著者
村山 尚 児玉 靖司 原田 賢一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.7-8, 1996-03-06

プログラミング言語は、型付き言語と型無しの言語に、大別できる。型付き言語は,静的型検査によって型誤りを起こさないことが保証される強く型付けされた言語、型誤りを起こす可能性のあるプログラムも型検査に合格してしまう弱く型付けされた言語とに分けられる。強く型付けされた言語では,型に関して安全で,信頼性の高いプログラムを作ることが可能である。型無しの言語では,型を明示的に指定する必要がないので,プログラムが簡潔に記述でき、変更などに対しても柔軟に対応できる。 強く型付けされた言語と型無しの言語の両方の長所を実現するために,型推論が考案された。型推論とは,プログラム中に現われる,非明示的な型に関する情報を使って,式の持ち得る型を厳密な推論規則によって、決定することである。型推論を行うことにより、明示的に型を指定しなくても,強い型検査を行うことができ,実行時の型誤りが起きないことが保証できる。
著者
阪口 啓
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.250, pp.159-164, 2008-10-15
被引用文献数
6

無線通信技術は一定の発展を終え,今後はヘテロジニアス無線分散ネットワークの時代に入ると予想される,本稿ではこのヘテロジニアス無線分散ネットワークの概念を道路交通網に準えて概説する.無線ネットワークと道路交通網はどちらも同様の発展を辿る社会インフラである.現状の無線ネットワークは一対向の通信をMIMOなどの技術を用いて高度に行えるようになったばかりである.これは道路交通網に例えると複数車線の道路を構築する技術を確立した段階である.よって次の段階として道路網構成の高度化(分岐,合流,複数ルート,対向車線,相互接続,交差点)や,既に構築された道路の相互乗入,ナビゲーションサービスの展開などが考えられる.この様に多様な構成要素や異種の道路から構成される道路交通網をヘテロジニアス道路分散ネットワークといい,各構成要素は分散しているが互いに連携して機能している.本稿は無線において,これらと同様のヘテロジニアス無線分散ネットワークが今後どの様に構築されるかを予想する.
著者
矢持 進 江口 充 重松 孝昌 小田 一紀 角野 昇八
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2000

・本人工干潟は,造成3ヶ月後は窒素生成の場(5.4kg/day)となっていたが,造成から1〜2年経過した時点では窒素固定の場(1年目:-4.7kg/day,2年目:-3.6kg/day)に変化した.さらに,造成3年後には再び窒素生成の場(1.2kg/day)に転じた.人工干潟が栄養物質のSourceかSinkかについては,優占動植物の動態に依存しており,生物相が安定しない若い人工干潟では不安定であると推察された.なお,造成から1〜2年経過した本人工干潟の総窒素固定量(2001年:735mg/m^2/day,2002年:554mg/m^2/day)は,同じ大阪湾に位置する甲子園浜のそれの(356mg/m^2/day)の1.6〜2.1倍であった・小型底生動物の個体数,種類数,湿重量はL.W.L.0〜-2.0mの水深帯で高い値を示した.L.W.L.0mより上部については干出時間が長くなることや砕波による底質攪乱の影響で生物相が貧困になると考えられた.また,L.W.L.-2.0m以深の生物相が貧困になることについては,地盤高が低くなるにつれて底質悪化していることや貧酸素化の影響が考えられた.したがって,浚渫土砂を活用して大阪湾東部沿岸域に人工干潟を造成する場合,底生動物の生息から見た地盤高としてはL.W.L.0〜-2.0m帯の面積を多くすることが望ましいと考えられた.
著者
須藤 真理 横尾 英俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.106, pp.33-40, 1995-11-09
被引用文献数
10

Mgシステムは,英文を対象とする全文検索システムである.ファイルの効率的な管理のために,データ圧縮技術を最大限に利用している点に特徴がある.本論文では,このシステムを日本語対応に拡張する.拡張したシステムでは,日本語文書に対する字面処理によって転置ファイルを自動生成し,これを利用したブール検索や重み付き検索を可能にしている.このシステムによって,特に,日本語文書と重み付き検索との相性のよさが明確になる.The mg system is a full-text retrieval system for English documents, in which data compression techniques are fully utilized in order to realize maximal storage efficiency. This paper extends the system so that it can deal with Japanese texts. The extended system generates an inverted file from a set of documents by automatic extraction of terms with no use of dictionary or grammatical knowledge of the Japanese language. The system can accept several types of queries including Boolean and ranked ones. This paper shows that the retrieval by ranked queries and the Japanese language match well with each other.
著者
中野 潔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.13, pp.9-16, 2000-01-29

