著者
鴻巣 章二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.7, pp.413-415, 1968-07-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 量地必携

著者
山本, 正路
出版者
山城屋佐兵衛
巻号頁・発行日
1850
著者
一色 哲
出版者
帝京科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

「南島」には、キリスト教徒が多く、独特の信仰がある。本研究では、その原因が、戦後、沖縄各群島の米軍占領にあることを解明した。また、19世紀末に開始した南島キリスト教伝道は、旧植民地や帝国日本の周辺地域との信仰上のネットワーク形成や、越境と交流の繰り返しで「周縁的伝道知」が蓄積し、「民衆キリスト教の弧」が形成されたことを立証した。あわせて、この信仰のあり方が戦後も継承されていることを明らかにした。
著者
山野 喜昭 池谷 理 大前 雅彦 河部 靖
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.99, no.11, pp.1102-1110, 1979-11-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
8
被引用文献数
2 8

In order to study cis-trans photo-isomerization of phylloquinone (K) and menaquinone-4 (MK-4), a high-performance liquid chromatographic method for the determination of cis-trans isomers was developed. After removal of the surface active agent and photo-decomposition products, cis-trans isomers were separated on a Nucleosil 50 (particle size ; 5 μm) column using di-n-butyl ether-n-hexane (6 : 94) as a mobile phase. The internal standards used were MK-4 for K and K for MK-4. When either cis or trans compound of K and MK-4 were photo-irradiated in benzene, cis⇌trans photo-isomerization was observed and an equilibrium favoring the trans isomers was attained. Trans→cis photo-isomerization of MK-4 was also observed in injection and in infusion solution. Photo-isomerization and photolysis in their solution were inhibited considerably by using a light-intercepting shade.
著者
山路 昭 藤井 康子 奥田 陽子 青野 真知子 佐藤 健太郎 千葉 幹夫 平岡 栄一
出版者
一般社団法人 日本医療薬学会
雑誌
病院薬学 (ISSN:03899098)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.7-11, 1978 (Released:2011-08-11)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

Photodegradation of vitamin K1 and K2 injections during preservation and in intravenous admixtures was investigated by high-pressure liquid chromatography. When exposed to fluorescent light (500 lux), 50% of commercial product (10mg) of vitamin K1 decomposed in about 15 days, compared with about 10 days for the 50% decomposition of vitamin K2 product. In the intravenous admixtures for drip infusion, the residual rate after sunlight irradiation (2, 000 lux) for 3 hours was 43-63% for K1 and 31-44% for K2. Therefore, intravenous admixtures containing theselight-unstable injections require shading during drip infusion. In Osaka University Hospital, the light-resistant covers of containers for injections are used for this purpose.
著者
西川 三喜男 鈴木 一市 森田 久代 川影 逸郎 藤井 喜一郎
出版者
一般社団法人 日本医療薬学会
雑誌
病院薬学 (ISSN:03899098)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.257-260, 1986-06-20 (Released:2011-08-11)
参考文献数
7

Vitamin K2 (K2) syrup has begun to be administered to newborn for prophylaxis of intracranial hemorrhage due to vitamin K deficiency. The stability of K2 syrup (2mg/ml) and its diluted solution (0.2mg/ml) in a plastic bottle with or without an orange bag to exclude light was examined by micro high pressure liquid chromatography.When light was excluded by the orange bag, regardless of a color of bottle, the concentration of K2 and storage temperature, the residual rate of K2 in an ophthalmic bottle (10ml) was more than 90% after 1 month under a fluorescent light (500 lux) shed for 10-12 hours per day. But when light was not excluded by the orange bag, K2 decomposed to less than 40% and was somewhat more stable in a brown-colored bottle than in a colorless bottle, and in syrup than in its diluted solution. K2 in a dispensing bottle (30ml) without a light-resistant cover decomposed to 76-85% in only 9 hours under fluorescent light.Therefore, K2 syrup and its diluted solution should be administered in light-excluding containers. Photodegradation of K2 in the plastic bottle was inhibited when stored in an orange bag.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1943年02月19日, 1943-02-19
著者
Hiroki Ozawa Shigeru Tajima Eri Nakayama Kengo Kato Akifumi Yamashita Tsuyoshi Sekizuka Makoto Kuroda Shuzo Usuku
出版者
National Institute of Infectious Diseases, Japanese Journal of Infectious Diseases Editorial Committee
雑誌
Japanese Journal of Infectious Diseases (ISSN:13446304)
巻号頁・発行日
pp.JJID.2017.256, (Released:2017-12-26)
参考文献数
14
被引用文献数
3

