著者
荒木 不二洋
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.405-414, 1997-10-30 (Released:2008-12-25)
参考文献数
55

1 0 0 0 OA 紙の寿命

著者
坂本 雅美
出版者
マテリアルライフ学会
雑誌
マテリアルライフ学会誌 (ISSN:13460633)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.18-21, 2002-01-31 (Released:2011-04-19)
参考文献数
6
著者
飯島 婦佐子
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
性格心理学研究 (ISSN:13453629)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.50-64, 1997-10-09 (Released:2017-07-24)

本研究の目的は, 父親の性役割観, 母親からみた父親のソーシャルサポート, 母性意識と幼児の自己(自己抑制, 自己主張・実現)の発達の関係をみることである. 東京の304名の両親が参加した. 方法は質問紙法を用いた. 自己尺度は保育者によって評定された. 女子の場合には, 父親が家事・育児に参加するようになり, 性役割分業観も変化していることを反映して, 家事・育児共有観が実質的サポートを高め, それが専業主婦の母親の母性の受容を高めた. しかし, 母性の受容と子どもの自己の発達の間には何らの関係もなかった. ここに, 何らかの媒介変数を考慮する必要がある. 男子の場合には, 父親の家事・育児への参加の考えは母親の母性の受容を低下した. 別のモデルを考えるべきである.
著者
寺沢 拓敬
出版者
関東甲信越英語教育学会
雑誌
関東甲信越英語教育学会誌 (ISSN:21858993)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.57-70, 2018

The purpose of this paper is to examine the effectiveness of elementary school English education programs (ESEEP) first implemented in the 2000s. I examined this issue from an evidence-based policy approach, rather than a second language acquisition perspective. In other words, I employed a research design that ensured internal validity and external validity, both of which are a prerequisite for obtaining reliable evidence although they have generally been disregarded by the previous work on ESEEP. Based on this design, I examined whether the implementation of ESEEP has achieved its stated goals, by analyzing questionnaire data from nationally representative 2,967 junior high school students (provided by an open data archive). Based on structural equation modeling, I estimated causal effects of respondents' ESEEP experience on their English language skills, intercultural awareness, and positive attitudes toward English learning. The result suggests that the ESEEP experience did not have any substantial impact. This result, I argue, can be considered as counter-evidence against the current policy reform on ESEEP, and thus suggest that the government, and pro-ESEEP researchers as well, should provide further evidence that indicates the effectiveness of ESEEP if they attempt to maintain the policy.
著者
圓入 由美
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.22, no.11, pp.11_88-11_93, 2017-11-01 (Released:2018-03-28)

1 0 0 0 OA 学習のモデル

著者
福島 邦彦
出版者
一般社団法人 日本生体医工学会
雑誌
医用電子と生体工学 (ISSN:00213292)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.319-330, 1981-09-30 (Released:2011-07-05)
参考文献数
59
著者
山中 哲夫
出版者
愛知教育大学教育実践総合センター
雑誌
愛知教育大学教育実践総合センター紀要 (ISSN:13442597)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.79-83, 2007-02-28

男の子の失禁は心理的なもの。括約筋によるコントロールが性器的なものと結びついているため。「欲求」と「欲望」の混同。男の子における夜尿症の心的特殊性/核家族化が進む中での教師の役割。子どもが学業に失敗したときの対処法/兄弟姉妹は別個の存在。兄姉は弟妹の親代わりになってはいけない。近親相姦の危険な陥穿。模倣は有害。父親と母親の役目。
著者
田中 久美子
出版者
千葉大学文学部
雑誌
千葉大学人文研究 (ISSN:03862097)
巻号頁・発行日
no.38, pp.157-179, 2009

千葉大学人文研究 第38号
著者
村上 健太郎 森本 幸裕
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.63-68, 2018-08-31 (Released:2019-05-10)
参考文献数
33
被引用文献数
1

近畿~中国地方の鉄道駅周辺の市街地におけるハードスケープ即ち人為的で硬質な景観構成要素からなるハビタット(壁,石垣,建造物間隙,路傍間隙)に生育するシダ植物群落4,473 箇所のデータを分析し,シダ植物のハードスケープハビタットの選好性に関する基礎資料を得るための研究を行った。分析の結果,4 種のハビタットの中で最も選好されていたのは石垣であった。もともと岩上や樹幹,崖に生育する種だけでなく,森林種も多くの種が石垣を選好していた。ただし,森林種の29.3%は建造物間隙選好種であった。さまざまなハードスケープにおける植物の選好性を理解することは,長期的な視野に立った都市の生物多様性保全手法の開発に役立つだろう。
著者
村上 健太郎
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

人為的硬質構造物(ハードスケープ;例えば壁、石垣、建造物間隙)はもともと崖や露岩地あるいは林床にすんでいた生物の代替生育地になりうるが、日本ではそのような視点の研究は少ない。そこで、ハードスケープが動植物の高い種多様性を保持し稀少種の生育場所として機能しうるかについて野外調査(歴史的遺産の古いハードスケープやどこにでもある市街地のハードスケープなどを対象とした生物調査)と文献調査(ハードスケープに生物が生育するという事例の整理)から検討し、ハードスケープを用いた緑化や、都市緑地保全あるいは人工構造物保全に役立つ知見を得るための研究を行う。特に石垣等に生育するシダ植物に焦点を当てて研究する。
著者
鳴橋 直弘 久米 修
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History
巻号頁・発行日
vol.73, pp.13-18, 2019-03-31

バラ科キイチゴ属ゴショモミジイチゴが香川県仲多度郡まんのう町で発見された.山口県,高知県に次ぐ第3番目の産地である.前2産地には両親種のモミジイチゴとゴショイチゴが生育しているが,今回の香川県にはゴショイチゴは分布していない.また,山口県の集団や高知県の集団は開花はするものの,不稔で果実は見られないが,香川県産には果実が見られた.そこで,両親種と小核について比較した.山口県の産地は2倍体であるが,香川県の産地は果実があることから,3倍体の可能性が示唆された.
著者
山本 好和 高萩 敏和 坂東 誠 河合 正人
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History
巻号頁・発行日
vol.73, pp.107-114, 2019-03-31

近畿地方の地衣類相を明らかにする一環として,北摂山系の南山麓に位置する箕面市箕面公園を調査し,ホシゴケ綱およびチャシブゴケ綱,ホソピンゴケ綱,ユーロチウム菌綱に属する18科38属54種を確認した.ツブレプラゴケとザクロゴケの2種が近畿地方で初めて確認された.
著者
末次 健司 福永 裕一
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History
巻号頁・発行日
vol.73, pp.19-21, 2019-03-31

大阪市立自然史博物館標本庫(OSA),首都大学東京牧野標本館(MAK)と鹿児島大学総合研究博物館植物標本室(KAG)における標本調査の結果,鹿児島県の奄美大島,中之島および黒島で採取されていたムヨウラン属の未同定標本のなかに,ムロトムヨウランを見出すことができた.これらは,黒島,中之島および奄美大島におけるムロトムヨウランの初記録となる.本種は,閉鎖花のみをつけるクロムヨウランの開花型の変種であるトサノクロムヨウランやヤクムヨウランに似るが,1)花茎がより長い,2)花序がより長い,3)萼片および花弁の幅がより狭い,4)唇弁の先端部がごくわずかに3裂する,5)蕊柱の長さの3/5–2/3程度が唇弁と癒合する,6)結実時の果実の色が茶褐色である,7)蒴果が斜上に着く,等の特徴から区別が可能である.