ネットワーク上のデジタルコンテンツを巡って、種々の動きが出ている。業界が融合され、合従連衡が急なため、従来、各業界に存在した役割分担の図式が入り乱れている。さて、安心してデジタルコンテンツのビジネスを実行するには、コンテンツが違法にコピーされないことが必要である。そこで、ネットワーク上のデジタルコンテンツを巡って、コンテンツを同定するための仕組みが、いくつか提唱されている。また、業界の枠組みが定まらない中で、ビジネスの関係者が利益の分配を含めて、種々の試みをなすためには、仲介業務法による仲介事業者の制限が問題になる可能性がある。2000年には、法律の改正を含め、幾多の動きが出てくるであろう。
著者
喜多村 政贊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.57, pp.359-366, 1998-07-08

研究の背景は デジタルネットワーク社会で著作権の扱われ方が問題であること 解釈として 著作権処理技術の取り組み不足がある 解決法 人々の意志をより良く伝えるための技術的な枠組みを提供する権利者、利用者間の意志を翻訳し、契約と合意を支援する 効果 適性利用の促進、不正行為の抑止、そして新しい文化交流の社会 マルチメディアで話題となる著作権を、心の問題と考えれば、それぞれ相手を見て、権利者側は権利の所在や内容を積極的に表明し周知させる努力に欠け、利用者側は便利な機器を前にいつしか無断複製が習慣となってきたと見えます。しかし当事者の努力や工夫、倫理観とは別に、技術や商流の仕組みにも、個々の権利の尊重と対価の支払いへの姿勢が欠けていたことは否めない。デジタルネットワークの環境下では、今までのやり方では破綻が来るであろうとの声が大きく、コピ一禁止機能への要望が根強いが、別の面からは、デジタルネットワークによってはじめて権利者と利用者間の情報交換ができ、根本的な解決への道が見えてくる。つまり、正確な権利処理が可能となり、これにもとづいた需要と供給双方の合意による適正な利用がひろがり、無断や不正な利用が防止できるようにもなる。本論では、かかる視点から権利者にも利用者にもバランスのとれる技術の枠組みをつくる試みを紹介する。Copyright issue is introduced by rapidly advancing technology that has produced a many kind of copy functions such as photo copy, VCR and PC, but that has not yet made in general use of a copyright clearing system in synchronicity with such functions among consumers. This report shows a series of ideas of how to improve the market environment of the copyrighted contents delivery. Firstly copyright and contract information exchange is discussed as a mandatory requirement for the solution and the identifications and also the transfer method are defined. Secondly a translation function is introduced between content provider, service provider and content user. This will facilitate the trade of contents supporting the information exchange in semantic between contracting persons as an contract agent. Finally with use of an appropriate level of security, an improved environment of the trade is sketched out.
著者
宮崎 明雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.143, pp.13-18, 2003-06-20

電子透かし(Digital Watermark)は、ディジタルコンテンツの中にその所有権や著作権などに関する様々な情報を電子的に透かしとして、人間に知覚されないように埋め込むもので、コンテンツの著作権保護、無断複製防止などの一手段として注目されており、最近盛んに研究がなされている。特に、ウェーブレット変換を用いた電子透かし方式は、透かしの耐生という点で優れているため、多くの研究発表がなされている。ウェーブレットに基づく電子透かし方式では、ウェーブレットに基づく圧縮符号化方式の場合と同様に、ウェーブレットフィルタバンクの選択が重要で、これが電子透かし方式の性能に影響を及ぼすことになる。従って、「電子透かしに適したウェーブレットは何か?」という問題が生じることになる。筆者は前稿で、量子化制御型電子透かし方式の場合について、透かし入り画像の品質と透かしの耐性の観点からウェーブレットフィルタバンクの評価を理論的に行い、上記の最適ウェーブレットフィルタバンク問題に対する一つの解を与えた。本稿では、相関利用型電子透かし方式の場合について同様の議論を展開する。
著者
宮崎 明雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.716, pp.7-12, 2003-03-11