Zika virus (ZIKV) infection has been documented within Central and South America, Asia, and Africa. Here we report the isolation of virus from a patient infected with ZIKV returning to Japan from the Dominican Republic. The ZIKV strain was imaged by electron microscopy and its complete genome sequence was analyzed. Phylogenetic analysis and molecular characterization revealed that the strain was of the Asian lineage, and carried two unique mutations in its NS5 region. These mutations are characteristic of strains that originated in the Dominican Republic and the USA in 2016.
著者
木原 和子 中田 郁子 松本 亜紀 渡邊 元雄 米田 一志
出版者
大阪府済生会中津病院
雑誌
大阪府済生会中津病院年報 (ISSN:09185771)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.213-217, 2016-03-31

離人症状を主訴として来院した解離性障害の症例の治療経過を報告する。本症例の離人症状は,養育者から安全感を得られず,継続的なストレスにさらされたことによって生じた解離の防衛機制であり,愛着障害の観点からの治療が必要と考えられた。生育史を理解しその理解を伝え続けることで,治療場面が「安全な場所」として機能し,心の整理が進み他者への信頼感が育っていった。症状の理解が進み対人関係が広がる中で,症状はほぼ消失し,現実の生活において「安心していられる場所」を求めていった。解離性障害の治療においては,苦痛に満ちた患者の歴史に注目することが大切とされる。本症例においてもそのことが確認された。離人症状を主訴として来院した解離性障害の症例の治療経過を報告する。本症例の離人症状は,養育者から安全感を得られず,継続的なストレスにさらされたことによって生じた解離の防衛機制であり,愛着障害の観点からの治療が必要と考えられた。生育史を理解しその理解を伝え続けることで,治療場面が「安全な場所」として機能し,心の整理が進み他者への信頼感が育っていった。症状の理解が進み対人関係が広がる中で,症状はほぼ消失し,現実の生活において「安心していられる場所」を求めていった。解離性障害の治療においては,苦痛に満ちた患者の歴史に注目することが大切とされる。本症例においてもそのことが確認された。
著者
松本 良
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.101, no.11, pp.902-924, 1995-11-15
参考文献数
117
被引用文献数
7 33
著者
堀田 真理
出版者
東洋大学
雑誌
経営論集 (ISSN:02866439)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.119-135, 2012-03
著者
矢島 道 矢島 新 松田 英子
出版者
日本カウンセリング学会
雑誌
カウンセリング研究 (ISSN:09148337)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.214-225, 2013

本事例は,実際には色素斑が認められないにもかかわらず,顔のしみへのこだわりや関係妄想を主訴とする中年女性に対し,認知行動療法にて援助した面接過程の報告である。本事例のクライエントは,数年前に偶然夫と見知らぬ女性との写真を見つけたことをきっかけに,身体醜形障害と妄想性障害を併発(皮膚科医院メンタルクリニックの医師が診断)し,皮膚科受診を繰り返していた。カウンセラーは,クライエントと支持的な関係を作り,被害妄想や顔のしみへのこだわりに対しては自動思考記録表により現実に即した認知的再構成を促し,また,症状の遷延化に基づく二次的な不安や抑うつ症状に対しては行動の活性化を図るため週間活動記録表を導入した。クライエントの認知と行動の適応的変容を目的として,6か月間に12回の心理面接と面接終了1か月後に1回のフォローアップ面接を実施した。その結果,クライエントは現実と妄想の区別が可能になり,社会生活上のトラブルに対処できるようになった。同時に顔のしみへのこだわりも消失していった。心理アセスメントの結果からも,身体醜形障害と妄想性障害を合併する成人事例に対する認知行動療法の有用性が示唆された。
著者
川上 正憲 中村 敬 中山 和彦
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.359-366, 2015

