著者
大西 史晃 松田 保 金森 雅夫 的地 修 豊田 則成 廣木 武士
出版者
びわこ成蹊スポーツ大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13489399)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.105-115, 2010-03-15

Introduction: "Kids Project" is a project which started from 2003 by the Japan FootballAssociation (JFA) and its purpose is to support kids to like sports and also to learn socialskills through playing sports. Biwako Seikei Sports College(BSSC) started this project at thesame time that JFA did. Student coaches who are certified as JFA Kids' Leaders visitkindergartens in Otsu city, and instruct kids to do physical activities such as soccer, tag, andso on. Kids learn social skills such as rules, responsibility, team work, and fair play. Since BSSCstarted this project, it has become in creasingly popular in the community year by year. Fromthe year of 2005, evaluation of the project has been carried out at the end of every year. Thisstudy was to investigate the result of "Kids' Project" by analyzing the end term evaluationfrom 2005 to 2007 and to clarify problems that need to be resolved to provide a betterprogram in the future. Design: The number of kindergartens that participated into doing theend term evaluation was 18 in 2005, 30 in 2006, and 27 in 2007. The age range of subjects was3 to 5 years old. The evaluation form consisted of two types of questions. One is a 4-pointsgradingsystem to a provided question "Are contents of the program appropriate for yourkids?" In this grading system, 1 means "it suits very well" and 4 means "it does not suit atall". The other is a free comment for requests to coaches. In the evaluation of 2007, extraquestions were added. The extra questions were "Any behavioral change in a group?" and"Any behavioral change in the individual? Answers for these questions were chosen from oneof 4 comments, A: I strongly agree, B: I agree, C: I disagree, and D: I strongly disagree. Result:The average point of the 4-point-grading system to the question" Are contents of the programappropriate to your kids?" is 1.76 in 2005, 1.76 in 2006, and 1.81 in 2007. The major comment forrequests to coaches in 2005 was" Coaches were very polite to kids" for good and" We need apreliminary meeting at the beginning of the year." for bad. The major comment for requests tocoaches in 2006 was "Coaches became very close to kids and kids like the coaches" for goodand "Coaches need to show a better approach to handicapped kids." for bad. Major commentfor request to coaches in 2007 was "Coaches' approach to handicapped kids was very good."for good and "Coaches visit our kindergarten more often." for bad. Answers for the question"Any behavioral change in a group?" were 3 of A, 16 of B, 5 of C, 0 of D, and 3 of no comment.Answers for the question "Any behavioral change in the individual?" were 4 of A, 16 of B, 5for C, 0 of D, and 2 of no comment. Conclusion: Since a high average score in the gradingsystem in each year were reported, it is clarified that this project suits kids who are under theage of 6. Also, it is clear that kids are able to learn social skills through this project.
著者
金谷 京子
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.31-37, 1994-03-31

本研究は対人行動に問題を持つ、軽度の発達障害幼児にパートナーとの2人学習の場面で1年9ヵ月の間、社会的スキルの獲得のための指導を行った経過を通して、そのプログラムと指導法について検討したものである。指導法には、行動修正技法を用い、初期の段階では、個別的課題を2人で同じ机上で移行し、お互いを観察すること、模倣することを強化した。第2段階では、パートナーとの共同作業やゲームを増やし、適切な言語伝達法を学習させるとともに、ルールの理解や競争意識の喚起を促した。そして最終段階では、ごっこ遊びやゲームを通して相手への援助行動や協力行動を強化し、子ども同士の相互作用を促して、教師の介入は漸次撤去していった。以上の結果、対象児の注目行動の定着、適切なコミュニケーション手段の獲得、相手との協力・援助行動の増加をもたらした。
著者
谷地 俊二 大高 明史 金子 信博
出版者
日本土壌動物学会
雑誌
Edaphologia (ISSN:03891445)
巻号頁・発行日
vol.90, pp.13-24, 2012
参考文献数
45

神奈川県鎌倉市にある冬期湛水型の有機農法水田における水生ミミズ類の種組成,個体数密度,バイオマスを,冬季を除いた2010年6月から2011年5月まで調べた.水生ミミズ類の種構成は8種類からなり,他の水田や富栄養湖に優占するL.hoffmeiteriとB.sowerbyiが優占していた.鎌倉水田における水生ミミズ類の個体数密度は2,822m^<-2>であり,似た種構成を記録した北日本(50,000m^<-2>)やフィリピン(8,200m^<-2>)の水田と比べ低かった.また,渓流性のE.yamaguchiiが生息していた.
著者
高藤 清美 上野 寛仁 根本 純一 金子 正夫
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 35 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.454-455, 2011-08-23 (Released:2018-05-16)
参考文献数
4

