著者
藤木 克洋 波多 英寛 藤原 和人 川島 扶美子 坂本 武司 稲尾 大介
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
スペース・エンジニアリング・コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp._A1-1_-_A1-4_, 2013

Now, in order to elucidate phenomena of high velocity, high velocity launching equipment, such as single stage gas gun, powder gun, and two stage gas guns are used. Generally, powder gun and two stage gas guns can launch a projectile high mass compared with a single stage gas gun. But, the working hours for cleaning the inside of a launch tube are required after launching a projectile, and since gunpowder is used, the deterioration of equipment is large compared with a single stage gas gun. On the other hand, a single stage gas gun can prepare launching projectile in comparatively short time. Moreover, there is an advantage that equipment degradation is small. In this study, the single stage gas gun which can be launched to a portable type and all the directions is developed. And the experimental result which launched various projectiles using the single stage gas gun is reported.
著者
木内 望 中野 卓 藤木 亮介 山木 慎介
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.28, no.68, pp.442-447, 2022-02-20 (Released:2022-02-20)
参考文献数
4
被引用文献数
1

Recent flood damages in urban areas have increased the need for urban planning and building measures to respond to inundation risks. In this article, in order to obtain suggestions for building and land use management based on inundation risks, floodproof retrofitting plans are examined for two types of existing condominium models in an urban area. Then, the floodproof retrofitting work costs, and the amount of damage reduction due to floodproofing are estimated. Finally, the applicabilities of such floodproofing measures are examined by analyzing the cost-effectiveness of plans under various conditions of inundation probability.
著者
藤木 亮介
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.27, no.67, pp.1494-1499, 2021-10-20 (Released:2021-10-20)
参考文献数
7

In this study, I drafted a super-long-term repair plan. As a result, I made it clear that: (1)Super-long-term repair plans cannot accurately calculate future payment amount for repair reserve. However, it is possible to predict when there will be a significant shortage of repair reserve fund. (2)A factor that will increase future repair costs is the life environment improvement work that is carried out in conjunction with extensive renovations. (3)For ultra-aged condominiums, it is important to announce in advance that the payment amount for repair reserve will increase by using super-long-term repair plans.
著者
佐藤 静江 藤木 弘美 釘宮 千鶴 倉本 恵子 林 直見
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.210, 2017

はじめに 中途障害児のA氏の母は、異常に気付くのが遅れたことなどで児への自責の念をもっており、泣く・手の振戦・幻覚などの不安症状が見られていた。しかし、不安症状がある中でも家に連れて帰りたいという思いで、医療ケアを習得し外泊することができ、母の不安症状も徐々に軽減していった。 そこで今回、これまでの支援を振り返り、障害受容過程を考察する機会を得たので報告する。 対象 急性脳症後遺症で自発呼吸のないA氏7歳の母。倫理的配慮として、当施設の倫理委員会の承認を得た。 経過 発症3カ月後に入所となり、発症4カ月までは、泣くことも多く「私のせいです」と自分を責める状態であった。反面、「いろいろ教えてほしい」という思いに対し、日常的ケアを一緒に行い、母の言動には聞く姿勢で向き合った。発症5カ月には、抱っこの希望を叶え、本の読み聞かせや手浴など、自ら行うようになっていた。 発症7〜10カ月、笑顔が見られるようになったが話していると泣くこともあった。家に帰りたいという思いを確認し、医療ケアを指導していった。その後も、散歩や行事参加の希望に答えた。 発症15カ月には医療ケアを習得し、外出で自宅に帰ることが出来た。また、同室者の母と楽しそうに話をし、泣くこともなくなっていた。 発症27カ月には念願の外泊ができ「一緒に過ごせたのでよかった」と話した。 考察 入所後、早い段階での前向きな発言から、入所を機に母の心情に変化があったといえた。また、母の思いを聞きケアを一緒に行い、希望が叶っていく中で母の様子も変化していった。母の変化はドロータ−の障害受容の段階説でいう、ショックから徐々に適応に移っていったといえた。ケアを行い、思いが叶うことで、母としてできる子育てを実感し、障害受容の過程を進める契機となったと考えられた。障害受容過程において支援者は、会話を重ね、母の思いを傾聴し、希望に沿った支援を行うことが大切であると考えた。
著者
加藤木重教 著
出版者
電友社
巻号頁・発行日
vol.後編, 1918
著者
星野 洪郎 清水 宣明 大上 厚志 藤木 博太 田中 淳
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

