著者
竹中 千春 網谷 龍介 磯崎 典世 戸田 真紀子 田村 慶子 小川 有美 中田 瑞穂 津田 由美子 合場 敬子 森本 泉 小嶋 華津子 柄谷 利恵子 勝間 靖 浪岡 新太郎 中村 文子 河本 和子 木村 真希子 中村 唯 小倉 清子 サンギータ ラマ アニー ダンダヴァティ ウルバシ ブタリア パメラ フィリポーズ
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

ジェンダー研究の提起した概念や理論を導入し、国際政治学・国際関係論の再構築をめざすプロジェクトである。グローバリゼーションの波を被る国家や社会、および「国際体制(International Regime)」の変動について、成熟社会・成長社会・危機社会における政治過程と政治現象の事例分析をもとに、現代世界における「ジェンダー・ダイナミクス(gender dynamics)」を分析した。
著者
木村 真三 三浦 善憲 高辻 俊宏 三宅 晋司 佐藤 斉 遠藤 暁 中野 正博
出版者
獨協医科大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

チェルノブイリ原発事故発生から30年後の被災地域において、一年間にわたってホールボディカウンタによる住民の内部被ばく調査、陰膳法による食事調査を行い、関連を分析。内部被ばく調査では、予備調査で最大23,788Bq/body, 本調査で最大7,437Bq/bodyの放射能が確認され、冬季は高く、夏季は低い傾向がみられた。食事調査では、年間合計で1,446サンプルを分析。森林由来のキノコ、ベリー類や牛乳で高い放射能が確認され、最大は乾燥キノコで24,257Bq/kgであった。30年経過時点でも食事から放射性物質を取り込んでいる実態が明らかになり、食生活の観点から被ばく予防を行う必要性が確認された。
著者
大渕徹之 岡村和男 木村真人 多々美滋
雑誌
デジタルプラクティス
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.246-253, 2012-10-15
被引用文献数
1

旅行・観光で役立つ機器として既存のナビゲーション機器をベースに,「旅」を主目的としたナビゲーション機器の企画・開発を行った.商品を企画・開発する過程で旅行や観光でのユーザの行動の分析を行い,情報端末としてどのような機能があれば旅や観光をより便利で楽しくできるかを議論し,試行錯誤を通じて商品として具体化していった.発売後には旅行・観光での利用促進を目的に観光旅行者のモニター使用や地域振興イベントでツールとして活用する取組みを行った.これらの事例が情報機器の観光事業への応用に活用されることを期待する.
著者
梅垣 佑介 木村 真人
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.83, no.5, pp.430-439, 2012
被引用文献数
6

The present study investigated the effect of optimistic bias on help-seeking intentions and behaviors in relation to health care professionals and nonprofessionals for depressive symptoms. In addition, the study tested the hypothesis that seeking help from professionals poses a greater threat for self-esteem than from non-professionals. A questionnaire survey (<I>N </I>= 462) using clinical vignettes was conducted with university students. The results suggested that optimistic bias had an impact on help-seeking intentions and behaviors directed towards both health care professionals and nonprofessionals. There seemed to be a relatively stronger threat to self-esteem in help-seeking involving nonprofessionals and a weaker threat in help-seeking involving professionals, contrary to previous studies. The results were explained by the threat to self-esteem and equity theories. Understanding the rationale of optimistic bias and symptom recognition in the help-seeking process may provide relevant information to bridge the service gap in the treatment of depression.
著者
加藤 松明 吉原 圭介 高橋 伸宏 橋本 英一 西田 信一郎 木村 真一 中須賀 真一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.1, pp.13-20, 2005-01-01
被引用文献数
6

本論文では,低コスト・高機能・短期開発を実現する50〜100kg級小型衛星バスシリーズの研究の中で,シリーズ初号機として開発したマイクロラブサット1号機(以下μ-LabSat)が果たした役割について述べる.まず,μ-LabSatのシステム概要について述べ,次にμ-LabSatシステムの中で,低コスト・高機能を実現するために新たに採用した設計方針や技術について述べる.また,これらの技術が適用されたμ-LabSat上で実施された宇宙実証実験について述べる.
著者
木村 真也 鹿股 昭雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.81, no.12, pp.1241-1248, 1998-12-20
被引用文献数
1

コンピュータの内部構造と実際の動作を教育するための教材を開発した.開発した教材はTTL及びPLD(programmable logic device)中心に構成したボード型コンピュータである.特徴としては次の3点がある.(1)コンピュータの内部を逐次, 詳細に観測することができる.(2)学習者が独自の命令セットを設計し, 容易に実装することができる.(3)命令の実行制御方式を3種類用意しており, 選択してコンピュータシステムを構成することができる.本システムはコンピュータ教育のみならず, 大規模なディジタルシステム設計技術の教育への導入部の教材としても利用できる.本システムを実際の教育に利用したところ, 学習者がコンピュータの内部構造の理解と興味をいっそう増加するといったアンケート結果を得た.
著者
今中 哲二 川野 徳幸 木村 真三 七澤 潔 鈴木 真奈美 MALKO Mikhail TYKHYY Volodymyr SHINKAREV Sergey STRELTSOV Dmitri
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

