著者
砂原 悟 金 勇 飯田 勝吉
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.122, no.306, pp.99-100, 2022-12-05

DNS の通信においてプライバシー情報の保護の重要性が高まっている.現在標準化されている DNS over TLS (DoT) や DNS over HTTPS (DoH) の規格では,DNS の通信を暗号化することによって改ざんや直接漏洩を防ぐことは可能であるが,DNS の通信を暗号化したとしても通信ヘッダの送信元 IP アドレスと送信先 IP アドレスまで隠蔽することはできない.そのため,たとえ DNS の通信が暗号化されていたとしても,送信元のクライアントがどのようなサイトに興味を持っているのかを推測できる可能性がある.本研究では,クライアントから権威 DNS サーバ間の DNS 通信の匿名性を維持し,照会されたドメイン名の推測リスクを軽減させるための手法の提案と手法の検証結果について紹介する.
著者
清水 嵩之 古川 慎哉 藤岡 燿祐 金本 麻友美 玉井 惇一郎 梅岡 二美 宮岡 弘明
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.12, pp.672-679, 2022-12-30 (Released:2022-12-30)
参考文献数
33

症例は50歳代男性.X-9年に2型糖尿病と診断され治療中であった.X-5年8月に左尿管癌,多発リンパ節転移と診断され治療を開始し,2次化学療法としてX-1年11月から抗PD-1抗体(ペムブロリズマブ)を開始.X年2月下旬より食欲低下を認め,口渇,吐き気も出現したため3月初旬に当院を受診.血液検査で糖尿病性ケトーシスと診断し同日入院.空腹時血清Cペプチドは1.1 ng/mLから0.3 ng/mLに低下し,入院後補液とインスリン持続静脈注射を行い入院18日目に退院した.発症後2年経過したが,インスリン分泌は低下したままである.本症例は抗PD-1抗体投与後に内因性インスリン分泌が急激に低下したことから,抗PD-1抗体投与に伴う1型糖尿病と診断した.抗PD-1抗体投与中は慎重にケトーシスおよびケトアシドーシスを疑う症状の有無を確認し,高血糖を認めた場合には内因性インスリン分泌の評価を行う必要がある.
著者
田中 浩 金尾 寛人
出版者
一般社団法人 表面技術協会
雑誌
表面技術 (ISSN:09151869)
巻号頁・発行日
vol.68, no.7, pp.379-386, 2017-07-01 (Released:2018-07-01)
参考文献数
28
被引用文献数
1 1
著者
金森 悟 高宮 朋子 井上 茂
出版者
日本運動疫学会
雑誌
運動疫学研究 (ISSN:13475827)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.54-61, 2017-03-31 (Released:2019-06-14)
参考文献数
45

身体活動には1人で行うか,あるいはグループで行うかという側面がある。しかし,グループ運動と健康アウトカムとの関連,健康アウトカムとの関連のメカニズム,グループ運動参加の規定要因についてこれまで包括的に検討された研究はない。本総説の目的は,対象を特定の疾患等の保持者ではなく一般の成人および高齢者とした場合の,グループ運動と健康アウトカムとの関連,そのメカニズム,グループ運動参加の規定要因を明らかにすることとした。その結果,グループ運動をすることは身体活動の継続,心理的要因・社会関係を改善させることで,身体的・精神的疾患のリスクを下げることが示唆された。グループ運動の規定要因には多様な要因があると考えられるが,今回検討した先行研究では一部の人口統計学的要因や環境要因のみ検討が行われていた。また,1人で行う運動とグループ運動との違いを直接検討した報告は少ないため,グループ運動による特有の効果や規定要因があるのかは十分に明らかとなっていない。今後はこの点を考慮した研究を行い,グループ運動に関する知見を積み重ねていくことが望まれる。
著者
片桐 千仭 金子文俊 金子文俊 長嶋 剣 剣 佐﨑 元 元
出版者
低温生物工学会
雑誌
低温生物工学会誌 (ISSN:13407902)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.23-29, 2021 (Released:2021-06-18)

