著者
二村 悟 後藤 治 髙岡 茂樹 松藤 種好 菅澤 茂
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.21, no.47, pp.351-354, 2015

Matsui Construction Co., Ltd. is keeping the architectural historical records which the founded Matsui possessed. The historical records of Tsukiji Honganji Hondo's of the CHUTA ITO design are also included. Until now, the historical record of the Matsui family was not open to the public. Tsukiji Honganji Hondo's historical records were open to the public when performing restoration construction. Hondo's construction historical records are A. design original drawings 483 sheet, C. color figure 25 sheet, and D. photo albums three books. The photograph of 95, the photograph of 93, and the photograph of 130 are on three albums, respectively. Moreover, it became clear that existence of the drawing of another proposal exists. Furthermore, all the persons involved in construction work also became clear. Therefore, the construction historical record of Hondo's became the research with discovery of useful new data.
著者
野口 裕介 後藤 真孝 谷口 秀夫 牛島 和夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.43-44, 1996-03-06
被引用文献数
3

現在、我々はプログラム構造に重点をおいたオペレーティングシステムTender(The ENduring operating system for Distributed EnviRonment)の開発を行なっている。Tenderでは、時計を一つの資源として扱い、各時計毎に時刻や時間の進み具合(時刻進度)を設定できる機能を持つ。これにより、それぞれのプロセスが異なった時間軸上で処理を行なったり、同一プロセスで速度の異なる時間を持つことが可能になる。 本稿では、Tenderにおける資源「時計」の機能内容、実現方式について述べる。具体的には、複数の時計を提供する機能や時計の速度を変化させる機能について述べる。また、実現方式として「時計」資源管理における時計の管理と処理の方式を述べ、提供インタフェースを説明する。
著者
小宮 あすか 唐牛 祐輔 荻原 祐二 後藤 崇志
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.133-140, 2016

<p>The purpose of this study was to examine whether preference for cooperation and competition with others differs across individuals, depending on one's cultural self-construal. In this study, 35 pairs of Japanese students first completed an Implicit Association Test to measure their cultural self-construal (interdependent <i>vs.</i> independent). They then performed a creativity test assigned to either a cooperative or a competitive condition and rated their preference for the task. The results showed that individuals who scored relatively more for interdependence were more likely to report that they would like to repeat the task in the cooperative condition than in the competitive condition, whereas individuals who scored relatively more for independence were as likely to rate their preference for the task in the competitive condition as for one in the cooperative condition. We discuss the relation between implicit–explicit cultural self-construals and competitive and cooperative goals in Japan.</p>
著者
後藤 靖宏
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.142-142, 2009

ある楽器の演奏者が音楽を聴取する際,自身が演奏や訓練において長期間たずさわってきた楽器の音色を自発的に選択的聴取しているのかを実験的に検証した.ホルン奏者,ホルン以外の楽器奏者および楽器非経験者に対し,トランペット,ホルンおよびテューバで構成される金管楽器3重奏の旋律と,その旋律を音色ごとに変化させた旋律とを用いて再認課題を課し,3者の成績を比較した.その結果,ホルン奏者のみがホルンの旋律を変化させた課題の正答率が最も高かった.旋律聴取に際して特定の音色への注意喚起などをしなかったことを考えると,今回の結果は,楽器の演奏者が,自身が演奏している楽器の音に対して自発的に選択的聴取をしている可能性を示していると考えられる.
著者
生島 豊 畑田 清隆 斉藤 功夫 伊東 祥太 後藤 富雄
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.511-518, 1989-05-10 (Released:2009-10-21)
参考文献数
24
被引用文献数
4 4

超臨界二酸化炭素を用いて, イカ内臓中からドコサヘキサエン酸 (DHA) の選択的抽出分離を試みた.その結果, 流通系抽出装置内に硝酸銀を担持した分離チャンバーを組み入れることにより, 昇圧過程のみで何等の後処理操作を必要とせずに, 原料中に含まれていた DHA 量の約80%を濃度90重量%以上の純度で抽出分離できた.さらに超臨界二酸化炭素への各種エントレーナー添加による抽出効率への影響が検討され, ヘキサン, 酢酸エチル, アセトン系エントレーナーにより抽出効果が向上することがわかった.また溶解度パラメーターを含んだパラメーターによって, グリセライドモデル混合物だけでなく, 本試料のような天然物へのエントレーナー添加効果を相関した.
著者
白松 俊 池田 雄斗 後藤 誉昌 成瀬 雅人 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.12, pp.1-7, 2016-12-06

