著者
山田 吉英 道下 尚文
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J96-B, no.9, pp.894-906, 2013-09-01

ノーマルモードヘリカルアンテナは,小形アンテナの代表的なものとして,携帯電話機などの小形化が必要とされる用途に広く使用されてきた.また,これまでに多くの研究がなされており,アンテナの設計や電気特性に関する様々な評価式が明らかにされている.本論文では,まず従来の様々な研究と評価式を概観する.次に,筆者らが考案した,アンテナ構造に対する簡便な自己共振の設計式について述べる.また,自己共振時の電気的及び磁気的蓄積エネルギーの関係につても述べる.更に,インピーダンス整合用のタップ給電の簡便な設計式について述べる.最後に,実測により求めたアンテナ電気性能や,低抵抗値の測定法について述べる.実測の結果,1/200波長と小形化しても,-15 dBiという良好な利得が得られることが分かった.
著者
山田孝雄 述
出版者
宝文館
巻号頁・発行日
1928
著者
山田孝雄 著
出版者
宝文館
巻号頁・発行日
1910
著者
小堀 正雄 根岸 秀 細山田 明義
出版者
克誠堂出版
雑誌
麻酔 (ISSN:00214892)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.p225-231, 1992-02
被引用文献数
9
著者
山田 正子 細山田 康恵 山内 好江 瀬戸 美江 澤田 崇子 藤本 健四郎
出版者
千葉県立保健医療大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

給食施設等で使用されているメラミン樹脂製食器からのホルムアルデヒドの溶出量および放散量を洗浄回数の影響も含めて知ることを目的に研究を行った。まず、給食施設を対象に、温冷配膳車の設定温度の調査した。その結果、温冷配膳車の保温の設定温度は65℃が最も多く、保冷設定温度は5℃が最も多かった。そこで、メラミン樹脂製食器の加温条件は65℃とした。次に、アセチルアセトン法によりホルムアルデヒドの溶出量の測定を行ったが、測定方法が適さなかったためか測定をすることができなかった。そのため、測定方法を検討し、ホルムアルデヒドを2,4-ジニトロフェニルヒドラジンで誘導体化し測定する方法により測定を継続中である。
著者
山田 誠二 馬場 快彦
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.77-82, 1990-03-01
被引用文献数
7

日常の身体活動による消費エネルギー量の容易な測定・推定法の確立を目的として, 加速度計を内蔵したカロリーカウンター(Kenz Calorie Counter)を用いて, 男女20名の大学生をトレッドミルにて運動負荷した際の消費エネルギー量測定を行い, 呼気ガス分析法と比較検討した. カロリーカウンターに内蔵されている加速度計は, トレ・ンドミルの速度変化に伴い加速度指示強度が変化するが, 8km/h以上では指示強度が飽和する傾向が認められた. 4-5km/hのトレッドミル速度における運動の消費エネルギー量はカロリーカウンター法ではガス分析法に比べて, 有意に高い値となった. 安静時から9km/hまでのトレッドミル速度の運動では, 呼気ガス分析法とカロリーカウンター法による消費エネルギー量の両者にはよい相関がみられた. 以上より, カロリーカウンターによって歩行・走行を中心とした日常身体活動の消費エネルギー量の推定力可能であることが示唆された.(1989年11月15日 受付, 1989年12月28日 受理)

1 0 0 0 OA 大正震災誌

著者
山田延弥 編
出版者
大正震災誌刊行会
巻号頁・発行日
1923
著者
山田 廣成 霜田 光一 高山 猛 伊藤 寛 保坂 将人 浜 広幸 西沢 誠治 三間 國興
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1995

