著者
田中 博子
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.109-120, 2008-03-31 (Released:2017-04-30)
被引用文献数
1

日本語の相互行為は「阿吽の呼吸」や「以心伝心」によるところが多いと言われてきたが,広い意味での暗示的談話のメカニズムに関する実証的研究はこれまで十分行われてきたとは言えない.ここでは,会話分析により,話し手が話す内容を「微妙」なものとしてマークしている相互行為環境に的を絞り,話し手が暗示的発話を文脈の中でどのような具体的手法で構築し,またそれを聞き手がどのように受け止めていくかを文法的および韻律的手法を含めて,考察する.話し手の暗示的な発話に対しては様々な対応が見られるが,場合によっては聞き手が同じく暗示的な応答をしたり,あるいは話し手の暗示的な働きかけを拒絶することもある.このような事例を通して「阿吽の呼吸」が生まれるには参与者相互が,いかに細やかに歩調を合わせているかについて論じる.
著者
田中 博道 内田 祐子 篠崎 操 早川 弘之 松田 彰 宮坂 貞
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.787-790, 1983-02-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
17
被引用文献数
21 32

6-Chloro-9-(2, 3-O-isopropylidene-β-D-ribofuranosyl) purine (1) was found to be a suitable substrate for the preparation of C-8 substituted purine nucleosides. Thus, upon lithiation of 1 with LDA and successive reaction with various types of electrophiles, the C-8 substituted products were obtained. The C-6 chlorine atoms in these products were readily replaced by an amino group, a mercapto group, or hydrogen, providing a facile preparation of 8-substituted adenosines, 6-thioinosines, or nebularines.
著者
篠原 信之 田中 博 斉藤 健 出口 順子 近藤 玲子 曽田 研二 鈴木 賢
出版者
National Institute of Infectious Diseases, Japanese Journal of Infectious Diseases Editorial Committee
雑誌
Japanese Journal of Medical Science and Biology (ISSN:00215112)
巻号頁・発行日
vol.34, no.6, pp.385-392, 1981 (Released:2010-03-19)
参考文献数
9
被引用文献数
4 5

Since periodical survey of the sewage entering the sewage-farm in Matsuyama City revealed a high incidence of Salmonella typhi of different phage types, attempts were made to trace the upstream reservoir. It was found that S. typhi was drained into a particular manhole at a distance of about 5 km from the sewage-farm. Two members of two families were found to be carriers. Further investigation detected other 25 carriers. The 27 carriers were all pupils of the same primary school. Ten of them showed mild symptoms such as fever, abdominal pain and diarrhea; the remaining 17 were asymptomatic. The phage type of 24 isolates was of Vi degraded approaching phage type A [degraded Vi (A) ] and that of the other three was of type 53. The results coincided with those of the isolates from sewage.
著者
早崎 将光 田中 博
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.77, no.9, pp.609-627, 2004-08-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
31

数日スケールの急激な気温変動イベントを対象とし,54年間(1948~2001年)のNCEP-NCAR再解析データを用いて,北半球全域における時空間分布と温暖化傾向に対応した発生回数の変化について調査した.本研究で使用した気温急変イベントは,個々の地点における日平均地上気温が3日以内で±20K変化した場合と定義した.発生回数の多い4地域(西シベリア,アラスカ,カナダ北西部,カナダ南東部)における広域気温急変イベントの発生期間は,大部分が寒候期(11月から2月)に集中していた.発生回数の極大時期は,西シベリア地域では11月・12月,北米大陸上では12月・1月と地域差がみられた.また,寒候期平均気温偏差に対する気温急変現象の平均発生回数を調査したところ,4地域ともに温暖偏差時の発生回数は寒冷偏差時に比べて15~25%程度減少しており,この傾向はとりわけ西シベリア地域とカナダ北西部地域で顕著であった.上記2地域における総観場の時間発展を明らかにするため,典型事例の合成図解析を行った.その結果,カナダ北西部地域での気温低下時には,アラスカ上でブロッキング高気圧が形成され,引き続いてカナダ北西部への寒気の南下がみられた.また,西シベリア地域における気温上昇時には,西シベリア低地から東アジア方面への寒冷域の南東への進行とそれに付随したシベリア高気圧の発達がみられた.これは,典型的な東ブジアへの寒気の吹出しパターンと対応していると考えられる.これらの結果は,将来的な温暖化傾向に伴い,地域的には日々のスケールの気温変動性が減少する可能性のあることを示唆している.
著者
川本 竜史 河内 利治 宮城 修 田中 博史 高橋 将
出版者
日本バイオメカニクス学会
雑誌
バイオメカニクス研究 (ISSN:13431706)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1-7, 2020 (Released:2020-07-03)
参考文献数
6

