著者
大熊 涼子 石野 久彌 中山 哲士
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.72, no.618, pp.31-36, 2007
被引用文献数
5 6

Room air temperature is recommended to be kept 28℃ for conservation of energy today. For human thermal comfort in room temperature of 28℃, it is likely to need personal control of the men dress lighter and, an increased air velocity. The present paper, by questionnaire survey in office at air temperature of 28℃, and experiment with subjects and thermal manikin of various clothes at chamber shows how human may feel to environment with air temperature of 28℃. Additionally, it is proposed to comfortable condition at room temperature of 28℃ in office as clothes, air flow, and radiant temperature.
著者
金子 尚嗣 恩村 芳樹 平野 順治 菅野 理 川村 俊三
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.80, no.5, pp.732-736, 1989-05-20

症例は29歳,女性.昭和52年頃より徐々にCushing症候群の症状が出現してきた.昭和55年9月に当院に紹介入院し,両側副腎腺腫によるCushing症候群の診断で,二期分割手術を予定し12月22日に右副腎摘除術を施行した.右副腎には径1.8cmの黒色結節と多数の黒色小結節を認め,病理組織診断はprimary adrenocortical nodular dysplasiaであった.術後ステロイドの補充を行わなかったが,副腎不全症状はみとめられたかった.しかし,3カ月後に副腎不全症状が出現し,以後4カ月間デキサメサゾンを投与した.その後Cushing症候群の症状なく経過していたが,昭和61年11月には再びCushing症候群の症状が明かとなり,昭和62年6月1日に左副腎摘除術を施行し,左副腎に右側と同様の所見を認めた.本症例の様な経過を示した結節性過形成例の報告はなく極めて稀と考えられる.また,本症例での血中ACTHとcortisolの変動にはACTHが必ずしも完全に抑制されていない時があること,また結節よりの自律分泌にも変動があると推測されることなどから下垂体と副腎の二元支配が疑われた.
著者
渡部 俊広 北川 大二
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.297-303, 2004-05-15
被引用文献数
4 8

調査用トロール網の漁獲からズワイガニ類(ベニズワイガニとズワイガニ)の現存量を正しく推定するために,袖先間隔を基準とした調査用トロール網の採集効率を推定した。調査は,太平洋東北沖において2000年6月に,曳航式深海用ビデオカメラを用いてズワイガニ類の生息密度を観測後,トロール網の操業を行った。トロール網の採集効率は,生息密度に対するトロール網の掃過面積と漁獲個体数から求めた密度との関係から回帰分析によって求めた。調査用トロール網の採集効率を0.30,その95%信頼区間を0.23〜0.37と推定した。
著者
林 祐司 藤澤 邦臣 村井 康二
出版者
公益社団法人 日本航海学会
雑誌
日本航海学会論文集 (ISSN:03887405)
巻号頁・発行日
vol.121, pp.117-124, 2009
被引用文献数
1 4

A few of marine pilots have gotten severe personal accidents on board and closed their businesses. Their pilot associations have been struggling to keep their safety on board. However, their situations are not improved dramatically nowadays. In this paper, we investigate into the marine pilots' personal accidents on board for 20 years from 1989 to 2008. From the results of the investigations, we propose methods for keeping marine pilot safety on board. The results of the investigations show that their dangerous behavior happens between a pilot ladder and a pilot boat transfer. For avoiding such kind of dangerous situations, we propose to develop a supporting device for receiving falling them.
著者
岸部 幹 吉野 和美 和田 哲治 金井 直樹 原渕 保明
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.99, no.9, pp.795-800, 2006-09-01
被引用文献数
2