リングは、97年9月までにほとんどの要素の製作と単体テストを完了し、岡崎分子研の入射器室にて組立を開始して11月までに完成した。1ターンコイルであるパ-タベータの4500A励磁と加速空洞への平均500Wパワー投入に成功し、入射実験を開始した。クリスマスイブには少なくとも100μsの間電子が周回するのを確認した。蓄積電流値はあきらかではないが、遠赤外線モニターはピーク値で300mW以上を示した。パ-タベータによる電子のキャプチャーを確認したわけである。高周波加速は、ランプアップ時の反射の調整はまだ成功していない。パ-タベータは2台設置しおり、1台は外側の電子を外側へ、1台は内側の電子を外側へキックしている。パルス電源は、sin半波を生成し、ピーク電流4500Aのとき30kVの電圧が発生する。幅は4μsである。我々は、これをさらに磁気圧縮してパルス幅を0.4μsにすることに成功した。加速空洞は、特異な形をしているが、基本的にはリエントラント型であり、TM01モードの発生に成功した。加速周波数は、ハ-モニクス8に対して2.45GHzで、ソースとしてCWマグネトロンを使用している。2台の加速空洞へのパワーをT型同軸管で分岐して投入している。2台の加速空洞はカップリングしている状態であるために、2台の固有周波数は、正確に一致していなければならない点と、同軸管のカップリングも正確に等しくしなければならないが、我々はこの調整方法を見いだし、パワーの長時間投入に成功した。ミラーは、SiC焼結体で製作し、その真円度を1ミクロン以下に押さえることができた。ミラーを設置したレーザー発振実験は今後のスケジュールを待っている状態であり、残念ながら期間内に実験を終えることができなかった。一方、ハードX線の発生実験を東大物性研SORで行った結果、電子軌道に細線を挿入しても数秒のビーム寿命があることを確認した。これにより、高輝度小型X線源の道が開けた。
著者
松山 隆生 角 泰廣 山田 卓也 村瀬 勝俊 吉田 直優 尾関 豊
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.329-333, 2004-03-01
被引用文献数
4

Crohn病に合併した回腸癌の1例を経験したので報告する.症例は59歳の男性で,1999年6月20日に腹痛で前医を受診した.イレウスの診断でイレウス管造影を施行しCrohn病と診断された.その後もイレウス症状が再燃し改善しないため12月23日に回盲弁から30cmの狭窄部を切除された.切除標本の病理検査結果は中分化腺癌で断端,剥離面に癌陽性であった.追加切除目的で2000年2月14日当科に転院した.Crohn病に合併した回腸癌と診断士2月18日結腸右半切除術,膀胱壁合併切除術を施行した.初回手術の吻合部の近傍に辺縁が不明瞭な隆起性の病変を認め,病理検査結果は中分化腺癌で,治癒過程にあるCrohn病が背景粘膜に認められた.Crohn病の高度の狭窄病変に対しては腫瘍の可能性も念頭においた精査,治療が必要であると考えられた.
著者
山田 匠 坂牛 卓
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.49, pp.489-492, 2006-07-09

本計画は、サステイナビリティの事例検討から設計の主眼を下記3点に置き、長野市の裾花川河畔に敷地を定め集合住宅の設計を行うものである。1)地形の連続性:敷地東西を流れる水路のうねりを敷地内に連続させることで周囲と一体化した地盤を形成する。2)山風の通り抜け:敷地に流れ込む山風が建築物間を流れ、住戸の通風を促進させるよう風の通り道を設ける。3)太陽光の適切な取り入れ:夏至と冬至の南中高度を考慮し、太陽光を夏は遮り、冬は導くよう建築形態及び、配置を決定する。
著者
野村 竜也 山田 幸恵 鈴木 公啓 神田 崇行
出版者
龍谷大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

対人不安・評価懸念の高い人間がどのような状況で人よりもロボットを好むかについて、心理実験による検証を試みた。本研究の最終目標である人間カウンセラーへの誘導を考慮し、個人の悩み等の自己開示を要求する実験を設定、人相手・ロボット相手による条件間での様々な指標による比較を行った。結果として、対人不安の高い人ほど人前よりもロボットの前で話すほうが緊張が低下する傾向にあることが確認された。これと並行して、ロボットが人よりも好まれる業務場面についての大規模サンプルによる社会調査を行い、対人不安の高い人は多くの場面で人よりもロボットとの対話を望む傾向が確認された。
著者
山田 一 水野 勉 望月 大 渡辺 誠一
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.1183-1186, 2001-04-15

Mechanical technology makes wide use of the separation and transfer of non-magncticmaterialsinvariousproductionmanu魁tu.r一1ngproccsses,Th云spaFcrdcscribesthcfundarncntalsorprojcction,scparat10n,a11dl!ransrcrofalunlinumshcetsasnon-magnetic materials (for example aluminum disc), using a magnetic repulsion force, by means of a solenoid-type electromagnetic launcher. The key points of this paper are as follows: (1) Linear projection of Al discs. (2) Nonlinear projection of Al discs. (3) Nonlinear guide projection of Al discs.
著者
蔡 勝年 七原 正輝 水野 勉 山上 廣 山田 一
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.937-940, 1998-04-15
被引用文献数
6 1 1

