1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1943年12月27日, 1943-12-27
著者
峯岸 敬
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp."N-221"-"N-225", 2009-07-01
著者
小松 知未 小山 良太 小池(相原) 晴伴 伊藤 亮司
出版者
東北農業経済学会
雑誌
農村経済研究 (ISSN:2187297X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.116-124, 2015-11-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
9

本稿では,福島県における米全量全袋検査の運用実態と検査結果を詳細に整理した上で,制度上の位置づけとその問題点を明らかにした.第一に,福島県が米全量全袋検査を実施していることが,放射性物質検査に関する制度の枠組みの中でどのように位置づけられているかを整理した.第二に,福島県における検査の実施体制と検査結果を詳細にまとめた.第三に,検査結果の活用実態を確認した.これらを総合的に考察した結果,制度上の問題点と見直しの方向性は下記のようであるといえる.問題点は,原子力災害対策本部のモニタリング検査の指針において米全量全袋検査の位置づけが定められておらず,福島県のみが自らの判断で検査を計画に組み込んでいることである. 2012年度に福島県が実施した米全量全袋検査の結果から,原子力災害対策本部の指針レベルの体制では,基準値超の発見と迅速な対応が困難であったことが明らかになった.このことから,現行制度を見直し,原子力災害対策本部が総合的に判断して,検査エリアを指示する枠組みを構築するべきであるといえる.また,現状の制度では位置づけられていない飯米・縁故米の検査体制のあり方を検討すべきであるといえる.
著者
森 玲奈 孫 大輔 渡辺 雄貴 北村 智 堀 里子
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.S44038, (Released:2020-11-09)
参考文献数
11

本研究では高齢者の学習課題の中で健康に関する学習に焦点を当て,自己調整学習理論を参照し,主体的に健康について学ぶことができるワークショップを設計・実践・評価することを目的とする.ワークショップ「すまけん」は,参加者に健康情報の取得へのネットの活用可能性の理解と利用の自己効力感の向上を促すものである.その結果,事前に比べて事後のヘルスリテラシーの自己効力感並びにスマートフォン活用の自己効力感が高まっていた.またワークシートの記述内容の分析から,すまけんワークショップ内では,殆どの参加者が健康情報の探索を学んだことが示された.

1 0 0 0 人為と自然

著者
梶井 照陰 豊田 光世 川戸 圓 伊藤 真理子
出版者
日本箱庭療法学会
雑誌
箱庭療法学研究 (ISSN:09163662)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.63-77, 2019

箱庭療法学研究 第32巻 第1号 pp.63-77 2019年<BR>資料<BR>人為と自然<BR>シンポジスト:梶井照陰<BR>写真家/真言宗僧侶<BR>豊田光世<BR>新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター<BR>川戸圓<BR>川戸分析プラクシス/ユング派分析家<BR>司会:伊藤真理子<BR>新潟青陵大学
著者
池田 譲 櫻澤 郁子 桜井 泰憲 松本 元
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 = The aquiculture (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.391-400, 2003-12-20
参考文献数
27
被引用文献数
3

理化学研究所脳科学総合研究センターでは, 脳を知るためのモデル動物としてイカ類に注目し, 行動学的および分子生物学的研究を行うために内陸部初のイカ長期飼育施設を開設した。これに伴い, 各種イカ類の輸送, 水槽の種類, 餌料などについて飼育実験より検討した。飼育には閉鎖循環系の大型円形水槽 (10, 000<I>1</I>) , 小型円形水槽 (1, 700<I>1</I>) , マルチハイデンス水槽 (20<I>l</I>-8基, 50<I>l</I>-8基) , 角形水槽 (600<I>l</I>) を用いた.ヤリイカ, アオリイカ, シリヤケイカ, ミミイカを卵から飼育するとともに, ヤリイカ, アオリイカ, スルメイカ, ヒメイカ各成体をそれぞれ畜養した。その結果, シリヤケイカおよびアオリイカの累代飼育に, また, ヤリイカの2か月間の孵化飼育にそれぞれ成功した。閉鎖系における3種成体の畜養も可能でありスルメイカでは産卵も観察された。これらに基づき各種ごとの飼育の問題点について考察した。

1 0 0 0 OA 報徳会綱要

出版者
報徳会総務所
巻号頁・発行日
1934
著者
永田 泰史 竹内 正明 大谷 恭子 園田 信成 尾辻 豊
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
産業医大誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.343-349, 2019
被引用文献数
2