アトピー性皮膚炎に身体醜形障害を併存する1例を報告した.神経質性格を基盤にしたアトピー性皮膚炎の患者が,皮膚症状に対する「とらわれの精神病理構造」を認める場合,外来森田療法は有用である.治療者は,彼女の語り,および彼女の実存を主体的,実存的に我がものとして引き受け,「生の欲望」の涵養を行った(実存的交わり:ヤスパース).また,本症例は皮膚科医師に「顔の皮膚症状は良くなっている」と言われているにもかかわらず,「自分としては良くなっているとは思えない.納得できない」という「皮膚科医師の客観的判断と,本人の主観的判断の不一致」を認めた.こうした認知様式は,身体醜形障害に由来するもので「妄想的心性」もしくは「外見の欠陥に対するとらわれ」と呼ばれる.こうした認知様式が彼女のドクターショッピング行動を引き起こしていたことを指摘した.
著者
日本 PDA 製薬学会技術教育委員会 小島 威 須賀 尚 綱島 大介 橋本 葭人 檜山 行雄 前田 仁 2009-2011 日本 PDA 製薬学会 技術教育委員会メンバー 上田 龍 榎本 将雄 奥村 剛宏 柿木 宏一 鎌田 謙次 紀井 良明 黒田 弘文
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1-24, 2016

QbD<sup>1)</sup>開発を経ていない医薬品を ICH<sup>2)</sup>ビジョンに基づき各社のシステムに取り込むためには,それぞれの製品に QbD による製品・工程理解が必要となる。そのためには,利害関係者間での必要性の共通認識,会社内の連携,経営資源の配分など運営的な課題と具体的な手法の提示,薬事手続きに関する不安という課題がある。これらの課題に取り組み,既存品の置かれている現状解析から,品質・生産におけるリスクのみならず,行政動向を踏まえると薬事的なリスクも抱えることとなることを指摘し,既存品に対する QbD 適用の必要性を考察した。上市後 16 年経過した経口錠剤の溶出性低下をトリガーとした QbD 適用事例を示した。この事例は開発情報・実生産情報を基にした CQA<sup>3)</sup>確認,データマイニング<sup>4)</sup>,追加実験,改善検討,管理戦略の再構築という流れになっている。続いて,変更管理の全体的流れを整理した上で,前出の事例をもとに複数の管理戦略選択肢を上げ,それぞれに対する薬事手続きを考察した。さらに,既存薬に Q8<sup>5)</sup>適用する場合の社内体制とデータの扱いを検討した。変更提案をきっかけとした短期的な取り組みと継続的改善を達成する長期的な取り組みに分け検討を進め,リスクアセスメントのベースとなるデータの種類・所在をまとめた上で必要な社内機能を考察した。検討した既存品 QbD をまとめ,新規開発における QbD との比較検討を行ったところ,双方に共通したベストプラクティスがあることが認識された。その上で,『商用生産 QbD の推進』を総括的な結論とした。<br> 本検討は 2009 年から 2011 年にかけ行われ,2011 年 10 月 4 日に成果発表会を開催した。<br>
著者
西山 雅祥 樋口 秀男
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.75-80, 2004 (Released:2004-03-23)

Kinesin is an ATP-driven molecular motor that moves processively along a microtubule in a stepwise manner. The steps occur not only in the forward direction, but also in the backward. Here, we have studied the bidirectional stepping mechanism of kinesin motors. The stepping mechanism of the forward and backward movements was well characterized by Feynman's thermal ratchet model. The driving force of the stepwise movement is essentially Brownian motion, but it is biased in the forward direction by utilizing the free energy released from the hydrolysis of ATP.
著者
岡田 仁志
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.183-192, 2015
被引用文献数
1

ビットコインなどの分散型仮想通貨は,P2Pと電子認証の技術を応用してこれまでとは全く異なる価値流通の仕組みを現出した.それは,発行主体の存在しない分散的な構造でありながら,私人間の支払を完了させる価値認証システムである.従来の電子マネーがクローズドループであったのに対して,仮想通貨はあたかも現金のように転々流通する.そして,中央銀行の手によらない通貨発行は,国家が独占してきた通貨高権に疑問を投げ掛ける.本稿では,通貨はなぜ国家が発行しなければならないのか.国家によらない通貨発行は理想であると言えるか.シニョレッジ(貨幣発行益)を独占する者は本当に存在しないのか.仮想通貨の登場が問いかける諸論点について考察する.