著者
喜入 暁 久保田 はる美 新岡 陽光 越智 啓太
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.87.15228, (Released:2017-01-14)
参考文献数
21
被引用文献数
1

It is reported that there are no victim-offender relationships in serial homicides, so offender profiling is useful for resolution of serial homicide cases. The present study aimed to describe characteristics of serial homicide offenders as a part of offender profiling and compare characteristics of serial homicide with those of single homicide offenders. We found that serial homicide characteristics were divided into 3 types (Destruction, Mission, and Antisocial). On the other hand, single homicide characteristics were divided into 4 types, which included Domestic in addition to the 3 types mentioned above. Overall, serial homicide offenders try to avoid detection of their murders compared to single homicide offenders. However, there was not much difference between the patterns of serial homicides and those of single homicides. Therefore, we conclude that there are few qualitative differences between serial and single homicide offenders.
著者
北田 暁大
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

東京都練馬区在住の若者を調査対象者として想定し、趣味・文化にかかわる意識・行動、情報行動、社会への態度について量的調査を行った。その結果、趣味領域ごとの性質の相違や、領域内で「サブカルチャー資本」として機能しうる事柄の違いなどがあきらかとなり、サブカルチャー研究において「サブカルチャー資本」「文化資本」といった概念を適用していく際の理論的・方法論的な課題をあきらかにすると同時に、個別趣味と社会関係の関連性について考察した。
著者
ユー ジョン・C 奥田 暁代 大沢 秀介
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.88, no.6, pp.67-82, 2015-06

資料アメリカ合衆国と移民退去強制延期措置による新しい移民法制定訴追裁量と法の執行の緊張関係オバマ政権の移民政策オバマ政権への対応策
著者
安井 裕亮 齋藤 彰一 津邑 公暁 毛利 公一 松尾 啓志
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.10, pp.1-7, 2012-11-28

システムコールは, CPU の割り込みを用いて実装されてきた.しかし,システムコールによる割り込みがアプリケーションやカーネルの実行を妨げることが指摘されている.この問題に対して,システムコール発行時に割り込みを必要としない手法として FlexSC が提案されている.しかしこの手法には共有メモリへのアクセスコストの問題や,同じデータにアクセスするシステムコールの扱いに関する問題がある.そこで本研究では, FlexSC の持つ問題点を解決する手法として,ユーザ関数の非同期カーネル内実行機構である Sakura Call を提案する.評価においてこの Sakura Call が FlexSC よりも大きな実行時間の削減を達成していることを示した.System calls have been implemented with an interruption mechanism provided by a CPU. However, it is claimed that an interruption cased by a system call impacts the performance of applications and a kernel. FlexSC which requires no interruptions at invoking a system call is proposed to solve the problem. Nevertheless there are some problems such as cost of accessing to a shared memory and a method of handling system calls which share the same data with each other. To fill up deficiencies of FlexSC, we propose a new mechanism, called Sakura Call, which enables asynchronous in-kernel execution of user functions. We show that Sakura Call achieves more reduction of an execution time than FlexSC by an evaluation.
著者
山口 惠三 大野 章 石井 良和 舘田 一博 岩田 守弘 神田 誠 辻尾 芳子 木元 宏弥 方山 揚誠 西村 正治 秋沢 宏次 保嶋 実 葛西 猛 木村 正彦 松田 啓子 林 右 三木 誠 中野渡 進 富永 眞琴 賀来 満夫 金光 敬二 國島 広之 中川 卓夫 櫻井 雅紀 塩谷 譲司 豊嶋 俊光 岡田 淳 杉田 暁大 伊藤 辰美 米山 彰子 諏訪部 章 山端 久美子 熊坂 一成 貝森 光大 中村 敏彦 川村 千鶴子 小池 和彦 木南 英紀 山田 俊幸 小栗 豊子 伊東 紘一 渡邊 清明 小林 芳夫 大竹 皓子 内田 幹 戸塚 恭一 村上 正巳 四方田 幸恵 高橋 綾子 岡本 英行 犬塚 和久 山崎 堅一郎 権田 秀雄 山下 峻徳 山口 育男 岡田 基 五十里 博美 黒澤 直美 藤本 佳則 石郷 潮美 浅野 裕子 森 三樹雄 叶 一乃 永野 栄子 影山 二三男 釋 悦子 菅野 治重 相原 雅典 源馬 均 上村 桂一 前崎 繁文 橋北 義一 堀井 俊伸 宮島 栄治 吉村 平 平岡 稔 住友 みどり 和田 英夫 山根 伸夫 馬場 尚志 家入 蒼生夫 一山 智 藤田 信一 岡 三喜男 二木 芳人 岡部 英俊 立脇 憲一 茂龍 邦彦 草野 展周 三原 栄一郎 能勢 資子 吉田 治義 山下 政宣 桑原 正雄 藤上 良寛 伏脇 猛司 日野田 裕治 田中 伸明 清水 章 田窪 孝行 日下部 正 岡崎 俊朗 高橋 伯夫 平城 均 益田 順一 浅井 浩次 河原 邦光 田港 朝彦 根ケ山 清 佐野 麗子 杉浦 哲朗 松尾 収二 小松 方 村瀬 光春 湯月 洋介 池田 紀男 山根 誠久 仲宗根 勇 相馬 正幸 山本 剛 相澤 久道 本田 順一 木下 承晧 河野 誠司 岡山 昭彦 影岡 武士 本郷 俊治 青木 洋介 宮之原 弘晃 濱崎 直孝 平松 和史 小野 順子 平潟 洋一 河野 茂 岡田 薫
出版者
日本抗生物質学術協議会
雑誌
The Japanese journal of antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.428-451, 2006-12-25
参考文献数
17
被引用文献数
37