In this short review, we introduce various aspects of insect body lipids, which have been progressively found to have many crucial physiological roles. The body-surface of insects is covered with cuticular lipids, mainly hydrocarbons. The cuticular hydrocarbons are synthesized in specialized cells called oenocytes residing beneath the epidermis. The hydrocarbons synthesized are transported to the outermost layer, wax layer, by the circulating lipoprotein, lipophorin. Although the principal role of the wax layer is the protection of internal body from desiccation, the essential features vary depending on insect species and development stage. The diapausing pupae of large and small cabbage white butterflies change the thickness and unsaturation of their cuticular hydrocarbons from their non-diapausing ones. The cuticular hydrocarbons also contribute to chemical communications. The unsaturated hydrocarbons of male crickets play an important role for sex discrimination before copulation. Modern in-situ surface analytical methods have a potential to provide more abundant and precise information about the structure and physicochemical properties of the cuticular hydrocarbons. Recent ATR FTIR spectroscopic studies indicated the necessity of correction in the phase-separation model of cuticular hydrocarbons proposed by A. G. Gibbs.
著者
大串 智美 金 尚泰
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.92, 2012 (Released:2012-06-11)

近年の地下鉄路線図の多くは,駅や路線の物理的な位置情報を取り払い,限られた角度の線で乗換駅を強調している.この手法は1933年にBeckによって考案され,世界中の路線図に浸透した.しかし,その発展形であるロンドン地下鉄路線図を対象とした調査研究では,利用者の約30%が路線図のデザインのために遠回りとなる経路を選んでいたことが示された.同様の問題はその他の路線図でも発生していると考えられる.そこで本研究では,東京の公式地下鉄路線図を対象とし,利用実態調査に基づいて選出した区間について経路選択の傾向を調査する実験を行った.その結果,実験を行った23区間中12区間において,遠回り経路の選択が30%を超えた.さらに,路線図上の駅間距離が実際の距離と比べどの程度変更されているか,基準となる指標を定義して考察を行った.その結果,遠回りの傾向がみられた12区間のうち7区間において,最短経路の路線図上の距離が比較的長く伸ばされていた.これらのことから,路線図上の距離が経路ごとに異なった比率で伸縮されていることが誤った経路選択行動の原因となっていることが分かった.
著者
金沢 和樹 和田 直史 松﨑 博季 真田 博文
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J106-D, no.1, pp.26-33, 2023-01-01

社会の高齢化進行に伴い,身体機能の維持やリハビリを目的とした継続的運動を必要とする人の数が増加しており,デイサービス等が活用されている.デイサービスにおいては身体機能の把握や各自の状況に応じた運動メニューの作成などのため,定期的な体力測定の実施が必要とされている.しかし,体力測定やその結果の記録といった作業は,いわゆる“アナログ”な方法で行われていることも多い.多くの利用者を抱えるサービス提供者にとってその作業負荷は高く,効率化の余地がある.これらの背景のもと,本論文ではスマートフォンを測定と記録の作業を同時に行う端末として利用することにより,体力測定に関する業務の効率化を目指したシステムの試作について述べる.実際にサービスを提供しているデイサービス事業者の協力を得て,機能実装と試用によるフィードバックを繰り返し,現場での利用に適した仕組みを構築した.試作したシステムで行われる測定等の作業は高齢者向けの体力測定として汎用的な内容であり,本システムの提案するアプローチは様々な現場で活用できる.試作システムを用いて模擬的な体力測定作業を行い,測定に要する時間の短縮と付随する業務の効率化が実現できることを示した.
著者
宮里 賢 名富 久義 城間 裕子 與那嶺 圭輔 西澤 万貴 馬渕 仁志 金城 譲 仲地 紀哉 島尻 博人 豊見山 良作
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.2377-2386, 2018 (Released:2018-11-20)
参考文献数
17

【方法】内視鏡的逆行性膵胆管造影法(ERCP)を施行した総胆管結石性胆管炎の症例で血液培養が採取されていた241例を対象に,菌血症の頻度や起因菌ならびに重症度との関連や菌血症群の特徴について検討した.【結果】対象群の35.2%が菌血症を合併した.菌血症の頻度は胆管炎の重症度に比例し重症例では65%に達した.起因菌はEscherichia ColiやKlebsiella属等のグラム陰性菌が多くを占め,起因菌の中に耐性菌の一種であるextended-spectrum β-lactamase(ESBL)産生菌がみられた.菌血症合併例は非合併例と比較して,高齢で重症度が高く抗菌薬投与期間が長い結果となった.【結論】総胆管結石性胆管炎の重症例では菌血症を合併することが多く,速やかな胆道ドレナージと共に起因菌を想定した強力な抗菌薬治療が重要である.
著者
正路 徹也 小林 祥一 孟 憲国 金田 博彰
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
資源と素材 (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.112, no.10, pp.683-687, 1996-09-25 (Released:2011-01-27)
参考文献数
2

