著者
真下 英信
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.154-161, 1981-12

批評と紹介
著者
山本 勇次 坂野 晶司 石井 明 鈴木 千鶴子 池上 清子 溝田 勉 藤田 大輔
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集
巻号頁・発行日
vol.17, 2005

熱帯性疾患が頻発する地域は,概して経済的にも開発途上国がそのほとんどである。もっとも近年のSARSや鳥インフルエンザの流行が示すものは,ヒトやモノの移動が盛んになることにより経済先進国や地域も対象となり,例外ではないことが判明した。とりわけ,対策や予防を計画・実践する場合には,国境を越えた協力が必要であり,かつ行政や民間活動との連携が大切になる。従って,当課題の下では,途上国の現場に上記の観点から深く係わりをもった共同研究者が,それぞれ扱ったケースを紹介し合い,関係の密な社会環境要因を摘出し,検討かつ診断することを目的とした。
著者
鳥居 修晃 望月 登志子
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
Japanese Psychological Research (ISSN:00215368)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.146-157, 1995-10-25 (Released:2009-02-24)
参考文献数
40
被引用文献数
3

The present experiment was planned to examine whether or not the congenitally blind after surgery were capable of seeing the subjective contour, when Kanizsa's original and a modified version of it were presented for the first time. Three subjects (M. O., To. M. and K. T.) who have continued a series of experiments for visual learning with us participated in the experimental runs. All subjects have already attained the ability to identify the 2D shape and solids. Initially it was expected that the subject's response could be classified as indicating that the subjective contours were seen or that they were not. However, it was found that (1) at least another two classes of responses should be added, and (2) that the commonly reported phenomenon of subjective contours in the normally sighted was rare in the congenitally blind subjects after surgery. A theoretical implication of the results is briefly discussed.
著者
三上 朝造
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.489-503, 1980-11

西洋史第五〇巻記念号
著者
新関 八紘
出版者
東海大学
雑誌
東海大学スポーツ医科学雑誌 (ISSN:09153659)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.98-100, 1993-03-05

2 0 0 0 OA ドイツの印象

著者
山田 哲三
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.5, no.11, pp.508-509, 1956-10-20 (Released:2011-03-18)
著者
宇田 正
出版者
近畿大学経済学会
雑誌
生駒経済論叢 (ISSN:13488686)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.15-40, 2009-07

現在のJR桜ノ宮駅は明治中期に私設大阪鉄道が当初春季の観桜客輸送需要に対応するために開設した。その後私設関西鉄道が大阪市内進入の前進拠点として自社の桜ノ宮駅を併設し, 網島からの進入線路も建設した。しかし間もなく大阪鉄道を買収合併した関西鉄道の経営方針の転換によって同社の桜ノ宮駅と進入線路のメリットが減少し, 明治40年に関西鉄道が国有化され国鉄城東線となり, さらに大正2年に元関西鉄道の桜ノ宮駅と進入線路が廃止された。国鉄編入後の城東線改築により旧私鉄時代の駅舎もなくなり, 同じ場所にあらたに設置された国鉄桜ノ宮駅も, 昭和戦前・戦後を通して長らく駅周辺が開発途上のまま, 旧態依然で現在に至っている。 近年ようやく駅周辺の再開発が進展しつつあるが, それでもこの駅がもっとも賑わいを見せるのは, 春の観桜期と夏の大川端花火イヴェントであるのは興味深い。 (英文) The Kansei Railway Co. Ltd., having promoted its influence in railway business world in Osaka in the mid-Meiji period, extended its route to Sakuranomiya station, which was constructed by its rival, the Osaka Railway Co. Ltd., for cherry blossom viewers at a riverside of the Yodogawa, and adjacently built its own new facility as a terminal station. Shortly after, however, the Kansei Railway bought out the Osaka Railway. It consequently acquired the more advantageous terminal station of Minatomachi, then transferred its administrative emphasis into there. Before long in the late Meiji period, the Kansei Railway was nationalised. Moreover, the abolishion of the extended line towards Sakuranomiya station of the former Ksnsei Railway in the early Taisho resulted in survival of Sakuranomiya station of Joto line in Japan National Railway (a railline originally constructed by the Osaka Railway), as an intermediate station. Thereafter the development of area around the station has been made little progress. The station building seems to be of simplicity, despite its location in a large city-it remains the unchanged condition. Although in the recent years a redevelopment project around the station has been gradually proceeding, it is still only in the cherry blossom season when this area extraordinarily livens up. The scene has unchanged for a century.
著者
谷田部 隆 岩間 永子 合原 義人
出版者
茨城県畜産センター
雑誌
茨城県畜産センター研究報告 (ISSN:13466488)
巻号頁・発行日
no.43, pp.26-29, 2010-11

