著者
竹澤 健一 片山 博仁 田中 広徳 田村 圭史郎 中村 みさ子 三宅 正一 室井 哲夫 百永 眞士 山岡 尚志 涌田 俊哉
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.78-86, 2006 (Released:2007-05-10)

In the revised “GMP Ministerial Ordinance on Drugs and Quasi-drugs” announced by MHLW in December 2004, “deviation control” was stipulated. In response to this, Manufacturer needs to prepare SOPs to control and handle deviations appropriately and any deviation has to be documented. When critical deviation is occurred, impact assessment on the quality has to be also performed. If the deviation may have quality impact, the deviation has to be notified to Licensed Marketing Approval Holder of the product. Therefore, manufacturing unit or quality unit in manufacturer is required to have sufficient knowledge and ability to execute root cause analysis, impact assessment and corrective action/preventative action (CAPA). In this article, by taking up the following three cases, how to handle deviations such as root cause analysis, impact assessment of quality and CAPA has been discussed. 1)  Deviation from the standard operating procedure in granulation process 2)  Deviation from the specification in pharmaceutical water 3)  Deviation from the humidity limit in stability chamber In each case, insufficient handling example is first introduced and then desirable way of thinking is shown along with appropriate example. Points to be considered are also discussed for a more appropriate handling.
著者
古田島 信義 鈴木 雅文 中出 剛 片山 政弘 手塚 仁 木佐貫 浄治
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学ジャーナル (ISSN:18806341)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.469-478, 2017 (Released:2017-12-31)
参考文献数
13
被引用文献数
1

本減水対策を実施した北薩トンネルは,鹿児島県北薩地域と鹿児島空港を結ぶ北薩横断道路に建設中の,紫尾山を貫く延長4,850mの山岳トンネルである。トンネル中央付近の低速度帯からは,高濃度のヒ素を含む地下水が時間当たり約300t湧出し,地域の水環境への影響が懸念された。そのため,ダムのグラウチング工法により減水対策工を実施した結果40 t/h以下に減水することができた。
著者
片山友彦 編
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1901
著者
石川 慎士 片山 幸太郎 糸賀 裕
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.117-125, 2004-05-30
被引用文献数
3

我々は日本のスポーツ界に偉大な足跡を残した歯科医師に関する一連の研究の実施を企画した.すなわち,スポーツとの関わり合いが深く,歯科医学に対して,またスポーツに対して,多大なる貢献をなされた諸先覚の業績を記録していくことにより,スポーツ歯学という新しい分野の歴史的発展への道標の一つにしたいと考えた.今回は,昭和31(1956)年12月,第16回オリンピック・メルボルン大会の水泳競技に1500m自由形選手として参加し,活躍された歯科医師八木清三郎先生の業績についで報告する.八木先生は『古橋の再来』と言われた山中選手と高校時代から良きライバルとして水泳に励み,大学では同じ部のチームメイトとしても切磋琢磨した.その結果,世界記録第3位という輝かしい成績及び第16回オリンピック・メルボルン大会出場の栄冠を手にした.
著者
片山 伸也
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.62, no.501, pp.213-218, 1997-11-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
43

This paper is a study about the history of the urban development of Siena. Foundation of religious institution and construction of city walls provide the dates to prove the variant periods in the development of the borghi, and thus, of the city. This article shall define those stages, comparing relation and succession of those public-oriented constructions. According to this analysis, borghi were generated in two phases : the first from the 11th to the 12th century along the via Francigena, and the second from the 13th to the 15th century in the outskirts of the city, which were dominated by monasteries.
著者
片山 建二 由井 宏治 澤田 嗣郎
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.672-676, 2001-06-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
29

光熱変換分光法の最近のトピックスについて紹介する。近年,本分野では光吸収後の励起電子・熱・弾性波の緩和現象を高時間分解能で計測し,得られる物理・化学的構報をさまざまな物性測定に利用しようという研究が急速に進展してきた.例えば,本法による固体表面物性計測を,ナノ薄膜や多層膜の熱・弾性物性や膜厚測定に応用したり,高速時間分解顕微光熱変換測定により,励起キャリア・熱拡散・表面弾性波の挙動を直接二次元画像表示することなどが行われている.また,光励起によって熱や音が発生する素過程そのものを明らかにしようという,古そうで新しい研究も行われている.
著者
伊東 由文 片山 真一 桑原 類史 大宮 真弓 一條 義博
出版者
徳島大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

