著者
杉岡 孝紀
出版者
宗教哲学会
雑誌
宗教哲学研究 (ISSN:02897105)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1-15, 2020-03-31 (Released:2020-07-09)

Although the relationship between nembutsu (or true practice) and shinjin (or true entrusting) is said to constitute the center of Shinran Pure Land Buddhism, research from the modern period up to the present has focused mainly on studies of shinjin. In recent years, there have been attempts to elucidate Shinran’s concept of shinjin using a psychological perspective on the Buddha’s teachings, or through the application of counseling theory, and this trend is growing stronger. There are very few new understandings and interpretations of Shinran’s Buddhist thought. However, from among these, I would like to focus on a unique perspective that views Buddhist thought in Shinran Pure Land Buddhism as a symbolic act. This paper discusses the understandings of the philosopher Yoshinori Takeuchi and the Shin Buddhist scholar Ryoji Oka. Their approaches are used to clarify the characteristics of Buddhist thought based on the 17th Amida’s vow in Shinran.
著者
近藤 圭一郎 秦 広 結城 和明 長沼 克範 松岡 孝一 長谷部 寿郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.125, no.4, pp.348-354, 2005-04-01
参考文献数
3
被引用文献数
2 3

This paper is aimed at providing the designing method of a permanent magnet synchronous motor (PMSM) control system for the high-speed and the single-phase AC powered Gauge Changing Train (GCT). The state-of-the-art electrical motive unit is equipped with downsized direct drive type PMSMs for the simplified gauge changeable truck. Due to the feeding the AC single phase power, we propose a beat-less control for PMSMs. We verify the development results of designing procedures by the experimental results of operation on a high-speed test line in Colorado, USA.
著者
矢田 喜大 松浦 真也 前川 明弘 立野 雄也 徳本 勇人 川岡 孝督 神嵜 康之
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.217, 2020 (Released:2020-11-30)

近年,有機性廃棄物を発酵させ,得られたバイオガスを燃料として発電を行うバイオガス発電が注目を集めている.バイオガス発電事業においては,投入した廃棄物とほぼ同量の発酵残渣(以下,消化液とする)が発生する.消化液は窒素成分を含有するため,一部は液肥等として活用されるが,肥料の需要変動や臭気等の問題から排水処理が行われる場合も多く,その際には窒素含有量を排水基準値以下に低減させる必要がある.本研究では,消化液の窒素成分濃度を低減させるため,多孔性を有する天然鉱物や廃棄物を吸着材として用いる手法について検討を行った.併せて,消化液中の菌叢の変化や存在する菌種を確認するために,菌叢解析を実施した.その結果,天然ゼオライト,竹炭及び活性白土を吸着材として用いると,消化液のアンモニア性窒素濃度が減少することや,吸着材の投入により消化液の菌種が大きく変化しないことなどが確認できた.
著者
森岡 孝二
出版者
關西大学經済學會
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3-4, pp.521-544, 2004-11-11

1980年代以降、19世紀後半から1世紀余り続いた労働時間の短縮の時代が終わり、世界的に労働時間の増加が生じている。アメリカではJ.B.ショアが『働きすぎのアメリカ人』(1991年)において包括的な統計分析を踏まえて、働きすぎの時代が到来したことをいち早く明らかにした。その後、ショアの提起は経済学や社会学における労働時間論議に火をつけ、労働統計や生活時間研究の専門家を巻き込んだ論争を引き起こした。本稿では、ショアの問題提起に始まるアメリカにおける労働時間論争を跡づけ、日本との対比に留意して、アメリカ人の働きすぎの実態とその主要な原因について検討する。その作業からアメリカにおける労働時間の増大は、長時間労働者と短時間労働者への二極分化、女性における職場と家庭のタイム・デバイド、働きすぎと浪費の悪循環などの特徴をもっていることが浮かび上がるだろう。
著者
松田 忠義 吉田 翼 有岡 孝則 高塚 貞雄 二川 佳央 菊地 眞
出版者
Japanese Society for Thermal Medicine
雑誌
日本ハイパーサーミア学会誌 (ISSN:09112529)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.317-329, 1988-12-01 (Released:2009-10-21)
参考文献数
21
被引用文献数
5 5