水田での生育に適した耐湿性牧草を選定するため,耐湿性草種としてレッドトップ,リードカナリーグラスの2品種(ベンチャー,パラトン) ,対照草種としてオーチャードグラス(普通種)とトールフェスク(普通種)をほ場に播種造成し,生産量を調査したところ,レッドトップとリードカナリーグラスは対照草種と同様の生産量を示し,耐湿性草種間では生産量に差は見られなかった。耐湿性草種の栽培技術を解明するため,ほ場に耕起造成と不耕起造成の処理区を設け,レッドトップとリードカナリーグラス(ベンチャー)の生産量等を調査した. レッドトップは,不耕起による造成でも十分に定着し,リードカナリーグラスでは,耕起鎮圧を行っと定着が早く進行することがわかった。
著者
岡本幸大 鷲見海王 槙田喬介 中野倫明 渡邊晃 山田宗男
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.1483-1486, 2013-07-03

近年,スマートフォンの急速な普及に伴い,スマートフォンを操作しながらの歩行や自転車・自動車の運転などが急増している.この「ながら状態」は,スマートフォンの操作および画面の注視によって周囲環境の認識および注意を著しく低下させるため,鉄道ホームからの転落や人・物との衝突など,重大な事故を引き起こす原因となっており,社会な問題になりつつある.本検討では,スマートフォンに搭載されているインカメラから取得した顔画像や加速度センサによって,スマートフォンの操作状態および歩行状態を検出することで,ながら状態をリアルタイムに検出可能な手法について提案・検討する.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.273, pp.62-63, 2001-02-09

交通事故やけがをした原因が,そばを通りかかった工事現場にあると主張して,現場事務所に補償を求めてくるケースは,よく耳にする。なかには,現場に落ち度がなくても一方的に責任を押し付けてくる場合もある。こうした事故の補償交渉ほどやっかいなものはない。最終的に示談金を払うことも,まれではない。
著者
丹 洋祐 山下 秀之 曽宇 泰子
出版者
長岡造形大学
雑誌
長岡造形大学研究紀要 (ISSN:13499033)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.68-81, 2009-03-31

The tri-structure is a structural framwork that is analogous to a tree. To restore the aboudant seashore environment destroyed during the development of harbors and bays, I propose a system of artificial seaweed forests. In addition, tri-structure is made in a intertwist and disentangling design. This intertwist and disentangling design concept is one I discovered while studying the space geometry of seashore environments.
著者
森下 卓哉 西野 順二 小高 知宏 小倉 久和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.98, pp.41-46, 2000-10-26
被引用文献数
1

本研究では、サッカーゲームにおける混合戦略表現モデルを提案する。サッカーゲームは時間連続性を持ち、11人対11人で対戦するマルチエージェントシステムである。このような性質を持つゲームにおける混合戦略を時間に基づいて定義し、コンピューターシミュレーションで実験を行なった。実験では、混合比率を変化させて試合を繰り返し行ない、それぞれの比率での評価を求めて混合比率と利得の分析を行い、混合戦略モデルの妥当性を検討した。In this report, we proposed expression model of mixed strategy for continuous time game and, we proposed a method to analyze aspects of continuous time games, such as Soccer game. We defined mixed strategy on the basis of time interval mixture on the game that had such a nature. The experimental matches was done on several mixture ratio, on the computer simulation. The results showed our method is feasible.
著者
前澤 陽
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:21888752)
巻号頁・発行日
vol.2016-MUS-112, no.19, pp.1-8, 2016-07-23

本稿では,人間の演奏に合わせて機械が伴奏するような合奏システムにおける,伴奏パートの発音タイミングについて述べる.合奏中の演奏者は,(1) 自分自身のパートに対して,目標となる演奏タイミングを持ち,(2) 相手の演奏を予測しながら聴き,(3) 互いの主従関係を踏まえながら演奏タイミングを補正すると考えられる.また,これらの三要素は,楽曲中のコンテキストやリハーサルや対話を通じて,独立して学習もしくは制御されると考えられる.そこで本研究では,演奏者の演奏タイミング予測,伴奏パート自体の生成過程,演奏者・伴奏パート間の主従関係の 3 要素を,独立に学習もしくは制御が可能な,発音タイミングの数理モデルを提案する.
著者
奈良岡 浩
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.94-101, 2013-06-25
被引用文献数
1

小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った粒子の有機化合物分析に関する顛末について記述した。S型小惑星表面上に有機化合物が存在するかはおもしろい問題であるが,今のところ,はやぶさ粒子にイトカワ固有の有機物は発見されていない.これからの「はやぶさ2」やNASA「OSIRIS-REx」計画に期待するとともに,このような惑星物質研究を成功させるためには,長期の視点で積極的な若い研究者を育てることが必須である.