著者
福富 昌城 坂下 晃祥 塩田 祥子 Masaki FUKUTOMI SAKASHITA Akiyoshi SHIOTA Shoko 花園大学社会福祉学部 花園大学社会福祉学部 花園大学社会福祉学部 Faculty of Social Welfare Hanazono University Faculty of Social Welfare Hanazono University Faculty of Social Welfare Hanazono University
出版者
花園大学社会福祉学部
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:09192042)
巻号頁・発行日
no.20, pp.9-19, 2012-03

本報告はケアマネジャーを対象としたグループ・スーパービジョンの連続研修会における調査の結果である。調査は、参加者がどのような学びをしたのかを明らかにすることを目的とした。調査結果として、参加者は「既に得ている情報や利用者像を異なった角度から見直す」ことで「ケースの見方」を深め、事例検討会/グループ・スーパービジョンにおいて「事例提供者の努力を承認する姿勢」を持つことで支持的な関わりを学んでいることが理解できた。

2 0 0 0 OA 工業経営概論

著者
大野巌 著
出版者
丸善出版
巻号頁・発行日
1947
著者
山家 雄介 中村 聡史 アダム ヤトフト 田中 克己
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.65, pp.259-264, 2007-07-03

ソーシャルブックマークは、Web 利用者がブラウジング中に興味や関心を持ったページを記録、共有、分類そして発見することを支援する Web サービスである。本論文では、ソーシャルブックマークから各 Web ページのメタデータを抽出し、これを利用することによる Web 検索結果の対話的再ランキング法を提案する。我々はこの手法を実現するプロトタイプを実装し、そのインタフェースを中心に試験的な評価を行った。Social bookmarking services are an emerging type of Web services that let users store, share, annotate, and discover interesting resources. In this paper, we propose an interactive reranking method for web search results that utilizes social bookmarking data such as the number of bookmarks, timestamp, associated tags, sentiment expressions, etc. We demonstrate a prototype system that we have implemented and show some preliminary evaluation done in order to test our approach.
著者
岡野 真一 片寄 晴弘 井口 征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.67, pp.67-72, 1997-07-20
被引用文献数
1

本研究はモデルにもとづく雨音の生成を目標とし,そのためには()一粒の雨滴の音のモデル()雨滴の落下分布モデルを作成する必要があると考えている.本稿では()についてはサンプル音で代用するものとし,()のモデルを構築して雨音の生成を行った様子を紹介する.またそれについての考察も述べる.アプリケーションの構築には,Sillicon GraphicsのIRIX (SF/Motif,AudioLib等)を利用し,音の生成から出力までを1台でリアルタイムに行えるよう設計している.このモデルは気象学のデータに基づいており,雨量等が変化したときの雨音を生成することが可能である.The purpose of this research is to generate a sound of rain based on the model of rain. In achieving it, we need to establish two models. One is the model of a sound of a raindrop, and the other is that of raindrops' distributions in the rain. In this paper we establish the latter model and generate a sound of rain in real time using samples of a sound of a raindrop. We made the application using IRIX (OSF/Motif, AudioLib, and etc...) on SGI workstation. Because this model is model is based on data of weather observation, we can get sounds varying with changing rainfalls.
著者
金沢 百枝
出版者
西洋中世学会
雑誌
西洋中世研究
巻号頁・発行日
no.1, pp.174-177, 2009
著者
加藤 由樹 加藤 尚吾 杉村 和枝 赤堀 侃司
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.403-414, 2008

本研究では,テキストコミュニケーションの受信者の感情面に及ぼす感情特性の影響について検討するために,電子メールを用いた実験を行った.本実験の被験者は,42名の大学生であった.彼らを,無作為に2人1組のペアにし,電子メールを使ってコミュニケーションを行ってもらった.そして,電子メールを受け取るたびに,どんな感情が生じたか(感情状態)と,送信者の感情状態をどのように解釈したか(感情解釈),について尋ねる質問紙に回答を求めた.また,感情特性の指標である個別情動尺度-IVによって被験者を3群に分類し,受信者による感情解釈と受信者の感情状態の関係と,送信者の感情状態と受信者による感情解釈の関係を,3群で比較した.結果,これら二つの関係は,受信者の感情特性の影響を受けることが示された.結果から,テキストコミュニケーションで生じる感情的なトラブルの原因を考察した.
著者
米倉 裕希子
出版者
関西福祉大学社会福祉学部研究会
雑誌
関西福祉大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:1883566X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.71-76, 2012-03