大規模な合意形成やオープンガバメントを実現する上で,Web 上での議論は大きな可能性を秘めている.しかし,多数の参加者による議論内容を把握することは困難であり,未だ技術的な課題は多い.本研究では特に,多数の参加者が Web 上で議論する際,混乱することなく合意形成に至るために必要なファシリテーション機構の自動化を目指す.具体的には,(1) Web 議論システム COLLAGREE を用いた社会実験により収集した議論コーパスを分析し,ファシリテータエージェントの発話生成機構が満たすべき要件を検討する.また,(2) 共創的に市民が協働するプロジェクトを想定し,プロジェクトファシリテーションの観点から満たすべき要件を検討する.さらに,(3) 議会の議事録等を Web 議論の材料として用いる上で,満たすべき要件を検討する.
著者
岩田 泰 中根 一匡 河内 誠 野田 由美子 舟橋 恵二 後藤 研誠 西村 直子 尾崎 隆男
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.617-621, 2015-09-25 (Released:2015-11-10)
参考文献数
17

Mycoplasma pneumoniae(Mp)は小児肺炎の重要な起因病原体である。われわれは,肺炎患者からloop-mediated isothermal amplification(LAMP)法を用いたMp DNA検出検査を実施しており,今回,最近5年間の成績を報告する。2009年4月~2014年3月に,肺炎の診断で当院に入院した小児2,215例から咽頭ぬぐい液を採取し,LAMP法によりMp DNAの検出を行った。2,215例中712例(32%)がMp DNA陽性であった。年齢は1ヶ月~15歳6ヶ月で中央値年齢が7歳2ヶ月であった。年度別のMp DNA検出例数は2009年37例,2010年161例,2011年308例,2012年147例,2013年59例であった。2011年に全国的なMp肺炎の流行があり,当院においても,2011年の9月に最も多い月間発生数をみた。検出例数の暦月別検討にて,春に少なく夏から初冬にかけて多いという季節集積性を認めた。712例全例でペア血清の抗体価を測定し,559例(79%)に抗体陽転または4倍以上の抗体価上昇を認めた。LAMP法によるMp DNA検出は簡便・迅速で感度が高く,小児Mp肺炎の有用な検査室診断法と考えられた。
著者
平間 郷子 後藤 陽子 上間 匡 遠藤 泰之 三浦 竜一 甲斐 知恵子
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.1575-1578, 2004-12-25
被引用文献数
2 22

野生ハクビシンから分離されたCDV(Haku93株・Haku00株)のH遺伝子は,607アミノ酸をコードするORFを有していた.アミノ酸配列はともに,ワクチン株よりもイヌの近年分離株と高い相同性を示し,12のシステイン残基,疎水性領域およびN型糖鎖付加部位が保存されていた.系統樹解析ではHaku93株およびHaku00株は,日本の近年分離株と同じグループに属することが明らかとなった.
著者
室伏 空 中野 倫靖 後藤 真孝 森島 繁生
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2009-MUS-81, no.21, pp.1-7, 2009-07-22

本研究では、既存のダンス動画コンテンツの複数の動画像を分割して連結(切り貼り)することで、音楽に合ったダンス動画を自動生成するシステムを提案する。従来、切り貼りに基づいた動画の自動生成に関する研究はあったが、音楽{映像間の多様な関係性を対応付ける研究はなかった。本システムでは、そうした多様な関係性をモデル化するために、Web 上で公開されている二次創作された大量のコンテンツを利用し、クラスタリングと複数の線形回帰モデルを用いることで音楽に合う映像の素片を選択する。その際、音楽{映像間の関係だけでなく、生成される動画の時間的連続性や音楽的構造もコストとして考慮することで、動画像の生成をビタビ探索によるコスト最小化問題として解いた。
著者
仁科 雅晴 久米 雅 芳田 哲也 高井 由佳 後藤 彰彦
出版者
公益財団法人大原記念労働科学研究所
雑誌
労働科学 (ISSN:0022443X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.1-11, 2013 (Released:2014-09-25)
参考文献数
17

伝統金属工芸におけるはんだ付に関する知見は,暗黙知と称する職人の経験に基づくコツやカンに依存する場合が多く,技能伝承のためには暗黙知を形式知化していく必要がある。そこで本研究では,旗金具製作におけるはんだ付作業の工程を作業ごとに分割した。さらに3次元動作解析と眼球運動解析を用いて,はんだ付作業における身体と眼球の運動を定量化した。旗金具の三方剣のはんだ付作業における工程は,「準備」,「仮組」「組立」「後処理」の4段階に分けられた。組立段階では,はんだのヌレ速さを視認し,はんだごての温度管理を行っていることが示唆された。はんだごてを母材とはんだの間で往復させる動作では,右MP2が視線よりも早く動き出し,視線が追いつき,追い越し,先に対象物に到達し,最後にはそれぞれ1周期における開始位置に戻っていた。(表3,図9)
著者
後藤 真将 田淵 仁浩 村岡 洋一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第46回, no.応用, pp.361-362, 1993-03-01

