著者
林貴志著
出版者
ミネルヴァ書房
巻号頁・発行日
2007
著者
河原 達也 住吉 貴志 李晃伸 武田 一哉 三村正人 伊藤彰則 伊藤 克亘 鹿野 清宏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.100, pp.37-42, 2001-10-19
参考文献数
20
被引用文献数
24

連続音声認識コンソーシアム(CSRC)は、IPAプロジェクトで開発された「日本語ディクテーション基本ソフトウェア」の維持・発展をめざして、情報処理学会 音声言語情報処理研究会のもとで活動を行っている。本稿では、2000年度(2000年10月-2001年9月)において開発されたソフトウエアの概要を述べる。今回、大語彙連続音声認識エンジン Julius の機能拡張、大規模なデータベースを用いた音響モデルの作成、種々の音響・言語モデル及びツール群の整備を行った。本ソフトウエアは現在、有償で頒布している。Continuous Speech Recognition Consortium (CSRC) was founded last year under IPSJ SIG-SLP for further enhancement of Japanese Dictation Toolkit that had been developed by the IPA project. An overview of the software developed in the first year (Oct. 2000 - Sep. 2001) is given in this report. We have revised the LVCSR (large vocabulary continuous speech recognition) engine Julius, and constructed new acoustic models using very large speech corpora. Moreover, a variety of acoustic and language models as well as toolkits are being set up. The software is currently available.
著者
坂本 貴志
出版者
山口大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

ヘルメス的伝統の思想的な核心が、世界、自然、あるいは宇宙全体を唯一神の無限に多様な表出と見る考え方にあることを明らかにした。ルネサンスの末期に起こった宇宙観の革命は、ヘルメス的伝統に新たなる展開の可能性を与えた。その具体的な展開は、もはやヘルメス的伝統の名前で呼ばれることはなかったが、思想的な核心を継承しつつ、ドイツ近代においてもなされた。批判期前のカント、レッシング、ゲーテ、シラー達は、宇宙を含む世界全体とその中に生きる人間存在を総体的に了解しようとして、この伝統を新たに変奏した。
著者
貴志 俊彦 川島 真 陳 來幸 佐藤 卓已 佐藤 卓己 北村 由美 小林 聡明
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

この国際共同研究では、日本国内、台湾、韓国などで展開された学術交流によって、今後の関連研究に貢献できる次のような論点を明らかにできた。(1)エスニック・メディアに掲載された見解を分析することで、太平洋戦争終結による時代性の非連続的側面よりも、社会の環境および観念の連続性をより検出できた。(2)華人、金門人、日本人、コリアンとも、戦後直後においては、東アジアと東南アジアといった地域を移動する流動性が顕著であったため、時空間横断分析を進め、地域相関型の研究を推進することの重要性が確認された。(3)エスニック・メディアは、文字資料のみならず、映画、ラジオなど多様な非文字資料の役割が重要であるとともに、集団的、個人的コミュニケーション手段がコミュニティの拠点どうしを結ぶ機能を果たしていることを明らかにできた。なお、エスニック・メディア・データベースの構築は、引き続き課題として残された。
著者
瀬尾 邦彦 白川 貴志 杉本 恒美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.494, pp.7-11, 2008-02-19
参考文献数
4

現在世界には多くの地雷が残存し、その除去作業が行われている。しかし既存の電磁波を使用した地雷探査法では、雨季の東南アジアなどの地面が冠水した土壌での探査が困難となる。本研究ではこのような冠水土壌中の極浅層部分の地中探査を目的とする。室内実験にて冠水土壌中での120kHzの超音波伝播を測定した結果、音速約1500m/s、減衰約-19dB/mの超音波伝播が確認された。この結果を踏まえ、冠水土壌中極浅層部分の地中映像化を行った。
著者
西迫 貴志
出版者
東京工業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では,基板上に作製した微細な流路(マイクロ流路)の分岐構造を利用し,異形微粒子の作製に関する研究を行った.互いに混ざり合わない硬化性液体と非硬化性液体をマイクロ流路に送液し,サイズの均一な(単分散)多層構造のエマルション(多相エマルション)滴を生成した後,硬化処理によって,非硬化性液体を鋳型とした形状を有する異形ポリマー微粒子を生成することができた.さらに,微粒子の高機能化を目的とした各種ナノ・マイクロ粒子の複合化,および生産量をスケールアップさせるための装置について検討した.
著者
澤田 光平 日原 裕恵 吉永 貴志
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.126, no.5, pp.321-327, 2005 (Released:2006-01-01)
参考文献数
7