アジア地域でのHIV-1感染症の特殊性をタイのチェンマイ大学を共同研究の拠点として解析を行なった。タイには既に60万人の感染者がおり、その内2万人は子供である。HIV感染児では、大人より病気の進行が早く、治療効果の判定や薬剤の副作用の判定が早くできることがある。チェンマイ近郊には、HIVに感染した孤児を世話している国営の施設があり、経過観察や治療は、もっぱら国立病院やチェンマイ大学で行っている。文橡者の定期的な検査とその病態の関連をウイルス学的に解析してきた。このようにHIV感染小児の病態を解析しやすい体制を整えることができた。抗酸化物質にヒトのがんの発症を抑制する働きがあることが、多くの疫学的論文で報告されている。一方酸化ストレスやTNFαが、HIV-1感染症などの慢性感染症でウイルスを活性化させ、病気の進行を促進すると考えられている。抗酸化作用を持ち、TNFαを阻害する緑茶抽出物やアスタキサンチンなどの抗酸化剤は、HIV-1感染症の進行を抑える可能性が考えられる。これらについて介入的疫学研究を行う準備をしている。我々は、HIV-1感染の新しいコレセプターとして新しいコレセプターを同定し解析した。日本人感染者、タイの感染児の抹消血を用い、経時的に解析し、新しいコレセプターの臨床的、疫学的の意義を明らかにした。すなわち、HIV-1感染の新しいコレセプターとして、D6,CCR9b, XCR1およびFML1を同定し、解析を始めた。D6は、日本人血友病患者由来のsubtypeBのdual-tropic HIV-1、FML1はタイ、ベトナム由来のsubtypeAEおよびCのウイルスで利用した。これまでの研究期間の間に、タイの規則が厳しくなり、タイ人の試料は,許可なしには持ち出せず、国外持ち出しの手続きに長時間かかるようになった。緑茶抽出物をHIV感染者に投与するには、チェンマイ大学の倫理委員会に書類を提出しなければならないが、審査を受けるのに非常に時間がかかることが明らかとなった。現在手続きを進めている。
著者
藤木 大介 関口 道彦 森田 志保 高橋 佳子 倉田 久美子 山崎 晃
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.169-179, 2010 (Released:2010-10-22)
参考文献数
20

In 2004, Ninio suggested that the process of comprehending noun phrases such as “black shoes” included two steps: comprehending the noun “shoes” and the addition of the attribution “black.” Based on this assumption, Ninio predicted that the developmental process of comprehending noun phrases must progress through a phase in which children understood only the noun. She demonstrated the validity of her assumption through experiments conducted in Hebrew. However, her results were confounded by the word order of the noun phrase in the Hebrew language, in which the noun is the first word and the headword. In this study, we used Japanese phrases to eliminate the artifacts of the above study, because in the Japanese language, the noun is neither the first word in a noun phrase, nor the headword in an adjective phrase. Results indicated that also in Japanese, there is a developmental phase in which children comprehended only the noun in the noun phrases, which confirmed Ninio's assumption. However, there was also a phase in which children comprehended only the noun in the adjective phrases. These results cast doubt on Ninio's suggestion that the process of comprehending the noun phrase includes two steps, or that this two-step process results in a phase in which children comprehend phrases based only on the noun. We think current results relate the idea of noun dominance in children's learning of new words as described by Gentner in 1982, and this dominance influences children's attention by directing it to the noun when comprehending phrases.
著者
藤木 卓 森田 裕介 全 柄徳 李 相秀 渡辺 健次 下川 俊彦 柳生 大輔 上薗 恒太郎 中村 千秋
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.395-404, 2006
参考文献数
16
被引用文献数
5