バイオ光化学電池は、バイオマス(バイオ系廃棄物を含む)と光を組み合わせることで、バイオマスを分解し、さらに電気エネルギーを取り出すことのできる、新しいタイプの光化学電池である。バイオマスの分解・浄化とエネルギーの生成を同時にできることから、資源・エネルギー教材として興味深いものがある。バイオ光化学電池は様々なバイオマスを使用することが可能であるため、それぞれの結果を定量的に比較することで、資源・エネルギーに対する考え方を深めることができると期待できる。本研究では、教室での定量的な実験のために必要となる、光源の検討、出力電力の評価方法の検対等をおこなった。発表では実演をおこなう予定である。
著者
金本 郁男 井上 裕 守内 匡 山田 佳枝 居村 久子 佐藤 眞治
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.96-101, 2010 (Released:2010-04-26)
参考文献数
15
被引用文献数
1

野菜サラダ(キャベツ,オリーブ油,酢)と米飯の摂取順序を変えた時に食後の血糖値とインスリン値のプロファイルがどのように変化するのかを確認するため,10名の健常成人において試験を行った.その結果,米飯摂取後に野菜サラダを摂取した場合と比較して,米飯摂取前に野菜サラダを摂取した場合には,食後20, 30, 45分での血糖上昇値(ΔC)は有意に低下し(p<0.01),最高血糖値(ΔCmax)に到達する時間は約40分遅延した(p<0.01).ΔCmaxは平均21%低下し,食後0∼120分までの血糖値上昇曲線下面積は,平均39%低下した.血清インスリン値は血糖値とパラレルに推移し,食後のインスリン分泌が節約できる可能性が示唆された.以上より,野菜サラダは米飯よりも先に摂取するほうが食後の血糖上昇を抑制するために有効であることが示された.
著者
松田 秀雄 田村 直之 小畑 正貴 金田 悠紀夫 前川 禎男
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.296-303, 1985-03-15

試作マルチマイクロプロセッサシステム上への並列Prolog 処理系"k-Prolog"の実装とその評価について述べる.まずマルチプロセッサ上でProlog 処理系を実現するための並列実行モデルを与えそのモデルをもとにパイプライニング並列とOR 並列という二つの並列処理方式の記述を行う.パイプライニング並列とは後戻り処理のときに必要となる別解を他のプロセッサがあらかじめ求めておくもので解の求められる順番が逐次実行の場合と同じになるという特徴をもっている.OR並列とはゴール節中の述語からの入力節の呼出しを並列に行うものでデータベース検索等の問題に有効な方式だと考えられる.処理系の実装は筆者の所属する研究室で試作されたブロードキャストメモリ結合形並列計算機上に行った.これは16ビットマイクロプロセッサ8086をCPU にしており 共通バスにより結合されている.いくつかの例題プログラムを両並列処理方式で実行した結果 バイプライニング並列ではプロセッサ台数が小さいときに良好なデータが得られており実行プロセス数の急激な増大もなく安定している.OR 並列では全プロセッサ台数を通じて台数に比例した値に近い実行速度の向上が見られるが 実行プロセス数が急激に増大する場合があり大容量のメモリが必要となるという結論が得られている.
著者
金井 淑子
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究はフェミニズムと倫理学を架橋する問題意識から、ジェンダー、身体、本質主義、構築主義をめぐる議論のある種の膠着状況にあるとの認識に立ち、それを突き破りうる「身体論」の位相を拓こうとするものである。身体の問題について、哲学の場面に登場しつつある臨床哲学や現象学的身体論を批判的に引き込み、その議論の土俵をつくる企てであった。フェミニズムに「フェミニニティ」を立てれば、本質主義という批判を免れがたいのだが、あえてそこに踏み込み、フェミニズムにおいて知の余白に置かれてきた身体の主題化に挑戦した。計画年度初年度は、主としてフェミニズムの側から、フェミニニティ、身体、社会構築主義/本質主義、ジェダーのキーワードに関わる課題について考察した。中間年度は、哲学・倫理学の側でキーワードとなる、身体、女性、パターナリズム、ケア、家族・家庭、親密圏についての概念的整理を通して、「弱いパターナリズムとしてのケア倫理」の提唱に及んだ。研究は、論文数編と、編著『ファミリー・トラブル近代家族/ジェンダーのゆくえ』に結実した。最終年度は、単著『異なっていられる社会を女性学/ジェンダー研究の現在』、編著『身体のアイデンティティ・トラブルセックス/ジェンダーの二元論を超えて』、共著『差異を生きるアイデンティティの境界を問い直す』『ジェンダー概念が開く視界-バックラッシュを越えて』、他、論稿数本において、本研究テーマの成果を反映した刊行につなぐことができた。なお本稿が立てた「フェミニニティと現象学的身体論批判」について、身体への現象学的アプローチの考察に十分な展開を果たせていないことを付言しておきたい。
著者
杉田 昭 小金井 一隆 辰巳 健志 山田 恭子 二木 了 黒木 博介 荒井 勝彦 木村 英明 鬼頭 文彦 福島 恒男
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.66-72, 2012 (Released:2012-04-24)
参考文献数
18