著者版17歳男、前胸部痛、呼吸困難感を主訴とした。40〜60本/日の喫煙習慣があった。身長166cm、BMI 17.4であり、右側頸部に握雪感を伴う皮下気腫を認めた。胸部単純X線にて右鎖骨上窩の皮下気腫像を、頸・胸部CTにて右咽頭外側面〜胸鎖乳突筋裏面〜気管分岐部に気腫像を認めた。予防的にセフォペラゾンナトリウム:スルパクタムナトリウム合剤を開始したところ、前頸部から胸部の痛みは発症後2日で消失し、皮下気腫像は発症後6日目に消失した。食道造影、気管支ファイバーで異常はなく、特発性縦隔気腫と診断した。退院後43日目、誘引なく左頸部疼痛と呼吸困難感を認め、咳が多かった。CTにて左頸動脈間隙から胸鎖乳突筋裏面、鎖骨上窩、胸骨裏面、気管分岐部周囲、腹部大動脈周囲に気腫を認めた。後頸部から硬膜外ブピバカイン持続注入を開始したところ、翌日には疼痛、咳が消失した。また、セフォペラゾンナトリウム:スルパクタムナトリウムを7日間点滴した。気腫は消失し、禁煙を勧めて退院となった。以後、再発は認めなかった。
著者
鈴木 好一
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.48, no.578, pp.520-525, 1941-11-20

明治23年北海道廳より出版された「北海道地質略論」中に於て, 故神保小虎教授は石狩國空知炭田の第三紀層産として3種の非海棲貝化石, 即ちPaludina sp., Anodonta sp., 及び Cyrena sp., を圖示して居る。同時に出版された英文の「北海道地質圖説明書」にもこれら3種の名を擧げてあるが, 圖はない。これらの化石の正確な層準及び産地は不幸にして不明であるが, 石狩統中のものであることだけは先ず確であらう。最近東大地質學教室は保存されてゐる Paludina sp., の原標本 2箇及び Anodonta sp., の原標本 1箇を調べて見た所, 前者は Viviparus の1新種, V., jimboi SUZUKI, n., sp., で後者は Margaritifera perdahurica (YOKOYAMA) の1型であることを知った。Cyrena sp., の原標本は未だ見つからないが, 神保教授の圖から判斷すれば恐らくは Corbicula atrata tokudai (YOKOYAMA) の高くて亞三角形を呈する型に屬するものではないかと考へられる。新種 Viviparus jimboiに就ては詳しい記載と比較を本文中に與へておいた。2標本中の1箇に〓の跡が残ってゐるのは興味深いことである。
著者
加藤 〓郎 大串 竜一
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.288-290, 1959

窓の灯や街灯をしたつて集まる虫は, 夏の夜のひとつの点景であるが, それにも程度がある.山間や, 川とか池沼の近くにすむ人々には, ことに蛍光灯が普及してからはその強い誘引力のために, 灯火に雲集する虫は日常生活の上に大きな不便と不快をあたえてきた.家々は暑いさなかに戸をたて, 金網を張り, または灯の下に網や虫とりの容器をとりつけてこれらの虫を防いでいる.われわれは環境衛生上の問題のひとつとして, この灯火に集まる虫の対策を考えているが, これに関連しておこなつた調査の結果のうち, とくに防除の上に参考となると思われる資料の若干をこゝに報告する.
著者
奥谷 禎一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.29-33, 1965-03-25
被引用文献数
4

Caliroa属(ナメクジハバチ属)のハバチは, わが国では今日までに4種が知られていたが, 飼育によって3新種を得たので, その記載とともに7種の検索を記した。本属の幼虫は, 前脚の前方に頸腺が発達し(図13), ここより粘液を分泌し, 生時は, 休全体粘液に覆われナメクジ状である。また, その食痕は図14に示したように, 表皮を残した特徴のあるものである。多くは7〜9月に少なくとも2世代を繰り返す。成虫の検索は次のようである。1.翅は透明;触角第3節は第4,5節の合長よりやや短い。(図7);コナラ・クヌギ等を食害する。……C.oishiiコナラナメクジハバチ(新称)-翅の基部は曇っている。……2 2.後脚は全体黒色;オウトウの害虫として有名。……C.cerasiオウトウナメクジハバチ(改称)(旧和名ウチイケオウトウハバチ)-後脚には白色または褐色部をもつ……3 3.触角第3節は第4,5節合長より明らかに短い……4-触角第3節は第4,5節合長よりわずかに短い……5 4.頭楯は前縁彎入する;♂は後翅に縁脈あり;食草不明……C.annulipesハクサンナメクジハバチ(新称)-頭楯前縁は裁断状;♂は後翅に縁脈なし;触角, 図10;食草はナツハゼ……C.vacciniナツハゼナメクジハバチ(新種)5.後腿節は汚黄色または褐色;触角, 図11;有名なモモの害虫……C.matsumotonisモモナメクジハバチ(改称〉(旧和名モモハバチ)-後腿節はほとんど黒色……6 6.後脛節と趺節は大部分褐色;触角, 図9;小型種;ケヤキの害虫……C.zelkovaケヤキナメクジハバチ(新種)-後脛節と趺節は大部分黄色;触角, 図8;大型種6mm以上;ミツバウツギを食す……C.staphyleaミツバウツギナメクジハバチ(新種)
著者
小川 安紀子 藤原 章雄
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.89, no.5, pp.360-364, 2007 (Released:2008-08-19)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