The purpose of the present case study was to clarify calligraphic skill of a Japanese calligrapher quantitatively. For this purpose, the brushwork of an expert calligrapher was kinematically compared with that of a novice as well as an intermediate. Three subjects (an expert calligrapher, an intermediate, and a novice) participated in the experiment. A motion capture system was used to capture the motion of a brush during writing a kanji on a Japanese writing paper. As results, absolute writing speed tended to fasten and the variability of the vertical displacement of a brush decreased along with the calligraphic skill. The frequency analysis of the horizontal velocity of a brush revealed that a dominant region shifted toward a low-frequency direction in the expert in comparison with the intermediate although their absolute writing speeds were not significantly different. These results suggest that the expert calligrapher could move the brush with rather slow than rapid change of velocity on the horizontal plane accompanying with lowering the vertical brush displacement.
著者
若有 治美 才藤 栄一 保坂 隆 神内 拡行 田中 博 寺川 ゆかり
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.91-94, 1989-03-10 (Released:2018-10-25)

心因性歩行障害の一症例を通して,心因性運動障害に対するリハビリテーションアプローチと理学療法士の役割,その訓練法について検討した。心因性運動障害の患者は,種々の心理的問題を有す為,治療場面において問題患者として位置付けられることが多い。そこで我々は,精神科医のコンサルテーションに基づいた,リハビリチーム全体の治療方針の統一により,問題の理解を試みた。症例の示す様々な「背理現象」に対しては,バイオフィードバック療法・行動療法的アプローチ等を用いた。又,家庭復帰に際しては二次的疾病利得を考慮し,現実検討を進め,患者は生活の自立に至った。
著者
大和 広明 浜田 崇 田中 博春 栗林 正俊
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.197-212, 2019 (Released:2019-07-03)
参考文献数
19
被引用文献数
1

本論文の目的は,長野市を対象にヒートアイランド現象と冷気湖および山風との関係について,土地利用から求めた都市化率と標高に着目して明らかにすることである.寒候期の晴天静穏夜間の100事例を対象に日没時刻を基準とした気温のコンポジット解析をした.日没後2時間半以降に気温が都市部で高く郊外で低い,明瞭なヒートアイランド現象の気温分布が見られた.日没後数時間後には冷気湖も発達し,日出前まで冷気湖の底に明瞭なヒートアイランド現象を伴う気温分布が確認された.長野市中心部では山風が吹いている時に,中立に近い都市境界層が形成されていた.山風による力学的混合により都市境界層が維持されていた可能性が考えられた.また,日没後6時間過ぎ以降は郊外から都市に向かう冷気の流れの存在が示唆され,この流れが冷気湖の底でヒートアイランド現象の強さを若干弱めるものの,ヒートアイランド現象の気温分布を維持していたと考えられた.
著者
豊田 泰弘 中山 厚子 藤原 秀一 真 和弘 松尾 吉郎 田中 博之 高鳥毛 敏雄 磯 博康
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.247-253, 2008 (Released:2014-07-01)
参考文献数
25