痔瘻癌は痔瘻の症状が併存するため早期診断が困難で,進行癌で発見されることから予後が不良な疾患である.本邦ではCrohn病症例に合併する肛門病変として痔瘻が最も多い.Crohn病に合併する大腸癌のうち,痔瘻癌を含む直腸肛門管癌が半数以上を占めるのが本邦の特徴であり,合併する痔瘻癌の特徴は基本的に通常の痔瘻癌と同様であるが,自験例の痔瘻癌診断までの罹病期間は平均20年,癌診断時年齢は平均39歳と通常の痔瘻癌に比べて罹病期間に差はなかったものの,若い年齢で発症していた.痔瘻癌発見の動機は粘液の増加,肛門狭窄の増強,腫瘤の出現などの臨床症状の変化であることが多く,長期に経過した痔瘻を合併するCrohn病症例では痔瘻癌の合併があることを念頭に置き,痔瘻の症状の変化,肛門所見に留意して定期的な指診,大腸内視鏡検査,積極的な細胞診,生検を行うことが早期診断と長期生存に重要である.直腸肛門管癌(痔瘻癌を含む)に対する癌サーベイランスプログラムの確立が望まれ,その可否の検討が必要である.
著者
金子 幾之輔
出版者
桜花学園大学
雑誌
桜花学園大学人文学部研究紀要 (ISSN:13495607)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.47-58, 2008-03-31

本研究は,まばたきチックを呈する1名の男子(10歳,小学校4年生。以下,clと称する。)に対して,ハビット・リバーサル法(セルフ・モニタリング法付加)と母親へのカウンセリングを併用し,その臨床的有効性を検討した。治療の最初の段階では,clにハビット・リバーサル法を適用するとともに,母親へのカウンセリングによる情緒の安定化と養育態度の改善を図ったが,clのチック回数は一時的に減少するにとどまった。そこで,次の段階として,clに対してセルフ・モニタリング法を付加した結果,clのチック回数は漸時減少した。また,その治療過程において母親の情緒の安定化と養育態度の改善が有効に機能した。全体の結果として,clのチック症状は相当に軽減したが,まだ完全に治癒したとはいえないことから,今後も経過観察する必要がある。
著者
金原 寿郎 遠藤 博 瀬賀 節子
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1-4, 1968

