment. Alkaline and acidic water has shown effective decomposition of alkaline degradable agrichemical and sufficient sterilization abilities, respectively.
著者
山中 英明
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.515-519, 2009 (Released:2011-11-22)
被引用文献数
2
著者
三中 信宏 岩田 洋佳 伊達 康博 曹 巍 Harshana Habaragamuwa 桂樹 哲雄 小林 暁雄 山中 武彦 櫻井 玄
出版者
日本計量生物学会
雑誌
計量生物学 (ISSN:09184430)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.55-82, 2023-10-31 (Released:2023-12-06)
参考文献数
100

This review provides a comprehensive introduction to recent developments in agricultural statistics. Agricultural statistics, which began with Fisher’s design of experiments, has developed in various directions as the nature of the data it handles has changed. The ability to rapidly measure omics data, including DNA sequences, has led to methods such as genomic selection. It has become possible to comprehensively measure even the metabolites of living organisms, giving birth to a new field called metabolomics. The development of machine learning, including deep learning, has enabled the use of image data, which has been difficult to connect with agriculture and is creating new areas such as disease diagnosis of crops. In this review, we first refer to the statistics of Fisher’s era, recall the philosophy of science in statistics, and look at the prospects of modern agricultural statistics by taking a broad overview of new fields.
著者
山中 正実 岡田 秀明
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第51回日本生態学会大会 釧路大会
巻号頁・発行日
pp.755, 2004 (Released:2004-07-30)

クマ類は中型以上の哺乳類で唯一冬眠を行うことが知られており、しかも、妊娠したメスは冬眠中に出産と育児も行う特異な生態を持っている。冬眠はクマ類の生活史の中で極めて重要な位置を占めるが、北海道に生息するエゾヒグマでは冬眠穴の立地する環境やその構造について十分な研究は行われていない。本研究では、1989年から2004年の間、知床半島において46例のヒグマの冬眠穴の位置を特定し、内21例について計測を行った。ヒグマの冬眠穴は、樹木の根張りを利用してその下に掘り込むタイプ(ST型)と樹木に依存することなく地面に掘る土穴(S型)に分けられる。また、自然の穴を利用するものは岩穴と樹洞に分けることができる。本研究では冬眠穴のタイプを確認できた25例中20例(80%)がS型であった。また、構造は入り口が一つで、その奧に寝床がある単純な構造であった。入り口から寝床まで直線的は位置されたものが13例(62%)で最多であった。奥行きは平均2.14m、最大幅は平均1.32mであった。知床半島では、冬眠穴は海岸段丘斜面など低標高の海岸部から高山帯のハイマツ帯まで幅広い環境に存在しており、46例中半数の23例は高木層を欠く高山・亜高山植生の地域や海岸段丘斜面にも立地していた。これらはダケカンバを中心とする高木層を持つ上部広葉樹林帯の森林内に冬眠穴が集中的に分布するとした大河(1980)による支笏湖周辺での立地条件と大きく異なっていた。また、知床半島では支笏湖周辺では確認されなかった人間の活動域に近接した場所の冬眠穴や平坦地に掘られた冬眠穴も見られた。また、海外の研究例では、一定の地域に冬眠穴が集中的に分布する事例が報告されており、その要因として個体毎の地域選択性や特定の年の個体群の分布特性があげられている。知床半島でも3ヶ所以上の冬眠穴を確認できた個体について、一定の場所を選択的に使う傾向が見られた。
著者
森松 克哉 山中 直樹 林 昌孝 亀岡 宣久 横畑 和紀
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.79, no.10, pp.2086-2090, 2018 (Released:2019-04-30)
参考文献数
13