オンチャネルは生理的に重要な機能を有しており,創薬の標的としても非常に魅力がある.しかしイオンチャネル創薬研究は他の分野に比べ未開拓であり,その中でも電位依存性イオンチャネルは研究の難しさから特に遅れている.電位依存性イオンチャネルの創薬研究でも1次スクリーニングには蛍光測定法のような多検体評価の可能な系,2次スクリーニングはより信頼性が高く,生理的条件で情報の得られるパッチクランプ法を用いることが推奨される.しかし,従来のパッチクランプ法では熟練した研究員でも1日に多くて10化合物程度しか評価できず,スループット性は低い.このために電位依存性イオンチャネルの創薬研究の発展は著しく阻害されていた.しかし,最近オートメーションパッチクランプ法が開発され,電位依存性イオンチャネルの創薬研究も新たに活況を呈するようになってきた.hERGチャネルは薬剤によるQT延長,不整脈誘発の危険性に最も深くかかわっており,探索研究初期からそのリスク排除のための検討が必要である.我々は化合物によるhERGチャネル抑制作用検討のため,hERGチャネル安定発現細胞の樹立,高速スクリーニング法として蛍光膜電位測定法,また2次スクリーニング法としてIonWorks HTシステムを用いたオートメーションパッチクランプ法の構築を試みた.蛍光膜電位測定法は非常に高いスループット性を有するが,false negative/positiveの割合も高い.一方IonWorks HTを用いたオートメーションパッチクランプは従来のパッチクランプと比較しても同等の精度で電流の記録が可能であり,化合物のIC50値もよい相関を示した.しかし一部の化合物ではIC50値の乖離も見られ,今後更にシステムの改良も必要である.以上のように電位依存性イオンチャネル創薬技術にはまだ課題もあるが,大きな可能性が開けてきた.
著者
矢口 貴志 滝澤 香代子 田口 英昭 田中 玲子 窪田 規 窪田 宜昭 窪田 正昭 福島 和貴
出版者
日本医真菌学会
雑誌
日本医真菌学会雑誌 (ISSN:09164804)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.97-100, 2007 (Released:2007-09-26)
参考文献数
14
被引用文献数
2 2

銀は, 古くから細菌などの微生物に対して抗菌作用を有することが知られており, 食器をはじめ歯科用充填材などに用いられている. 今回, ナノ銀粒子を静電吸着させたコラーゲン水解ペプチド (GX-95) の病原真菌を中心とした真菌に対する抗真菌活性について検討した. その結果, 検討したすべての菌種に対し, 抗真菌活性を有することが明らかとなった. 最小発育阻止濃度 (MIC) は, fluconazole, itraconazole, flucytosine 耐性株を含めたCandida albicans に対して0.25-3.1μg/ml, Cryptococcus neoformans に対して0.05-0.2μg/ml, Aspergillus fumigatus に対して0.025-0.4μg/ml, Trichophyton rubrum に対し0.4μg/ml, Cladophialophora carrionii に対して0.05μg/ml などとなり, GX-95は幅広く強い抗真菌活性を示した.
著者
小川 貴志子 藤原 佳典 吉田 裕人 西 真理子 深谷 太郎 金 美芝 天野 秀紀 李 相侖 渡辺 直紀 新開 省二
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.545-552, 2011 (Released:2012-02-09)
参考文献数
17
被引用文献数
19 40