電子透かし(Digital Watermark)は、ディジタルコンテンツの中にその製作年月日、所有権や著作権に関する様々な情報を電子的に透かしとして、人間に知覚されないように埋め込むもので、コンテンツの著作権保護、無断複製防止などの一手段として注目されており、最近盛んに研究がなされている。特に、ウェーブレット変換を用いた電子透かし方式は、透かしの耐性という点で優れているため、多くの研究発表がなされている。ウェーブレットに基づく電子透かし方式では、ウェーブレットに基づ<庄縮符号化方式の場合と同様に、ウェーブレットフィルタバンクの選択が重要で、これが電子透かし方式の性能に影響を及ぼすことになる。従って、「電子透かしに適したウェーブレットは何か?」という問題が生じることになる。本論文では、透かし入り画像の品質と透かしの耐性の観点からウェーブレットフィルタバンクの評価を理論的に行い、その結果に基づいて、上記の電子透かしにおける最適ウェーブレットフィルタバンク問題の解決を試みる。
著者
杉田 元宜
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.884-886, 1978-11-05

物理学はいろいろの形で生物学や医学, 心理学などの後楯にならなければならないが, そのとき従来のままの形でよいものかどうか少し気になることがある.
著者
上野 智子 相川 清明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.12, pp.211-216, 2008-02-09
被引用文献数
1

楽しい、悲しい、落ち着いたなどの感性表現で効果音を検索する Sound Advisor システムについてすでに報告している。本研究ではこれらデータベースの楽曲ごとの感性ベクトルを楽曲から自動生成するために音響特徴量と感性ベクトルとの関係の分析をおこなった。効果音楽のパワー、ピッチなどの響特徴と現在ある感性ベクトルとの回帰分析を行うことで、効果音楽の音響パラメータから感情パラメータへの変換行列を導く方法を提案する。Emotional representations are more effective than conventional keywords such as genres and artist names in retrieving music. A vector-based Sound Advisor system has been reported for retrieving background music in emotional phrases such as "happy", "sad", "calm" or "angry". This report analyzed the relation between emotional representation vectors and acoustic features for automatically generating emotional representation vector table of the sound retrieval system. This report proposes a method for deriving a transformation matrix from acoustic feature parameters to emotional parameters based on regression analysis.
著者
舘野 昌一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.4, pp.105-112, 2003-01-20
被引用文献数
3

テキストに含まれる感性表現を抽出する方法を提案する。具体的には、コーパスの中で感性表現を含む文をタグ付けし、これと同類の文を抽出する規則を自動生成する。そのために、文は、構文としてあいまい性がない範囲までを木構造としてあらかじめ自動生成しておき、その中に含まれる感性表現を、要素間の依存関係として人手によりタグ付けする。このようにして表現されたタグ組から、自動的に抽出規則を生成し、その規則に基づいて、コーパス内の感性表現を抽出する。このようにして作成された抽出規則は、再現率と適合率により評価されるが、各規則が抽出するノイズや、各規則間の包含関係によって、規則の良し悪しを評価する方法を示した。以上に基づき、実験と評価を行い、評価方法の有効性を示した。We propose the method to extract Textual "Kansei" (ability to feel something happens) expression. The method includes tagging to the sentences with the Kansei expression and generating the rules to extract similar sentences to the tagged ones. Each sentence in the corpus is parsed to generate a tree that is not ambiguous as the syntax for the sentence and Kansei expressions are tagged as the dependencies by hand. The extracting rules are generated from the tagged corpus automatically, then they extract Kansei expressions from another corpus. We also showed the method to improve the rules by counting noises produced by the rules and by clustering all the rules to evaluate the rules by recall and precision. The experiment, evaluation and improvement are also shown.
著者
米地 文夫 土井 時久 木村 清且
出版者
岩手県立大学
雑誌
総合政策 (ISSN:13446347)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.45-62, 2006-12