Heating experiments on phantoms and miniature pigs were made by using two lens applicators and a waveguide applicator fed by the 430MHz microwave heating system (HTS-100, producted by Tokyo Keiki Co., Ltd.). Temperature distributions of agar phantoms and miniature pigs were measured at regular intervals during heating. As the results of these experiments, the followings are obtained.1. The results of effective heating depth varying with a focal length confirm lens effect.2. Using a four-aperture lens applicator and miniature pigs, the heating depth of 6cm and it almost doubles that of the ordinary waveguide applicators. The heating area is 12cm x 6cm at 4cm depth.3. Dielectric properties of miniature pig buttocks are nearly equal to these of the agar phantom containing 0.35% NaCl and 0.05% NaN3.
著者
柏木 千恵子 片岡 孝史 新谷 修平 藤田 直也
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.39 Suppl. No.2 (第47回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.Ba0291, 2012 (Released:2012-08-10)

【はじめに、目的】 急性期脳卒中患者において,発症直後より転帰を予測することは,今後の方針決定やリハビリテーションの計画,在院日数の短縮に有用である。National Institute of Health Stroke Scale(以下,NIHSS)は,脳卒中重症度評価スケールとして広く使用されているが,NIHSS scoreと転帰との関連を検討した研究はほとんどない。前回,我々は理学療法開始初期のNIHSSを用いて当院から回復期病院経由後の転帰を予測し,NIHSS score12点が転帰に妥当なカットオフ値と判断した。そこで今回,当院からの転帰に着目し,理学療法開始初期のNIHSSを用いて転帰に妥当なNIHSS scoreのカットオフ値を求め,予後予測の一助とすることを目的とする。【方法】 対象は2009年4月から2011年3月までに脳血管障害(くも膜下出血を除く)により当院に入院し,理学療法を実施した552例から後述する除外対象を除いた536例(男性326例,女性210例,平均年齢72.5±11.8歳)とした。対象者は,入院前の所在が自宅であること,初発の脳血管障害であること,理学療法開始初期にNIHSSの評価がなされていること,パーキンソン病などの神経変性疾患を有さないものとした。除外対象は病状が悪化したもの,カルテでの追跡調査が不可能なものとした。方法は,対象のうち当院から自宅退院した群と当院から自宅以外に転院もしくは退院(回復期病院,一般病院,施設)した群の2群に分類し,カルテより後方視的に調査した。調査項目は年齢,性別,在院日数,発症から理学療法開始までの日数,理学療法開始時のNIHSS scoreとした。2群間の統計処理は,NIHSS scoreのカットオフ値の算出にROC曲線を用いた。また,有意水準を5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】 当院では,倫理的配慮として入院時に御本人,そのご家族に個人情報保護に関する説明をしており,個人が特定されないことを条件として院内外へ公表することに同意を得ている。【結果】 理学療法開始初期のNIHSS scoreを転帰によって2つに分ける場合,ROC曲線の曲線下面積は0.94となり高度の予測値を示した。また当院より転帰する場合の妥当なカットオフ値はNIHSS score 6点となり,感度は92%,特異度は80%であった。 【考察】 本研究結果より,脳卒中患者に対してNIHSSを用いた早期からの転帰の予測が可能であることが分かった。NIHSSはt-PAの適応基準でもあり,Dr.やNs.も周知している場合が多いため,今回のカットオフ値の算出は他職種間での転帰の予測に関する評価ツールとして使用されることが期待できる。前回の研究結果では,当院から回復期病院を経由した後の転帰(自宅と一般病院,施設)のカットオフ値をNIHSS score12点と判断した。各転帰の観点からこれらの結果を反映するとNIHSS scoreを後述する3群に分類することができる。1)NIHSS score 5点以下;当院から自宅へ退院2)NIHSS score 6~11点;当院から回復期病院を経由し,その後自宅退院3)NIHSS score 12点以上;当院から回復期病院を経由するが一般病院へ転院もしくは施設へ退院。上記分類は早期からの転帰の予測としてのツール以外に,当院の脳卒中患者の予測に関するアウトカムとしての指標を設定することができると考える。これらのカットオフ値を経時的にモニタリングしていくことが病院の質の向上につながり,他病院との比較が可能となる。本研究では転帰の予測の判断をNIHSSのみで行っており,NIHSS score 5点以下の逸脱例は40件であった。今後は,転帰の予測の精度をあげるためにもNIHSSに加えて逸脱例の転帰に関する因子の検討も行っていく必要があると考える。【理学療法学研究としての意義】 脳卒中急性期病院での早期からの転帰の予測は重要である。NIHSS scoreのカットオフ値の算出により転帰の予測の他に,当院におけるアウトカムの検討が可能となり,臨床指標としても捉えることができた。そのためNIHSSが早期からの転帰の予測の可能性を示した本研究は有意義であったと考える。
著者
横山 久光 松岡 孝 佐々木 昭 斎藤 公男 姫井 孟
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.234-238, 1997-10-30 (Released:2012-08-27)
参考文献数
12