アメリカ合衆国のLTERネットワーク(USLTER)では,設立以来,データ共有を基本方針の一つとして,情報マネジメントに力を入れてきた。近年では,これまで蓄積されてきたデータを統合・比較研究などに二次利用するため,メタデータを中心とするエコロジカル・インフォマティクスの最新技術の開発と情報インフラの整備に積極的に取り組んでいる。これらの技術の最近の動向を紹介する。
著者
鳥井 真之 尾田 太良
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.107, no.6, pp.379-391, 2001-06-15
被引用文献数
4 9

鹿児島県に分布する伊作火砕流堆積物と新第三系宮崎層群上部に挟在する久峰凝灰岩層(HST-4)の岩石学的特徴と古地磁気学的特徴にもとづいて両者は対比できることが明らかになった.また, HST-4凝灰岩層はバブルウォール型火山ガラスを主体としたco-ignimbrite ash-fall depositであることから, 両者をまとめて伊作-久峰テフラと呼称する.さらに, HST-4凝灰岩層の挟在する高鍋層下部は, 古地磁気および浮遊性有孔虫化石層序による複合層序学的検討からChron 2An.2 rに対比される逆帯磁帯MMR-Bの最下部に位置することが判明し, このテフラの噴出年代は古地磁気年代尺度に従えば約3.3 Maと推定される.
著者
向井 人史 安部 喜也
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.177-182, 1990-03-05
被引用文献数
6 11

大気粉じん中の鉛の安定同位体比を誘導結合プラズマ質量分析法を用いて測定するに当たり基礎的な測定条件や装置特性, 及びマトリックス元素からの影響などを調べ, 測定精度などについて議論した.その結果, 適当な操作条件のもとでは100μg/lレベルの鉛溶液において^<206>Pb/^<207>Pb, ^<206>Pb/^<208>Pb比で0.3%程度, 又^<206>Pb/^<204>Pb比でも0.6%程度の精度で同位体比の測定が可能であることが分かった.マトリックス元素の各200mg/lは同位体比の測定に影響を及ぼさず, 大気粉じんの試料の場合試料から鉛だけを分離精製したりせずに測定可能であることが確認された.ただし^<206>Pb/^<208>Pb, ^<206>Pb/^<204>Pb比の測定値は鉛濃度に影響され, 正確な比を求める場合は試料中の鉛濃度に近い標準を用いて補正する必要があった.
著者
木村 喬久 吉水 守
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.47, no.9, pp.1173-1183, 1981
被引用文献数
1 8

The application of a coagglutination test using staphylococci specifically sensitized with antibody against the bacterium causing bacterial kidney disease to the diagnosis of this disease in salmonids was studied. This method proved to be a simple, rapid and reliable diagnostic test suitable for use in the laboratory or field, and requires no special apparatus. It was found to be highly specific and more sensitive than the immunodiffusion test. In a study of 758 fish from 24 farms suspected in outbreaks of bacterial kidney disease the rate of detection of the disease with the coagglutination test was as high or highter than the rates obtained by Gram staining or clinical examination.<br> The procedure of this method is summarized as follows:<br> 1) Kidney sample from diseased fish is homogenized with four to nine volumes of PBS, and heated in a boiling water bath for 30min.<br> 2) The supernatant is collected after centrifugation at 4000 rpm for 20min. This may be omitted if a centrifuge is unavailable.<br> 3) One drop of the supernatant and one drop of anti-BKD antibody sensitized staphylococci suspension are mixed on a glass slide and incubated at room temperature. The slide is examined after 30, 60 and 120min.<br> 4) If positive coagglutination is observed, the infected fish should be examined microscopically to confirm the diagnostic results.
著者
岩本 馨
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.561, pp.285-290, 2002