賢治寓話「黒ぶだう」の舞台である公爵別荘のモデルは,1926年に建てられ花巻市街に現存する洋館,菊池捍(きくちまもる)邸であることが明らかにされた(米地・木村,2006)。「黒ぶだう」とその他の賢治作品および菊池捍と彼の周辺の人物や事物を詳細に分析・検討した結果,この寓話は,建物ばかりでなく,建主の花巻出身で北海道清水町の明治製糖工場長であった菊池捍とその義兄佐藤昌介に深く関わるストーリーであることがわかった。「黒ぶだう」のあらましは,次の通りである。赤狐に誘われた仔牛が,留守中のべチュラ公爵別荘に入り,黒ブドウを食べる。狐はブドウの汁を吸って他は吐き出し,仔牛は種まで噛む。公爵一行が帰ってきたので,狐は逃げるが,残された仔牛はリボンを貰う。種まで噛む仔牛の登場は,製糖工場が甜菜を搾って糖液を採り,滓は乳牛の飼料として販売したことと関わる。また,華族を別荘の持ち主にしたのは,捍氏夫人の兄佐藤昌介北大総長が叙爵される時期であったからと考えられる。野生の狐はうまく逃げ,家畜の牛は残って人間との関係を深める,という寓話「黒ぶだう」には,野生動物も家畜もそれぞれが生きてゆける世界,賢治が酪農に期待をこめて描いた北海道と岩手とを重ねる北方的イーハトヴ,など小さな理想郷が見られるのである。「黒ぶだう」の執筆時期は,菊池捍邸完成時期,使用原稿用紙,叙爵時期,チェロの登場,などの諸点に基づいて,1927〜1928年と推定した。
著者
池田 剛 井上 豊 山本 潔 幸島 明男 山下 倫央 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.187-193, 2008-02-27

環境内に設置されたセンサーノードを用いて人や環境の物理的状態を見守るシステムにおいて,無線センサーネットワークの構成手法,すなわち通信方法・通信プロトコルの設計,ハードウェアとソフトウェアの役割分担,省エネルギー設計などは重要な問題である.しかしながら,多くの既存ノードデバイスは汎用的機能を重視しているために,必ずしも実環境に適応した設計がなされていないこともある.そこで本研究では,ComPassと呼ばれる無線センサーネットワークシステムを提案する.ComPassノードデバイスはシンプルな構成の微弱無線通信モジュールであり,たとえば屋内空間での位置推定などのアプリケーションを想定し,実環境において実用に供することを目標に設計されている.すなわち,乾電池駆動も可能な低消費電力であり,かつ,シンプルな構成によって低コスト化も図っている.一般に低コストのハードウェアでは信号ビットレートの自動認識やデータ補正などは困難であるが,ComPassノードではこれらの処理の一部をソフトウェアにて実装することによりハードウェアの単純化とコストの削減を実現した.本稿ではまず無線センサーネットワークと関連研究について述べた後,ComPassノードのハードウェア概要について述べる.そして,次にComPassノード間の通信プロトコル,プロトコルスタック,無線送受信処理などの組み込みソフトウェアのアーキテクチャーを示す.最後にComPass無線センサーネットワークシステムを適用した,スマートフォン上での屋内自律型測位システムについて述べる.In development of the system that watches over humans and physical statuses using numerous wireless sensors, it is important how to design the sensor nodes and how to construct networks of the nodes. Although many studies of wireless sensor networks have been proposed before, most of the studies focus on designs of general-purpose sensor networks. Thus, facilities of the nodes are redundant and not always suitable for an environment where it requires low cost and low power consumption networks. Rethinking practical use of the sensor networks, we propose an extremely low power wireless sensor network system called ComPass. It is designed for practical application services in everyday environments, such as indoor position estimating services. A ComPass node device realizes automatic bit rate detection and data complementation by software so as to achieve simplification and cost reduction of the device. In this paper, first, we describe overview of the wireless sensor network and related works. Second, we descr be ComPass, hardware of the node and software architecture: communication protocol, protocol stack and wireless transmission processing. Last, we describe a practical indoor position estimating system as an application of the ComPass system.
著者
上田 達也 安倍 広多 石橋 勇人 松浦 敏雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.1063-1076, 2006-04-15
被引用文献数
8

インターネット上のノードを距離に基づいてクラスタリングすることができると,様々なネットワークアプリケーションで有用である.本論文では,インターネット上のノード集合をP2P 方式を用いて階層的にクラスタリングする手法を提案する.既存の手法と異なり,本手法はインターネットの構造に関する外部からの情報を必要とせず,ノード間の距離が測定できればクラスタリング可能であるため,実用性が高い.またシミュレーション実験によって,信頼性・スケーラビリティが高いこと,妥当なクラスタリング結果が得られることを確認している.Clustering Internet hosts by their network distance is quite useful for many Internet applications. In this paper, we propose a new peer-to-peer algorithm which forms hierarchical clusters of Internet hosts. Our clustering algorithm, which only requires measurability of network distance between any two hosts, is more practical than any other previously proposed one, which requires external information of the underlying Internet structure. In addition, we show simulation results demonstrating that reliability and scalability of our method are high and that our method can generate proper clustering results.
著者
岡田 啓二 余田 義彦 山野井 一夫
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.52-55, 2006-08-26