日韓の中学校間において生徒同士の討論を含む授業を行うために,インターネット上で高精細動画の伝送が可能なツールを用いて,2箇所の授業会場と司会・通訳会場の3地点を結ぶ遠隔授業を実践した.この授業では,交流授業の後「海を越えてエネルギの未来を考えよう」をテーマに,電気エネルギの利用や夢の発電に関する討論を行った.そして,授業及びトラフィックと伝送画質,対話支援環境,遅延の影響を検討し,以下の結論を得た.日韓間の中学校において,高精細動画と翻訳チャット,Web-GIS教材を用いた遠隔授業が実践できた.主観評価から,学習者,教師,参観学生にとって有用性の高い授業であったことが分かった.トラフィック評価から,福岡-長崎間では安定した通信ができたが,福岡-光州間では十分な帯域が確保できなかった.伝送画質評価から,福岡-長崎間の対面型の画質はPQR2.4〜3.4,福岡-光州間はPQR9.1〜13.5を示した.翻訳チャットやWeb-GIS教材の利用は,授業中の対話支援に有用であった.遅延の影響は,通訳や発言調整により目立たなかった.
著者
福安 智哉 小嶋 舞 藤木 理代
出版者
名古屋学芸大学健康・栄養研究所
雑誌
名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 = Annual Report of Institute of Health and Nutrition Nagoya University of Arts and Sciences (ISSN:18821820)
巻号頁・発行日
no.11, pp.35-40, 2019-12

【目的】 運動は、健康増進、生活習慣病の予防・改善、減量効果が期待されるが、効果が出にくい人も多い。運動の継続には「運動に関心をもつ」ことが重要である。また減量効果に遺伝的素質も影響する。そこで本取り組みでは、血糖測定などの体験型学習を取り入れた「健康運動教室」を開催し、参加者が健康と運動の関係を実感し、「運動に関心をもつ」ことができるような講座を目指した。また、遺伝因子による効果の個人差については、脂質代謝に影響するβ3アドレナリン受容体(β3-AR)の遺伝子多型を解析し、体脂肪減少効果との関連を検証した。【方法】 「日進市生涯学習講座」の参加者38人(男性8人、女性30人、年齢60.8±12.5歳、BMI 23.9±3.1)を対象に、「健康運動教室」を4ヶ月間に渡り全6回実施した。各講座で、健康と運動の関わりについての講義に加え、運動の実践、血糖測定、体組成の測定などの体験型学習を実施した。遺伝子解析は、同意を得られた25名を対象に、口腔粘膜より採取したDNAを用いて、β3-AR Trp64Arg(rs4994)をRFLP法で解析した。講座実施後、自記式アンケート調査を実施した。【成果と考察】 約7割の人が講座に継続して出席した。出席者へのアンケート調査の結果、「講座をきっかけにやる気や行動に変化があった」と回答した人が9割以上であった。「やってみたい運動」「実際に実行・継続できた運動」については、ラジオ体操やウォーキングなどの回答数が多かったことから、日常生活に取り入れやすく、継続しやすい運動を具体的に示し、体験させたことが効果に繋がったと考えられる。本講座で実施した血糖測定で、参加者は足踏み程度の軽度の運動を15分間実施するだけで、スイーツ摂取による血糖上昇を抑制できることを体験し、運動が体脂肪減少だけでなく、血糖コントロールにも有効であることを実感できた。遺伝因子と減量効果については、β3-AR 遺伝子が正常型の17人中6人において体脂肪量が減少した。一方、Trp64Arg 多型をもつ8人においては減少しなかった。【結論】 健康増進のための行動を実行に移し、継続させるためには、知識や情報を提供することのみならず、日常生活に取り入れやすい実践例を具体的に示し、体験させることが重要である。さらに介入による体脂肪率減少効果を上げるためには、それぞれの体質や生活習慣に応じた食生活や身体活動を提案していく必要がある。