The availability of GPS (Global Positioning System) has been examined in three areas. The first is a fixed point on the roof of a building of the University of Tokyo. The second area is around the Hishikari gold mine, southwestern Japan. The area was selected because topographic maps (1/25, 000) are published. The topography consists of gentle hills. The third area is Yunnan Province, southwestern China, where foreigners are prohibited to use topographic maps. The surveyed area is mostly mountainous. Measured values at the fixed point are scattered within 100m from the true position. The average point is located 30m south from the true position. In the Hishikari area, each GPS value is compared with the coordinates given by a topographic map. The deviation between the GPS value and the coordinates is within 300m. The reason why the deviation is larger than the error at the fixed point is that the coordinates given by a map includes error. In Yunnan, the accuracy was checked by the reproducibility. At many sites, satellites were not found because of steep slopes and high trees. A relatively wide space was located, however, within 300m from each site. When 4 satellites were found in wide areas, values were scattered in a circle with a diameter of 200m. When 4 satellites were found in narrow areas, the diameter was 500m. When only 3 satellites were found, the diameter was 1, 000m. These values are larger than the error of the pacing (less than 10 m for 100m distance). The result suggests that the GPS can provide location data with the accuracy enough to geoscience discussions in regional scales.
著者
濱田 太陽 金井 良太
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第36回 (2022)
巻号頁・発行日
pp.3F4OS2304, 2022 (Released:2022-07-11)

AIは至る所に我々の社会に介在しており、ウェルビーイングに介入するAIが新しいトレンドになりつつある。例えば、個人のメンタルヘルス、組織の健康、そして人間関係の促進といった形で、開発が始まったり私たちの日常生活に導入されたりしている。さらに、組織やグループといった集団の中での人間的関係もウェルビーイングに貢献することが知られている。しかしながら、グループに対するウェルビーイングが重要であることが知られているのにも関わらず、グループに介入するAIの開発はあまり行われていない。この発表では、グループ内の人間関係に介入するAIエージェントについて媒介論的なアプローチからその可能性と倫理的な問題について議論する。複数の集団における人と人との相互作用に介入するAIは、家庭、学校、職場、趣味、SNSにおける人間関係やウェルビーイングの促進といった幅広い応用可能性が考えられる。しかし、人間関係にAIが介入することに技術的だけでなく"AIエージェントが直接人間関係に介入して良いのか"という倫理的な問題もある。これらの議論を通じて、AIエージェントと人間の共生について考えたい。
著者
佐々木 翔 林 孝雄 金子 博行 佐々木 梢 臼井 千惠
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.51-56, 2015 (Released:2016-03-19)
参考文献数
8

【目的】斜視手術中に測定が可能な新しい回旋偏位測定装置「Cyclophorometer」を開発し、麻痺性斜視に対して術中に回旋偏位を測定した。斜視手術中に回旋偏位の測定を行う意義、および術後の経過について検討したので報告する。【対象・方法】回旋複視を自覚する斜視患者7例(男性3例、女性4例、平均年齢57.6歳)を対象とした。斜視の内訳は片眼上斜筋麻痺3例、片眼上直筋麻痺1例、片眼動眼神経麻痺1例、球後麻酔後の眼球運動障害1例、原因不明1例であった。各症例に対し、斜視手術前、術中、術終了時、術後10日目、術後3か月目に本装置を用いた回旋偏位の測定を実施した。【結果】斜視手術前の眼位は全例が外方回旋(Ex8°~Ex18°)を示し、平均Ex10.9°±3.8°であった。手術は局所麻酔下で術中に残余回旋斜視角を確認しながら行い、7例中3例において術中の回旋偏位測定結果を元に術量を変更した。手術終了時の回旋偏位は平均Ex1.3°±2.0°で、手術後10日目の回旋偏位は平均Ex2.7°±2.4°、手術後3か月後では平均Ex3.1°±2.3°であった。手術前は全例で複視を認めたが、術直後と術後10日目では全例が消失し、術後3か月でも7例中6例が複視消失の状態を維持した。【結論】本装置を用いて斜視手術中に回旋偏位の測定を行うことで、その場で術式の変更や追加の判断をすることが容易となった。本装置の術中利用は、手術回数を最小限にとどめ、術後の良好な眼位を保つために有効であると思われた。
著者
伊藤 いへ子 福永 峰子 金津 良一 Ieko ITO Mineko FUKUNAGA Ryoichi KANAZU
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 = Journal of Suzuka Junior College (ISSN:09158421)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.29-34, 1985-02-01

