著者
芒 来 和田 隆一 九郎丸 正道 杉浦 健夫 吉原 豊彦 及川 正明 林 良博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.1001-1003, S・iii, 2000-09-25
参考文献数
13
被引用文献数
7

馬喉嚢の機能を解明する糸口を得るため, 粘膜における各種免疫グロブリンのアイソタイプおよびサブアイソタイプの分布を調べた.その結果, IgGaおよびIgM含有細胞は粘膜のリンパ小節と粘膜下リンパ小節に認められ, IgGcは粘膜下リンパ小節にのみ検出された.これらはいずれもリンパ球や形質細胞内に認められた.一方, IgAは前記遊走細胞に加えて腺上皮や粘膜上皮表層に検出されたことから, 腺上皮から分泌される分泌型IgAの存在が示唆された.
著者
三浦 亮 井和丸 光 野口 直人 伊藤 誠 山下 幹也 中村 恭之 三浦 誠一
出版者
国立研究開発法人海洋研究開発機構
雑誌
JAMSTEC Report of Research and Development (ISSN:18801153)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.84-95, 2018-03-01 (Released:2018-04-24)
参考文献数
7

2011年に海洋研究開発機構で導入された可搬式マルチチャンネル反射法地震探査(可搬式MCS)システムでは,運用を開始して以来,ストリーマーケーブルの複数のアクティブセクションに同時に現れるノイズ(等走時ノイズ)が発生している.この等走時ノイズは,スクリューの回転あるいは電源系に起因して周期的に現れる場合,およびランダムに発生する場合がある.ノイズの発生はストリーマーケーブルの電気的性質に起因すると推定されているが,現在のところ根本的な解決には至っていない.中でもランダム型の等走時ノイズは,反射波シグナルより強い振幅かつ反射波シグナルに近い周波数帯域で現れることが多いため,重合後データに対しての悪影響が大きい.可搬式MCSデータの処理においては等走時ノイズのみを抑制し,シグナルを残すようなデータ処理法を適用する必要がある.等走時ノイズの速度特質を利用し,速度フィルターの一種であるF-Kフィルター(周波数・波数領域フィルター)の適用を試みたところ,完全に除去することはできないものの,ノイズの影響を抑制することができた.
著者
梅原 康敏 諸貫 信行
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学会誌 (ISSN:13439677)
巻号頁・発行日
vol.20, no.7, pp.468-477, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
23

一枚のX線透過像に基づき,銅を充填したシリコン貫通ビア(Cu-TSV)とそこに内在するミクロンレベルの空乏欠陥(ボイド)の寸法形状を推定する方法を提案する。φ5 μm × 50 μmの大きさのビアを対象に,実測結果をもとにモデル化と形状の区分化を行い,回転対称形ボイドについて位置や体積を定式化した。これに基づくシミュレーション画像を生成し,機械学習を行うことで透過画像からボイドの欠陥形状分類と寸法の推定が行えることを示した。推定結果と断面観察結果には良い一致がみられた。この結果は銅めっきプロセス条件の不具合による欠陥発生と関係付けることでプロセス改善や制御につなげることが可能となると考えられる。
著者
福田 育弘
出版者
日本フランス語教育学会
雑誌
Revue japonaise de didactique du francais (ISSN:18805930)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.30-47, 2006-07-14

Un repas est generalement constitue de plusieurs plats que l'on consomme dans une duree de temps determinee et selon certaines regles qui varient d'une culture a l'autre. Prendre le repas est un acte culturel qui consiste a mettre en relation le temps et l'espace d'une facon propre a chaque culture. Comparer le repas francais avec le repas japonais, c'est ainsi mettre en evidence la representation de l'espace-temps en jeu dans l'acte du boire et du manger, et sa valeur culturelle.
著者
藤井 聰 岸原 士郎 玉城 一 河本 正彦
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.97-106, 1986
被引用文献数
2

良質なサゴデンプンを製造する条件を探るため, 1981年にマレーシヤ, クアラルンプル市郊外で, 種々の条件下でサゴデンプンを実験室的に調製し, 調製品を日本に持ち帰って, その品質, とくにその色に関係する分析をした。その結果得られた良質サゴデンプンの製造条件と, 留意すべき事項について報告する。原料は新鮮で熟していなければならない, 未熟の原料や, 収穫後, 剥皮及び磨砕後長時間放置したものからは, 劣悪なものしか得られなかった。デンプン製造には鉄製器具はできるだけ避けるべきである。さもなければピスの切断面はインク色に染まり, その色はデンプンに取り込まれてしまう。ピスを短時間貯蔵せねばならぬときは, 空気から切断面を遮断する適当な方法を講ずるべきである。例えば適当な表面コーティング剤を噴霧するとか, 水に浸漬するとかの方法である。良質の水を使用することが高白度のデンプンを得るために必須である。若し良い水が得られないなら, たとえば, 塩(海)水を用いるとか, Tween 60のような界面活性剤を添加した用水を用いるのが薦められる方法である。不純物は製造時にデンプンに吸着されるので, 一度劣悪なデンプンが製造されると, その品質の改良は普通の方法では大変むつかしい。

1 0 0 0 OA 享保撰要類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[76] 二十四ノ上 町奉行所之部,
著者
橋本 二郎
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.920-925, 1969-09-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
15