左室流出路狭窄は時に大動脈弁狭窄症に合併する.しばしば両者の狭窄を分離することができないため,大動脈弁狭窄症の真の重症度を正確に評価することが困難になる.症例は外傷性血気胸で入院となった75歳女性.心エコー図検査により大動脈弁狭窄症と左室流出路狭窄を認めた.ドプラーエコーでは収縮後期をピークとするダガー型の血流波形を認め,左室流出路と大動脈弁を通過する最高血流速度は6.0 m/sであったが,両者の最高血流を分離することが困難であった.正確な大動脈弁狭窄症の重症度評価のため,ランジオロール(短時間作用型βブロッカー)とシベンゾリン(ナトリウムチャネルブロッカー)を用いた負荷心エコーを行い,同時にカテーテル検査により左室圧と大動脈圧を測定した.ランジオロールは無効であったが,シベンゾリンにより左室流出路狭窄は消失した.シベンゾリン負荷心エコー検査により大動脈弁狭窄症の重症度は中等度以下と評価され,適切な治療方針の決定が可能となった.本症例によって,シベンゾリン負荷心エコーは左室流出路狭窄を合併した大動脈弁狭窄症の重症度評価に有用である可能性が示された.
著者
米田 穣 吉田 邦夫 吉永 淳 森田 昌敏 赤澤 威
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.293-303, 1996-10-31 (Released:2009-08-21)
参考文献数
49
被引用文献数
14 16

本研究は,縄文時代中期(4,000年前頃)から江戸時代(250年前頃)にわたる8遺跡から出土した人骨38個体を試料として,骨コラーゲンの炭素・窒素同位体分析および骨無機質における微量元素分析を行い,その結果に基づいて長野県における約4,000年間におよぶ食性の時代変遷を検討したものである.結果として第1に,同位体分析から,当地域では縄文時代中期から江戸時代に至るまで主食は基本的にC3植物であったと考えられる.縄文時代から中世にかけては,非常に強くC3植物に依存していたのに対し,江戸時代には海産物の利用の可能性が示唆された.内陸部で庶民の日常食として重要だったと論じられている雑穀類に関しては,今回の分析試料ではC4植物である雑穀を主食とした個体は検出されなかった.また,炭素同位体比から縄文時代北村遺跡出土人骨17個体について食性に性差の存在する可能性が示唆された.第2に,北村縄文人骨1個体で実施した微量元素分析からは,同位体分析で示唆されたC3植物食の内容がシイ・クリを中心とする可能性が示唆された.
著者
桐田 久美子 岡崎 寿子 八代 利香 宮内 信治 Gerald T. Shirley
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.610-617, 2007-03-30
参考文献数
14

本研究では,臨床現場における看護師間のコミュニケーションの向上に寄与することを目的に,臨床現場における外来語・略語・隠語 (用語) の使用状況と,看護師の認識を明らかにし,困難な状況をもたらした用語を一冊の用語集として作成した。A県内の6つの病院の看護師計1,000名を対象に,独自に作成した自己記入式質問紙を用いたアンケート調査を行なった。また,特に意味が理解できず困難な状況をもたらした163の用語を抽出し,用語集にまとめた。回答者748名の97%が用語を使用するとし,理解できなった用語に遭遇した経験がある者は81.6%であった。そのうち,用語の使用により問題が発生したと回答した者は9.1%であり,「相手に伝わらなかった」,「処置が遅れた」等が理由としてあげられた。用語の必要性について「とても必要」,「必要」と回答した者は合わせて44.5%であった。理解困難な用語として回答数が多かったものは,「ステる」,「タキる」等であった。簡潔で素早く相手に伝えられる用語の使用は,看護業務を遂行する際に大きな役割を担っている一方で,医療事故の発生の危険性が内在していることが示された。また,生命に関わる重要な臨床現場で働く専門職者として,看護師一人一人が用語の正確な意味を理解し,適切に使用していくことの重要性が示唆された。
著者
三好 雅也 畑中 健徳 吉川 博輔 藤井 純子 馬渡 秀夫 小林 暉 内山田 朋弥 山本 博文
出版者
日本地学教育学会
雑誌
地学教育 (ISSN:00093831)
巻号頁・発行日
vol.71, no.3, pp.57-69, 2019-02-28 (Released:2019-11-13)
参考文献数
19

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの小学校における火山教室の実践結果と効果について報告する.火山教室は,火山活動と大地の形成に関する講義および七輪マグマ実験で構成される.実験において,児童は溶岩の温度(約1,000℃)を赤外放射温度計で実測し,砂山斜面を流れる溶岩が爪楊枝を燃やす様子を観察した.授業後アンケート調査結果は,児童が溶岩の高温を実感し,勝山の大地の成因と火山活動との関係について興味・関心を持ったことを示した.
著者
秋山 道広 初田 隆
出版者
大学美術教育学会
雑誌
美術教育学研究 (ISSN:24332038)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.25-32, 2018 (Released:2019-03-31)
参考文献数
9

本研究では,図画工作科における,子ども・教師・保護者間での児童絵画に対する見方(評価)の共通性や差異性に着目し,調査を基に比較検討することによって,今日の絵画教育の問題点や課題の鮮明化を試みた。結果,教師と保護者の見方(評価)には強い相関性が確認された。1年生では子どもと保護者・教師との相関性は低く,3年生から6年生になるに従い一定の相関性が認められるようになっていく。教師と保護者が写実を基礎とした絵画の価値方向を子どもに示すことで,次第に子どもの価値意識が教師・保護者の共有する児童画イメージに接近してゆくという関係性が認められた。また,得手不得手の判断基準を,写実的・再現的な絵画の評価観に置く教師の中には,絵画指導に対して苦手意識を持つものも多く,それらを補完するために定型的な指導がなされている可能性が示唆された。