In 1716, Yoshimune Tokugawa, who had been the lord of Kishu-han, became Shogun, and moved to the Edo castle. More than two hundred retainers of Kishu-han also immigrated to Edo to be retainers of the Tokugawa shogunate. Yoshimune assigned residences near the Edo castle especially to retainers close to him, while retainers close to his predecessor were obliged to move to outskirts of Edo. However, as seen in the example of Hakuseki Arai, some retainers resisted to these enforced immigrations.
著者
福山 研二
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.83-84, 1996-02-25
被引用文献数
3

Defoliation by Hyphantria cunea was surveyed in Tsukuba in 1988 and 1989. There was a significant positive corrdation between the proportion of deloliation and the proportion of plant ground.
著者
田窪 直規 西岡 美貴
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.393-406, 1994

当論では, 奈良国立博物館仏教美術資料研究センターの写真情報管理活動を, 記述枠の問題と記述枠への値入力の問題に分けて紹介する。記述枠の問題に関しては, 撮影対象のデータと写真原板のデータを関連づける枠組の必要性を述べる。値入力の問題に関しては, 当館で開発した, 分類表や目録規則におおよそ相当するツールについて述べる。前者は, 完全階層列挙型で, シソーラスライクな索引を有する。後者には, 引用順序 (citation order)や複合語等の問題を意識した命名規則や, "ファセット化超マイクロシソーラス"と名づくべきものが含まれている。最後に, 当館の活動を通じて明らかとなる, 情報管理論の基本問題について触れ, 一般情報管理論の必要性を訴える。
著者
鈴木 良徳 時実 象一
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.63-69, 2009-05-16

デジタルアーカイブ推進協議会が1996年から国内におけるデジタルアーカイブの調査を数回おこなってきたが,2005年に同協議会が解散してしまったため,その後調査が行われていない.現在の状況を把握するため,2008年6月に国内の大学図書館716館を対象にWebによるアンケート調査を実施したところ222館(31%)が回答した.それによれば現在デジタルアーカイブを実施している図書館は57館で,これは2004年調査の68館と比べてやや少なかった.しかしWeb調査をおこなったところ回答していなかった15館がデジタルアーカイブを実施しており,合計72館が実施していることがわかった.
著者
斉藤 文彦
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.1470-1474, 1995-10-05
被引用文献数
6

一般化ハフ変換を用いた半導体ウエハ識別番号認識装置を開発した本装置は以下の特徴を持つ.<BR>(1) テンプレートテーブルのデータ量を削減するために, 文字パターンの曲線部分に着目して, データ圧縮を行う<BR>(2) マルチプロセノサシステムを用いて, テンプレートテーブルの検索と座標変換計算を並列処理することによって認識時間を短縮する.<BR>(3) 一般化ハフ変換を用いているため, 品位の不良な対象画像であっても高い認識率を得ることができ, また, 文字パターンのわずかな大きさや傾きの変化の影響を受けにくい<BR>(4) 定型フォントであれば, テンプレートテーブルの圧縮率を60%程度としても認識率への影響はほとんど見られない.<BR>(5) 実機へ適用したところ, 認識率98, 6%と認識時間16秒という実用的な結果が得られた.
著者
馬場 嘉信 富崎 理代 角田 ちぬよ 田中 淳子 秀 佳余子 津波古 充朝
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.42, no.12, pp.853-857, 1993-12-05
被引用文献数
4 1

DNAの高分解能分離を達成するために, キャピラリーゲル電気泳動におけるゲル組成が, DNAの分解能に与える影響について検討した.1本鎖DNAの分離においては, 非架橋ポリアクリルアミドのゲル濃度について検討し, 最適条件下では, オリゴマーから250塩基までの1本鎖DNAが60分以内に1塩基の違いのみでベースライン分離された.又, 2本鎖DNAの分離においては, 架橋ポリアクリルアミドゲルのゲル濃度及び架橋度を検討し, 最適条件下では, PCR生成物を含む100から12000塩基対の2本鎖DNAが, 40分以内に10塩基程度の違いで分離された.その際の理論段数は, 1m当たり数百万段であった.