1.サラダ油を用いて揚げ物を行なった結果,1回の揚げ過程によるPOVの増加は2~4であった。2.揚げ物に使用したサラダ油を調理室冷暗所に貯蔵したときのPOVの増加は容器や季節の影響をうけるが,1ケ月以内の貯蔵においては,いずれも20以下であった。3.揚げ物に2回使用したのち,1ケ月間貯蔵した油を用いて3回連続の揚げ試験を行なった結果,POVは15以下であったが,異臭を放つものがみられた。また,揚げ物を行なうことによって揚げ油のPOVが逆に減少するものもあった。
著者
石河 正寛 加藤 秀樹 有賀 敏典 金森 有子 金 炅敏 崔 文竹 松橋 啓介
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集 (ISSN:21872929)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.1-10, 2022-10-01 (Released:2022-10-01)
参考文献数
17

自動車検査証の個別統計を用いて乗用車の全国市区町村別 CO2 排出量を推計した。また、同統計に含まれていない軽乗用車について考慮する簡便法として、自動車燃料消費量統計から作成した乗用車と軽乗用車の台あたり走行距離に関する一次関数式を仮定した推計を試みた。本研究を通じて、道路交通センサス OD 調査データを用いる地域別乗用車 CO2 排出量推計手法よりも、空間解像度および時間解像度の高い推計値を得ることが可能になったと考えられる。今後、道路交通センサス OD 調査データを用いた推計との比較や、軽自動車検査情報を用いる推計手法の検討を行いたい。
著者
出山 諭司 金田 勝幸
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.178-182, 2022 (Released:2022-12-25)
参考文献数
24

「モノアミン仮説」に基づく既存の抗うつ薬は遅効性で,約3割のうつ病患者は治療抵抗性を示す。一方,NMDA受容体拮抗薬ケタミンは,治療抵抗性うつ病患者にも即効性かつ持続性の抗うつ作用を示すことから近年大きな注目を集めている。ケタミンの抗うつ作用には,内側前頭前野(mPFC)での脳由来神経栄養因子(BDNF)遊離を介した錐体ニューロンの可塑的変化が重要であることが知られている。筆者らは最近,mPFC錐体ニューロンにおける血管内皮増殖因子(VEGF)シグナルの亢進が,BDNFシグナルと同様にケタミンの抗うつ作用と,その基盤と考えられるケタミンによる錐体ニューロンの可塑的変化に重要であることを見いだした。さらに,mPFCにおけるBDNFシグナルとVEGFシグナルの相互作用が,ケタミン様の抗うつ作用発現に重要であることを発見した。本稿では,筆者らの最近の研究成果を中心にケタミンの抗うつ作用におけるBDNFおよびVEGFシグナルの役割について概説する。
著者
小池 敏靖 渕崎 晶弘 一杉 芽美 小野寺 秀一 金子 祐次 岩間 輝 平山 順一 柴 雅之 宮島 晴子 林 宜亨 有澤 史倫 布施 久恵 内藤 祐 若本 志乃舞 藤原 満博 茶谷 真 栗原 勝彦 森 純平 寺田 あかね 大橋 祥朗 永井 正 佐竹 正博
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.490-495, 2018-06-30 (Released:2018-07-13)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

今般,安定的な血小板製剤(PC)の確保を目的とし,成分採血装置Trima Accelに,一人の献血者から2本分の10単位PCを一度に採血できるプログラムが搭載された.この採血方法では従来の方法と異なり,一つのポリ塩化ビニル製採血バッグ(PVCバッグ)に通常の2倍量の血小板原料が入る.さらに,その状態で採血当日または翌日まで保管後,2分割する必要がある.本検討では,採血翌日に分割した分割対象血小板原料血液由来10単位PC(分割PC)の品質を解析した.採血後4日目までのTrima Accel由来の分割PCとCCS採血由来の非分割PCの品質を比較した結果,補体であるC5a濃度とpHは分割PCにおいて有意に高値であったが,正常範囲内であった.また,その他の血小板機能等に差はなかった.そのため,分割PCの品質は,従来の非分割のPCと同等であることが明らかになった.