【目的】知的障害や発達障害者の地域生活の実現には,家族および地域住民の理解と支援が必要不可欠であり,地域住民の障害者に対するスティグマ是正への取り組みが必要である.本研究の目的は,知的障害や発達障害者との接触経験および障害に関する知識の伝達を含んだ地域住民を対象にしたスティグマ是正の実践プログラムの開発を目指し,試行的に実践したプログラムの評価である.【方法】対象者は,A町社会福祉協議会で開催された「当事者とともにつくるサポーター講座」の講座参加者で,知的障害や発達障害の知識や対応などについての自信度を講座の前後で比較した.【結果】分析対象者は13 名だった.発達障害の方が知的障害よりも自信度が低い傾向がみられた.また,講座後は,知識や対応,地域での生活において自信度が高まる傾向がみられたが,気持ちの理解においてはあまり変化が見られなかった.【考察】講座に参加することで,知識や対応の自信を高め,その結果,障害者との地域生活への自信につながったと考えられる.講座は,知識の伝達にとどまらず,多様かつ継続的な接触経験をする場を設け,障害当事者や家族など多様な立場の人が参加することが望ましい.また,発達障害は精神障害と同様に見えない,とらえにくい特質上,スティグマを受けやすいかもしれないので,取り組みの強化が必要である.今後は,さらに対象者を増やし,プログラムの効果を検討していくとともに,様々な場所や対象者に応用可能で,より簡便で効果のあるプログラムの検討も必要だろう.また,プログラムの効果を検証するアウトカムの開発が望まれる.
著者
江田 慧子 中村 寛志
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.121-126, 2011-10-11
被引用文献数
2

ミヤマシジミの食草は在来のコマツナギであるが,近年中国産コマツナギが道路法面の緑化に使われるようになってきた.本研究では,ミヤマシジミ幼虫が中国産コマツナギを摂食して正常に成長するかどうかを確認し,その生存率と発育状態を在来コマツナギを食べた個体と比較した.孵化直後のミヤマシジミの幼虫を在来コマツナギ食43個体と中国産コマツナギ食65個体のグループに分け,25℃,16L:8Dの恒温器で成虫まで飼育した.♂の発育期間は♀より約2日ほど早かった.生存率,羽化不全率,発育期間に関しては,在来コマツナギ食と中国産コマツナギ食では差がみられなかった.蛹体重と前翅長の平均値は,在来コマツナギ食より中国産コマツナギ食の方が大きかった.これらの結果から,ミヤマシジミが中国産コマツナギを食草にする可能性を考察した.
著者
中谷内 一也
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.171-177, 1998-08-25 (Released:2010-07-16)
参考文献数
17
被引用文献数
2

Even when the amount of loss reduction is exactly the same, a protective action that leaves no loss may be valued more than others that leave some. It is called “zero-risk effect, ” which was examined in this study. One hundred and forty-four undergraduates rated their willingness to pay (WTP) for three protective actions that would leave 800, 400, or 0 deaths. Results showed that the WTP difference between actions resulting in 400 deaths and no death was larger than that between actions resulting in 800 deaths and 400 deaths. The effect was shown not only in a negative framing condition, but also in a positive one. The results thus established the robustness of zero-risk effect, which cannot be explained in terms of the negative framing effect. Finally, implications for risk management and risk communication were discussed.
著者
三森 一司 細田 智子
出版者
聖霊女子短期大学
雑誌
聖霊女子短期大学紀要 (ISSN:0286844X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.41-47, 2006-03-31