さきにフルクトース,スクロース,ラフィノースなどフラノース環を含む糖類のアルコール-塩酸溶液を加熱すると容易に緑色ケイ光物質 (以下GFSと略す) が生成されることを報じた。このときGFSの生成に応じて溶液は褐色に着色する。生成するGFSの量および褐色の色素量は,糖の種類によっても,アルコール-塩酸溶液を用いたときのアルコールの種類によっても異なり,反応の初期においてはGFSの生成曲線と色素のそれとはよく類似している。またGFS,その他を含む糖の酸分解溶液を活性炭で処理することによって,ある程度色素を除いた液〔1〕をそれぞれ種々のpHに調整したのち,加熱してGFSの量と色素量の経時的変化を見た。アルカリ性,中性,および約pH4以上の比較的弱い酸性溶液中では,GFS量の減少にともない色素量は増加する。しかしpH2以下の比較的強い酸性溶液中ではGFS量の変化はきわめて小であるにもかかわらず,色素量は加熱時間にほぼ比例して増加している。また〔1〕の溶液から薄層クロマトグラフィーでGFSを単離し,それを蒸留水で抽出してえたGFSの水溶液〔2〕について,〔1〕のときと同じ操作を行なった。アルカリ性,中性では〔1〕と同じ結果がえられたが,比較的強い酸性溶液中では〔1〕と異なり,GFS量,色素量ともにほとんど変化がみられなかった。以上のことを総合してつぎのようなことが考えられる。すなわち,GFSの生成と溶液の着色との間には密接な関係がある。GFSも着色の一因子と考えられるが,他にも主要な因子の存在が考えられる。Maillard反応においては生成するケい光物質が色素の先駆体であって,着色の主要因子をなすと推論されているが,糖だけの酸分解の場合はGFSが着色の主要因子と考えるには疑問がある。

1 0 0 0 薬師信仰

著者
五来重編
出版者
雄山閣出版
巻号頁・発行日
1986
著者
Takuya Hashimoto Junya Ako
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-18-0405, (Released:2018-04-28)
参考文献数
13

The 67thAnnual Scientific Session and Expo of the American College of Cardiology (ACC) were held at the Orange County Convention Center, Orlando, from March 10–12, 2018. This meeting offered 2,700 accepted abstracts presented in oral and poster sessions by 2,100 experts and 37 Late-Breaking Clinical Trials and Featured Clinical Research presentations. This report introduces the key presentations and highlights from the ACC 2018 Scientific Session.
著者
岸原 士郎 藤井 聰 河本 正彦
出版者
日本膜学会
雑誌
(ISSN:03851036)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.371-374, 1983

Commercial refined cane sugars still contain high-molecular-impurities such as acidified-ethanol-insoluble substances and turbid substances. These impurities were able to be satisfactorily eliminated by ultrafiltration and sufficiently by reverse osmosis. Ultrafiltration might be used for the production of specially pure sucrose free from these impurities. A small amount of these high-molecular-impurities reduced the flux in ultrafiltration of the sugar solution. From the degree of decline in flux, the level of these impurities in different sugars may be roughly judged.
著者
工藤 芳彰 藤原 あゆみ
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.1_46-1_51, 2018-03-31 (Released:2018-04-30)
参考文献数
8

東京都八王子市に伝わる昔話「とんとんむかし」を題材とするボードゲーム型総合学習ツール『とんとんならべ』は、将来のソーシャルデザインの基盤づくりの視点から、小学校中・高学年の「教科以外の学習の時間」の一つである「総合的な学習の時間」に着目し、児童の学習に対する主体性と協同性の向上を支援するために、授業内検証を踏まえて開発したものである。縦横21㎝、高さ5センチほどのかぶせ箱式のパッケージに、読み聞かせ用の「物語シート」、4つ折りの「ゲームボード」、得点となる「お宝チップ」、それを囲み取るための「手札」、高学年児童向けの「オリジナルゲーム制作キット」が含まれる。ゲームプレイには読み聞かせをとおした物語の理解が必要で、中学年児童は物語を拠り所として地域の歴史や文化を学ぶ。高学年児童は「調べ学習」等の成果をオリジナルゲームに変換する作業をとおして、知識の定着と共有を促すとともに、創造性を育む。
出版者
精糖技術研究会
雑誌
精糖技術研究会誌 (ISSN:03709841)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.43-58, 2008-12
著者
Emiko ANDO Yuko KACHI Norito KAWAKAMI Yoshiharu FUKUDA Tomoyuki KAWADA
出版者
National Institute of Occupational Safety and Health
雑誌
Industrial Health (ISSN:00198366)
巻号頁・発行日
pp.2017-0079, (Released:2018-04-13)
被引用文献数
5

This study aimed to examine the cross-sectional association of non-standard employment with cardiovascular disease risk factors. Five years of data from the Comprehensive Survey of Living Conditions and National Health and Nutritional Survey were combined. We used logistic regression to examine the association of employment contract (non-standard [part-time, dispatched, or contract] vs. standard [full-time and permanent]) with eight cardiovascular disease risk factors among 1,636 men and 2,067 women aged 40–60 years. There were significant associations between non-standard employment and cardiovascular disease risk factors such as current smoking among men (odds ratio [OR] 1.39; 95% confidential interval [CI], 1.13–1.86) and diabetes among women (OR 1.83; 95% CI, 1.10–3.09). Non-standard employment was associated with a few cardiovascular disease risk factors in this middle-aged cohort in Japan.