旧ソ連での原子力開発にともなって生じたさまざまな放射能災害について、現地フィールド調査、関係者面談調査、文献調査、関連コンファレンス参加といった方法で実態解明に取り組んだ。具体的には、セミパラチンスク核実験場の放射能汚染、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染、マヤック原爆コンビナートからの放射能汚染、原子力潜水艦事故にともなう乗組員被曝といった放射能災害について調査し、その結果を論文にまとめ学術誌に投稿するとともにホームページに掲載した。
著者
六鹿 茂夫 廣瀬 陽子 黛 秋津 佐藤 真千子 小窪 千早 梅本 哲也 吉川 元 上垣 彰 大西 富士夫 西山 克典 小久保 康之 吉村 貴之 中島 崇文 末澤 恵美 服部 倫卓 木村 真
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

黒海地域の国際関係を歴史、経済、域内国際関係、域外国際関係の4次元から分析し、国際会議をボアジチ大学(イスタンブール)と静岡県立大学にて開催して学際的総合化に努めた。その結果、1.黒海としての地域性、2.地政学的重要性、3.黒海地域の特殊性と地域特有のイシュー(エネルギー、民主化、凍結された紛争)、4.黒海地域の構造とその変動、5.黒海地域と広域ヨーロッパおよび世界政治との相互連関性が明らかにされた。
著者
橋本 和彦 倉持 智宏 木村 真人
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1995

合成ポリアミド(ナイロン)、特に単純な繰り返し単位をもつナイロンは、一般に自然環境下では分解しにくいと考えられている。機械的強度が強く人間生活に不可欠のナイロンに生分解性をもたせることができれば用途がさらに広がるはずである。本研究では、比較的構造の簡単な各種ナイロンの土壌中での分解性を検討した。まず、市販のα-ピロリドン(1)を高真空ライン中で精製し、そのアニオン重合により高分子量のナイロン4を得た。また双環ラクタム、8-オキサ-6-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-7-オン(2)からも糖基幹構造を主鎖にもつポリアミド(3)を合成した。合成したポリアミドおよび市販ナイロンから調製した膜を、名古屋大学の農学部付属農場の各種連用土壌中に埋没した。その結果堆肥を含む土壌中でナイロン4膜のみが特異的に迅速に分解消失した。一方、ポリアミド3は酸性土壌中で加水分解することがわかった。ついでナイロン4膜とナイロン6とのブレンド膜を作成し、同様にして土中埋没試験を行ったところ、堆肥を含む土壌中でナイロン4膜のみが特異的に迅速に分解消失した。また他の土壌(堆肥を全く含まない土壌、化学肥料含有土壌、クロレラ含有土壌など)中ではナイロン4膜もほとんど分解しなかった。堆肥のみではナイロン4膜はほとんど分解せず、土壌中の堆肥含有量には最適値があること、また畝の中心から採取した土壌より、畝から1m離れた土壌中の方がナイロン4膜が迅速に分解することもわかった。現在までに培養法により、堆肥を含む土壌中に生息する分解菌の1つを単離することに成功した。この成果を基に生分解性ナイロン開発に弾みがつくものと確信する。
著者
服部 泰直 木村 真琴 山内 貴光 立木 秀樹 横井 勝弥 松橋 英市 CHATYRKO Vitalij
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究では主に計算理論へのトポロジーの応用と距離空間における次元の解析とその応用に関する研究を行った。前者においては、距離空間の計算モデルである形式的球体のドメインのMartin位相に関する研究から示唆された実数直線上のSorgenfrey型位相τ(A)の解析を行い、τ(A)がSorgenfrey位相自身と同相となる必要条件等を得た。また、図形のデジタル化におけるモデル空間であるKhalimski空間の部分空間に対するn次元性の表現を求めた。後者においては、帰納的次元のHurewicz形式と超限分離次元の振る舞い、及び種々定義されてきた小帰納的次元の統一的定義の提唱とそれらの相関関係を調べた。
著者
小林 淳史 西野 将史 木村 真吾 石橋 圭介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.286, pp.1-6, 2008-11-06

近年,バックボーン内のトラヒックにおいて,IPTV,VoIPトラヒックのようなネットワーク品質を要求するアプリケーションが増えている.このため,ユーザのトラヒックをもとに,より簡易に大容量のストリーム・サービスの品質を測定する手法が要望されている.本稿では,選択的にパケットを抽出し,所望のパケットのみをsFlowで配信するルータを用いた品質測定システムを検討したので報告する.特に,VoIPにおいては,SIPによるシグナリング・パケットを監視することで,メディアを特定し,当該メディア・パケットをルータのアクセスリスト機能を用いて,選択的にsFlowルータにて抽出する手法を用いる.このため,SIP監視からアクセスリストの設定,sFlowによるトラヒックデータ受信までの一連の動作システムのアーキテクチャの検討とプロトタイプによる動作検証を行ったので報告する.