著者
柳原 純夫 仲村 成貴 後藤 洋三 山本 幸 柿本 竜治
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A1(構造・地震工学) (ISSN:21854653)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.I_564-I_574, 2021 (Released:2021-07-22)
参考文献数
4

熊本地震直後の社会基盤設備の応急復旧での地元建設会社の初動対応の実態把握と課題抽出を目的とし,ヒアリング及びアンケート調査を実施した.調査結果と課題は次の通り.(1) 地震後の初動対応に遅れや混乱が発生した.協定内容の改善が必要である.(2) 対応工事の必要資源の不足が発生した.防災計画等での考慮が必要である.(3) 建設会社が実施した応急復旧工事における,費用清算面の問題はなかったが,施工数量の確定や支払処理の円滑化が課題として残った.(4) 応急復旧作業時は作業安全レベルが低下していた.地震後の工事を対象とした安全教育システムの確立が急務である.(5) 事故発生時には「公務災害補償」と同等の補償の適用を望む回答が大半を占めた.法律面を含めた補償制度面の対応が必要である.
著者
村松 美邑 後藤 春彦 山村 崇 林 廷玟
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.88, no.813, pp.3018-3029, 2023-11-01 (Released:2023-11-01)
参考文献数
24

This paper aims to present the structure of landscape interpretation and reconsider the concept of landscape by depicting the process by which landscape emerges as observer-specific “meaning”. For this purpose, we will focus on the existence of “knowledge,” which is said to have the function of directing human consciousness and encouraging the assignment of meaning, and grasp the relationship between its reality and landscape interpretation. By approaching the reality of “knowledge” and structurally understanding the interpretation of landscape, we empirically demonstrated that landscape as a phenomenon is momentarily “constructed” by the observer and that “environmental knowledge” drives it.
著者
後藤 直
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.285-302, 1994-12-31 (Released:2009-08-21)
参考文献数
65

朝鮮半島の原始農耕は, 近年の集落遺跡発掘調査と栽培穀物遺体発見例の増加によって, 耕地・耕作具など不明の部分もあるが, その輪郭が明らかになりつつある. 畑作農耕は, 中国東北地方新石器時代の畑作農耕の伝播により, 有文土器時代中頃 (紀元前4,000~3,000年) に始まったと推定される. 次の無文土器時代 (紀元前1,000年) に農耕社会が形成され, この時代には水稲農耕が始まった. 暖かさの指数の等値線分布と畑作・水稲耕作の分布はほぼ対応し, 漢江流域より北では畑作が主で, 水稲耕作はほとんど行われなかった. 漢江流域以南では畑作とともに水稲耕作が行われ, 水稲耕作は南ほど盛んであった.農耕集落遺跡の立地は5つにわけられる. (1) 山間部の河川中・上流部の河川沿い, 曲流部, 合流部の河岸段丘などは, 漁撈・狩猟・採集にも適し, 小集落, 支石墓が点在するが, 狭隘なため耕地の拡大と農耕社会の発展には限度がある. 水稲への依存度も低い. (2) 河川中流から下流の平野部の河岸段丘や中洲と, (3) 小平野や谷底平野に面する低丘陵に立地する集落は, 畑作農耕・水稲農耕いずれの場合も耕地の拡大が可能であり, 農耕社会発展の中心であった. ここに支石墓のほか, 地域的・政治的統合を示す青銅器副葬墓が多い. (4) 山頂に立地する遺跡は少なく, 何らかの事情による特殊例であろう. (5) 海岸部には農耕をほとんど行わない漁撈民の遺跡も立地する. かれらは, とくに南海岸では海上交易の担い手として, 内陸部の農耕集落と結びついていた.
著者
笠間 正文 日鼻 靖 清水 和彦 綱川 宏 真島 三郎 後藤 晃 春見 建一 岡田 了三
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.425-429, 1993-04-15 (Released:2013-05-24)
参考文献数
12