目的:介護保険制度で用いられている基本チェックリストによる虚弱判定のcut-off pointをFriedらの定義に照らして検討した.さらに,同チェックリストで虚弱と判定された高齢者の血液生化学及び炎症マーカーの特徴を明らかにすることを目的とした.方法:1)群馬県草津町に在住する65歳以上の住民を対象に実施されている高齢者健診を2007年と2008年の2年とも受診した420人を対象に,Friedらの基準による虚弱判定と基本チェックリスト(1~20項目)得点との関係を分析し,その併存的妥当性を検討した.2)その結果得られた基本チェックリストのcut-off pointを利用し,2008年同町の高齢者健診受診者(665人)の虚弱判定を行った.さらに,虚弱群と非虚弱群の血液生化学及び炎症マーカーを比較した.結果:1)Friedらの判定に対する基本チェックリスト(1~20項目)のYouden Indexはcut-off point 4/5点であったが,虚弱判定は特異度を重視し,cut-off point 5/6点に設定した.この時,感度,特異度はそれぞれ60.0%,86.4%であった.2)男性34名(12.3%)女性74名(19.0%)が虚弱と判定された.性,年齢を調整した虚弱に対するIL-6のリスク比(第1三分位に対する第3三分位)は2.05[95%信頼区間(CI):1.15-3.64],握力の同リスク比は0.19[95%CI:0.07-0.46],歩行速度の同リスク比は0.23[95%CI:0.12-0.45]であった.炎症マーカーのうちIL-6第3三分位かつβ2-ミクログロブリン(MG)第3三分位群の虚弱に対するリスク比は5.61[95%CI:2.40-13.11]であった.結論:基本チェックリストを用い「虚弱」を判定することは可能であり,IL-6とβ2-MGの両方を組み合わせた指標は,虚弱マーカーとして有用であることが示唆された.
著者
原 英夫 田中 義人 蛭子 健太郎 浜垣 秀樹 大山 健 日比野 優 松元 貴志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.98, no.459, pp.1-6, 1998-12-11

これまで、シンクロナスバスでは、クロックスキュー、バス上の信号遅延などの問題によりモジュール数、または、転送速度に制限がでてきた。そこで、我々は、転送用クロックとデータ、信号が常に同一モジュールから出力されるソースシンクロナスバスを用いたデータ収集システムの開発を行っている。本稿では、高エネルギー物理学実験のフロントエンド読み出しシステム用として9Uサイズのカスタムバックプレーンを持つソースシンクロナスバスを用いたモジュール開発について報告する。
著者
藤重 悟 牧野 和久 高畑 貴志 柏原 賢二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.7, pp.51-58, 2001-01-19

各辺ベクトルの台の大きさが2以下である多面体のクラスについて考える.このような凸多面体を複基多面体と呼び,頂点をもつ任意の多面体P⊆R^Vについて,次の3つが等価であることを示す.(1) Pが複基多面体である.(2) 台Vの法線ベクトルをもつPの各面は,ある基多面体の反転および軸方向のスケーリングによって得られる.(3) Pの支持関数は,R^Vの各象限上の劣モジュラ関数である.We consider a class of pointed convex polyhedra in R^V whose edge vectors have the support of size at most 2. We call such a convex polyhedron a polybasic polyhedron and show that for a pointed polyhedron P ⊆ R^V the following three statements are equivalent: (1) P is a polybasic polyhedron. (2) Each face of P with a normal vector of the full support V is obtained from a base polyhedron by a reflection and scalings along axes. (3) The support function of P is a submodular function on each orthant of R^V.
著者
中野 寛 末岡 淳男 劉 孝宏 家藤 英世 折居 利昭 中江 貴志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.72, no.720, pp.2373-2381, 2006-08-25 (Released:2011-03-04)
参考文献数
8
被引用文献数
2 4