症例は68歳,女性.19歳時に他院で潰瘍性大腸炎(以下UCと略記)に対し結腸全摘術,回腸直腸吻合術を施行された.術後49年目に当院内科を受診した際,高度の貧血を指摘され精査加療目的に入院となった.貧血の原因は特発性赤芽球癆と診断され,免疫抑制剤の投与により改善したが,貧血の精査目的に施行した下部消化管内視鏡検査で回腸直腸吻合部近傍の回腸に腫瘍性病変を認めた.生検の結果,印環細胞癌の診断で,回腸部分切除術を施行した.切除標本では筋層までの浸潤を認め,リンパ節転移を1個認めた.以前はUCに関連した小腸癌の発生はないとされていたが,近年,頻度は少ないが長期罹患UC患者に発生した回腸癌が報告されている.大腸全摘術施行後の長期罹患UC患者に対しては回腸癌の発生に対し留意し,定期的に回腸嚢の観察を行う必要があると考えられた.
著者
末永 昌宏 国場 良和 田中 穣 飛永 純一 山中 秀高 初野 剛 内村 正史
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.29, no.10, pp.1987-1991, 1996 (Released:2011-08-23)
参考文献数
4
被引用文献数
1

癌と免疫と地域医療を掲げ1985年に設立された当院は, 患者に正確な情報を伝え十分に理解を得た後に検査, 治療を行う-インフォームド・コンセント (IC)-が正しい医療のあり方とし, 87年IC委員会を発足し日本的土壌や当院にあったICを求めた. 医療は患者自身の意思, 選択が基本とし, 90年から入院患者と家族に医療に関しての考え方を調査した. 癌患者に対する手術, 化学療法などの治療法とその治療効果, 危険性, 副作用の説明に関して癌の告知は大きく関係するため家族や院内フォロー体制を整え, 患者の意思に従って告知を進めた. 消化器癌手術患者527名中82%が告知を希望し, 74%に告知した. 90年には52%の告知率が95年には88%となった. 生存者に対するアンケート調査では大部分の患者が当院での告知に対して満足の回答をした. 結語: 患者の意思を尊重し, フォロー体制を整えた上での癌の告知は日本的土壌の中でも進めうる.
著者
山中 美由紀
出版者
龍谷大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

韓国家族の世代間における位置関係の変化を把握するために、嫁と姑の関係に焦点をあて、韓国水原市において調査を実施した。1992年4月以後、京都韓国学校、韓国文化院資料室(東京)他において資料および情報の収集を行った。9月に訪韓し、韓国老人問題研究所に調査協力を依頼するとともに、水原市において下調べを実施した。調査は、10月ほぼ1カ月間にわたって実施したが、対象者は、嫁として、姑と同居した経験をもつ女性を対象とした。永福女子中学校、永信女子高等学校、老人大学4か所で調査票の配付と回収を行ったが、配付部数は1170部、回収率は80%であった。11月初旬に日本に返送された調査票を整理し780ケースを有効とした。コーデイングしたのち2月にコンピュータによる処理を行った。調査結果のうち主目的であった権威類型については、結婚年次別に分類した4段階の各世代間の変化として、旧世代から新世代に移るにしたがって姑優位型が減少し、嫁優位型が増加する傾向を捉えることができた。また、一致型の減少に対して自律型の増加がみられ、嫁の姑へ追従関係から、嫁、姑の生活領域の個別化の傾向を伺うことができた。こうした嫁・姑の位置関係の逆転現象は、本調査が依拠したところの、増田光吉が神戸市近郊で実施した20年前の調査結果と類似するものであった。
著者
平原 佐斗司 山口 泰弘 山中 崇 平川 仁尚 三浦 久幸
出版者
一般社団法人 日本在宅医療連合学会
雑誌
日本在宅医療連合学会誌 (ISSN:24354007)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.60-67, 2022 (Released:2022-02-17)
参考文献数
17

目的:末期認知症高齢者の肺炎に対する抗菌薬の予後と苦痛の改善効果を検討する.方法:国内外のデータベースから検索式を用い,末期認知症の肺炎の抗菌薬治療の予後と苦痛の改善効果についての2つ の CQs を含む5つの CQs に該当する 604 論文を抽出,最終的に採用した 17 論文のうちこれらの CQ に該当する6論文を解析した.結果:末期認知症高齢者の肺炎の抗菌薬治療は予後を改善する可能性があり,とりわけ短期の予後の改善が期待できる.抗菌薬治療の予後改善効果は認知症や嚥下障害の重症度や過去の肺炎回数と関連していた.また,抗菌薬治療が肺炎による死亡前の苦痛を軽減する可能性が示唆された.
著者
加藤 正宏 山中 俊夫 小林 知広 渡部 朱生
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.285, pp.17-27, 2020-12-05 (Released:2021-12-05)
参考文献数
14