目的 地域の救急活動記録を元に自殺企図者(自殺未遂者・自殺死亡者)の特徴を分析し,今後の自殺対策に資することを目的とした。方法 2004年 4 月から2006年 3 月までの岸和田市消防本部の救急活動記録より,246例(延べ人数)・196人(実人数)の自殺企図者(自殺未遂者・自殺死亡者)を把握した。これらにつき,性,年齢,調査期間内の自殺企図回数,企図手段,月,曜日,救急覚知時刻(救急隊に連絡のあった時刻)について集計解析した。結果 196人の自殺企図者のうち,自殺死亡者は52人(男性32人,女性20人),自殺未遂者は144人(男性32人,女性112人)であり,2 回以上にわたって自殺企図を繰り返した実人数は29人(男性 3 人,女性26人)であった。 男性の自殺死亡者は40歳代から70歳代の中高年に多く,女性の自殺死亡者は40歳代に多かった。男性の自殺未遂者には30歳代になだらかなピークがあり,女性の自殺未遂者は20歳代から40歳代の比較的若年者に急峻なピークがあった。 自殺死亡者の主たる手段は男性では縊頸,ガス,女性では縊頸,飛び降り・飛び込みであった。自殺未遂者の主たる手段は男女ともに服薬,四肢切創であった。 月については,男性の自殺死亡者は 4 月から 6 月に多く,女性の自殺死亡者は11月に多かった。男性の自殺未遂者は 7 月,8 月,9 月に多く,女性の自殺未遂者は 1 月,8 月,9 月に多かった。 曜日については,男性の自殺死亡者は月曜,水曜が多く,女性の自殺死亡者は日曜が多かった。男性の自殺未遂者は金曜が多く,女性の自殺未遂者は月曜と火曜に著明なピークがあった。 覚知時刻については,自殺死亡者は男女とも夕方から夜半に少なく,未明から日中に多かった。男性の自殺未遂者は午前日中と夕方に多かった。女性の自殺未遂者は午前日中にきわだって少なかった。結論 救急車が出動する自殺企図者の大部分は女性の自殺未遂者であった。女性の自殺未遂者は男性に比べて若年者に多く,自殺企図を頻回に繰り返すという特徴があり,これらを考慮した対策がのぞまれる。
著者
津野田 賢伸 高田 雅士 秋田 庸平 田中 博志 佐藤 真琴 伊藤 雅樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RECONF, リコンフィギャラブルシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.451, pp.37-41, 2005-11-24
被引用文献数
31 7

動的に機能を変更可能なALUを二次元配列状に接続した演算セルアレイをベースとし, 各種ホストCPUと接続可能なディジタルメディア処理向け動的再構成プロセッサであるフレキシブルエンジン(Flexible Engine/Generic ALU array, FE-GA)を開発した.FE-GAは, 自由度の高い内部データ転送を可能とするクロスバネットワーク, 多バンクの演算用ローカルメモリに加え, コンフィギュレーションデータの効率的な2レベルの階層記憶とバックグラウンド転送, および自律的に動作するシーケンス制御を可能とする周辺機能モジュールを備え, 独立性の高いサブシステムとして動作することを特徴とする.
著者
田中 博晃 山西 博之
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.39-48, 2004-03-30

英語学習動機に関する研究は膨大だが,いまだ英語学習動機がどのようなものか十分に捉えきれていない。特に英語学習動機の全体像は見えても,(1)それが織りなす複雑なダイナミズムが今ひとつ明確ではなく,また(2)研究の成果が現実の教育現場と乖離してしまっている。そこで本論では,ある中学校1年生の少女の「語り」から,ある授業活動における学習者の動機づけだけではなく,家庭環境や学校外での学習なども内包したありのままの姿の動機づけを,生々しい形でリアルに描きだす試みを行なうことを目的とする。その結果,(1)教師に誉めてもらいたいのに,それを妨げる学級の雰囲気から生じる,満たされない欲求,(2)授業レベルは簡単すぎて面白くないが,その一方で良い成績を収めることよって得られる教師からのフィードバックを失いたくないという葛藤,(3)英語学習の社会的必要性を認識している一方,個人的な学習理由が見出せない矛盾,という英語学習動機の実態を浮き彫りにした。
著者
田中 博晃
出版者
大学英語教育学会
雑誌
大学英語教育学会紀要 (ISSN:02858673)
巻号頁・発行日
no.50, pp.63-80, 2010