高ヘマトクリット血症(血液濃縮)は脳血管障害・虚血性心臓病の一大危険因子とされているが,今回人間ドック受診者9,745名における多血症(赤血球増加症)40症例について検討した。全例男性で,0.41%の低頻度なるも,高血圧・高脂血症・耐糖能異常・肥満・心血管系病変の合併症が多彩にみられた。症例の大部分のストレス赤血球増加症ではライフスタイル改善も考慮した経年的な長期追跡が重要で,リスクファクターとしての臨床的意義が大と考えられた。
著者
中岡 孝剛
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.279-297, 2019-03-31

[要旨]金融危機などのテールイベントに対するリスクエクスポージャーを評価することは事業継続の観点から重要である。しかし,事業活動において,企業が直面するテールリスクを定量的に把握することは難しく,モデルの開発が進んでいない。本稿では,アーニングス・アット・リスク(EaR)の概念を用いて,企業が事業収益において直面するテールリスクの簡便的な定量化方法を紹介する。この方法は複数のリスクドライバーの導入などモデル精緻化あるいは拡張が可能であり,実務的にも応用が可能なものである。 [Abstract]Measuring the risk exposure to tail-events like the global financial crisis that was happened in 2008 has become a vital role for the principle of business continuity. However, it is not easy to quantitatively perceive the tail risk that firms may face in their businesses. In this paper, I provide a simple model which allows us to measure the tail risk by applying the concept of“ Earnings at Risk(EaR)”. This model can be ameliorated or expanded to include multiple risk-drivers, and applicable to the practical analysis.
著者
岡 孝和
出版者
産業医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

ストレス性体温上昇反応の機序を解明するために以下の実験を行なった.(1)発熱の主要媒介物質であるプロスタグランディンE2(PGE2)による発熱反応に関与する脳内部位調べるために,EP3受容体ノックアウト(KO)マウスとワイルドタイプ(WT)マウスにリポポリサッカライド(LPS)10μg/kgを腹腔内注射し,2時間後の体温と,Fos-like immunoreactivityの発現する脳内部位を比較した.LPS投与2時間後,WTマウスでは約1℃の発熱を生じたが,EP3受容体KOマウでは発熱は生じなかった.WTマウスでは脊髄中間質外側核(IML)に多くのFos陽性細胞が見られたが,EP3受容体KOマウスではほとんど見られなかった,延髄孤束核,視索前野腹内側部(VMPO),室傍核,後部視床下部,中脳水道周囲灰白質,青斑核,raphe pallidus nucleus(RPa)では,両マウスともに多くのFos陽性細胞が見られた.(2)心理的ストレスによる体温上昇反応時にLPS発熱反応に関与する脳内部位(VMPOとRPa)が活性化されるかどうかをラットを用いて検討した.ケージ交換ストレスを加えると,体温はケージ交換20分後に0.9℃上昇した.ケージ交換1時間後,Fos陽性細胞はRPaには発現したがVMPOでは観1察されなかった.(3)ヒトの心因的ストレスによる体温上昇反応にPGE2,サイトカインが関与するかどうかを検討する1目的で,当科を受診した心因性発熱患者15名で,(1)アスピリン660mgを1日2回服用した時の体濫と,服用しない時の体温を比較したが,アスピリンを内服しても体温は低下しなかった.(2)高体温1時(平均腋窩温37.6℃)と体温が正常範囲内の時(36.8℃)とで,発熱性サイトカイン(IL-1,IL-6,MIP-1α,)と解熱性サイトカイン(IL-10)の血中レベルを測定し比較したが,両群で差はなかった.(3)これらの患者に選択的セロトニン再取込み阻害薬である塩酸パロキセチンを4週投与したところ,腋窩温は37.6±0.2℃から36.8±0.2℃へと有意に低下した.したがって心理的ストレスによる体温上昇にはVMPO,サイトカイン,PGE2は関与せず,遷延化した1高体温には脳内セロトニン系の機能低下が関与すると考えられる.
著者
岡 孝和
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.48, no.7, pp.631-636, 2008-07-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
15