26歳,女性.1988年9月,感冒症候群後に心不全を発症し,心電図でST上昇,血液検査で筋原性逸脱酵素の上昇,コクサッキーA16ウイルス抗体値1,024倍を呈した.11日後に心タンポナーデに対し心膜穿刺を施行し,700mlの血液を排除,一時小康を得たが,突然心肺停止に終わった.剖検所見では心重量430g,右室後面に破裂孔と,その周囲の凝血塊を認めた.組織学的に両心室筋に広範な単核細胞浸潤と心筋細胞壊死を伴う急性非特異性心筋炎所見と裂孔周囲に脂肪組織の進入を認め,ウイルス性心筋炎が心外膜下脂肪組織に波及して心破裂を生じたまれな例と診断された.
著者
後藤 拓朗 村田 尚道 前川 享子 神田 ゆう子 小林 幸生 森 貴幸 宮脇 卓也 江草 正彦
出版者
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
雑誌
日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 (ISSN:13438441)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.209-216, 2013-12-31 (Released:2020-05-28)
参考文献数
29

【目的】カプサイシンは赤唐辛子に多く含まれる成分で,嚥下反射の促進効果が認められている.咽頭の知覚神経からサブスタンスP(以下SP)を粘膜中に放出させ,SP濃度が上昇することによって反射が惹起されやすくなるとされている.現在,嚥下障害のある患者が容易に摂取できるように,フィルム形状のオブラートにカプサイシンを含有させたカプサイシン含有フィルムが市販されている.しかし,摂取後の嚥下反射促進効果については,十分検討されていない.そこで,本研究では,カプサイシン含有フィルム摂取後の嚥下反射と咳嗽反射への効果,および唾液中SP 濃度への影響について検討した.【方法】対象は,20 歳から40 歳までの成人男性(17 名)とした.カプサイシン含有フィルム(カプサイシン含有量1.5 μg/枚)とプラセボフィルムを用い,クロスオーバー二重盲検法にて行った.フィルムを摂取する10 分前の安静時の値を基準として,摂取後10 分ごとに6 回の嚥下反射および咳嗽反射を評価した.嚥下反射の評価として,簡易嚥下誘発試験による嚥下潜時を測定した.咳嗽反射の評価は,1% クエン酸生理食塩水を用いて咳テストを行った.さらに,摂取前10 分,摂取後10,20 分に唾液を採取し,ELISAキットにて唾液中SP 濃度を測定した.プラセボフィルム摂取時の値をコントロール群,カプサイシン含有フィルム摂取時の値をカプサイシン群として,両群を比較した.統計学的分析はFriedman test およびWilcoxon の符号順位和検定を用いて行った.【結果】カプサイシン群では,摂取前と比較して摂取後40 分で嚥下潜時の短縮を認め,コントロール群では差は認められなかった.また,コントロール群と比較して,カプサイシン群は嚥下潜時が摂取後20,40 分で有意に低値を示していた.その他の時間および他の評価項目では,有意差を認めなかった.【結論】カプサイシン含有フィルム摂取により,嚥下反射の促進効果が,摂取後40 分に認められた.
著者
後藤 一樹 野口 卓也
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.678-686, 2023-10-15 (Released:2023-10-15)
参考文献数
17

本実践の目的は,ポジティブ作業への関与状態を5段階評価できる関与度推定システム(以下,推定システム)を活用したポジティブ作業に根ざした実践(Positive Occupation-Based Practice;以下,POBP)の有用性を検討することであった.方法は,精神障害者2名のクライエントを対象に,推定システムを適用したPOBPを3ヵ月間実施した.介入は,推定システムの結果から推奨されるポジティブ作業を参考にPOBPを展開した.その結果,2事例はポジティブ感情の向上や精神状態の安定に肯定的な影響を示した.これより,本実践は推定システムをPOBPに適用できることを例証できたと考えられる.
著者
後藤 和宏
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.98-104, 2022-10-20 (Released:2022-10-26)
参考文献数
29
著者
坂東 伸幸 後藤 孝
出版者
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌 (ISSN:21880077)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.5-10, 2017-01-20 (Released:2020-08-04)
参考文献数
17