The current study aims to enhance students' intrinsic motivation in different achievement levels (TOEIC 420 level, 550 level, and 690 level). In more detail, the purposes of this study are as follows: (1) to enhance intrinsic motivation to listening activity of three groups; (2) to enhance intrinsic motivation to speaking activity of three groups; (3) to enhance intrinsic classroom motivation of three groups. This study further explores facilitating factors of intrinsic motivation. Thus, this article also aims (4) to examine which psychological need (the need for autonomy, competence or relatedness) plays the most significant role in students' motivational development. 138 university students who were enrolled in a first-year English language course participated in this study. The intervention was given to them for fifteen weeks. The questionnaires were administered three times (at the beginning, in the middle and at the end of the intervention). The data were collected in both qualitative and quantitative way and the results were discussed with educational implications.
著者
栗原 陽介 河西 良拓 渡辺 嘉二郎 小林 一行 田中 博
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.91-98, 2009-02-01 (Released:2011-11-02)
参考文献数
16
被引用文献数
1

In the graying Japanese society, monitoring health-related human data with sensors embedded in the living environment is quite meaningful in terms of emergency response and of long-term health management. In using the body data monitoring system daily at home, the lack of invasiveness during the monitoring and the maintenance of the system are of great importance. We have proposed the method to surmise the sleep stages of sleeping subjects by measuring the heartbeats and the respirations without invasiveness using the pneumatic method with an air mattress. This method, however, has a problem in the maintenance, since it requires periodic refilling of the air into the mattress. In this paper, another pneumatic method, which applies silicon tubes instead of the air mattress, is proposed. The change of S/N ratio in heartbeat and respiration signals, while having the environmental noises increased, are compared among a room with wooden flooring, another with tatami mats, a bath tub, and a toilet room. The result shows that both the pulse waves and the breaths can be measured with the accuracy of around 30dB, and the identification of each pulse from among the pulse waves is also feasible, under the condition that the environmental noises in the room with wooden flooring, that with tatami mats, the bath tub, and the rest room are 0.01G, 0.09G, 100ml, and 0.01G respectively.
著者
畠山 栄子 横内 靖典 田中 博明 石井 宏
出版者
城西大学
雑誌
城西大学研究年報. 自然科学編 (ISSN:09149775)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.63-79, 1991-03