ストレスが恒温動物の深部体温に及ぼす影響に関して概説した.拘束ストレスをはじめ,多くの心理的,身体的ストレスは動物の深部体温を一過性に上昇させる.このストレス性体温上昇反応は感染,炎症によって生じる発熱反応と異なり,発熱物質である炎症性サイトカインやプロスタグランディンE_2非依存性の機序によって生じる.コミュニケーションボックスにより,連日,心理的ストレスを負荷したラットでは,非ストレスラットに比べ,昼夜ともに体温が高くなる.その一方で,強い拘束ストレスを受けたラットの体温は低下する.これらの動物実験の成果をもとに,心因性発熱,慢性ストレス状況で生じる原因不明の微熱の機序について考察した.
著者
高橋 清 宗田 良 岸本 卓巳 松岡 孝 前田 昌則 荒木 雅史 谷本 安 河田 典子 木村 郁郎 駒越 春樹 谷崎 勝朗
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.686-692, 1992-06-30 (Released:2017-02-10)

自律神経系の機能異常に基づく各種アレルギー性肺疾患病態における肺肥満細胞の役割を解明する目的で, 酵素処理法, percoll遠心法, 付着細胞除去法によって得られた高純度ヒト肺肥満細胞のアセチルコリンに対する反応性を, ヒスタミン遊離率を指標として検討した. その結果, 肥満細胞からのヒスタミン遊離はアセチルコリンの濃度に依存し, 10^<-5>で有意に亢進していた (p<0.05). また, アセチルコリンは抗ヒトIgE家兎血清によるヒスタミン遊離を相対的に増加させた. なお, かかるヒスタミン遊離はアトロピンでは部分的にしか抑制されなかった. 一方, ヒト末梢血好塩基球はかかるアセチルコリンに対する反応性が認められなかった. 以上の結果より, ヒト肺肥満細胞はIgE受容体のみならず, アセチルコリン受容体を介する反応により自律神経系の標的細胞として各種アレルギー性肺疾患の発症機構の一端を担っていることが示唆された.
著者
藤岡 孝志
出版者
日本社会事業大学
雑誌
日本社会事業大学研究紀要 = Study report of Japan College of Social Work : issues in social work (ISSN:0916765X)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.115-129, 2018-03