本稿では、複数の打楽器によって演奏された音楽を対象にした自動採譜システムについて述べる。従来おこなわれてきた自動採譜の研究は単音から和音へ、単一楽器から複数楽器へと対象とする音楽の制約を徐々に減らす方向で進められている。しかし、これらの研究はピアノなどの楽音(musical tone)を発する楽器のみを対象にしたものであり、打楽器などの噪音(unpitched sound)を発する楽器は対象にしていなかった。一方、ポップスやロックなどの音楽では打楽器が重要な役割を演じている。ところが従来の自動採譜をこれらの音楽に適用すると、打楽器音がノイズとなって楽音の認識を妨げるために採譜が困難になる。したがって、これらの音楽を自動採譜するためには打楽器音に対応した自動採譜を実現することが本質的に重要である。そこで打楽器音が含まれているこれらの音楽を自動採譜するための第一段階としで、複数の打楽器のみによって演奏された音楽を対象にした自動採譜システムを実現した。
著者
林 恭子 大津 史子 矢野 玲子 榊原 仁作 後藤 伸之
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.131, no.1, pp.139-152, 2011 (Released:2011-01-01)
参考文献数
32
被引用文献数
3 3

The present study investigated risk factors and subjective symptoms associated with drug-induced leucopenia. We selected 248 patients with drug-induced leucopenia from the Case Reports of Adverse Drug Reactions and Poisoning Information System (CARPIS) database of over 47000 case reports of adverse drug reactions and assigned them to a case group. We also randomly selected 743 cases of adverse drug reactions not associated with leucopenia as a control group. A comparison of patient characteristic data between the two groups using logistic-regression analysis revealed that female sex, autoimmune disease and renal damage were background risk factors for drug-induced leucopenia. In addition, thiamazole, ritodrine, propylthiouracil, ticlopidine, allopurinol, minocycline and captopril administration significantly increased the risk of drug-induced leucopenia. A significant association was also found for fever, chills and pharyngeal abnormalities. Based on these findings, we developed two estimated regression equations to help prevent drug-induced leucopenia in the community pharmacy setting.
著者
藤田 之彦 日吉 一夫 若杉 直俊 作田 亮一 柳田 恭子 淵上 達夫 後藤 一彦 大久保 修 内海 康文
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.59-63, 1988-01-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
13

ロタウイルス腸炎罹患を契機にそれまで頻発していた痙攣発作が一時的に全く消失した点頭てんかんの2例を報告した. 2例ともに症候性点頭てんかんであり, 一日に10回程度のシリーズ形成の痙攣発作が下痢出現後3日目には1日に1回となり5日目からは全く消失した. また脳波上も2例ともに改善し, 発作波は限局化を示した. しかしそれぞれ痙攣発作消失後16日目と30日目に下痢出現前と同様の発作型で再発した. これらの作用機序は不明であるが, 突発性発疹症や麻疹などの感染症でも同様の報告があり免疫学的作用機序などが推察された.
著者
野津 佑太 後藤 嵩幸 橋本 剛
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.123-128, 2016-10-28

コンピュータ将棋の評価関数は,Bonanzaメソッドの考案により機械学習で値を決めることが一般になり,格段にレベルが向上した.現在では,プロ棋士との対局で勝利するなど,トッププロの実力を追い越そうとしている.しかし,中盤以降に比べて序盤が弱いという弱点も抱えている.将棋プログラムの強さは評価関数の精度で決まる.40駒からなる将棋の盤面を評価する際,一般には局面を駒数個からなる部分局面に分割し,足し合わせて評価を行う.現在の多くのプログラムは,駒組み合わせ全てを保持する評価関数を用いているため,3駒程度の少ない駒数にしか分割できない.そのため,序盤で特に重要な盤面の細かな違いを認識することが出来ない.高次元組み合わせ評価を行うためには,重要な駒組み合わせのみを評価する評価関数が必要である.後藤は,重要な駒組み合わせのみを抽出する評価項目自動抽出法を提案し,高次元組み合わせ評価が可能となることを示唆した.しかし,学習や対局中の探索時間が大幅に増加し,まだ実用レベルには至っていない.そこで本研究では,評価項目自動抽出法の高速化手法を提案する.高速化手法を実装し,高速化前のプログラムと速度比較実験・対局実験を行い,性能向上を確認した.