今回は, 一般・集中・毎週グループの三つのグループに対し, 一般グループについては, 特別な条件は与えず, 毎週1回の体育実技を受講させ, 集中グループには5日間の集中授業のみで, その中で毎日3分間の踏台昇降運動をトレーニングとして条件を与え, その他は一般グループと同様に体育実技の授業を午前9 : 30〜午後4 : 30まで, 途中昼休みとして40分間の休憩を取っての毎日厳しい集中授業を実施。そして毎週グループは一般グループと同様, 週1回の体育実技を行うと共に毎授業時に準備運動として, 3分間の踏台昇降運動を実施した。そしてこの3グループ間の一年間の体育実技の効果を最初の測定(4月の体力測定の中の踏台昇降テスト)と最後の測定(12月の体力測定の中の踏台昇降テスト)との比較によってみたものである。ただし, 集中グループについては, 踏台昇降テストは集中授業の初日と集中授業の最終日に実施している。その結果, 何の条件も与えていないグループの最初の測定の結果と最後の測定の結果の値は, 平常脈・1回目の脈拍・2回目の脈拍・3回目の脈拍・身体効率指数, それぞれに多少良い傾向を示しているが, その差はあまり大きなものではない。つまり4月の体力(持久性に限り)からわずかながらの向上をみるに留まった。集中のグループについては短期間のトレーニングを与えることにより, 最初の測定の結果では, 一般グループを全ての平均値が大きく下まわっていたにもかかわらず, 最後には, 一般グループに追いつき, 更にはわずかながらではあるが追い越している。このことから一時的にでも継続してトレーニングをすれば, それなりの効果を上げることができる。これは当然のことであるが, そのトレーニングの内容が, わずか3分間の踏台昇降(男子40cm・女子35cmの高さの台使用)運動だけでトレーニング効果を得ているという事に興味をひくのである。最後に毎週グループについては, 当然の結果を得ているという事が証明され, やはり週に一度だった3分間の踏台昇降運動で, これ程大きな成果を上げることができたという事は, 大きな意義を持つものである。そして今回トレーニングを積んでいる者といない者とは, 脈拍ののび率の結果からもわかるように, ある刺激に対する反応の仕方がトレーニングを積んでいない者は, 大きく反応し, トレーニングを積んでいる者は反応が少ない。つまり負荷に対する許容量が大きいという事が証明された。これからも, 常日頃の運動不足により運動許容量が小さくなってきている人達は小さな刺激に対しても, 大きく反応してしまい, 各自の体力の低下が, 日常生活にも影響してくるようになる事は必然であろう。体力はちょっとした心がけで維持増進する事ができるのである。次回は, 特に毎週グループの学生の追跡調査をし, 現在の体力がどのように変化していくかを調査したいと考える。
著者
佐藤 運海 竹ノ内 敏一 田中 博志 若林 信一 佐藤 元太郎
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌論文集 (ISSN:13488724)
巻号頁・発行日
vol.70, no.12, pp.1510-1515, 2004-12-05
被引用文献数
10 6 6

This paper describes the elucidation about influence of dilute NaCl electrolyzed water on character of Al-Mg alloy cutting surface. First, the immersing experiment was conducted for cutting sample of Al-Mg alloy A5056B on the electrolyzed reduced water and electrolyzed oxidized water of 0.10wt% NaCl. Next, checked whether discoloration had occurred on sample surface, and analyzed the element distribution and chemical bond state on cutting surface by ASE (Auger Electron Spectroscopy) and ESCA (Electron Spectroscopy for Chemical Analysis). As results of the study, following could be identified. (1) Dilute NaCl electrolyzed water can be applied to processes, such as machining and surface treatment of Al-Mg alloy. (2) The element distribution of the Al-Mg alloy on cutting surface is controllable by dilute NaCl electrolyzed water. (3) The chemical bond state of aluminum element on Al-Mg alloy cutting surface is controllable by dilute NaCl electrolyzed water.
著者
鈴木 雅博 田中 博道 宮坂 貞
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.4056-4063, 1987-10-25

Several 5-carbon-substituted 1-β-D-ribofuranosylimidazole-4-carboxamides were synthesized via the direct C-5 lithiation of a protected 4-carboxamide derivative as the key reaction step. Wittig reaction of a 5-formyl derivative was also examined.
著者
田中 博晃 前田 啓朗
出版者
日本言語テスト学会
雑誌
日本言語テスト学会研究紀要
巻号頁・発行日
no.6, pp.128-139, 2004-08-30

The purpose of this study was to examine the construct of amotivation. When amotivation is measured, negative items in a questionnaire cause attenuation of correlation, and as a result, it would give bias to the construct of amotivation. A questionnaire was made on the basis on Noels, Pelletier, Clement, and Vallerand (2000), and it included both positive items (P-type) and negative items of amotivation (N-type). By analyzing the data from the questionnaire using Confirmatory Factor Analysis to correct attenuation, we examined a systematic error caused by negative items. The result showed that (1) an artificial factor was identified when positive and negative items of amotivation were analyzed by Exploratory Factor Analysis; (2) the construct of amotivation was supported when 7-factor model of motivation was examined by conducting Confirmatory Factor Analysis to P-type questionnaire; and (3) P-type questionnaire was more appropriate than N-type questionnaire as a measure of amotivation, because bipolarity between amotivation and self-determined forms of motivation was clearly identified in P-type questionnaire.