This paper deals with the occurrence mechanism of the squeal phenomena generated in a new type of bicycle disk brake unit and its countermeasure experimentally and analytically. It was made clear that squeal was in-plane vibration in the direction of disk surface with frequency 650 Hz caused by frictional characteristics with negative slope with respect to the relative velocity, and was generated in the vibration system including brake unit and spokes, in the same manner of old type of disk brake unit. The countermeasure against squeal by using a dynamic absorber was conducted. The simple analytical model of the bicycle disk brake system was set up. Some features of squeal phenomena and the optimal design of dynamic absorber for quenching squeal were made clear analytically and it was confirmed that the analytical results agreed well with the experimental ones.
著者
中野 明彦 植村 知博 佐藤 健 安部 弘 平田 龍吾 齊藤 知恵子 黒川 量雄 富永 基樹 上田 貴志
出版者
東京大学
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2008

細胞内膜交通の問題に生化学、遺伝学と最新のライブイメージング技術を駆使して取り組み、小胞に濃縮した積荷タンパク質を安全かつ確実に受け取る仕組みなど、選別輸送の新たな機構を解明することができた。また酵母から高等植物への展開から、進化の過程で植物が獲得した新たな膜交通機構を明らかにし、従来の動物細胞の研究だけからでは十分に理解できなかったゴルジ体層板形成、ポストゴルジ交通などの複雑な事象を整理する手がかりを得た。
著者
坂井 丈泰 永井 宏昌 国島 貴志 松本 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.97, no.230, pp.79-85, 1997-08-22
被引用文献数
1

高速な画像処理のためのアプローチのひとつに、センサ・アレイと並列演算回路を一体化し、画像の入力と演算処理を同時に実行することを狙ったインテリジェント・センサあるいはビジョンチップなどと呼ばれるアーキテクチャがある。このための演算回路はコンパクトかつ低消費電力であることが要求されるが、我々はフローティングゲートを持つ差動増幅器を用いた方式を検討しており、本演算方式によりDCT演算回路を構成すれば画像圧縮センサの実現も考えられることを示した。本報告では、このフローティングゲート付差動増幅器について動作原理およびアプリケーションを概説し、さらに試作中のプロトタイプ・チップについてレイアウト作業の概況を報告する。
著者
枝光 貴志 酒井 紘治 吉田 隆人 川島 悟之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.453, pp.45-48, 2008-01-17

モバイル機器用ディスプレイの高画質化に伴い、色再現性の向上が望まれている。その解決方法の一つとして広色域LEDの利用がある。広色域LEDバックライトを用いたLCDのNTSC比は、白色LEDバックライトを用いたLCDのNTSC比と比較して10%程度の向上が期待できる。しかしながら光束は白色LEDに比べ低下する。そこで白色LEDと広色域LEDとを組み合わせた混合バックライトの検討を行った。試作したバックライトは白色LEDバックライトに対して、全点灯モード(LED全点灯)では輝度は同等、ムービーモード(広色域LEDのみ点灯)ではNTSC比が8%程度向上した。また両モードにおいて十分な輝度均一性を得る事ができた。
著者
杉本 貴志
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

現在急速に事業の統合・広域化を進める消費者生活協同組合がいかなる課題を抱えているか、日本とイギリスの生協について現地調査と理論的考察を進めることにより、「非営利・協同」の事業体として独自の存在意義を訴えることに成功することができたならば、こうした統合化は流通業界におけるユニークで強力な事業体に生活協同組合を発展させ得るものであることを確認することができた。しかしそれは同時に、組合員の「参画型民主主義」という生協本来の価値を揺るがしかねないものでもあって、その解決のためには「ステークホルダー民主主義」のモデルを模索し、確立することが、今何よりももとめられていることを論じ、考察した。

1 0 0 0 OA 朝暾集

著者
貴志忠美 [著]
巻号頁・発行日
vol.[10], 1800