ユビキタス(いつでも何処でも)学習を実現するために、スマートフォンで稼動するモバイル学習システム"スタディノートポケット"を"スタディノート"の機能の1つとして開発した.本報告書では、"スタディノート"および"スタディノートポケット"について説明する.
著者
井上 豊 池田 剛 山本 潔 幸島 明男 山下 倫央 麻生 英樹 車谷浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.18, pp.195-202, 2008-02-27

本論文では,衛星測位システムが利用できない場所,特に屋内での自己位置を推定するためのシステムを用いた実証実験について報告する.近年,カーナビゲーションシステムや携帯電話ナビゲーションシステムなどの衛星測位システムを用いた位置情報サービスは広いユーザー層に利用されており,産業の発展や市民の生活になくてはならないものとなりつつある.しかし,この衛星測位システムによって得られる位置情報は,基本的に人工衛星から測位信号を受信可能な屋外でのみ利用することが可能な情報であるため,屋内でのナビゲーションサービスには利用することができない.そこで,衛星測位システムを利用できない屋内での位置情報を提供するための微弱無線ビーコンを用いた屋内自己位置推定技術,さらにはカーナビゲーションシステムや携帯電話ナビゲーションサービスのように,利便性の高いサービスを商業施設や住居施設などの建物の中でも利用できるようにするための屋内ナビゲーションシステムを開発した.この屋内施設における自己位置推定技術,およびその技術を応用したナビゲーションサービスの実現性および有効性を検証するために大規模商業施設での実証実験を行った.In this paper, we describe demonstration experiments using an autonomous positioning system to estimate self-position in indoors, where is impossible to receive GPS signal. In recent years, position information systems using GPS, such as car-navigation system and portable navigation system, are used for many users. These systems contribute to development of industry and relieve civil life. However, since position information calculated using GPS signal is available only in the place which is possible to receive the satellite signals, GPS cannot be used for routing guidance in indoor environments. Then, we developed an indoor autonomous positioning system using extremely low power radio wave beacon devices to provide position information in indoors. Moreover, we developed an indoor navigation system to provide convenient service like car-navigation system and portable navigation system which can be used also in commercial architecture or office building. We carried out the demonstration experiments in large-s ale indoor commercial facilities, in order to evaluate usability of the navigation service which is application of the autonomous positioning technology, and availability of the indoor positioning technology.
著者
藤田 晋也 赤池 英夫 角田 博保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.9-16, 2009-03-06

本研究では,ウェアラブル機器向けの新しい日本文入力手法を提案する.近年,携帯電話やスマートフォンのような携帯情報端末が急速に普及してきており,ウェアラブルコンピュータも登場し始めている.このような環境では,フルキーボードに代わる優れた入力手段が求められている.そこで,曖昧性をもった運指情報と,これを絞込むための統計的手法を用いた入力手法を提案,実装し,有用性の評価を行った.評価実験により,平均で 1 分間あたり 33.5 文字の漢字かな混じり文を入力できることが示された.これは,同一被験者群におけるフルキーボード入力速度の 42.9% に相当し,実用に値するような入力速度が得られることを確認した.In this research, we propose a new Japanese text input method for wearable devices. Recently, handheld terminal such as cellular phone and smartphone is widely used, and wearable computers begin to appear. In such environment, a more suitable alternative to a full keyboard is required. Then, we proposed the input method using ambiguous fingerwork information and statistical techniques that restrict the information. As a result of an evaluation experiment, it turned out that 33.5 Japanese characters per a minute could be typed in on an average. It reached to 42.9% of the full keyboard input speed in the same test subject group, and we confirmed that practicable input speed was obtained with the proposed method.
著者
小塚 洋司 折井 謙
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.493, pp.85-90, 1998-12-18
被引用文献数
2

筆者らはこれまで、EMCの立場や周波数の有効利用の観点から、簡易な通信システムを提案してきた。本方式は、バーコードの原理を通信に応用したシステムであり「コードセンシング通信法式(COSCOS)」と称している。これまでこの方式の様々なセンシング方式を提案してきた。本報告では、バーコードの読み取り方式に磁界を用いているため耐環境性・機密性に優れる「磁気センサ」のセンシング感度の改善ついて理論ならびに静特性実験を行った結果について述べる。また、センサを筐体に入れシールドした場合についても特性の評価を行い、その総合的な特性から、従来のシステムに比べセンシング高、センシング感度の改善が出来たことついて述べる。