A retrospective study was conducted on 161 patients with peritonsillar abscess from July 2007 to June 2015 (111 males and 50 females; aged 11 to 86 years old, median age 41 years). All the patients were hospitalized and treated with drainage by incision for the abscess and intravenous administration of antibiotics. Out of the 161 patients, 83 (51.5%) were affected on the right side, 74 (46%) on the left and 4 (2.5%) on the bilateral. 137 (85.1%) patients were diagnosed as superior type and 24 (14.9%) as inferior type. In the blood test on the first day, number of white blood cells (WBC) ranged from 4600 to 26450 (median 12900) and C-reactive protein (CRP) ranged from 0.35 to 28.9 (median 7.98 mg/dl). Laryngeal edema was complicated in 35 (21.7%) of 161 patients. All the patients were treated with intravenous administration of either PIPC 2 g + CLDM 0.6 g (n = 74), ABPC/SBT 1.5 g + CLDM 0.6 g (n = 39), or ABPC/SBT 3 g (n = 31) twice a day. Decrease rates in WBC of patients with ABPC/SBT 1.5 g + CLDM 0.6 g or those with ABPC/SBT 3 g twice a day were significantly higher than those with PIPC 2 g + CLDM 0.6 g twice a day (p < 0.05). Age, CRP and percentage of laryngeal edema in the inferior type were significantly higher than those in the superior type (p < 0.05). Of the 24 patients of the inferior type of peritonsillar abscess, 12 (50%) patients cannot be drained with incision but cured with antibiotics and steroid. Four (16.7%) patients underwent abscess tonsillectomy under general anesthesia the next day after admission. These findings suggest that treatment with ABPC/SBT and drainage by incision is effective for peritonsillar abscess. The inferior type of peritonsillar abscess needs more intensive treatments including abscess tonsillectomy.
著者
市川 春香 後藤 春彦 山村 崇
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.88, no.808, pp.1950-1960, 2023-06-01 (Released:2023-06-01)
参考文献数
26

This study focused on outdoor advertisements in Kawagoe City, Saitama Prefecture, that are not explicitly defined as norms, but have implicit rules based on the “sense of appropriateness” of people who are involved in urban development. In this study, the factors of the “sense of appropriateness” and the process of cultivating it were clarified. As a result, nine types and evaluation criteria based on the “sense of appropriateness” for the signage design were identified. In addition, the “sense of appropriateness” has been fostered through community development activities and has been changing with the times.
著者
後藤 克史 シュロフ ヴィシュワ
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住総研研究論文集・実践研究報告集 (ISSN:2433801X)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.157-168, 2023-03-31 (Released:2023-06-15)

本研究ではボンベイの近代化の基礎となる19世紀中頃以降の紡績工業の発展により引き起こされた公衆衛生に関する法整備がやがては住居改善の法律へと発展していく変遷をたどりつつ,特に二つの世界大戦の間,1930年代を通じて建設されたアールデコ様式のアパートメントを対象にアールデコ様式のアパートメントの平面計画,特にキッチン,トイレと洗浴場と居室との関係性を中心に当時のアパートメント居住に抱かれた「あこがれ」と家庭内での女性地位の向上に至る経緯を明らかにする。
著者
秋間 弘貴 後藤 春彦 山村 崇
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.644-649, 2015-10-25 (Released:2015-11-05)
参考文献数
14

本研究では、わが国の代表的なアニメ産業集積地である東京西郊を分析の対象地として、アニメ制作企業における立地選好の変化をデジタルに伴う作業工程の変化に着目して分析を行う。具体的には次の2点を明らかにする。(1)デジタル化に伴う作業工程の変化 。(2)デジタル化前後における立地要因の変化。近年、コンテンツ産業はその高い成長性から注目されている。その中でも、アニメ産業地域経済の牽引役として期待されている。デジタル化に伴うアニメ産業の立地要因とその変化を分析することは、産業集積の展開を推定する事になるほか、ポスト工業化時代における地域経済の牽引役として重要性を高めつつある、コンテンツ産業の立地特性を理解するためにも重要である。
著者
後藤 吉郎 石川 重遠 山本 政幸
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第57回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.E09, 2010 (Released:2010-06-15)