社会的養育臨床における支援者支援養育論をここでは展開する。それは、職員支援や里親支援を中核としたものであり、職員や里親が支援されてこそ、子どもの安定的な養育が実現する。 すなわち、この養育論の中核となるのは、支援者支援である。そして、その支援者が支援されることで、安定的で継続的な養育環境を子ども達に提供し続けることができる。 安定した養育者には、安定した愛着行動を子どもたちは向けることができ、愛着対象の内在化が実現する。その安定した養育者の統合感の保持がその内在化を促進すると考えられる。施設職員・里親は、被虐待児やネグレクト児のトラウマや愛着上の様々な課題に対処せざるを得ず、疲弊し、自己統合感の侵蝕を常時受けていると考えられる。子ども達の問題行動・課題行動(暴言、暴力、嘘、万引き等の非行行動・逸脱行動、不眠、基本的生活習慣の構築のしづらさ、ルールの守れなさ 等)による施設職員や養育里親、養子縁組里親の傷つきや疲弊は、深刻である。だからこそ、その侵蝕による自己統合感の低下、主体的な養育への意欲の低下、解離的な一貫性のない養育への無意識的な自動化・ルーチン化などをさけるための共感疲労対策などの支援者支援が欠かせないのである。本論文は、以上の点を3 部に分けて、論述した。Ⅰ支援者支援養育論―社会的養育臨床における「支援者支援」の点―、Ⅱ愛着臨床と支援者支援学、Ⅲ支援者支援の実際 である。そして最後に、Ⅳ支援者支援養育論の要点をまとめた。施設の小規模化、グループホーム化、里親支援の強化などの理念が推し進められていくには、『支援者支援養育論』が確立されることが大前提となるとの論考を展開した。
著者
高橋 良尭 山口 耕太郎 笹岡 孝司 濱中 晃弘 島田 英樹 一ノ瀬 政友 久保田 士郎 佐分利 禎
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.135, no.10, pp.94-100, 2019-10-31 (Released:2019-10-31)
参考文献数
19

Rock blasting is one of the most common techniques for rock breakage in the open-pit mining excavation. On the other hand, the application of the technique has been restricted by law since it may cause a serious impact on surrounding environment, such as flyrock, ground vibration and noise. According to the statistics, more than 70% of accidents relating to the usage of explosives is flyrock. This accident may cause serious damage to buildings, human beings, and objects in the surrounding area. However, a detailed guideline for prevention of flyrock has not been developed yet. From these points of views, a series of field experiments was conducted and initial velocity and flying direction of fragmented rock were discussed by considering blasting standard and rock mass conditions such as strength, fractures/cracks and joints. The result shows that powder factor and burden have strong influence on the initial velocity of fragmented rock. Not only blasting designs but also rock mass conditions, cracks/joints strongly effect on the initial velocity. In addition, it was also made clear that the existence of fractures/cracks/joints in the blasting face have an obvious impact on the direction of fragmented rock.
著者
山本 喜一郎 森岡 孝朗 広井 修 大森 正明
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-7, 1974-01-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
20
被引用文献数
33 39

Intramuscular injection of acetone-dried pituitary glands of salmonid fishes was carried out in 1971 and 1972.1. A weekly injection of four chum salmon pituitaries or eight pink salmon pituitaries into silver eels (per Kg body weight) produced conspicuous growth of ovarian eggs up to about one mm in diameter. Maturity factors of the treated eels ranged from 40 to 72 per cent. The oocytes corresponded to the migratory nucleus stage or pre-maturation stage. One eel treated with salmon pituitary naturally spawned a large number of mature eggs.2. Eels treated with hormones showed a striking increase in body weight with the commencement of maturation. The pattern of increase in body weight may be divided into four types. The coefficient of correlation between the maturity factor and increase in body weight was greatest in type A, followed by type B and D, but very low in type C.
著者
中岡 孝剛 上小城 伸幸
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.519-545, 2017-03

[要旨]事業の多角化は企業が持続的に成長する上で,重要な戦略となっている。経営戦略やコーポレート・ファイナンスの分野で,多くの研究が蓄積されている。しかし,多角化が企業のパフォーマンスにもたらす影響である多角化効果については依然として合意が形成されていない。本研究では企業が多角化戦略を採用する動機について整理を行い,多角化効果が生じる背景について明確にする。また,多角化戦略の経済的な帰結について整理を行い,多角化効果の中身について議論を行う。[Abstract] Diversifying the business is a vital strategy for companies to achieve sustainable growth. There exist enormous papers which are investigated the whether the corporate diversification effects on the performance. However, it remains controversial. The purpose of this paper is to summarize the motives for the diversification from the view point of the theory of management strategy and corporate finance. This may be allowed us to clarify the background of the economic consequences resulted from the diversification.