1(伊東). 佐藤・フーリェ超函数の基礎理論の整備がようやく満足できる程度に完成した。ベクトル値佐藤・フーリェ超函数の値の空間を一般化する方向では,ベクトル値佐藤・フーリェ超函数の値の空間を必ずしもFiechet空間とは限らない一般の局所凸空間まで拡張し,究極の結果に到達した。劣指数型正則関数の関数論的研究では,レンゲの定理やクザンの加法的問題が解決した。〓擬凸領域の特徴付けと岡・カルタン・河合の定理Bの一般化等の問題の研究が進行中である。2(一條). 共形不変なテンソルを用いて,フィンスラー多様体が共形的平坦であるための必要十分条件を明らかにした。3(大宮). 漸化作用素を用いて急減少ポテンシャルの1次元シュレジンが一作用素に対する一連の跡公式を統一的に導いた。また、KdV多項式の代数的性質をへ作用素を用いて解析した。上の結果を発展させ,Mckean-Turbowitz型の跡公式やCrumのアルゴリズムの代数的証明を与えた。4(桑原). gordon-wilsonによって構成された巾零多様体上の等スペクトル変形を古典力学的視点から考察した。巾零多様体上の等スペクトル変形について,力学系の簡約化の視点から考察し,その古典力学的構造を明らかにした。4(片山). 最近RA.Mollin-HC.Willismo,横井英夫,M、G.Leu-H、K、kim-小野孝等によって盛んに研究されているR-D-typeの実2次体の類数に関する研究を4次のbicyclic bignadratic fieldsに拡張した。R-D-typeの実2次体に関する様々な結果をbound funotionという新しい概念を導入することにより一般的に扱った。さらに,素数と実2次体の基本単数の関係を明らかにした。
著者
児玉 麻衣子 小林 美貴 片山 寛次 田辺 公一 森田 達也
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.311-316, 2017 (Released:2017-11-28)
参考文献数
19
被引用文献数
4

医療者による緩和ケアの質評価尺度のうち,アウトカムの評価尺度としてGood Death Scale(以下,GDS)があり,その信頼性と妥当性が確認されている.本研究の目的は,言語的に妥当な翻訳版を作成する際に標準的に用いられる手順に従い,GDS日本語版(以下,GDS-J)を作成することである.順翻訳においてGDSの問3. Has the patient arranged everything according to his/her own will? の“will”の日本語訳と,その日本語訳「意思」の逆翻訳に意見の相違が見られた.研究チームで言語として原版と同等であると言語的妥当性を検討し,最終的には原版の開発者に承認を得てGDS-Jの確定とした.医療者による緩和ケアの質評価尺度であるGDS-Jを使用することで,自身の行う緩和ケアの質が評価可能となり,より質の高い緩和ケアの提供に役立つことが期待される.
著者
片山 めぐみ 岩田 有佐
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.85, 2012 (Released:2012-06-11)

本研究は、筆者が飼育員と共に施設デザイン携わった、札幌市円山動物園「エゾヒグマ館」を事例とし、動物本来の行動を引き出し、効果的に伝える展示施設のデザインについて、観覧者の発話に注目して考察することを目的としている。当該施設に飼育されている、エゾヒグマ1頭の行動観察および観覧者の発話の聞き取りを実施し、ヒグマの行動時間配分および観覧者の発話を内容毎に分類した。本研究では、動物に対する畏怖や共感につながる表現として、【感嘆】および【親しみ】の発話に注目し、このような発話がされた際のヒグマの行動や両者の位置関係を含む周辺の物理的状況について分析し、ヒグマの自然な行動が効果的に伝わるデザイン手法についてパターン化した。結果、放養場の奥行きや高低差、観覧スペースと放養場の境界のつくり(床レベルの差、接近性を重視したガラス窓もしくは音や匂いを伝える格子窓)などが両者の関係をとりもつ効果的な効果的なデザイン手法と考えられた。
著者
久富 健介 加納 正規 池谷 健佑 片山 美和 三科 智之 相澤 清晴
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 38.51 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.17-20, 2014-12-05 (Released:2017-09-22)

本稿は,1台の赤外線プロジェクタと2台の赤外線カラーカメラで構成されたカメラアレーを用いて,被写体の奥行きを推定する手法を提案する.プロジェクタは赤外線のドットパターンを照射し,赤外線カラーカメラは,パターンが投影された赤外線画像とパターンのないカラー画像を同時に撮影する.奥行きは,赤外線ステレオ画像から生成したCost volumeに対して,Cross-based Local Multipoint Filter (CLMF)によるCost volume filteringで処理した上で推定する.この際,カラー画像はCost volume filtering処理のガイド画像として用いる.また,視差値を選択する際に,水平ライン毎のグラフカット処理を導入することにより,ベースラインの長いステレオ画像からの奥行き推定を安定化した.実空間で撮影した画像から奥行きを推定する実験を行い,提案手法の有効性を示す.
著者
安 愛三 中川 早苗 片山 陽次郎
出版者
日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.104-112, 1989

本研究は, それぞれ独自の伝統服をもつ現代の韓国女性と日本女性の衣服嗜好色およびイメージについて調査を行い, その差異について検討を行ったものである。実験には, 53組の2色配色からなる Color Chart I と, 65色の単色からなる Color Chart II を用いた。被験者は韓国女性247名と日本女性248名で, 調査項目は洋服の嗜好色, 嗜好配色, 好きな洋服のイメージ, 好きな洋服の配色イメージである。結果は次の通りである。1) 洋服の嗜好色では両国女性ともに Black や White など現代色を好む者が多いが, 日本女性によりその傾向が強くみられた。嫌悪色では, 韓国女性は日本女性が好む Red を非常に嫌い, 日本女性は韓国の伝統色を非常に嫌うなど顕著な差異がみられた。