In Part II, it was reported that, when smouldering combustion propagates downward through a vertical rod of radius <i>γ</i> with a constant velocity <i>υ</i>, the distribution of temperature <i>T</i> inside the rod is given by<br><i>k</i>(∂<sup>2</sup><i>T</i>/∂x<sup>2</sup>)+<i>cρυ</i>(∂<i>T</i>/∂<i>x</i>)+2(1/<i>γ</i>+<i>Δ</i>/<i>γ</i><sup>2</sup>)((<i>q</i>/<i>T</i><sub>i</sub>-<i>T</i><sub>a</sub>)-<i>h</i>)(<i>T</i>-<i>T</i><sub>a</sub>)=0    (1)<br>when referred to an ordinate <i>Ox</i> moving downward with the propagation. The constants <i>k, c, ρ</i> are respectively the thermal conductivity, the specific heat and the density of the rod ; <i>Δ</i> the thickness of a stagnant boundary layer assumed to exist around the rod ; <i>T</i><sub>i</sub> the ignition temperature ; <i>T</i><sub>a</sub> the ambient temperature ; <i>h</i> the heat transfer coefficient ; and <i>q</i> is a constant depending upon the chemical composition of the rod and the ambient air.<br>The solution of the equation(1) is, in general<br><i>T</i> - <i>T</i><sub>a</sub>=<i>θ</i>=e<i><sup>-αx</sup></i>(<i>A</i>e<sup>-βx</sup>+<i>B</i>e<sup>βx</sup>)    (2)<br>where<br><i>α</i>=<i>cρυ</i>/2k, β=1/2k √<i>c</i><sup>2</sup><i>ρ</i><sup>2</sup><i>υ</i><sup>2</sup>-8k(1/<i>γ</i>+<i>Δ</i>/<i>γ</i><sup>2</sup>)((<i>q</i>/<i>T</i><sub>i</sub>-<i>T</i><sub>a</sub>)-<i>h</i>)<br>and <i>A</i> and <i>B</i> are integration constants. Taking the fire front as the origin of <i>Ox</i>, the boundary condition is<br><i>θ</i>=0,   ∂<i>θ</i>/∂x=0    at  x=0    (3)<br>As was discussed in Part I, there is no solution of (1) which satisfies (3) in a strict sense, but (3) is fulfilled approximately when<br><i>β</i>=0    (4)<br>This gives us not only <i>υ</i> in terms of <i>c</i>, <i>ρ</i>, <i>k</i>, etc. as<br><i>υ</i><sup>2</sup>=8<i>k</i>/<i>c</i><sup>2</sup><i>ρ</i><sup>2</sup>((1/<i>γ</i>)+(<i>Δ</i>/<i>γ</i><sup>2</sup>))((<i>q</i>/<i>T</i><sub>i</sub>-<i>T</i><sub>a</sub>)-<i>h</i>)    (5)<br>but <i>T</i> in the form :<br><i>T</i>-<i>T</i><sub>a</sub>=e<sup>-αx</sup>(<i>C</i>+<i>Dx</i>)    (6)<br>where <i>C</i> and <i>D</i> are integration constants.<br>It was reported in Part II that (5) showed remarkable coincidence with experiments. Now in this report, it will be shown that the equation (6), too, coincides satisfactorily with experimental results showing that our theory has got another strong evidence.
著者
定金 計次
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.47-59, 1990-03-31 (Released:2017-05-22)

Indian painting is believed to have started developing in the post-Vedic period. On the basis of early Buddhist literature, it is certain that Buddhist monasteries began to be decorated with mural paintings in the late post-Vedic or the early Mauryan period. This is the first definite connexion between the Buddhist community and painting. We cannot, however, regard this as the true beginning of Indian Buddhist painting. For mural paintings in early Buddhist monasteries almost certainly consisted of decorative motifs which were not peculiar to Buddhism. Though we have no positive data, it seems that cloth paintings used in narrative recitation were popular in the same period. It may well be that Indian Buddhist painting came into existence in the form of such painting, which depicted Jatakas (stories of the Buddha's former births) and stories from the Buddha's life. Early Buddhist relief sculptures on railings and gateways of stupas probably presupposed these cloth paintings. Buddhist shrines had been developing since the Mauryan period. In the post-Mauryan period, Buddhist mural painting, influenced by Buddhist cloth paintings used in narrative recitation and by mural paintings of royal palaces, appeared in Buddhist stupa shrines.
著者
前田 浩人 曽川 一幸 林 加織 石毛 崇之 阿部 抄織 砂川 知宏 谷川 滋子 金岩 篤司 三品 美夏 渡辺 俊文 古畑 勝則
出版者
日本獣医腎泌尿器学会
雑誌
日本獣医腎泌尿器学会誌 (ISSN:18832652)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.50-54, 2018 (Released:2018-05-11)
参考文献数
14

ネコの下部尿路疾患の2-10%の症例において細菌感染が認められる。MALDI-BioTyper Systemを応用し、ネコの尿における直接菌種同定を試み、時間の短縮について検討を行った。2015年8月10日から2016年3月31日の間に前田獣医科医院に受診し、細菌性膀胱炎と診されたネコ43匹の尿を検体とした。MALDI-BioTyper Systemによる細菌の同定は、グラム陰性菌で92.0%、グラム陽性球菌で37.5%であり、検体採取後30分で同定可能であった。本法は、尿中細菌同定分析を短時間で同定が可能な方法である。
著者
片山 大河 廣瀬 繁雄 望月 翔平 金松 基孝
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.375-376, 2018-03-13

PostgreSQLは外部のデータベースにアクセス可能にする仕組みForeign Data Wrapperがある。この機能はデータベースのマイグレーションや複数の異種データベースを併用するシステムなどで利用され、近年その機能強化が盛んに行われている。ユーザは、この仕組みに基づいて各データベース向けに実装されたモジュールをインストールすることで、任意のデータベースにアクセス可能になる。この度、この機能を用いてPostgreSQLからインメモリデータベースGridDBにアクセス可能にした。GridDBはIoTデータ向けのNoSQLデータベースで、その特徴的な仕様や利用方法に従ってモジュールを実装する必要がある。本稿ではその実現方法について説明する。