5 0 0 0 OA 暁斎画談

著者
河鍋暁斎 画
出版者
植竹新[ほか]
巻号頁・発行日
vol.外篇 巻之下, 1887
著者
曲 暁艶
出版者
東京大学大学院教育学研究科
雑誌
東京大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13421050)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.265-275, 2010-03-10

With the growth of international trade, international marriages are also rapidly increasing in Japan. The present study is divided into three parts. The first part gives a statement of the development and phenomenon of the international marriages in recent years and analyzes the reasons for appearance of the phenomenon within international marriages. In the second part, the various problems related to international marriage, such as divorce, cross-cultural conflicts, and quality of couple relationships, have been discussed. Finally, we take into consideration which kinds of the assistance and support from the surroundings are necessary for the international families, and which kinds of help are available under current situation in Japan.
著者
山本 政儀 星 正治 遠藤 暁 今中 哲二
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

旧ソ連核実験場周辺住民の長期低線量率・低線量放射線被曝の健康・リスク評価を行うための基礎研究として、被曝を受けた周辺集落住民の出来るだけ正確な被曝線量を評価することを目的とした。この目的達成のために、最も大きな被害を被ったドロン村を中心に、南の集落、サルジャール村、カラウル村できめ細かな土壌サンプリングを行い、放射性雲の通過したセンター軸の位置,幅、さらに降下量を明らかにし,被曝線量を推定した。
著者
木村 暁夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.110, no.8, pp.1601-1610, 2021-08-10 (Released:2022-08-10)
参考文献数
12

自己免疫性脳炎は,免疫学的機序を介し発症する中枢神経疾患である.一部の患者では,傍腫瘍性に発症する.患者の血清・髄液中において,神経組織を標的とする自己抗体である抗神経抗体が検出されることがあり,診断マーカーとして重要である.診療のポイントは,傍腫瘍性の可能性を念頭においた腫瘍の検索と抗神経抗体の検索である.治療は,免疫療法と腫瘍に対する治療が必要であり,早期診断と治療の開始が予後の改善につながる.
著者
五十川 飛暁 鳥越 皓之
出版者
日本村落研究学会
雑誌
村落社会研究 (ISSN:13408240)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.36-48, 2005 (Released:2013-10-20)
参考文献数
27
被引用文献数
1 1

The purpose of this paper is to consider an environmental policy from a perspective of the residents on the shore of Lake Kasumigaura. So far, various policies were attempted against the considerably polluted water of Kasumigaura, the second largest lake in Japan. Some of these policies, for example, were to enlighten people’s environmental consciousness or to control the water pollution. However, most of these attempts were not remarkably effective. Therefore, this paper tries to understand the residents’ image of Kasumigaura by referring to the religious symbol of the shore, Suijin, a sort of guardian deity of water. By looking at the functions and the distribution of Suijin throughout Kasumigaura, the paper clarified how the residents maintain the relationship with Suijin. Firstly, people by the shore communicate with Suijin through community. Secondly, their relationship was intentionally maintained durable through the lasting character of community. Furthermore, through the Suijin’s mediation, the residents on the shore pursue the relationship with the lake Kasumigaura at the aspect of Buji, a status of safe and calm social relationship. From the above investigations, the paper argues that the environmental policy has to secure the social relationship in the local communities, which enable the residents to communicate with the lake.
著者
西岡 暁廣 Akihiro Nishioka
出版者
同志社社会学研究学会
雑誌
同志社社会学研究 = The Doshisha Shakaigakukenkyu (Doshisha review of sociology) (ISSN:13429833)
巻号頁・発行日
no.23, pp.25-35, 2019-03-31

ジョック・ヤングは著書『排除型社会--後期近代における犯罪・雇用・差異』において、後期近代社会が次第に排除的傾向を強めていくことの構造的要因を示している。この理論は現代の社会的排除の問題を考える上で非常に有用なのだが、その全体像は曖昧な造語の多用や本の構成上の問題で非常に読み取りにくい。複数の研究者が共通の基礎理論として用いることをより容易にするため、本稿ではヤングの後期近代社会に関する理論の全体像をひとつの変数間関連図として整理することを目指す。
著者
境 泉洋 平川 沙織 野中 俊介 岡崎 剛 妹尾 香苗 横瀬 洋輔 稲畑 陽子 牛尾 恵 溝口 暁子
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.167-178, 2015-09-30 (Released:2019-04-06)

本研究の目的は、ひきこもり状態にある人(以下、ひきこもり本人)の親を対象としたCRAFTプログラムの効果を検討することであった。本研究においては、CRAFT群7名、自助群7名が設定された。その効果測定として、ひきこもり状態の改善、相談機関利用の有無、否定的評価尺度、セルフ・エフィカシー尺度(以下、エフィカシー)、心理的ストレス反応尺度(以下、SRS-18)、ひきこもり家族機能尺度(以下、家族機能)について親に回答を求めた。その結果、自助群よりもCRAFT群において、ひきこもり状態の改善やひきこもり本人の相談機関の利用が多く認められた。また、CRAFT群、自助群のいずれにおいても、親の「エフィカシー」が向上し、SRS-18の「抑うつ・不安」、「不機嫌・怒り」、家族機能の「正の強化」、「負の強化」が改善された。考察においては、親の年齢、ひきこもり期間を統制したうえで無作為割り付けによる効果検証の必要性が指摘された。