This paper describes how the launch velocity of a solenoid-type electromagnetic launcher (EML) was simulated by combining the finite element method (FEM) with electric circuit and equation of motion, in order to improve the launch velocity of a projectile. The system constitution, the specifications of the projectile and solenoid coil, and the magnetizing curve of the carbon steel projectile are introduced, and methods for calculating the exciting current and launch velocity are derived. The inductance and the exciting current of the solenoid coil, the thrust, and the launch velocity of the projectile are simulatied. The simulation results for the dependence of the exciting current and the launch velocity on the time, and dependence of the launch velocity on the settled position are shown, and compared with the measured values. The calculation errors of the exciting current and the launch velocity with respect to the measured results are 3%, and 5%, respectively. These results confirm the feasibility of the simulation method.
著者
石井 泰 山田 一郎 幹 康 五十嵐 寿一
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.226-234, 1979-05-01
被引用文献数
17

A new technique to measure the ground to ground noise propagation was developed. The test sound of a band limited noise is emitted from a loudspeaker intermittently. A several second burst of the noise and the following pause of the same length are repeated. At a receiving spot, the sound intensity is integrated alternatively by two digital counters. One counter integrates the intensity of the test sound plus the background noise at that spot in the period for which the test sound is present. The other integrates the intensity of the background noise in the absent period of the test sound. Each of the devices at the source and receiving spots has a precise crystal oscillator as the clock. Once the synchronization of the two devices is made before a measurement, the relative phase of the operations of the devices is kept constant during the time of the measurement without any connection. After the completion of a predetermined number of integrations, the difference of the accumulated numbers in the two counters is read, which gives the intensity of the test sound at the receiving spot. Experiments using a 5-Watt loudspeaker showed that the noise attenuations of the distance of 170m can be measured with the statistical error less than 0. 5dB.
著者
萩原 尊礼 村内 必典 山田 重平
出版者
東京帝國大学地震研究所
雑誌
地震研究所研究速報
巻号頁・発行日
vol.5, pp.164-173, 1947-04-15

昭和21年12月21日南海大地震調査報告(第1報)
著者
日野 瑛太 森口 昇 杉谷 勇二 井上 博文 山田 健治
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.707-709, 2013-09-25 (Released:2013-11-26)
参考文献数
6

Crowned Dens Syndromeとは,1985年にBouvetらによって報告された,急性の後頸部痛をきたす軸椎歯突起周囲の結晶誘発性関節炎である.今回,我々はCrowned Dens Syndromeの3症例を経験したので報告する.症例は男性1例,女性2例で,いずれも70代で急性発症の頸部回旋時痛で発症した.うち2例はCRPの上昇が見られ,3例とも軸椎歯突起周囲の石灰化像は単純X線像では見出せなかったが,単純CT像で確認することができた.いずれもNSAIDsで数日以内に症状は改善した.高齢者の,急性に発症する強い頸部痛の原因としてCrowned Dens Syndromeを念頭に置く必要がある.
著者
武岡 健次 七堂 大学 山田 保隆 河村 廣幸 岡田 光郎 小柳 磨毅 澤田 甚一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.71-74, 1995-05-20 (Released:2007-03-29)
参考文献数
7
被引用文献数
4 2

パーキンソン病患者が,姿勢保持障害により後方に転倒することはよく知られている。しかし,姿勢保持障害の定量的な評価は困難であり,転倒危険性の予測は医師・療法士などの経験により判断されていた。そこで我々はパーキンソン病患者の転倒危険性を定量的に評価するため,傾斜刺激に対する立位保持能力を測定した。対象はパーキンソン病患者14例(男性7例,女性7例)で,Yahrの重症度分類(stage)はIIが3例,IIIが8例,IVが3例であった。方法は,対象をTilt tableの足底面に起立させ,足底面を後方へ傾斜させた際,立位保持できた最大傾斜角度を測定した。測定時,側方よりビデオ撮影を行い,開始立位時および後方傾斜により後方に倒れた時の股関節の角度変化を算出した。 パーキンソン病患者の立位保持可能な最大傾斜角度は健常人に比べて,有意に小さかった。また,パーキンソン病患者内ではIV群が,II・III群より小さい傾斜角度で後方に倒れる傾向がみられた。最大傾斜角度が6°以下のものは,全例が転倒経験を有していた。パーキンソン病患者のIV群は開始立位時において大きく前屈姿勢をとっていたが,逆に後方転倒時までの股関節の角度変化は小さく,開始立位に近い状態で後方に転倒していた。 これらの結果から後方傾斜刺激による姿勢保持障害の測定が,転倒危険性を予測する定量的な評価方法として有効であると考えられる。