大面積の窓を有するエントランス・吹抜空間や,窓性能が低く暖房時に窓近傍の温熱環境悪化が懸念される場合にはペリメータファンおよび自然対流型ペリメータヒータなどの窓対策設備の使用が検討される。本報告では冷却された窓面下部に機器を設置した場合の詳細な現象の把握とシミュレーション検証データ取得を目的とした温度分布およびPIV による風速分布測定を行った。また,特に上下温度分布予測モデルの検証やモデル化に反映するため,窓面近傍の上昇流・下降流風量の推定と,室温・窓面熱流の測定値より,対流・放射熱伝達率を算出した結果について報告する。
著者
佐伯 忠彦 暁 清文 山中 栄三 柳原 尚明
出版者
Japan Society for Equilibrium Research
雑誌
Equilibrium Research (ISSN:03855716)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.428-433, 1988 (Released:2009-10-20)
参考文献数
15
被引用文献数
1

Vestibular findings were studied in 27 patients with acoustic neurinoma. Four of them had experienced vertigo and/or dizziness at the onset of the disease, and 14 other patients had these complaints during the course. Vestibular symptoms were more prominent with middle-sized tumors which extended to the posterior cranial fossa than with those in the internal auditory canal. Although most acoustic neurinomas originate from the vestibular nerve, the incidence of vestibular symptoms is rather infrequent. This is probably due to a compensating mechanism of the central nervous system while the tumor grows slowly. Therefore, the growth rate of the tumor is considered to be most important for the concomitance of vestibular symptoms. The origin of the tumor was identified in 13 cases; in 3 it was from the inferior vestibular nerve and in 10 from the superior vestibular nerve. No significant difference in caloric test results could be seen between the tumors of different origins. The incidence of vestibular symptoms was more frequent when the tumor originated from the superior vestibular nerve than from the inferior vestibular nerve. The recover time required from the dysequilibrium after extirpation of the tumor depended on the degree of preoperative vestibular function.
著者
山中 克夫 藤田 和弘 名川 勝
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.25-32, 1996-01-31 (Released:2017-07-28)
被引用文献数
5 3

K-ABC (Kaufman Assessment Battery for Children)により、同時処理過程に比べ継次処理過程が優れていることを明らかにされた脳性麻痺幼児(インテーク時5歳3ヵ月)1名に対して、微細運動の指導に加え、得意な情報処理様式(=継次処理過程)を強調した描画および書字の指導を行った。指導方針として、(1)全体との関連性よりも個々の情報の順序性を重視すること(図形や文字を視覚的に全体をとらえたり、イメージすることよりも、書き順を強調する)、(2)聴覚言語的手掛かりを与えること(「止め」、「曲げ」、「はね」などを音声化し、区別させる。手続きもまた音声化、言語化する)、(3)継次的に処理することが得意であることを意識させることを挙げた。その結果、それまで描くことができなかった四角、三角などの図形を描くことが可能となり、さらに、ひらがなの1/3以上を書くことができるようになった。
著者
三好 真千 上月 康則 山中 亮一 山口 暢洋 坂下 広大 田中 千裕 山口 奈津美
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.1246-1250, 2009 (Released:2010-03-05)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