松皮および松皮餅に含まれるポリフェノール物質について検討した結果、次の点が明らかとなった。(1)生の松皮には、100g当たり14.8×10^3mgのポリフェノールが含まれていた。(2)松皮を加熱処理すると、1時間後に約60%のポリフェノールが損失し、9時間後には殆ど残存していなかった。(3)加熱処理により、松皮のポリフェノールは水溶液中に溶出し、加熱時間が長くなるにつれ増加した。(4)松皮のポリフェノール損失量よりも抽出液中のポリフェノール量が少なかったことから、ポリフェノールが酸化や分解により他の物質に変化していることが推察された。(5)二次元のペーパークロマトグラフィーにより、松皮に含まれるポリフェノールの殆どは、不動性会合型タンニンであることが推測された。
著者
市川 慎平 竹花 范平 植松 義量 小林 捷雄
出版者
独立行政法人 海上技術安全研究所
雑誌
船舶技術研究所報告 (ISSN:0495775X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.207-234, 1964-07-30

It is generally well-known that gas cutting speed can be remarkably increased dy using a divergent-type gas cuttig nozzle instead of a normal straight-type one. In order to the peculiar curvature of its inner shape, however, it is considered to be very difficult to produce a divergent nozzle by simple machining. Therefore, the authors have newly developed two kinds of methods to produce a divergent gas cutting nozzle; one is an electrolytic-forming and another is a swaging. In this paper, the detail of the methods and the processes related to the massproduction and the results of many investigations carried on the cutting performance of the divergent nozzles made by these two methods are described. The following conclusions are summarized. A divergent nozzle made by the electrolytic-forming method shows many advantages; such as a better accuracy, higher cutting capabilities and a lower production-loss, while by the swaging somewhat inferior only in an accuracy compared to the former. However, it is confirmed that the both methods have an extremely higher economies and an easier production, and that, moreover, the gas cutting performance of the divergent nozzles made by these methods is increased 15% in cutting speed and 8% in cutting thickness of plate compared to straight nozzles.

2 0 0 0 OA [絵本]

著者
前田竹治郎 編
出版者
前田竹治郎
巻号頁・発行日
vol.〔7〕 佐賀怪猫伝, 1887

2 0 0 0 OA 鍋島猫騒動

出版者
豊栄堂
巻号頁・発行日
1889
著者
吉田 光男 山本 幹雄
出版者
日本データベース学会
雑誌
日本データベース学会論文誌 (ISSN:18831060)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.29-34, 2009-06

近年のCMS の普及によりWeb ページにメニューや広告、著作権表示などが過剰に付加され、ページに占めるコンテンツ(主要部分)は縮小している。本論文では、事前に教師情報を準備する必要のない単純なアルゴリズムでWeb ページ群からコンテンツを抽出する手法を提案する。本手法は、Web ページをブロック(コンテンツ及び不要部分の最小単位)の集合であると考え、ある特定のページにのみ出現するブロックはコンテンツであるという単純なアイデアが基になっている。また、本手法のアルゴリズムを実装したソフトウェアを用いて実験を行い、Web 上に存在する日英のニュースページに対して高いコンテンツ抽出性能があることを示す。
著者
舩津 保浩 砂子 良治 小長谷 史郎 今井 徹 川崎 賢一 竹島 文雄
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.1036-1045, 2000-11-15
被引用文献数
18 25

マルソウダから調製した魚醤油(FMS)の呈味成分を, 国内産魚醤油(しょっつる(S), いかいしる, いわしいしる(IS))および大豆こいくち醤油(SS)と比較した。その結果, FMSは遊離アミノ酸やオリゴペプチド態アミノ酸総量が, 比較した全試料の中で最も多く, SSのそれらよりも多かった。全試料で, AMP, IMPおよびGMPは検出されなかった。FMSとSSで有機酸の総量は極めて高いが, その大部分は乳酸であった。FMSとSSはKとP含量が高く, Naが比較的少なかった。官能評価では, SとISでは塩味が強いが, FMSとSSでは, 塩味は強いとは感じられず, まろやかで味のバランスがとれていた。