この研究は、アメリカや日本の印刷界で使われているゴシックと呼ばれている活字分類の起源を解明する事を目途としている。ゴシックという呼称は、アメリカと日本の両国の活字見本帳で見る事ができる。そもそもゴシック体は、15世のグーテンベルグ聖書で使われたブラックレターを指し示していたが、アメリカでは19世紀のサンセリフ体を使用する時からこのゴシック体という用語を用いていた。William Gambleが中国の教会で印刷家として任を終えてアメリカへ帰る途中、日本へ立ち寄り、印刷技術の商会をしたが、その折にこのゴシックという用語も教えて帰国したのではないだろうか。Gambleとアメリカの活字鋳造所がタイプフェースを誤ってもたらした事と、この仮説をこの研究で明らかにする。
著者
小林 達 澤田 歩 葛西 智 後藤 聡 松本 和浩 工藤 智
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.287-294, 2021 (Released:2021-09-30)
参考文献数
34
被引用文献数
1

近年のリンゴ開花期間における低温傾向に対応するため,10°Cの低温条件でも発芽が可能で,主力品種 ‘ふじ’ に対する人工受粉用花粉として適する品種を選定した.まず,受粉専用品種を含む全26品種を対象とし,10, 15および20°Cの各条件における花粉発芽率を調査した結果,10°Cにおける発芽率は ‘ふじ’ を除くと2か年とも ‘はるか’ が最も高く,‘王林’ が最も低かった.次に,‘はるか’ および ‘王林’ の他,10°Cでの花粉発芽率が高かった品種のうち,広く生産され花粉を獲得しやすい ‘シナノゴールド’ を加えた3品種について,10または20°C条件でそれぞれの花粉を ‘ふじ’ の花に受粉した.その結果,‘はるか’ および ‘シナノゴールド’ の花粉の場合は両条件とも高い結実率を示したのに対し,‘王林’ の花粉の場合,10°C条件では20°C条件に比較して明らかに低かった.また,50花当たりの花粉重量は,これら3品種の中で ‘王林’ が最も少なかった.さらに,3品種のいずれの花粉を受粉しても,‘ふじ’ の果実形質および果実品質に差はないことを確認した.以上より,‘はるか’ および ‘シナノゴールド’ の花粉は低温発芽性を有し,花粉量も多いことから,低温条件下の ‘ふじ’ に対する人工受粉用の花粉として有望であると考えられ,現在一般的に使用されている ‘王林’ よりも優れた特性を有することが明らかとなった.
著者
小林 朋佳 稲垣 真澄 軍司 敦子 矢田部清美 北 洋輔 加我 牧子 後藤 隆章 小池 敏英
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.465-470, 2011 (Released:2014-12-25)
参考文献数
20
被引用文献数
3

数字や線画を単独あるいは交互に呼称する課題を通常級在籍中の小学1~6年生207名に行い, ひらがな音読能力との関連を検討した. 数字呼称時間は小学3~4年生まで短縮し続け, 単音音読時間と相関していた. 一方, 線画呼称は学童期の前半で特に短縮変化が目立ち, 以降はゆるやかに変化した. 交互課題はいずれの年齢においても単独呼称より時間がかかったが, エラーがほとんどなく施行できた. 呼称能力はひらがな音読能力と関連性がみられ, 交互課題は単語音読とより強く相関していた. 日本語話者の発達性読み書き障害の病態解明の一助として, 音読異常を持つ小児の数字・線画呼称スピードを今後検討する必要があると思われる.
著者
後藤 広史
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.31-42, 2007