Large volume of mussels attaches on the coastal structure in eutrophic area. The dropped and died mussels accelerate the depression of dissolved oxygen in the bottom layer. This study revealed the relationship between fluctuation of salinity and temperature and their attaching activity on the wall. Result of our investigation at Amagasaki Harbor in Osaka Bay showed that the mass of mussels dropped out at the bottom after the salinity and temperature had extensively changed. It was also observed in Komatsushima Harbor that the salinity and temperature jumps initiated the dropout of the mussel. From laboratory experiments in different environmental conditions; salinity and temperature, we cleared the ecological cycle of the mussels in which the changes in salinity and temperature mainly influenced their activities.
著者
森脇 潤 下鶴 倫人 山中 正実 中西 將尚 永野 夏生 増田 泰 藤本 靖 坪田 敏男
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement 第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度合同大会
巻号頁・発行日
pp.242, 2013 (Released:2014-02-14)

動物が高密度に生息する地域において,集団の血縁関係を明らかにすることは,その地域を利用する個体毎の繁殖,行動および分布様式を解明する上で重要である.そこで知床半島ルシャ地区におけるヒグマの繁殖,行動および移動分散様式を解明することを目的として,個体識別調査および集団遺伝学的解析により,個体間の血縁関係を解析した.材料は,同地区でヘアートラップ,ダートバイオプシー等により収集された遺伝子材料 51頭(雄 21頭,雌 30頭)分と,周辺地区(斜里,羅臼および標津地区)で学術捕獲あるいは捕殺個体 164頭分の遺伝子材料および各種メディアの情報を利用した.遺伝子解析には 22座位のマイクロサテライト領域を利用した.その結果,ルシャ地区には 15頭の成獣メスと,その子供からなる集団が生息しており,血縁は大きく2つの母系集団に分かれていた.また,最大で 3世代が共存していた.ルシャ地区で繁殖に関与する父親は,現在までに 5頭認められ,近親交配やマルチプルパタニティーが存在することが明らかになった.ルシャ地区を利用する個体の中で,5頭の亜成獣オスが斜里および羅臼地区側へ移動分散して捕殺されていることも明らかになった.このように,高密度に生息する知床半島ルシャ地区でのヒグマ集団の血縁関係を明らかにすることは,従来の野外調査では明らかには出来ないヒグマの繁殖システムの解明に寄与するだけではなく,繁殖個体の周辺地域への移動分散を明らかにすることができる.尚,本研究はダイキン工業寄附事業 「知床半島先端部地区におけるヒグマ個体群の保護管理,及び,羅臼町住民生活圏へ与える影響に関する研究」の一環として行われたものである.
著者
和田 佳郎 山中 敏彰 北原 糺 倉田 純一
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.119, no.9, pp.1201-1209, 2016-09-20 (Released:2016-10-07)
参考文献数
17
被引用文献数
3 3

日常診療において原因不明の浮動性めまいを訴える患者は多い. われわれは重力感受性障害が浮動性めまいを引き起こすと考え, その仮説を検証する第一段階として重力感受性を定量的に評価する臨床検査法の開発を行った. 予備実験から, 頭部 roll 傾斜角度が30度以内では頭部傾斜角度 (HTA) と頭部傾斜感覚 (HTP) はほぼ直線関係 (相関係数が身体傾斜条件では0.991, 頭部傾斜条件では0.999) となることを示した. この直線性を利用して, 座位における頭部傾斜時の自覚的視性垂直位 (SVV) と HTA から頭部傾斜感覚ゲイン (HTPG) を求める方法を確立し, 頭部傾斜 SVV (HT-SVV) 検査法と名づけた. 重力感受性は HTPG>1であれば過大, HTPG<1であれば過小と評価できる. 健常人329人を対象に HT-SVV 検査を実施し, 解析結果から HTPG (1.02±0.12, 0.80~1.25), HTPG の左右差指数 (4.7±3.7%, 10.0%以下), 頭部直立 SVV の絶対値 (1.1±0.8度, 2.5度以下) の平均値±標準偏差および基準値 (中央値を含む健常人の95%が含まれる範囲) を求めた. 今後, HT-SVV 検査装置のソフト, ハードの簡便化, 迅速化を進め, 浮動性めまいを中心とする各種めまい患者を対象とした臨床データを検討することにより, HT-SVV 検査法の臨床的意義を明らかにしていく予定である.