本研究の目的は,前路上生活者が施設から「自己退所」する要因を探索的に明らかにし,路上生活者に対して,施設での援助活動を展開する際の指針をうることである.そのために,施設を「自己退所」した経験をもつ路上生活者15人に対して,(1)施設入所前の路上生活をどのように営み,それをどう意味づけていたのか,(2)そのような路上生活者が施策を利用するにあたっての目的は何だったのか,(3)そして,施設での生活はいかなるものであり,なにが「自己退所」のきっかけとなったのかという3点に着目し,インタビュー調査を行った.研究の結果,「自己退所」に関わる要因として,「路上生活への適応」「利用目的のずれ」「施設で直面する諸困難」という3つの要因が抽出された.このことから,「路上生活を尊重した援助」「ていねいなアセスメントの必要性」「住環境および処遇の改善」という援助の指針が得られた.
著者
後藤 幸弘
出版者
関西医科大学医学会
雑誌
関西医科大学雑誌 (ISSN:00228400)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.353-383, 1983-06-20 (Released:2013-02-19)
参考文献数
71

The purpose of this study is to examine the relationship between the amount of muscle electrical activity and oxygen requirement as to the speed changes in walking and running, and also to determine electromyographically the optimum speed and the metabolic intersection speed of walking and running, that were reported by former investigators.Twenty-two young trained male adults participated in the experiment. They were all athletes who belonged to university sports clubs.EMG activity in the right leg w as measured through two surface electrodes placed 2.5cm apart on the belly of each muscle as shown below. The following muscles were monitored in all subjects.Tibialis anterior (T.A.), Soleus (So.), Gastrocnemius (L.G.), Vastus medialis (V.M.), Rectus femoris (R.F.), Biceps femoris (B.F.), and Gluteus maximus (G.M.).The subjects O.O. and U. E. had additional muscles monitored as described below:Rectus abdominis (R.A.), Sacrospinalis (Sac.), Deltoid anterior portion (D.A.), Deltoid posterior portion (D.P.), Triceps brachii (T.B.), and Trapezius (Trape).The EMG signal was amplified and recorded by a multipurpose electr oencephalograph (San-ei Type IA-14) (paper speed: 3cm/sec, sensitivity: 6 mm/O.5mV, time constant: 0.01 sec). Simultaneously it was integrated with a Miller's circuit (Nihonkouden Integrator RFG-5).
著者
飯久保 尚 青柳 吉博 浅田 和広 後藤 伸之 近澤 洋平 多田 公揚 柳瀬 秀明 若林 進
出版者
Japanese Society of Drug Informatics
雑誌
医薬品情報学 (ISSN:13451464)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.149-157, 2018 (Released:2018-03-21)
参考文献数
7
被引用文献数
1

Objectives: Many pharmaceutical companies provide information on prescription drugs on their websites.  These websites are popular search tools for drug information for many reasons, including the availability of information at all times.  However, there are various sources of confusion for users, such as the website content differing between companies.  Therefore, to improve the usability of websites created by pharmaceutical companies, we investigated the expectations and perceptions of website users of current websites and presented our results to website users and developers.Design: A questionnaire survey.Methods: Website users were surveyed using a questionnaire developed based on data obtained from a preliminary survey of drug information pharmacists registered at the Japanese Society of Drug Informatics.  Then, using data from the user survey, we conducted a survey of website developers for pharmaceutical companies.Results: When asked what makes the websites of pharmaceutical companies excellent, 55.7% of users responded “a website filled with information.”  When asked how the website of pharmaceutical companies should be structured, the most common answer was “searchability and visibility” in responses in free-description format (25.3%) and was “inter-company consistency regarding types of drug information available as well as the process required for obtaining drug information” for responses in multiple-choice format (88.6%).  When asked whether users were unable to obtain drug information when needed because user registration was required, 87.3% of the users replied affirmatively, although 47.1% responded that some content should require user registration.  Of website developers, 46.9% collected and analyzed information about users’ website use.  They also hoped to identify the users’ needs.Discussion: The findings suggest that the usability of websites could be improved by providing opportunities for website users and developers to exchange opinions and by standardizing the content of pharmaceutical company websites, including what information should require user registration.